必需品となったスマートウォッチを買い替えました。
【関連記事】
 ・SONY SmartWatch2 SW2 
 ・SONY SmartBand SWR10

両手が自由になるモバイルライフを。

スマートウォッチの最大の利点はこまめにスマートフォンを見る必要が無くなることです。実際、私自身がスマートウォッチを使用しているとメールや着信が無いかを気にしないで済むので、昨今話題になっている歩きスマホを全くしなくなりました。

ところが、関連記事で紹介したSWR10を購入して以降、左腕にSW2、右腕にSWR10という状況となりました。元々アクセサリ-の着用があまり好きではないので、特に右腕に何かを装着している違和感に中々慣れる事はありません。
SW2はスマートフォンとの連携に必須で、同時にLifeLogアプリを使用する為だけにSWR10を使用しなければならない状況はとてもストレスが溜まります。

また、スマートウォッチ自体も製品がどんどんと発売されるに従い、機能の強化やアプリの充実が見られてきました。
スマートウォッチ市場には海外のメーカーが多く参入、または参入の兆しがある中で、SW2はデザイン性・機能性の面ですでに遅れているのは事実です。
特に、SW2がSONY独自のOSを搭載しているのに対し、競合製品の多くはGoogleが開発したOSを搭載しており、対応アプリなどの面で今後厳しい立場に立たされるのは明白です。

そんな流れの中、SONYも独自OSからGoogle android wear OSに切り替え、新製品SONY SmartWatch3 SWR50を発売しました。

というわけで、当然購入しました。

SONY SmartWatch3 SWR50

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SONY SmartWatch3 SWR50は、SW2の正統な後継機です。すでに記載している様に、独自OSからGoogleが提供するOSに変更されたのは非常に喜ばしい事ですが、個人的にSONYが作る独自路線を突っ走って消えていく製品も好きなので、少し意外というか残念な気もします。

現時点でこの手の製品を購入される方で接続や操作方法に困るという方は皆無だと思いますが、軽くググってみると
ソニーが基本的に好き」さんの記事が非常に解りやすいので是非ご参照ください。

現時点の問題点を挙げるとすれば、SWR50はGoogleが提供する
android wear OSにより動作しますが、残念ながらアプリはまだ出揃っておらず、特に日本語対応となると非常に限定されています。ちなみに、LifeLogアプリも現時点では対応していませんが、機能的には問題無いはずです。
アプリに関しては時間が解決する問題ですが、SONYは自社製android wear OS搭載スマートウォッチをリリースするのであれば、周辺のアプリも同時にアップデートして欲しいところです。

Android wearとなった事で、機能や可能性がかなり広がったのは間違いありません。私は主に電話やメールの受信確認と天気の確認程度の使用に留まりますし、「Ok Google」と話しかけることは皆無ですが、今後色々と試してみたいと思います。

SW2とSWR50の比較

いいねヾ(=^▽^=)ノ
  • デザインがかなり洗練された
  • SW2の様な初期トラブルが少ない
  • 充電がすごく速い
  • 画面が綺麗で見やすい
う~ん(´・ω・`)
  • 電池が持って1日。たまに夜まで持たない時がある
  • 対応アプリがまだ少ない
  • 充電用micro USB端子の位置が悪い
  • 純正ではランチャーが搭載されていないに等しいので使いづらい
    Wear Mini Lancherをインストールすれば解決

中々格好良いと思います。
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【追記】電池持ちに関して重大な問題が発生

購入してから約3ヶ月間平日は毎日SWR50を使用していますが、週2回くらい夕方には電池残量0となるなど急に電池の持ちが悪くなりました。

例えば、午前7時の時点で100%表示でしたが午後2時過ぎにはブラックアウトという具合に日常的に使うにはあまりにも不便なほど電池が減っていきます。
問題は、何故こうなったのか原因が全くわからない事です。一番怪しいのはアップデートでしょうが、現在のVersion 5.0.1は結構前に降ってきたと思うので、関係ないと思います。

