新しい形のスマートウォッチを買いました。
ところが、他社製スマートウォッチが着実に進化をしていく中で、SWR50の後継機は待てど暮らせど発売される気配がありません。
そんな中、First FlightというSONYが仕掛けるクラウドファンディングにおいて、新しいカタチのスマートウォッチ「wena wrist」のプロジェクトが発表され、最終的に目標額1千万円の10倍以上(※当時国内最高額)を集め製品化となりました。
私はこのプロジェクトがリリースされ、まだ情報も限定的だったかなり早い段階でQuartz Three Hands Silverというシンプルなやつに投資をしました。
投資した最も大きな理由は、SmartWatch4の登場不透明な中で、クラウドファンディングという形ではあるもののSONYからスマートウォッチが登場するとなれば、やはり試さざるを得ないという気持ちです。
wena wristの機能は「財布・通知・ログ」の3つに限定されており、通知やログを文字情報で確認できたSWR50とは違いバイブ(振動)で確認する方法が採られています。
特に、スマ-トフォンを取り出さなくても決裁が可能となる「財布」の機能は、非常に画期的で最も魅力的な機能だと感じました。
ところが私の淡い期待は脆くも崩れ、届いたwena wristは「財布」機能を使用する為の初期設定がiOSからのみに限定されたままでした。手元にiPhoneはあるものの、初期設定を済ませてから普段使用しているAndroidスマ-トフォンと接続する手間は本当にイライラさせられます。
Androidで初期設定ができない唯一の理由は、wena wristが対応しているFelica Networksの「おさいふリンク」というアプリがAndroid非対応という事だそうです。ちなみに、Suicaが非対応なのも同様の利用です。
つまり、SONYがどうこう言って変わるモノでも無いと思われるので、個人的には今後もAndroidに対応する確率は低いと思っています。
また、日本国内で販売されているAndroid端末の大半は、それ自体がFeliCaを搭載しているのでiPhoneと比較してwena wristの使用価値が低く、わざわざSONYがwena wristの為にアプリの開発をする事は無いでしょう。
私は決裁のタイミングでスマ-トフォンを取り出す手間を無くす為にwena wristを購入しましたが、結果的に初期設定すら完了しないままお蔵入りになるかもしれません。
「通知」「ログ」といった機能は、どう考えてもディスプレイを搭載しているSWR50の方が使い勝手に優れていると思うので、wena wristは可能性は感じるものの使い物にはならなそうです。
wena wristをお蔵入りとした理由は、普段使いの時計としては致命的に重く、決裁で使用するタイミングもあまり無かった事です。
ここ数ヶ月、ブログ記事の再編集を徐々に進めている中でこの記事の順番となり、久々にwena wristの情報を検索したところ、幾つか目新しいポイントがあったので忘備録も兼ねて追記します。
電子マネー機能を利用するにあたっての初期設定については、本当に残念ですが未だにiOSが必須のようです。iPhoneやiPadも所有しているのでiOSが身近にある環境ではあるものの、普段使用しているスマ-トフォンがAndroidである以上は、やはり1つのスマ-トフォンで全てが完了する事はかなり重要だと思います。
とは言え、現在使用しているスマ-トフォンにはFeliCaが搭載されていない為、この記事を当初掲載した時点とはまた環境が異なっており、もう一度復活させてみても良いかなとは考えています。
(Last Editing Date : 2018 / 08 / 22)
【関連記事】SONY SmartWatch3 SWR50、SONY SmartWatch2 SW2
突如登場した「wena wrist」
SONY製のスマートウォッチを「SW2▶SWR50」と2世代使い続け、毎日の充電は面倒でもそれ以上のメリットを感じ、平日に限っては最早無くてはならない存在となりました。ところが、他社製スマートウォッチが着実に進化をしていく中で、SWR50の後継機は待てど暮らせど発売される気配がありません。
そんな中、First FlightというSONYが仕掛けるクラウドファンディングにおいて、新しいカタチのスマートウォッチ「wena wrist」のプロジェクトが発表され、最終的に目標額1千万円の10倍以上(※当時国内最高額)を集め製品化となりました。
私はこのプロジェクトがリリースされ、まだ情報も限定的だったかなり早い段階でQuartz Three Hands Silverというシンプルなやつに投資をしました。
投資した最も大きな理由は、SmartWatch4の登場不透明な中で、クラウドファンディングという形ではあるもののSONYからスマートウォッチが登場するとなれば、やはり試さざるを得ないという気持ちです。
「wena wrist」の概要
wena wristは、これまでのスマートウォッチが文字盤(ヘッド)を液晶とし直下に機能を満載していたのに対し、あくまで文字盤は普通の時計としバンド部に機能を集約した腕時計です。wena wristの機能は「財布・通知・ログ」の3つに限定されており、通知やログを文字情報で確認できたSWR50とは違いバイブ(振動)で確認する方法が採られています。
特に、スマ-トフォンを取り出さなくても決裁が可能となる「財布」の機能は、非常に画期的で最も魅力的な機能だと感じました。
「wena wrist」開封の儀
届いたwena wristを開けて、まず最初にスマートウォッチと言うにはあまりにも普通の時計にしか見えないと思います。実際に手に取って見ると、SWR50の様な先進性を感じるスマートウォッチとは全く違い、あくまで普段使い時計の延長線上だという開発者の意図が非常に現れていると感じました。wena wristのムーブメントを含めたヘッド部の設計・製造は、シチズン時計株式会社が行っているため、本当に普通の時計です。
SWR50の様な従来のスマートウォッチは時計のフェイスのデザインを自在に変更できますが、wena wristは(当然ながらヘッド部を別途購入しなければ)デザインの変更ができません。
