Xperia XZ3 Dualを使っている夢から覚めました。
しかし、つい最近まで日本国内ではハイエンドAndroidスマートフォンのSIMフリーモデルはほとんど販売されておらず、基本的にはドコモなどの通信キャリアから購入する以外に選択肢はありませんでした。
ところが、最近になってSONYやシャープなどがハイエンドAndroidスマートフォンのSIMフリーモデルの国内販売を解禁し、今回私が購入したSONY Xperia 1Ⅱ(XQ-AT42)で1つの節目を迎えたと思います。
SONY Xperia 1Ⅱ自体は2020年5月に日本で販売が開始、ドコモからは同年6月に販売が開始されました。それから遅れること4ヶ月経った同年10月、SONYはついにSIMフリー版となるSONY Xperia 1Ⅱ(XQ-AT42)の国内販売を始めました。
販売時期の違いはある意味通信キャリアへの忖度ではありますが、何より後発となったSONY Xperia 1Ⅱ(XQ-AT42)はDSDV(デュアル SIM デュアル VoLTE)に対応し、RAM・ROM共に通信キャリア版より能力が増強されており、わざわざ能力が低く無題なアプリの宝庫で規制がかかっている通信キャリア版を購入する意味が無くなりました。
私がここ数年使用してきたSIMフリーのデュアルSIM仕様は、全て海外モデルを輸入していました(という夢を見ていた)。とは言え、積極的にそうしていたわけではなく消去法的にそうせざるを得なかったわけで、欲しい機能を手にする反面、修理サービスや保証を受けられないデメリットを天秤にかけた上での判断でした。
しかし、今回は日本国内のソニーストアで購入できるモデルであり、しっかりとした保証やケアプラン(当然、有償)も用意されています。価格面でも輸入するのと大差は無く、私の様な人間にとってはまさに夢のような機種であると言えます。
また、機能面で最も大きいのは、海外版には絶対搭載されないFeliCaポートが搭載されている事です。これにより1台体制への回帰を決断する事ができました。
すでに最新とは言えないSONY Xperia 1Ⅱ(XQ-AT42)ですが、Snapdragon 865 5G、RAM 12GB、ROM 256GBというスペックは、必要十分以上と言えます。ちなみに、ROMは初期状態で約220GB程度空いていました。
また、SIMカードを2枚挿せるDual SIM機であり、さらにDSDVに対応している事でプライベートと仕事という2つの電話番号を1台で持てたり、私の様に音声通信とデータ通信のプランを2枚のSIMで役割分担させる事が可能です。
なお、SIMカードスロットは、XZ3と同じ様に一枚物です。Xperiaは、iPhoneやPixelの様にSIMかードスロットを出すためにピンを挿す必要が無いという点で非常に優れていると思います。
SIMフリー機種として見た場合でも、対応バンドが非常に広範囲であり、我々ユーザーが自由に通信キャリアを選べるという日本でも浸透しつつある考え方を実践できます。
また、厚さは7.9mmとそれほどではありませんが、ラウンド形状だったXperia XZ3とは完全にデザイン哲学が異なります。
そのため、個人的には慣れるのに少し時間がかかりそうですが、例えば(あまり無いとは思いますが)iPhoneからの機種変更だとすれば違和感はあまり無いかもしれません。
重量は約181gと重量級と言って良い重さですが、成人男性が持つ分にはそれほど気にならないと思います。ただ、iPhone12を使用している嫁さんは、相当重いと感じたようです。
これまで同様通信キャリアが発売しているモデルでは無いため、無駄なアプリが入っていません。幾つか必要の無いアプリもありますが、SONY製なので関係するところが入っている印象です。
指紋センサーの位置は、かなり改善されました。XZ3は全く意味のわからない場所にありましたが、今回は本体横にあることで使いやすくなりました。
但し、指紋センサーの精度は相変わらずいま一歩という場面も多く、iOS機でFace IDに慣れている身としては、なぜGoogleがAndroid 10で顔認証機能をOSレベルで非搭載にしたのかと思います。
次に、サイドセンスのセンス向上です。XZ3ではサイドセンスの感度の悪さから15分で使用を諦めましたが、今回はサイドセンスの起動バーの位置なども細かく設定できる上に感度が非常に良いため、かなり使える機能に生まれ変わった印象です。
