少し不安もありましたが、約半年ぶりの自転車も問題なく乗れました。


全く自転車に乗らなかった冬の間

北海道では、外気温がグッと低くなる10月・11月から、雪が溶け切る4月くらいまでの間は、特殊なモノでない限り基本的に屋外で自転車に乗ることはありません。また、よほど広い家に住んでいない限り、自宅内で自転車に乗ることはありません。
ですから、昨年秋ころには完璧に自転車に乗ることができた息子①も、約半年の間全く自転車に乗ることがありませんでした。

また、雪解けの進行と歩を同じくしてコロナウイルス感染症の拡大が大きく報道されるようになり、とてもではないですが人の集まる場所に子どもを連れて積極的に行く事ができなくなったことで、せっかくの春の訪れを楽しむことが出来ませんでした。

息子①のストレスが極大化してきた

そういった状況の中、幼稚園が閉鎖となり、プールやヤマハといった習い事も行けず、ほぼ家の中で過ごすことになった息子①のストレスはかなり大きくなっていきました。
例えば、4月前半の息子①は、ちょっとした事ですぐ大声を上げて泣いたり、急に癇癪を起こしたり、息子②に対する嫉妬心が増幅されたりと、注意深く見るまでもなくその大きなストレスが表に出てくる状態になってしまいました。

そこで、このままではコロナウイルスに感染するより先に、息子①の精神状態が変になると危惧した私は、毎度お世話になっている自転車コースのある公園の混雑状況について入念な調査を行い、午前中の早い時間帯であれば密な状況を作り出すことは無いことを確認し、連れて行くことにしました。

久々の公園遊びは相当楽しかったらしい

大喜びの息子①

コロナウイルスの影に怯えながら暮らしていた4月上旬のとある週末、自転車や最近練習している縄跳び、そしてサッカーボールなど一式を車に詰め込んで公園に行くことにしました。
息子①はその日朝起きた瞬間から公園に行くのが楽しみで、朝食を摂るのも着替えるのも自分でパパッと行っていました。また、パパを独り占めできるという喜びもあるようです。

自宅から割と近い公園に到着しました。約半年間でかなり背も大きくなり、まずは自転車のサドル調整を行います。現在乗っている自転車は、14インチのヨツバサイクルですが、サドルの高さを調整してもフレームそのものが体格に対して小さくなっていました。まぁ、そうは言ってもこういう状況なので、我慢してもらいましょう。

自転車の運転に関しては全く心配がいらなかった

昨年のうちに自転車に乗れるようになったとは言え、約半年間のブランクがあるので最初は慎重にと思いましたが、そんな思いとは裏腹に息子①はスイスイっと自転車を漕ぎ始めます。
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本人曰く、自転車に乗れる自信は強く持っていたとのことで、実際運転している姿を見ても全く危なげがありません。むしろ体格や力が自転車のフレームに対して勝っている事から、かなり余裕を持って乗ることができるようです。

私も自転車に乗る息子①を走って追いかけるのは大変なので、ローラーブレードに履き替えて息子①と共に公園をグルグルとただひたすら走りました。
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久々の外遊びは息子①の気分を相当高めたようで、途中縄跳びやサッカーなどもしながら、結局は自転車に跨り公園内を何十周もしていました。
コロナウイルスをナメているわけでは決してありませんが、反面やはり子どもには屋内の遊びだけではなく、こういった開放的な遊びの時間が絶対的に必要だと確信しました。長期間現在の様な状況が続けば、精神的な問題を抱える子どもは急増するでしょう。

ちなみに、この週末は2日連続同じ公園で同じ時間帯に同じくらい遊びました。2日間思いっきり外で遊べたことで、息子①の精神状態も少しは以前の状態に戻ったように思います。
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それにしても、息子①が自転車を容易く操作する姿を見て、やはり人間は一度体で覚えた事は、かなり簡単に再現することができるのだなと思いました。この体験は、後々彼が人生の中で何をするにも良いベンチマークとなるでしょう。

少しだけ遊具でも遊ばせました

コロナウイルス感染症拡大に伴い、いわゆる自粛警察なるものがインターネット上を騒がせていますが、子ども達の公園遊びも彼らのターゲットの1つのようです。特に、公園の遊具は不特定多数の子どもたちが触れるため、コロナウイルス感染症拡大の一助になっているという批判は強くあるそうです。

私自身も、確かに遊具がウイルスの拡大を助ける危険性はあるだろうと思います。しかし、少なくても4歳の子どもにそれを理解させるのは並大抵のことではありませんし、この辺は個人またはご家庭の判断にはなりますが、すぐに手を洗うなどの対策を講じればそこまで危険は大きくないとも思います。
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この時期に公園で遊ばせて、さらには記事化することに大きな葛藤もありましたが、少なくてもこの年頃の子どもがいる家庭の現実は、広く知ってもらいたいなと思っています。

特効薬が無い得体の知れないウイルスが蔓延している中、自分の可愛い子どもを大きなリスクに晒したいと思う親はいません。インターネット上でとやかく言うのは自由ですが、少しでも相手の気持ちを考えれば選択しないだろう言葉に溢れている現状は、とても看過できるものではありません。