先日公開した森のソラニワの後、登別マリンパークニクスに行ってきました。


ソラニワからニクスへ

今回(関連記事を含む)の真の目的は、2回目のソラニワを遊び倒したり、お酒を楽しむ事ではなく、息子①の水族館に行きたいという願いを叶えることにあります。

森のソラニワを10時頃にチェックアウトし、国道453号から北海道道2号を通り、国道36号に突き当たったところが登別マリンパークニクスです。ソラニワから約1時間の道のりですが、途中オロフレ峠を通過するため風光明媚なルートでした。

嫁さん以外、初ニクスな我が家

実は、嫁さん以外の我が家のメンバーは、登別マリンパークニクス初体験となりました。私自身もずっと気になっていた施設ですし、息子達を連れて訪れたいと思っていたので、とても楽しみです。

登別マリンパークニクスは、1990年に開業した水族館です。ただの水族館ではなく、ニクス城というお城(内部は水族館)があり、全体的には北欧っぽい雰囲気のテーマパークという印象です。
幼少期の私は、登別からそう遠くない場所に住んでいたため、時期的にもマリンパークニクスに訪れた経験があっても良さそうですが、行くタイミングがありませんでした。

さて、元々は第3セクタ-で開業したニクスは、1997年に民間企業が事実上撤退。2001年頃に加森観光が運営会社を傘下に収め、以後安定的な運営を続けています。ただ、外国人観光客目当ての施設運営であるため、新型コロナウイルス感染症拡大の影響がかなり懸念されるところです。

ウキウキの初ニクス

中々楽しめた登別マリンパークニクス

登別マリンパークニクスには、午前11時頃到着しました。週末とは言え、ほとんどお客さんはいないだろうと考えていましたが、駐車場には思った以上に車があって驚きました。
まぁ、そうは言っても駐車場は1/4程度しか埋まっておらず、観光バスは皆無だったので、施設側としては苦しい運営なのだとは思います。新型コロナウイルス感染症の影響は、本当に様々な場所に影を落としています。

チケットを購入するために並んでいると、本日のイベントが掲載されています。息子①が見たいというイルカショーは、11:25~なので急いでショーが実施されるイルカショープールに移動する必要があります。
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ペンギンに時間を取られてしまった

チケットを購入(中学生以上2,500円、4歳以上1,300円、3歳以下無料)し、思ったよりかなり高いな~と思いながらゲート館を出ると、すぐ横のショップの前に人だかりがあったので見てみると、ちょうどペンギンの散歩をしているところでした。
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イルカショーまでまだ少し余裕があるし、息子①も興味がありそうなのでペンギンパレードを見学することにしました。

ペンギンパレードは、旭山動物園で実施されているのが昔大きな話題になったと記憶していますが、今では割とどこの水族館・動物園でも実施されているイベントの1つだと思います。チョコチョコ歩く姿はとても可愛いですよね。
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ペンギンパレードを見て、あと10分でイルカショーが始まる時間になったので、イルカショープールに移動します。

しかし、イルカショープールの入口に到着したその瞬間、係員の人が「この回は満員です!」と勢いよくアナウンスし始めました。
午前中にイルカショーを含めてある程度見て、ご飯を食べて帰ろうと考えていた私と嫁さんは驚き、息子①はとても残念そうにしていたものの、これで次の13:30の回まで何とかして時間を繋がなければならなくなりました。

ニクス城を見て回る

登別マリンパークニクスで約2時間を費やすには、少なくてもメイン施設のニクス城を見て回る必要があります。当初は最後に取っておくつもりでしたが、イルカショーが予想外の満員との事で、順番を入れ替えざるを得ません。
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1990年開業という事で、すでに約30年経過した建物は見た目上のダメージがありましたが、中身は意外と綺麗でした。私の中で、ニクスは一度経営がダメになったというイメージが強いので、中身がボロボロでも仕方ないくらいに思っていたので、ちょっと驚きです。

