定番玩具の1つ「粘土」を買ってみました。

何かを「作る」という体験

2歳2ヶ月を過ぎて目に見えて手先が器用になってきた息子は、ブロックを自分の好きなように組んだり、お絵かき帳に何かを書いてみたり、そういった事が少しずつですが出来るようになってきました。

2歳に適した製作体験玩具とは

何かを「作る」体験は、実は色々な玩具を通じて得ることが出来ます。ブロックや積み木なども好例ですが、粘土の場合は手でコネコネして形作るという点でさらなる自由度があります。

そもそも「作る」事によって得られると期待される効果は、
  • 脳の活性化
  • 創造力
  • 発想力
  • 表現力
  • 思考力
  • 集中力
で、例えば私がたまにやるDIYなんかも要はブロックや粘土遊びの延長線上にあります。粘土が2歳児の知的好奇心を高めるかはわかりませんが、何でも良いので0から1を「創る」過程を数多く経験させる事が大切だと考えています。

そんな事で、粘土を買ってきました

ねんDo! ねんどきほんセット

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今回数多くの種類がある粘土の中でねんDo!を導入した理由は、パッケージに記載されている「安全」「柔らかい」「いろがきれい」の3つが私の大切だと思っているポイントと同じだったためです。

尚、ねんDo!には幾つかのセットバリエーションがありますが、今回購入し「ねんどたきほんセット」が最もバランスが取れた内容だと思います。


また、後々粘土を買い足したい場合でも、ねんDo! ねんど12色セットが販売されており、必要となった任意のタイミングで増やしていけるので安心です。

安全 : 素材は小麦と塩!?

私の幼少期は粘土のバリエーションなどそんなに無かったと思いますが、現在では様々な素材から出来た粘土が製品化されており、特に食品由来の粘土は誤飲やアレルギー等に対して安全だと言われ、その中でも小麦粘土は割とメジャーなもののようです。

小麦粘土はSeriaやダイソーといった100均でも取り扱っているらしいので、一度100均製品で試してから色々な製品を見た方が無難だとは思います。但し、食品由来だけあって条件によってはカビが発生する可能性もあるので、注意も必要だと思います。

柔らかさ : 2歳児に適している

安全性より重視したのが、製作のし易さです。比較的体格に恵まれた2歳の息子であっても、まだ力が充分にあるわけではないので、紙粘土の様に固いものではなく弱い力でも潰したり・混ぜたり・切ったりする事が可能な柔らかい粘土が必要です。

但し、実際に使用してみて大人が扱うには柔らかすぎると感じました。一緒に遊んでいて繊細な細工はしやすいと感じましたが、大雑把に形を作りたい時は結構大変です。

いろがきれい : 子どもが喜ぶ

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誕生以来息子を観察している中で、やはり子どもはビビットな色に強く反応するものだと学びました。そのため、興味を持たせる・持続させるために、粘土の購入にあたっては派手な色彩の製品にしようと考えています。

ねんDo!はまさにその考えにピッタリな色合いで、息子は黄色が特にお気に入りのようです。赤や青もかなり鮮やかなので、何を作ってもポップな印象になります。

なんとなく勿体なくてまだ混色はしていないのですが、ねんDo! は基本の3原色(マゼンタ・青・黄)さえあれば最多で24色も作ることができるようです。

息子受けはかなり良い

息子にとって粘土遊びはとても楽しいらしく、毎日のように粘土で遊びたがります。息子が特に何かを作るわけではない(作っているがよくわからない)のですが、私が作る車でごっこ遊びをするのが今のところ一番反応が良いです。

おそらく自力で大人が見てもわかるものを作るのは相当先になると思いますが、その過程で色々考えているという事がとても大切です。
また、私が作った何かで遊ぶ事によっても様々な力を使いますし、ねんDo!の導入前に期待していた効果はある程度出ているのかなと感じます。

2歳ではきほんセットに入っている様々な道具の全てを使いこなす事はできませんが、楽しそうに粘土を伸ばしたり切ったりはしているので、思った以上にちゃんとできるなという印象です。

同じ年齢のお友達(A君)が来た時も粘土遊びをしたのですが、結構ガッツリ遊んでくれたので、この年代の玩具として粘土はかなり適していると思います。
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気になるところ

粘土遊びは準備と片付けが他の玩具より手間がかかる上に、必要なスペースが広くなりがちなので親にとっては面倒な玩具だと思います。
また、小麦粘土は安全だと言っても、小麦アレルギーには気をつけなければなりません。化学物質よりは良いでしょうが、子どもが低年齢だとアレルギーかどうかわからない事が圧倒的だと思うので、その点は充分考慮に入れておく必要があります。

ねんDo!自体では、基本的には素晴らしい玩具だと思いますが、遊んでいると粘土がより柔らかくなってベタベタし始めてしまいます。
特に赤色(マゼンタ)はその傾向が強く、割とすぐにベタベタになって指に貼り付いてしまい、製作どころではなくなります。更に道具にもべったりと付着してしまうので、思ったようなモノを作ろうとしてもかなり難しくなります。
ですから、ある程度粘土遊びができるようになった時は、きちんと形を作れる材質の製品に切り替える必要があります。

ちなみに、小麦粘土の特性上どうしても乾燥しやすいので、収納する際はきちんと容器に入れて密閉をしておかないといけません。とは言え、仮に硬くなってしまっても復旧させる方法がある事と、そもそも粘土自体がそれほど高価ではないのは救いです。

【追記_1711】

粘土遊びをし始めてから、約1か月半が経過しました。毎日では無いものの、時折粘土セットを出して遊ぶようにしていますが、やはり息子は自分で作るよりは私が作ったもので遊ぶ方が好きなようです。
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息子は、粘土を使って自分で何かを作ることが難しいと感じているようです。粘土で遊びたいとは言いますが、粘土で(私が作ったもので)遊びたいだけなのかなと最近感じています。

上の方にも書いていますが、それはそれで良いとは思いますが、最近は全く自分の手を動かさないのでちょっと困っています。
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【追記_2009】

我が家では、息子が2歳後半になると様々なモノ・コトに興味が移り、次第に粘土に触る機会が少なくなっていき、結果的にねんDo!が活躍した期間は約半年強でした。

また、その他のねんDo!を触らなくなった理由としては、
1つ目は、やはり準備と片づけにかかる手間がかなり大きく、嫁さんも息子がやりたいと言わない限りは出さなくなりました。
2つ目は、粘土がやたり固くなったり、逆に変に柔らかくなったり、表面に結晶の様なモノが浮き出たり、カビが生えたりと、割ときちんと保管していたと思うのですが品質の劣化が激しく、子どもに触らせるのに抵抗感が生まれました。

ただ、保管に関しては完璧とは言えないため、製品の質というよりは、おそらく我が家の落ち度によるところだと思います。

最終的には、息子が3歳を過ぎたあたりでほぼ全てのねんDo!がカビか何かで駄目になり、潔く捨てました。そんな経緯もあって、今後息子②用に粘土を購入する事があっても、小麦粘土では無く別の素材の粘土にしようかと考えています。
ちなみに、幼稚園でも粘土遊びはよくやるようなので、3歳以降になればわざわざ家で粘土遊びをしなくても良いと思っています。「作る」体験という点では、他にも色々選択肢がありますからね。


(Last Editing Date : 2020 / 12 / 01)