「ふらっと行く関西」シリーズ2018年版 その2です。
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2日目 アドベンチャーワールド!!

関連記事でも記載している通り、今年の「ふらっと行く関西」シリーズは家族旅行となりました。家族旅行でも居酒屋で飲むだけという事は無く、きちんと「アドベンチャーワールド」という目玉を用意しています。

アドベンチャーワールドが目玉足り得る理由

そもそも私の主目的は滋賀県にある居酒屋に行く事なのにも関わらず、わざわざ和歌山にあるアドベンチャーワールドに行く理由は、ズバリ「パンダ」がいるからです。

2018年の現時点で、日本には3つの動物園で合計9頭が飼育されています。
小さな子どもにとって、パンダは一種のアイドル的な存在と言えます。2歳9ヶ月の息子によると「キリン」や「ゾウ」と並ぶメイン動物の1種として認識されているほどです。
最近では上野動物園の子パンダの人気が加熱しており、職場でも配信されているLIVE映像を仕事中に見るおじさんがいるくらいです。

全国的にパンダ熱が高まる中ではありますが、日本国内で最もパンダが飼育されているアドベンチャーワールドの認知度は(少なくても北海道では)低いようです。言い換えれば、上野動物園と比較してパンダを見やすい動物園だと言えるでしょう。

私もお初なアドベンチャーワールド

前日に京都市街地に宿泊していたので、朝8時過ぎに宿を出て高槻に住む友人一家を迎えに行き、途中渋滞などはあったものの無事お昼前にはアドベンチャーワールドに到着しました。
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学生時代の数年間、ずっと関西に住んでいた割には動物園に行く機会がまるで無かったので、何を隠そう私自身もアドベンチャーワールドに行くのは初めての経験です。

その分、新鮮な気持ちでアドベンチャーワールドを訪れましたが、事前調査もほとんどしなかったので、その広さに圧倒されました。
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到着するや否や、朝飯をロクに食べなかった息子からのお腹空いたコールにより、まずは「センタ-ドーム・海獣館」にある「Smile Kitchen」でランチタイムです。
週末のお昼時という事で当然待ち時間があったので、嫁と友人一家を見ている残して息子と共にペンギンや迫力のあるシロクマを見てきました。
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直前に円山動物園でシロクマを見ていたこともあり、上々の反応でしたが物凄い迫力で向かってくるように見えるので、最後までビビっているように見えました。

最大の目的である「パンダ」を見る

お腹が空いたという割にはほぼ食べなかった息子を怒った後、時間の都合上メインを先にこなそうということで「ブリーディングセンター」にいるパンダを見に行きました。
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ほぼ全員が実物のパンダを初めて見たのですが、想像以上に色の違った熊でした。息子はずっと会いたがっていたパンダを前に「茶色いね~」と白くない事にやや落胆し、友人の娘は数分で興味の対象では無くなったようです。

訪れたタイミングがたまたま活動的では無い時間帯で、ブリーディングセンターにいる2頭のパンダは寝ているかボーッと食べているかだったので、子どもたちには少し退屈だったかもしれません。
しかし、そう簡単に見ることができないパンダを目にできたことは、子ども達にとって良い思い出になった事と思います。

わかりやすい動物はやっぱり人気だった

目玉を終えあとは時間まで色々と見て回るだけとなり、やはり動物園と言えば「ゾウ」や「キリン」や「ライオン」など子ども達が知っているわかりやすい動物だろうと思い「サファリワールド」に行ってきました。

サファリワールドは、団体で移動するバス・徒歩・専用カートなど幾つかの方法で巡る事が可能ですが、事前調査をしておらず急に体験する事にしたため、カートなどは全て出払っていました。
徒歩かバスかの二択でしたが、キリンの餌やりなど魅力的なアトラクションへの参加を捨て結局はバスで一周することにしました。
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サファリワールドはとにかく動物の種類が豊富で、格好良い肉食獣もかなり至近距離で見ることができたので子ども達は大興奮でした。
「パンダ」はアドベンチャーワールドのメインではありますが、子ども達にとってはむしろサファリワールドの方が素直に楽しむことができるようで、2人共目をキラキラさせながら動物を見ていました。
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乗り物で遊んだり、動物と触れ合ったり

本日の最終目的地は滋賀県にある「魚玄」という居酒屋に18時過ぎに到着するには、遅くても15時過ぎにはアドベンチャーワールドを後にする必要があります。つまり、今回はたった3時間ちょっとしか遊ぶ時間が無く、それも残すところ30分程度となってしまいました。

