当記事は、2015年7月および10月に公開した記事の再編集版です。
SONY製スマートウォッチユーザーが期待する「4」の登場はいつか!?▼関連記事▼
SONY SmartWatch4への期待は捨てない
「3」までは順調にリリースされてきたSmartWatchですが、「4」が発表される見込みはあるのでしょうか。
- SmartWatch2(SW2)の発売日は、2013年10月25日
- SmartWatch3(SWR50)の発売日は、2014年11月28日
- 2015年11月~2016年の第1四半期に登場するとの噂
- 2015年8月31日にwena wristを発表
- 2015年9月2日にSmartWatch4に関する発表があるとの噂
関連記事にもあるように、私はwena wristを注文して使用しましたが、wena wristのコンセプトはSmartWatchとはかけ離れすぎており、全く期待通りの物ではありませんでした。
期待はずれに終わった2015年、そして2016年、2017年と時が過ぎる中で
- CES 2016でSmartWatch4が発表されるとの噂
- 2017年に入りSmartWatch3がソニーストアで販売終了
- SmartWatch3のAndroid Wear 2.0へのアップデートは無しとのアナウンス
- 2017年5月現在「4」が正式にリリースされるという情報はない
2016年に入りCESでの発表も期待されていましたが、確定的な情報は何もないまま現在に至っていますし、間違いなくある時点では完成に近い試作機があったと思いますが、全く表に出てこないので最近ではすでにスマートウォッチ自体の開発を停止していると思い始めました。
海外を含めてリーク情報も途絶えて久しいですが、それでもSONYはやってくれると微かな希望は捨てずに待ち続けています。
最近の動向からすると、スマートプロダクトについてはXperiaの名前を冠するようになっているので、SmartWatchという名前ではなくXperiaWatchとして再出発する可能性も否定できません。
SONY SmartWatch4が登場しない背景
1つはSmartWatch3と比較して未来感のある機能を搭載できないからではないかと思います。言い換えればSmartWatch3は未だ現役であり、スマートウォッチとして必要な機能を網羅してしまっている為、SmartWatch4に新しい何かを入れ込むのが難しいのではないかと思います。
もう1つは端的に言えばSONYとして開発してリリースする意味が無いのでしょう。スマートウォッチ(ウエラブルデバイス)の市場が大きいとは言えない上、様々なメーカーからスマートウォッチが発売され飽和状態にあるため、利益を確保する事は難しいと考えていると思います。
もう1つは端的に言えばSONYとして開発してリリースする意味が無いのでしょう。スマートウォッチ(ウエラブルデバイス)の市場が大きいとは言えない上、様々なメーカーからスマートウォッチが発売され飽和状態にあるため、利益を確保する事は難しいと考えていると思います。
以前から指摘されている事ですが、スマートウォッチ市場は思いの外成長していません。私の会社の全従業員(数百人)のうちスマートウォッチを常時使用している人は私を含め2人です。
しかし、Apple、LG、Samsungなど各メーカーがスマートウォッチを発売している為、そこにSmartWatch4を投入する意味が無いと判断しても不思議ではないと思います。
さらにもう1つ、SONYが他のウエラブルデバイスの開発を優先した可能性があるということです。これまでスマートウォッチを開発していた人々が、例えばスマートグラスやXperia Ear XEA10の開発が優先されたと考えてみると、SmartWatch4が発売されないことも納得できます。
しかし、Apple、LG、Samsungなど各メーカーがスマートウォッチを発売している為、そこにSmartWatch4を投入する意味が無いと判断しても不思議ではないと思います。
さらにもう1つ、SONYが他のウエラブルデバイスの開発を優先した可能性があるということです。これまでスマートウォッチを開発していた人々が、例えばスマートグラスやXperia Ear XEA10の開発が優先されたと考えてみると、SmartWatch4が発売されないことも納得できます。
