Xperia XZ Premium DualからXperia XZ3 Dualに機種変更する夢を見ました。
【関連記事】
 ・mineo(MVNO)に加入した
 ・Xperia X Performance Dual(F8132)
 ・Sony Xperia XZ Premium Dual (G8142)

機種変更の(夢を見た)理由

今年初めになんとなくGoogle Pixel3を購入し、しばらくの間はXperia XZ Premium Dual(G8142)と2台体制で運用していました。
学生時代以来の2台体制(当時はDoCoMoとウィルコム)は、主に仕事上で非常に有用な場面が多く、電話しながら検索やメモができるなどという2台体制(現在はドコモとmineo)ならではの利点をフルに利用する事ができました。

ところが、6月に入ってからXperia XZ Premium Daul(G8142)の充電端子の接触が著しく悪くなり、常に一定の角度を保っていなければ充電されなくなりました。
落下させたり無理な力が加わった記憶は無いので、おそらく他の人より充電ケーブルを抜き差しする回数が多く場所によってケーブルの種類が異なるために、本体側の端子(受け側)の劣化が異常に進んだものと思います。

2台体制の継続か、1台体制への回帰か

この記事のタイトルがSONY Xperia XZ3 Dual(H9493)である以上、最終的に2台体制の継続を決断しましたが、そこに至るまで結構真剣に悩みました。

元々海外Xperiaを導入する夢を見た背景には、DSDSが可能な機種1台を使用し、通信SIMとしてmineoを使用する事でドコモへの支払金額を低く抑えるという大きな目的がありました。
しかし、今年初めに思いの他使い勝手が良いGoogle Pixel3を購入し、その分割支払があと1年半ほど残っている中で、さらに新たな機種を購入するとなると本末転倒感が満載です。

さらに、2台体制を継続する上で新たに発生する機種代金と月々削減される通信料金の関係も、実は微妙だとわかりました。
新たに機種を購入する場合、SONY Xperia XZ3 Dual(H9493)で約6万円、SONY XPERIA 1 Dual(J9110)では約11万円(価格は共に6月初旬、Expansys)の投資が必要となりますが、仮にドコモに一本化した場合、契約を見直すと約2,000円/月の増額(現在の契約+3GB)となるので2年間で約48,000円程度の節約効果しかないためです。
当然、DSDS対応の本体を安いスマートフォンにすれば費用対効果はありますし、ツムツムなど負荷の高いゲームをやめた現在ではトップエンドの商品を使う理由はありませんが、個人的にミドルエンドなどへスペックを落とすという選択肢はありません。

ただ、Google Pixel3導入以降、スマートフォン2台体制の利点をかなり享受してしまった中において、1台体制に戻る勇気はありませんでした。

以下、かなりリアルな夢の話という事でご理解ください。

SONY Xperia XZ3 Dual(H9493)

Xperia XZ Premium Dual(G8142)のUSB端子に不具合が生じてから数日後、ようやくXperia XZ3 Dual(H9493)をExpansysで注文しました。なお、注文時点ではSONY XPERIA 1 Dual(J9110)はまだ予約受付の段階で、充電が上手くいかない中で待つ事はできませんでした。
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SONY Xperia XZ3 Dual(H9493)は、日本国内で販売されている同機種と基本的には同一ですが、主な違いとしては以下の様になります。
  • 同封されているACアダプタが日本仕様ではない
  • 通信キャリアロゴの有無
  • GoogleとSonyのアプリ以外は余計なものが何も入っていない
  • Felicaが非搭載である為、おさいふケータイ機能は使用できない
  • Dual SIM機なのでSIMが2枚挿さる
ここまでは前のXZ Premiumと全く同じ内容ですが、XZ3に関してはRAMが6GB(ドコモ版SO-01LのRAMは4GB)と国内仕様と比較して性能面で明確な差があります。
また、SIMフリ-モデルはOSのアップデートやセキュリティパッチといった更新の類が、国内モデルよりかなり早いという利点があります。
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初期設定は最初に日本語に設定すれば通常のAndroid搭載機と同様で、特に難しいところはありません。私の場合、最初はSIMカードを挿入せずにWiFi環境下で諸々のセッティングを完了し、その後アプリを手動で順次入れ替え、最後にSIMの設定をするという面倒な事をやっているので、初期設定に関しては割愛させていただきます。

Xperia XZ3の大きさは、ほぼXZ Premiumと同じです。側面がより丸みを帯びたデザインとなったことで、持つやすさはかなり向上しました。
筐体サイズに大きな変化は無いものの、画面が5.5から6.0インチの大型化され、見た目にもディスプレイの占有率は大きく変わりました。
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但し、3D曲面ガラスのカーブに若干気を使うのと、画面の左右がほぼベゼルレスとなった事で誤作動の発生が懸念される(サイドセンスはすぐにOFFにしました)ので、しばらく慣れる期間が必要そうです。

4K HDRディスプレイを搭載したXZ Premiumに対し、XZ3はQHD+ OLED HDR ディスプレイを搭載しており、写真ではわからないでしょうが有機ELならではと言える黒の表現力は圧倒的です。
試しにYouTubeやPrime Videoで映画などを鑑賞してみましたが、我が家のSONY KJ-55A1(有機ELテレビ)に通ずる発色の良さと表現力を感じましたし、液晶画面と比較して目にかかる負担が少ないように感じます。
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SIMカードスロットは、Xperia X Performance Dualと同じような形状に戻りました。SIMを抜き差しする事はあまり無いとは言え、XZ Premiumの別トレイ式は使いづらかったので良い変化だと思います。
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また、XZ PremiumとUSB端子の故障でお別れした身としては、XZ3がワイヤレス充電(Qi)に対応している事は大いに歓迎すべき点で、XZ3の注文と同時にAnker PowerWave 7.5 Standを2つ注文しました。