なお、一部で大歓迎されている復活したイヤホンジャックですが、私の場合はすでに全てのイヤホン・ヘッドホンをBluetooth化したため今後も使用する事は無さそうです。
反面、瞳AFや連写性能を載せたことで画素数が約1220万に抑えられていますが、大半の人はスマートフォンで撮影した画像をディスプレイで見るだけですし、印刷もA4サイズを超えることはほとんど無いと思うので、個人的には画素数を追わずに性能を追求した判断は正しいと思います。
搭載されている3つのカメラは、以下の通り。
子どもを撮影する機会が多い私にとって、ワンタップで簡単に望遠が可能になった事は非常に大きいと感じました。これまでは望遠にするとどうしても画像が粗くなっていましたが、今後はそれをあまり心配する事は無さそうです。
なお、設定時にはAndroid 10でしたが、購入後早々にAndroid 11にアップデートされたため、本項ではAndroid11での設定方法を記載しています。また、使用するSIMはドコモとmineoの2枚となり、SIM1にドコモ、SIM2にmineoを挿しています。
まず、設定から「ネットワークとインターネット」をタップすると、Adnroid11では上部に個別のSIMカード番号1、2という記載があります。なお、WiFiに接続時は、SIMカード番号の上に接続しているWiFiのSSID名も出てきます。
次に、設定を行いたい「SIMカード番号」をタップし、SIM1に挿しているドコモSIMを選択します。
画面下部(下の一番左の画像)の「詳細設定」をタップし、さらに画面下部(下の中央の画像)の「アクセスポイント名」をタップすると、下の一番右の画像の様にAPNを選択する画面となります。
従前ではこのAPN設定を自分でしなければなりませんでしたが、Xperia 1Ⅱ(XQ-AT42)では国内の主要メーカーはほぼ網羅されており、ドコモの場合は「spモード」を選択するだけでした。
なお、SIMカード番号の表示名を変更する場合は、下の一番左の画像の黄色枠の部分をタップして変更してください。
次に、SIM2の設定に移ります。基本的には、SIM1でやったことを繰り返すだけです。APN設定の作成はSIMフリー機種を使用するにあたって最も大きな壁だったと思いますが、Xperia 1Ⅱ(XQ-AT42)はその壁をかなり低くしてきたと思います。
ちなみ似、私の場合はSIM1・2共にドコモ回線(SIM2はmineo)を使用しており、ネットワークを自動的に選択となっているとSoftbankなど他社のAPNは選択できないようになっていると思います。その部分は触っていないので確実とは言えませんが.....
最後は、「データ設定」「通話の設定」「SMSの設定」を行いますが、それぞれどちらのSIMを使うか選択するだけで難しい事はありません。私の場合は、現状ではデータをmineo、通話とSMSをドコモとしているため、そのように選択します。
この時を心待ちにしていた
今回私はSONY Xperia 1Ⅱ(XQ-AT42)へと機種変更を行いました。また、機種変更に合わせて2台体制から1台体制へと回帰しました。画期的なSONYの販売戦略の転換
ここ数年、私はDual SIM機を海外から輸入して使用する夢を見続けてきました。ここ最近は2台体制にした事でその必要性は薄れていましたが、自由度の高いSIMフリー版を使い続けた事で、いまさらキャリア版のスマートフォンに戻る気は全くありませんでした。しかし、つい最近まで日本国内ではハイエンドAndroidスマートフォンのSIMフリーモデルはほとんど販売されておらず、基本的にはドコモなどの通信キャリアから購入する以外に選択肢はありませんでした。
ところが、最近になってSONYやシャープなどがハイエンドAndroidスマートフォンのSIMフリーモデルの国内販売を解禁し、今回私が購入したSONY Xperia 1Ⅱ(XQ-AT42)で1つの節目を迎えたと思います。
通信キャリアに喧嘩を売るような機種
私がSONY Xperia 1Ⅱ(XQ-AT42)を購入した最大の理由は、いま日本で最も通信キャリアに喧嘩を売っているモデルだと思ったからです。SONY Xperia 1Ⅱ自体は2020年5月に日本で販売が開始、ドコモからは同年6月に販売が開始されました。それから遅れること4ヶ月経った同年10月、SONYはついにSIMフリー版となるSONY Xperia 1Ⅱ(XQ-AT42)の国内販売を始めました。