そんな事は全く理解していないサファリワールドで完全にテンションが上がった子ども達は、サファリワールドを出てすぐにあった乗り物を見つけると一目散に駆け寄っていきます。
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さらに息子は2歳から乗車可能なゴーカートを目ざとく見つけ、どうしても乗りたいと粘ったので1回だけ乗せました。ゴーカートはフェラーリで練習している成果か、特に説明をしなくてもぶつける事無く上手に運転できていたので、そのうち本格的なカートに乗せてみたいですね。
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なんとかプレイゾーンを抜けると「ふれあい広場」があり、小動物を触る事ができます。最近、どの動物園でもこういった体験型エリアはありますが、アドベンチャーワールドはより自由度が高い印象でした。北海道だと「ノースサファリサッポロ」あたりが近い感じでしょうか?
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そうこうしている内にいよいよ時間が無くなり、最後にパンダが3頭飼育されている「パンダラブ」に移動しました。
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息子曰く、先程のパンダより「茶色くない普通のパンダだ!!」と。しかも1頭はかなり活動的に動き回っており、距離も近かったのでかなり嬉しそうに見ていました。

ただ、パンダの写真を写したいがために周りが見えていない素人カメラマンが多く、息子も隣の大人から強制的に退かされたりして、小さい子どもだけで最前列に行かせるのは危険だと感じました。
仕方ないので息子を肩車し、素人カメラマンを蹴散らして子どもたちにパンダを見せましたが、こういった場では大人たちの配慮が必要です。
カメラマンのモラルに関してしばしば「撮り鉄」がやり玉に挙げられますが、個人的には全ての観光地で同様の問題が散見されると感じています。素晴らしい高級カメラを持参した方々が最前列の一番良い場所を長い時間確保してしまう事で、子どもたちや他の観光客が全く見る事ができない状況は看過できません。

滋賀県へ移動しディナーと宿泊

息子がもっとパンダを見たいとゴネたため、予定よりだいぶ遅くアドベンチャーワールドを後にして我々は約3時間かけて滋賀県草津市にある「魚玄」に向かいました。
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「ふらっく行く関西」シリーズは、この魚玄に来てお酒を飲むことを主な目的としています。昨年までは学生時代にお世話になった店舗がありましたが、残念ながら大将の高齢化によって閉店したため、今年からは大将の息子がやっている店舗での開催となりました。

今年は我々、アドベンチャーワールドへ一緒に行った友人一家、東京在住の友人一家、そして広島在住の友人が滋賀県草津市に集合する事となりました。
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※広島住みはももクロライブの為、遅れて到着

同日開催されていたももクロのライブの影響でホテルがバカ高かったものの、今回も「クサツエストピアホテル」をなんとか取ることができました。
酒宴は深夜まで続きますが、子どもたちは就寝しなければならないので早々にホテルに入りました。それでも大人数で食べるご飯は楽しかったようで、連れてきて良かったと思いました。
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最終日 北海道へ戻ります

私は場所を変えて深夜1時頃まで飲んでいましたが、酒量をセーブしていたこともあって次の朝は意外にもスッキリと目覚めました。
最終日は「クサツエストピアホテル▶友人一家宅▶「わなか」▶関西国際空港▶千歳空港」という旅程です。

嫁のリクエストにより難波でたこ焼きを食べる

元々このたこ焼き屋は私が大好きでよく食べていたのですが、数年前に大阪に訪れたときに嫁に食べさせて以降、嫁の絶対外せないリストに入ったようです。
今回も帰りの便まで時間に多少の余裕がある(というか余裕があるようにした)ので、嫁が大好きな「わなか」のたこ焼きを昼飯代わりに食べて帰ります。
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関西国際空港で黄昏る息子

たこ焼きを食べ、関西国際空港でレンタカーを返却し、関西国際空港国内線カウンターに到着です。
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勝手知ったる関西国際空港ですが、子ども連れが楽しめるスペースはあまり無いので、早々に出発口まで移動します。ただ、中の売店はあまり充実していないので土産物は先に購入しておくことをオススメします。

息子は出発口に付くと早速大好きな飛行機を眺め始めました。特に関西国際空港では息子の好きなPeachが頻繁に離着陸を繰り返すので、目が離せないようです。
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しばらくすると何を思ったのか自分で飛行機の写真が撮りたいというので、嫁のスマートフォンや持参したiPadを使わせてみました。
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何十枚も撮影していましたが、一応被写体となる航空機とそうではない航空機があるようで、息子なりに格好良い悪いがきちんとあるのだなと感じました。
画角も大人には無い感性で撮影しますし、被写体を常に真ん中に置くわけではないという高度なテクニックも自然と使うあたり、子どもって何をやらせても天才だと思います。
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いよい我々が乗るANA1717便が到着し、楽しかった関西も終わると悟った息子。搭乗時間ギリギリまで黙ってその飛行機を見ている姿は、とても印象的でした。
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