今回購入したQuartz Three Hands Silverを実際に使用してみたところ、パッと見のデザイン自体はシンプルで良いと思うのですが、時間を確認しようにも針が見づらく、さらに暗い場所では文字盤が光らないので何も見えませんでした。
また、私がSWR50や装着する頻度が高いCASIO OCEANUS OCW-S2400と比べると、wena wristはかなり重く感じます。
wena wristの核心部分である、バンド部を見てみます。
SWR50の様な従来のスマートウォッチは時計のフェイスのデザインを自在に変更できますが、wena wristは(当然ながらヘッド部を別途購入しなければ)デザインの変更ができません。
今回購入したQuartz Three Hands Silverを実際に使用してみたところ、パッと見のデザイン自体はシンプルで良いと思うのですが、時間を確認しようにも針が見づらく、さらに暗い場所では文字盤が光らないので何も見えませんでした。
また、私がSWR50や装着する頻度が高いCASIO OCEANUS OCW-S2400と比べると、wena wristはかなり重く感じます。
wena wristの核心部分である、バンド部を見てみます。
個人的にwena wristはスマートウォッチではなく、スマート時計バンドと呼ぶべきだと思うのが、時計バンドのバックル部に全ての基盤やアンテナが搭載されており、それに並ぶ小さなコマがバッテリーとなっているためです。
バックル部のスリットは通知目的というより、「財布」の機能を見てみます担うFeliCaの電波を通すためだそうです。
このスマート時計バンドは付属の充電用クリップを使用して充電できるため、SWR50の充電の面倒さから見ると格段に進化しました。ちなみに、充電は数日に1回程度で良いとのことです。
バックル部のスリットは通知目的というより、「財布」の機能を見てみます担うFeliCaの電波を通すためだそうです。
このスマート時計バンドは付属の充電用クリップを使用して充電できるため、SWR50の充電の面倒さから見ると格段に進化しました。ちなみに、充電は数日に1回程度で良いとのことです。
とまぁ、ここまでは良いのですが...
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使い物にならない「wena wrist」
wena wrist最大の問題は、iPhoneを持っていないと本当にただの時計だという事です。クラウドファンディングで投資をする時点や、その後開発中の段階でもiOSのみに対応しているのは知っていましたが、最終的にはAndroidにもフルで対応されると踏んでいました。ところが私の淡い期待は脆くも崩れ、届いたwena wristは「財布」機能を使用する為の初期設定がiOSからのみに限定されたままでした。手元にiPhoneはあるものの、初期設定を済ませてから普段使用しているAndroidスマ-トフォンと接続する手間は本当にイライラさせられます。
Androidで初期設定ができない唯一の理由は、wena wristが対応しているFelica Networksの「おさいふリンク」というアプリがAndroid非対応という事だそうです。ちなみに、Suicaが非対応なのも同様の利用です。
つまり、SONYがどうこう言って変わるモノでも無いと思われるので、個人的には今後もAndroidに対応する確率は低いと思っています。
また、日本国内で販売されているAndroid端末の大半は、それ自体がFeliCaを搭載しているのでiPhoneと比較してwena wristの使用価値が低く、わざわざSONYがwena wristの為にアプリの開発をする事は無いでしょう。
私は決裁のタイミングでスマ-トフォンを取り出す手間を無くす為にwena wristを購入しましたが、結果的に初期設定すら完了しないままお蔵入りになるかもしれません。
「通知」「ログ」といった機能は、どう考えてもディスプレイを搭載しているSWR50の方が使い勝手に優れていると思うので、wena wristは可能性は感じるものの使い物にはならなそうです。
【追記1808】第2世代「wena wrist」
この記事を書いて以降、ブツブツ文句を言いながら嫁が使っているiPhoneを利用し初期設定を済ませて使ってみましたが、数日間の使用で記載通りお蔵入りとなりました。wena wristをお蔵入りとした理由は、普段使いの時計としては致命的に重く、決裁で使用するタイミングもあまり無かった事です。
ここ数ヶ月、ブログ記事の再編集を徐々に進めている中でこの記事の順番となり、久々にwena wristの情報を検索したところ、幾つか目新しいポイントがあったので忘備録も兼ねて追記します。
「wena wrist」の種類が増えた
いまだに身近で使用している人を見たことがないwena wristにそれほどの需要があるとは思えませんが、知らない間にバンド部の種類が多くなっていて驚きました。- wena wrist pro WB-11
▶ WN-WT01と比較して、小型化された
▶ 有機ELディスプレイを搭載し、通知の視認が可能
▶ 5気圧の防水性能(WN-WT01は、IPX5/IPX7)
▶ レバーピンの搭載で、ヘッド部の付け替えが簡易になった - wena wrist active WA-01
▶ GPSと光学式心拍センサーを搭載
▶ 有機ELディスプレイを搭載し、通知の視認が可能
▶ ラバーバンドなので重量がWB-11の半分程度(3気圧防水)
▶ ヘッド部を外すとスマードバンドとして利用可能 - wena wrist leather
▶ FeliCa(Edyのみ対応)だけ搭載されており、電池不要
▶ 18・20・22mm幅があり様々な時計に対応 - wena wrist WN-WT01
電子マネー機能を利用するにあたっての初期設定については、本当に残念ですが未だにiOSが必須のようです。iPhoneやiPadも所有しているのでiOSが身近にある環境ではあるものの、普段使用しているスマ-トフォンがAndroidである以上は、やはり1つのスマ-トフォンで全てが完了する事はかなり重要だと思います。
とは言え、現在使用しているスマ-トフォンにはFeliCaが搭載されていない為、この記事を当初掲載した時点とはまた環境が異なっており、もう一度復活させてみても良いかなとは考えています。
(Last Editing Date : 2018 / 08 / 22)