販売時期の違いはある意味通信キャリアへの忖度ではありますが、何より後発となったSONY Xperia 1Ⅱ(XQ-AT42)はDSDV(デュアル SIM デュアル VoLTE)に対応し、RAM・ROM共に通信キャリア版より能力が増強されており、わざわざ能力が低く無題なアプリの宝庫で規制がかかっている通信キャリア版を購入する意味が無くなりました。
自分史上最も楽しみな機種
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SONY Xperia 1Ⅱ(XQ-AT42)
すでにモデル末期を迎え、SONYは3月1日に16,000円の値下げをし、何ならXperia 1 Ⅲの足音が聞こえているタイミングですが、SONY Xperia 1Ⅱ(XQ-AT42)を買いました。私がここ数年使用してきたSIMフリーのデュアルSIM仕様は、全て海外モデルを輸入していました(という夢を見ていた)。とは言え、積極的にそうしていたわけではなく消去法的にそうせざるを得なかったわけで、欲しい機能を手にする反面、修理サービスや保証を受けられないデメリットを天秤にかけた上での判断でした。
しかし、今回は日本国内のソニーストアで購入できるモデルであり、しっかりとした保証やケアプラン(当然、有償)も用意されています。価格面でも輸入するのと大差は無く、私の様な人間にとってはまさに夢のような機種であると言えます。
また、機能面で最も大きいのは、海外版には絶対搭載されないFeliCaポートが搭載されている事です。これにより1台体制への回帰を決断する事ができました。
Xperia 1Ⅱ(XQ-AT42)のスペック
これまでメインで使用してきたスマートフォンが10台(サブ機や趣味機は含めず)、今回のSONY Xperia 1Ⅱ(XQ-AT42)で11台目となりますが、これまでで最も期待値が高いスマートフォンです。すでに最新とは言えないSONY Xperia 1Ⅱ(XQ-AT42)ですが、Snapdragon 865 5G、RAM 12GB、ROM 256GBというスペックは、必要十分以上と言えます。ちなみに、ROMは初期状態で約220GB程度空いていました。
また、SIMカードを2枚挿せるDual SIM機であり、さらにDSDVに対応している事でプライベートと仕事という2つの電話番号を1台で持てたり、私の様に音声通信とデータ通信のプランを2枚のSIMで役割分担させる事が可能です。
なお、SIMカードスロットは、XZ3と同じ様に一枚物です。Xperiaは、iPhoneやPixelの様にSIMかードスロットを出すためにピンを挿す必要が無いという点で非常に優れていると思います。
SIMフリー機種として見た場合でも、対応バンドが非常に広範囲であり、我々ユーザーが自由に通信キャリアを選べるという日本でも浸透しつつある考え方を実践できます。
Xperia 1Ⅱ(XQ-AT42)のサイズ感
Xperia 1Ⅱ(XQ-AT42)は、画面が21:9という特殊な大きさである関係上、幅が狭いながら高さ方向に長いというあまり馴染みのない形状となっています。また、厚さは7.9mmとそれほどではありませんが、ラウンド形状だったXperia XZ3とは完全にデザイン哲学が異なります。
そのため、個人的には慣れるのに少し時間がかかりそうですが、例えば(あまり無いとは思いますが)iPhoneからの機種変更だとすれば違和感はあまり無いかもしれません。
重量は約181gと重量級と言って良い重さですが、成人男性が持つ分にはそれほど気にならないと思います。ただ、iPhone12を使用している嫁さんは、相当重いと感じたようです。
Xperia 1Ⅱ(XQ-AT42)の使用感
大半はあくまでXZ3対比になりますが、使用感はかなり改善されています。これまで同様通信キャリアが発売しているモデルでは無いため、無駄なアプリが入っていません。幾つか必要の無いアプリもありますが、SONY製なので関係するところが入っている印象です。
指紋センサーの位置は、かなり改善されました。XZ3は全く意味のわからない場所にありましたが、今回は本体横にあることで使いやすくなりました。
但し、指紋センサーの精度は相変わらずいま一歩という場面も多く、iOS機でFace IDに慣れている身としては、なぜGoogleがAndroid 10で顔認証機能をOSレベルで非搭載にしたのかと思います。