そこで、電池持ちを改善しようと数日間試行錯誤(下記1.~3.)をしてみましたので、SWR50を使っていて電池の持ちに不満がある場合は是非試してみてください。
  1. Android Wear の設定「常に画面表示」をOFF
  2. 明るさを「1」に設定
  3. 使用していないウォッチフェイスを「時計に表示しない」に設定
試行錯誤時の使用条件
  • 平日の午前7時~午後7時くらいまでの12時間程度の使用
  • 導入アプリは万歩計、天気、Walkman
  • 通知は、電話・メール・facebook・Twitter・LINE・ゲーム2種類
  • 通知頻度は、日によってバラツキがある
  • 通知方法は、バイブレーションと画面表示

① 1.~3.までを同時に試行した場合

朝100%状態から1日使用して電池残量を見ると、大体80~85%程度でした。あまりにも電池が減らないので逆に驚きましたし、これなら3日間は充電しなくても良さそうです。

但し、時間を確認する為だけでもいちいち手首を傾けたり、ボタンを押して画面を点灯させるのがとにかく面倒です。就寝時に充電するので、使い勝手を極端に犠牲にしてまで丸1日以上電池を持たせる必要はありませんので、3日間だけ試しました。

② 2.と3.を同時に試行した場合

①と同様に1日使用しての電池残量は、大体65~75%程度でした。この状態でも2日間は持ちそうな感じです。

明るさが「1」と最も暗い設定ですが、物凄い明るい太陽の下で画面を点灯させても問題なく内容を認識する事ができます。個人的には特に不便を感じなかったので、この設定でも充分だと思います。

③ 3.のみ試行

②の時と1日使用した後の電池残量に変化は見られませんでしたが、なぜか充電時に熱暴走が起きて電池残量が0になったり、Bluetoothの接続が不安定になりました。

概ね3日間試行して毎日何かしらの不具合が発生しましたが、明るさを「自動」に変更しただけで起こる現象とも思えないので、タイミングでしょうか。

【追記2】追記1から約2ヶ月後

現時点におけるSWR50の実用性は、
  • 液晶は巷で言われているほど悪くない
  • 自動点灯する精度が悪く、スピードも遅いので改善する必要がある
  • 電源プラグを時計裏に挿さなければならないのは面倒
  • 電池の持ちが悪すぎる
android wear自体がまだ成熟しておらずSONYの責任かGoogleの責任かは不明ですが、正味2日程度しか電池が持ちません。おそらくシステム的な問題でしょうが、いくら便利でも電池が切れればただの腕輪です。
故にSWR50は1日おきに充電を行うのですが、電源プラグが謎の位置にあるので充電が面倒に感じてしまうので、次期型では非接触充電が必須だと思います。

【追記3】追記2から2年半後

購入から3年くらいになりますが、いまだ平日は毎日SWR50を使用しています。

追記2を記載した以降は特に大きな問題も無く、この約2年の中で急激な電池の消費は見られなくなり改善を確認したものの、基本的にはやはり2日程度しか電池は持ちません。
しかし、電池持ちに関しては後発のスマートウォッチと比較しても、SWR50が特別悪いわけでは無いようです。

Googleが提供するandroid wear OSは着実にアップデートを重ね、機能が幾つか追加されて安定性が高まった事もあり、SWR50の満足度もかなり向上しました。

現時点での問題点は、
  • Google Nowが表示されなくなった(原因不明)
  • android wear 2.0への更新が絶望的となり、今後の拡張性は期待できない
といったところです。

私が1つのガジェットをこれだけ長期間使用し続ける事は稀なので、そういった意味でも出来は良い機械だなと最近思うようになりました。
TAG Heuerのスマートウォッチやその他のメーカーのスマートウォッチの購入を考えたこともありますが、SWR50のデザインや使いやすさが優れている為、買い替えずにいます。

現在使用しているスマートウォッチ
 ・FOSSIL Q Marshal

(Last Editing Date : 2018 / 05 / 24)