プラレールにハマる息子に、本物の蒸気機関車を見せにいきました。

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息子に本物の蒸気機関車を見せてあげたい

プラレールやトーマスにハマり、YouTubeで蒸気機関車の動画を延々と見ている息子を見ると、ふと本物の蒸気機関車を見せてあげたくなりました。
しかし、自宅近くにちょうど良く蒸気機関車が展示されているわけではありません。私は過去に北海道にある道の駅を完全制覇した際に、三笠など幾つか蒸気機関車が展示されている場所を見てはいますが、冬のこの時期にわざわざ遠出するまでのことでもありません。

そんなことを薄っすらと考えていた時、丁度よく家族で苫小牧に行く機会があり、私はとある蒸気機関車の展示を思い出しました。

山線(王子系便鉄道)の展示を思い出した

確か苫小牧市科学センターにも蒸気機関車の展示があったと記憶していますが、私が先に思いついたのが山線(王子系便鉄道)の展示車両でした。

明治41年から昭和25年にかけ、苫小牧には山線と呼ばれる、王子製紙の工場から支笏湖畔までを結ぶ鉄道がありました。ちなみに、苫小牧には海側に敷設された苫小牧軽便鉄道という物もあり、こちらは浜線と呼ばれていました。

当然私が生まれた頃には影も形も無くなっていた山線ですが、線路跡は支笏湖畔までのサイクリングロードなどとして再利用されている事は、幼少期のその道を何度も通っていた私はよく知っていました。
また、支笏湖には北海道で現存する現役鉄橋としては最古の山線鉄橋があり、これまた幾度となく支笏湖までサイクリングしていた私にとっては、馴染み深いモノです。
【参考リンク】歩鉄の達人 
そんな馴染み深い山線の展示車両を、早速見に行ってきました。

苫小牧駅前の展示場所へ

山線展示車両を見てきました

苫小牧駅の駅前商店街の入口付近に展示してある山線(4号機関車と貴賓車)ですが、おそらく地元の人か余程興味がある人でない限り、見つける事は難しいでしょう。
もし興味があるのであれば、苫小牧観光協会のホームページなど、事前にインターネット上で情報を収集しておく必要があるかと思います。

展示自体は、簡易的な屋根がかけてある程度の簡素なもので、周囲に何があるわけでもないので、山線だけを見る事になります。余程軽便鉄道に興味がある方なら良いかと思いますが、一般人にとっては10分もいれば満足する感じです。
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さて、そんな山線ですが息子がどうだったかと言うと、正直なところ反応は微妙だったと言わざるを得ません。

写真のとおり、山線の見た目はかなり小型で可愛い感じです。それでもしっかりと蒸気機関車ライクな姿をしているので、息子はもっと喜ぶと思っていました。
まぁ、よくよく考えれば、幾らプラレールやトーマスが好きだと言っても、1歳半の子どもが本物の蒸気機関車を見て狂喜乱舞するわけは無いのかもしれません。

また、これは後々気づいたのですが、当日の彼は風邪のひきはじめで体調が悪かったようです。帰宅後から鼻水を垂らし始めたので、この冬の寒空の中でわざわざ山線を見に行くことも無かったなと反省しました。
暖かくなって、息子の鉄道への興味が続いていれば、再び見に行ってみたいと思います。
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