次に、サイドセンスのセンス向上です。XZ3ではサイドセンスの感度の悪さから15分で使用を諦めましたが、今回はサイドセンスの起動バーの位置なども細かく設定できる上に感度が非常に良いため、かなり使える機能に生まれ変わった印象です。
なお、一部で大歓迎されている復活したイヤホンジャックですが、私の場合はすでに全てのイヤホン・ヘッドホンをBluetooth化したため今後も使用する事は無さそうです。
Xperia 1Ⅱ(XQ-AT42)のカメラ
Xperia 1Ⅱ(XQ-AT42)は3つのカメラを搭載しており、レンズは何とZEISS、瞳AFや最高20コマ/秒のAF/AE追従高速連写などαで培った機能が投入されています。反面、瞳AFや連写性能を載せたことで画素数が約1220万に抑えられていますが、大半の人はスマートフォンで撮影した画像をディスプレイで見るだけですし、印刷もA4サイズを超えることはほとんど無いと思うので、個人的には画素数を追わずに性能を追求した判断は正しいと思います。
搭載されている3つのカメラは、以下の通り。
- 16mm(超広角):有効画素数約1220万画素/F値2.2
- 24mm(標準):有効画素数約1220万画素/F値1.7
- 70mm(望遠):有効画素数約1220万画素/F値2.4
子どもを撮影する機会が多い私にとって、ワンタップで簡単に望遠が可能になった事は非常に大きいと感じました。これまでは望遠にするとどうしても画像が粗くなっていましたが、今後はそれをあまり心配する事は無さそうです。
Xperia 1Ⅱ(XQ-AT42)のソフトウェア
発売からやや時間が経過してからの購入であったため、起動後に幾つかの更新(サポート情報)が入りました。- 58.0.A.4.500(2020年12月3日リリース、5G対応バンド追加 他)
- 58.0.A.4.531(2021年1月14日リリース、電波強度表示仕様変更 他)
- 58.1.A.3.87(2021年3月18日リリース、Android 11 他)
※本体購入日が3月13日のため、3月18日更新時にはセットアップが異なります。
Xperia 1Ⅱ(XQ-AT42)Dual SIMの設定
これまで声高に書けなかったDual SIMの設定(と言う割にきちんと書いてはいた)ですが、以前詳細に記載した時から時間が経過しているため、再度設定方法を載せたいと思います。なお、設定時にはAndroid 10でしたが、購入後早々にAndroid 11にアップデートされたため、本項ではAndroid11での設定方法を記載しています。また、使用するSIMはドコモとmineoの2枚となり、SIM1にドコモ、SIM2にmineoを挿しています。
まず、設定から「ネットワークとインターネット」をタップすると、Adnroid11では上部に個別のSIMカード番号1、2という記載があります。なお、WiFiに接続時は、SIMカード番号の上に接続しているWiFiのSSID名も出てきます。
次に、設定を行いたい「SIMカード番号」をタップし、SIM1に挿しているドコモSIMを選択します。
画面下部(下の一番左の画像)の「詳細設定」をタップし、さらに画面下部(下の中央の画像)の「アクセスポイント名」をタップすると、下の一番右の画像の様にAPNを選択する画面となります。
従前ではこのAPN設定を自分でしなければなりませんでしたが、Xperia 1Ⅱ(XQ-AT42)では国内の主要メーカーはほぼ網羅されており、ドコモの場合は「spモード」を選択するだけでした。
なお、SIMカード番号の表示名を変更する場合は、下の一番左の画像の黄色枠の部分をタップして変更してください。
次に、SIM2の設定に移ります。基本的には、SIM1でやったことを繰り返すだけです。APN設定の作成はSIMフリー機種を使用するにあたって最も大きな壁だったと思いますが、Xperia 1Ⅱ(XQ-AT42)はその壁をかなり低くしてきたと思います。
ちなみ似、私の場合はSIM1・2共にドコモ回線(SIM2はmineo)を使用しており、ネットワークを自動的に選択となっているとSoftbankなど他社のAPNは選択できないようになっていると思います。その部分は触っていないので確実とは言えませんが.....
最後は、「データ設定」「通話の設定」「SMSの設定」を行いますが、それぞれどちらのSIMを使うか選択するだけで難しい事はありません。私の場合は、現状ではデータをmineo、通話とSMSをドコモとしているため、そのように選択します。