ニクス城は、2階から4階に上がり、その後1階まで順次下がって見学するようになっています。水族館的側面と、アトラクション的側面が同居した印象で、海洋生物の展示数自体はそれほど多いとは感じませんでしたが、飽きさせない工夫は随所に見ることができました。
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入口すぐのクリスタルタワーを過ぎ、エスカレーターで4階に上がる部分はとても凄いと思いました。高所恐怖症の人は行けないだろうと思いますが、ある意味ココがハイライトの1つです。
通常の展示部分については、現代的な水族館と比較すると、ルート脇に大小の水槽が並べられているだけなので、それほど感銘は受けません。魚に興味が無いと、マジマジと観察もしないので余計にそう思うのかもしれません。
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登別マリンパークニクスの展示は、実際に触ることができるモノも多く、ビビリの息子①も私が触っているのを見て全ての水槽に手を突っ込んで楽しんでいました。
現代はこういう体験型の方がウケが良いと思いますし、実際多くの人が足を止めて触り合っていました。今回、エイがなまらヌルヌルしていると知った息子①は何故か大興奮していました。
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そう言えば、30周年のオブジェもありましたが、新型コロナウイルス感染症拡大が無ければ大々的に30周年イベントを企画していたと思うので、ニクスとしては最悪のタイミングだったと思います。
GoToなどの政策があったにせよ、どの施設も積極的に集客を図るにはまだ相応の時間を要すると思います。
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息子②も動いている魚には結構興味があるようで、各水槽で立ち止まってはしばらく観察していました。1歳なのでよくわかっていないと思いますが、良い体験になったと思います。
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ニスク城のもう一つのハイライトが、終盤に通過するアクアトンネルです。なんとココには、どうぶつの森でお馴染みのサメがいたりして、息子①はものすごい喜んでいました。
サメって一見顔や歯が怖いのですが、アクアトンネルでよく観察すと愛嬌がある様に見えるので不思議です。しばらく息子①に歯の形やその他色々説明をし、彼も自身が抱いていた疑問に対して納得する回答が得られたようなので良かったです。
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その他の施設で時間を潰す

結構ゆっくり見て回ったつもりでしたが、12時にはニクス城の見学を終えました。イルカショーまで後1時間半もあるため、アザラシリングプールや銀河水槽など他の施設を見て回ることにしました。

アザラシリングプールは、15分くらい粘って1度だけリングをグルッと回ってくれましたが、中々思うような動きはしてくれませんでした。

銀河水槽は、逆に思っていたより良かったです。とても迫力があり、特に息子②は大喜びでずっと眺めていました。大人が見れば単にイワシ??が回流しているだけなのですが、邪心を捨てて見ていると単純に綺麗だなと思えてきます。
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イルカショーも無事見ることが出来ました

銀河水槽を後にし、コーヒータイムを挟み、13時過ぎにイルカショープールに移動します。一番乗りではありませんでしたが、真正面のとても良い席を確保できたので、ショーの開始まで観覧席で待つことにしました。

どうやら前の回が満席で見られなかったのは、ソーシャルディスタンスの関係で、いつもより入場人数を絞っていたためのようです。ただ、我々の回は観覧希望者が多かったためか、立ち見が出るほど入場させていました。
イルカの体調など諸々の関係上、ショーの回数を増やすのは難しいのでしょうが、かといってこのご時世にソーシャルディスタンスが保たれないのは不安に思う人もいるでしょう。

イルカショー自体はとても素晴らしく、絶対に見たいと言っていた息子①はとても満足していました。また、ショー開始前にかなりグズってしまった息子②も、ショーが始まると最後まで黙って見ていたので、興味深かったのでしょう。
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イルカショーの後は、爬虫類系やカメを見て、お土産を買ってニクスを後にしました。

動物園や水族館は、行っても年に3回くらいで、その中で登別マリンパークニクスに再訪するかは距離的な問題もあって微妙ではありますが、結構楽しめたのでオススメしたいと思います。