ここに記載した事は全て憶測ですが、ここまで待って出てこないにはそれなりの理由があると思います。SONYもその辺をクリアにしてくれれば待ち焦がれることも無いのですが、登場への期待を捨てず声を出し続けましょう。
SONY SmartWatch4に期待する事
SmartWatch3は後発のスマートウォッチと比較してもいまだ優秀であると思いますが、幾つか改善して欲しい事項もあります。電池の持ち or 充電方法の改善
SmartWatch3の充電は2日に1回の割合ですが、5日持つようになれば完璧です。OSのアップデートにより各種機能が進化しても、2日間がMAXという電池の持ちは変化がありません。ビジネスでもプライベートでも安心して使用するならば充電は週1回にしていただきたいです。また、長時間持たせる事は難しくても、非接触充電の導入により手間を軽減する事により同様の効果があります。電池の持ちは電池容量の増大を意味するので、ウエラブルデバイスとして最適なサイズと重量を維持するのであれば、Qiなどの技術を導入して欲しいと思います。
デザインと製品の機能性
後発のApple Watchなどを見ても、SmartWatch3のデザインは時計型ウエアラブルデバイスとして1つの完成形に近く、使い勝手や液晶の視認性でもApple Watchを軽く凌駕しています。
また、時計の枠にとらわれない自由な使い方の提案ができるのはSONYだけだと思います。是非SmartWatch4でも引き続き同様の方針を採用してもらい、本体とバンドがSmartWacth3の様に分離するならば、例えば自転車のスピコン、登山用GPS、自動車のレーダー探知機など様々な用途に適応できるような周辺機器を用意して欲しいです。
SmartWatch3は実質的に男性専用という大きさですが、やや大きいバージョンと小さいバージョンがリリースされると良いと思います。また、時計の枠にとらわれない自由な使い方の提案ができるのはSONYだけだと思います。是非SmartWatch4でも引き続き同様の方針を採用してもらい、本体とバンドがSmartWacth3の様に分離するならば、例えば自転車のスピコン、登山用GPS、自動車のレーダー探知機など様々な用途に適応できるような周辺機器を用意して欲しいです。
性能
また、SmartWatch3はちょっとハードに使うとすぐ熱暴走やフリーズを起こします。CPU等の処理能力は体感性能で300%程度の改善をしつつ、SONY製品は排熱に問題を抱える事が多いのでその辺を克服してもらいたいです。
価格
最も心配している価格は3万~3万5千円程度が妥当なラインです。ゴムバンドで3万円以下、メタルバンドで3万5千円以内だと非常に手ごろ感があります。ただ、ライバルとなるApple Watchの価格が目安となる可能性が大きいでしょう。2015年末時点での予想スペック(噂)
- 見た目はSmartWatch3に似ている
- 型番は SWR52
- AndroidWear
- GPS搭載
- NFC、Felica
- WIFI、Bluetooth、4GLTE
- Qualcomm Snapdragon 400 CPU (1,2GHz)
- RAM 768MB
- ゴリラガラス3を採用
- バッテリーは420mA
- 活動量計(心拍計)
- iOSに対応
- 価格は、35,000円~40,000円程度
【追記_2002】
2020年現在、SONY SmartWatch4はこの世に存在しておりません。SONYとしては、引き続きwena wristを育てているところですが、スマートウォッチというカテゴリの中で存在感がある機種とはどう贔屓目に見ても言えないのが実情です。ここ1~2年の日本におけるスマートウォッチ業界は、Apple WatchとFossilグループに2つに集約されつつあります。私もFossil製スマートウォッチを2018年、2019年と立て続けに購入しています。
すてに私の中では、SONYが再びスマートウォッチ3の系譜を発売する事は無いと諦めています。スマートウォッチ自体はまだまだ伸び代があるプロダクトだけに、SONYの先進技術やアイデアを注入して欲しいとは思い続けていますが、wena wristがいまだAndroidからアクティベートできない事も考えると、そもそもスマートウォッチに対するリソースはあまり無いものと推察します。
(Last Editing Date : 2020 / 02 / 17)