この記事を作成している時点ではすでに旧式となったXZ3ですが、発売は2018年後半とまだ比較的新しい機種であるため、基本性能は現行トップクラスと同等です。SoCにSnapdragon 845を採用し、6GBのRAMとハイエンド海外モデルの中では標準的なスペックとなっています。また、IP68の防水防塵仕様なので、かなり雑な使い方をしても壊れる事は無いでしょう。

ちなみに、EU・US・TWの認証しかなく、当然の様に日本の技適は通過していませんから、日本国内での使用はできません。(故にこの記事はリアルな夢の話となります。)

指紋認証センサ-の位置がおかしすぎる

すでに多くのサイトで指摘されている事ですが、Xperia XZ3 Dual(H9493)の指紋認証の位置は、全く理にかなっていない変な所にあります。
大抵の場合、背面の指紋認証センサ-は人差し指を伸ばしたところにあるのですが、XZ3の場合そこにあるのはカメラレンズで、指紋認証をするには意識的にそれより低い位置に人差し指を持っていく必要があるので、非常に不自然な感覚を覚えます。
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(普通に持てば、人差し指はカメラレンズにある図)

ぶっちゃけカメラは他社に劣る

Xperiaと言えばとても便利な側面カメラ(シャッター)ボタンですが、XZ3でもその機能は継承されています。Google Pixel3と比べてもこのシャッターボタンの有無は非常に大きく、どんなにAIが優秀で出来上がりの写真には満足しても、結局写真を撮る頻度はXperiaの方が多くなります。

但し、特にボケ味のある写真を撮影したいならば、Xperiaのカメラは使えません。そもそも現行ハイエンドの主流は2眼カメラなのにXZ3は単眼だし、「ぼけエフェクト」は全く使い物になりません。
単眼にするならば、Google Pixel3の様にコンピュテーショナルフォトグラフィーの技術を使い「写真は光学的な問題だけではなく、データの問題であるという考え」を推進する必要があるでしょう。

これまでのXperiaはカメラという強みを持っていましたが、XZ3では十分に綺麗に撮影はできるものの他機種と比べて良いとは言えず、逆に弱みにすらなっています。

サイドセンスにセンスを感じない

XZ3となり新たに搭載された機能の1つが、サイドセンスです。サイドセンスとは、筐体が大きく画面も大型化された影響で少なからず片手持ちだと画面の端々まで指が届かないケースを想定したのか、「ディスプレイのサイドをダブルタップすると、ユーザーが次に使いたいアプリやクイック設定を予測して表示」する仕掛けです。

ところが、どんなに感度調節をしても普通に持っただけでサイドセンスが起動したり、逆に使いたい時にサイドセンスが中々出てこないなど、イライラするので15分後には機能をOFFにしました。

SONY Xperia XZ3 Dual(H9493)の総評

2008年に初代Xperiaが誕生して10年を超える時が流れる中、個人的には2013年発売のXperia Z1(SO-01F)、2016年発売のXperia X Performance Dual(F8132)、2017年発売のSony Xperia XZ Premium Dual (G8142)、そしてSONY Xperia XZ3 Dual(H9493)の計4機種を使用しました。

Xperia~Xperia AZを第1期、Xperia Z~XZ3を第2期、Xperia1から第3期とすれば、私は第2期のほぼ始まりから転換期を経て終焉を実感した事になります。
第2期Xperiaは、中盤のZ5あたりから安定期に入ったように感じますが、それに合わせてSONYらしい攻めた姿勢を感じにくくなり市場でも徐々に埋没していった印象があります。

第2期の集大成であるべきSONY Xperia XZ3は、XZ Premiumほどの意欲的姿勢を感じませんし、カメラやAIなどで遅れを取った微妙な機種ですが、今となってはすでに発表されたXperia1に全てを投じた結果なのかなと思います。

Dual SIMの設定

【関連記事】
 ・Xperia X Performance Dual(F8132)SIMの設定等
 ・Sony Xperia XZ Premium Dual (G8142)
SIMに関する基本的な設定は、Androidのバージョンが変わった事で一部変更はありましたが、ほぼ上記関連記事の通りとなります。
また、今回は2台体制の継続を決断したため、しばらくの間はmineo SIMのみでの運用なるため、ドコモSIMに関しての設定は行っておりません。

今後Dual SIMでの運用をする時が来れば、詳細な説明を記載しようと思いますが、一応、下記にポイントとなる部分を記載しておきます。

ドコモSIMのAPN設定

ドコモSIMを使用するにあたり、アクセスポイント名で必要な設定項目は以下の3つ

 1. 名前 : DOCOMO(任意)
 2. APN : spmode.ne.jp
 3. 認証タイプ : CHAP

mineo SIMのAPN設定

mineo SIMを使用するにあたり、アクセスポイント名で必要な設定項目は以下の5つ

 1. 名前 : mineo(任意)
 2. APN : mineo-d.jp
 3. ユーザー名 : mineo@k-opti.com
 4. パスワード : mineo
 5. 認証タイプ : CHAP