子どもが2人に増えました。

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4年ぶり2度目の出産立ち会い

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予定日はまだ1週間ほど後という事で、あと半日後には義母(嫁さんの母さん)が我が家にお手伝いに来てくれる事になっていた、2019年8月某日深夜0時42分、息子②がこの世に産声をあげる約6時間前の画像です。

息子①が寝付いた20時過ぎ、私と嫁さんがいつものように2人で息子②が生まれたら云々という話をしていたとき、急に陣痛が始まりました。
実は数日前から少しお腹が痛いと言っていた嫁さんは、念の為病院にも行って診察を受けて貰っていましたが、どうやらアレは前駆陣痛だったようです。

次第に陣痛の間隔が狭まる中、2人目は1人目と比べて出産の進行が早いという固定概念が我々を病院に向かわせる決断を後押しし、午前1時30分に深い眠りにつく息子①を叩き起こしました。
息子①には、長い時間をかけて出産について説いてきたせいか、「ママを病院に連れていく」と言うと文句1つ言わずにすぐに起きて着替えていました。
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陣痛が一旦弱まり、そして.....

産婦人科は、自宅から車で約5分と非常に近い場所にあります。すでに30分前には限界を感じた嫁さんが病院に電話をしており、到着と同時に分娩室に入ったのが午前2時過ぎでした。
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しかし、分娩室に到着し陣痛をモニタリングする機械を付けて以降、何故か陣痛がかなり弱まり、午前4時頃にはほとんど陣痛が感じられない状態となりました。

深夜に叩き起こされた息子①の忍耐力が限界に近づいたため、私と息子①は一旦自宅で待機することとし、自宅に戻ってすぐに息子①は再び深い眠りにつきました。

私もウトウトしていた午前6時半、着信音量を最大にしてあったスマートフォンが突如鳴り、通話ボタンを押すと「ギャー」という嫁さんの声と何かを叫ぶ看護師の声が聞こえてきました。
これはすでに出産が相当進行していると即座に理解した私は、息子①を再び叩き起こしてすぐに病院に向かい、分娩室に入ると息子①の出産の時より相当苦しそうな嫁さんが頑張っていました。

息子①は初めて見る出産の光景に、驚きそして怯えていました。私達が到着して10分くらいでしょうか、嫁さんが何とか頑張り切ってくれ、無事午前6時54分に身長50.4cm、体重3,240gの元気な息子②が誕生しました。
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嫁さん曰く、息子①の時とは比べ物にならないくらい痛かったようで、頭が出てくる時に一度引っかかった時には諦めようかなと思うくらいの激痛だったそうです。

私には出産の経験をする事は不可能なので、一生かかってもその痛みを実感として共有する事はできませんが、息子①の時と比べて産後もしばらく余裕が無い嫁さんの姿を見ると、大変さが少しわかる気がしました。

息子①は息子②誕生後、しばらくの間はかなり怯えており、精神的に来るものがあったようです。息子①は、息子②が自分の母親を苦しめたと思ったのか、最初は全く触ろうともせずに硬い表情を崩しませんでしたが、嫁さんに笑顔が戻ってくると息子①も徐々に息子②を受け入れはじめました。

上の写真から下の写真まで距離を縮めるのに約1時間。特に何も考えず息子①も出産に立ち会わせましたが、もう少しちゃんと考えておけば良かったかなと思います。
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2人の息子が日常となった瞬間

昨晩から何も食べずある種の緊張状態に置かれていた私と息子①は、嫁さんが検査のためしばらく病室に戻らないとのことなので、近くにあるマクドナルドへ。
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マクドナルドで朝食を済ませ、特に用事も無いので病院に戻りました。まだ嫁さんと息子②は病室に戻っていないようなので、二人の帰りを待つことに........と思っていたのですが、我々はいつの間にか眠っていたようです。

目覚めると、すでに嫁さんと息子②が病室に戻ってきており、第一報を聞いて朝イチのJRに飛び乗った義母がそろそろ到着する時間でした。
息子①は、息子②に心を開いたようで、息子②の事を「気に入った」とポツリ。どうしてその表現に行き着いたのかは謎ですが、彼なりに新生児は可愛く見えたようです。

息子①が息子②を抱く姿を見ていると、私も2児の父親かと改めて感慨深くなりました。
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産後も至って順調に回復・成長

息子②が早朝に誕生したおかげで、義母は午後イチに到着、私の両親も夕方頃に病院に来たりと終日バタバタしていました。
入院する2人を残し、夕飯の時間となったので私と息子①と義母は自宅に戻ります。兄の自覚が芽生えたのか、この時の予行演習として決行したキャンプなどの成果もあったのか、嫁さんが入院している間、息子①は絶対寂しいと感じているハズなのに、寝る時も含めて1度も泣くことはありませんでした。


これほど病院に行くのが楽しい事は無い

普段病院に行くことが楽しいと思う事はありませんが、新生児が生まれた時だけは毎日病院に行きたくて仕方ありません。
当初は嫁さんに会える事が楽しみだった息子①ですが、日を追う毎に気に入り度合いが増しているのか、段々と息子②にベッタリになっていったのは興味深い変化です。
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嫁さんと息子②が入院していた4日間、毎日病院に通い、毎日数時間は弟と触れ合っていると、日に日にたくましくなっている様にも感じました。

意外にも新生児育児を忘れてはいなかった

息子②が誕生するにあたり、嫁さんと私の共通の心配事は、新生児対する接し方を忘れているのではないかという事でした。特に授乳という大きな仕事を受け持つ嫁さんは、無事に母乳が出るか心配しているようです。

しかし、実際に息子②が誕生してみると、母乳の出は息子①の時とは比較にならないほど良く、私は私でしっかりとオムツの替え方を覚えていました。ただ、新生児がこんなにグニャグニャしている物体だったことは、全く忘れていたので何をするにも緊張の連続です。
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幸せとは日常の何気ないシーンにある

嫁さんと息子②が退院してきた翌々日、私が仕事から帰ると珍しく息子①がお昼寝をしていました。彼がお昼寝をするのは月に1回も無いので、相当疲れていたのだろうと思います。

嫁さんに聞くと、幼稚園から帰宅して以降、少し玩具で遊んでから息子②の横で何やらやっていたようですが、いつの間にか寝ていたとのこと。

私はこのシーンを見て、心から幸せだなと思いました。
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