無線LANルーターを新調しました。

更新時期に差し掛かったWiFiルーター

ここ3年ほど我が家でメインとして利用していたWiFiルーターは、当初寝室に追加設置をしたTP Link AC1200 Archer C55でした。



それ以前はずっとBUFFALO社製品を使用してきましたが、C55は明らかに電波強度が強く、表記上の速度は控えめですが実際の速度はBUFFALOを上回っていたため、いつの間にか我が家のインターネット環境の根幹に据えられました。

本体と規格双方から更新は今がベスト

WiFiルーターの製品寿命は、これまでの感覚だと機種本体で3年から5年だと考えています。2017年に購入したC55は丸4年が経過しており、そろそろ更新を考えても良い頃です。

ただ、以前BUFFALO社製を使用していた頃は約3年を過ぎた頃から通信に不具合が出てきたのですが、C55に関してはほとんど不具合が発生しておらず、相変わらず淡々と仕事をこなしてくれている印象です。
以前はずっとBUFFALO社のほぼハイエンドに近い10,000円は軽く超えるWiFiルーターを使用していたのですが、Amazonのタイムセールで4,000円程度で購入した製品の方が遥かに耐久性があり信頼できるとは驚きです。

反面、WiFiルーターには規格の面から寿命を考える必要があります。WiFiルーターに関しての規格は、通信規格、そしてセキュリティ規格の大きく2つのポイントを抑える必要があります。

2019年、約5年ぶりに進化した次世代高速規格「IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)」と、約10年ぶりに進化した新たなセキュリティ規格「WPA3」「Enhanced Open」が正式に登場しました。2020年はそれらの規格が普及期に入り、現在では当たり前の用に採用されているものです。

Wi-Fi 6は、それまで最高速度を追求してきたWiFiの進化の系譜とは少し異なり、あくまで実効速度の向上を目指した規格となっています。11ac(Wi-Fi 5)と比較して、Wi-Fi 6の最高速度は約1.4倍程度に留まりますが、実効速度はそれ以上改善すると言われているので、一般的な利用方法を考えると導入効果は大きいと思います。

そんなわけで、機材更新

TP Link AX1800 Archer AX20

今年3月にSONY Xperia 1Ⅱ(XQ-AT42)に機種変更し、嫁さんも続いてiPhone 12に機種変更を行ったことで、我が家はWiFi 6に対応した機器が日常的に使用される環境となりました。



逆に言うと、2020年のうちにWiFiルーターを更新しなかったのは対応機器を使っていなかったためで、スマートフォンの買い替えと共に検討に入ったという感じでした。

今回購入したWiFiルーターは、TP Link AX1800 Archer AX20です。Amazonでは6,000円~7,000円程度で販売されている、ローエンド寄りの製品と言って良いでしょう。
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AX20の機能・性能

外観的には、C55と同様にあまり洗練されてはいません。我が家の場合、WiFiルーターは見えない場所に置くので全く気になりませんが、昨今はデザイン的に優れた製品も多いため、見えるところに置く方には気になるポイントかもしれません。
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(上がC55、下がAX20)

スペックとしてはIEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)に対応し、理論上1201Mbpsでの通信が可能です。現時点ではスマートフォンの最大速度もその程度の製品が多く、今後3~5年程度のスパンで考えると過度に最高速度を追求した高額なWiFiルーターは必要ないと判断しました。

それでもWi-Fi 6対応、WPA3対応、クワッドコアのCPU、2.4GHz帯でも11ax(574Mbps)という一般的には充分と言えるスピード、そして何より価格が安いという家庭用WiFiルーターとしてはこれ以上無くまとまった製品であると思います。

なお、本体背面にはUSB2.0ポートがあり、外付けHDDなどを接続してファイル共有などが可能になっています。NAS的使い方とまでは行きませんが、家庭内のPC間でファイルをやりとりする場合など簡易的なファイル共有という意味では非常に大切な部分と言えます。
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AX20の実力

実効速度のテストは行っておりませんし、実際のところマンション住まいなので混雑する時間帯はインターネット速度はかなり低下するため、現実はC55を使っていたときとそれほど変わったようには感じません。

これまで自宅でMicrosoft TeamsやZoomを介したWEB会議、YouTubeとAmazon Primeの同時視聴といった場面がよくありましたが、何一つ問題を感じていません。

ちなみに、先行してC55の後継としてAX20を導入しましたが、追加でリビング用にAX20を設置しました。電波強度だけなら1台で4LDK 100m2を網羅していましたが、リビングにあるテレビなどを有線にて接続するため、また数あるWiFi接続機器の接続先をバラしたいために追加設置しました。
ただ、色々あってリビングに関してはLANハブにして、AX20のうち一台を嫁さんの実家に持っていくことになるかもしれません。