息子①が全国統一小学生テストに挑戦しました。

全国統一小学生テストとは

ある時期から我が家で話題に上がっていた全国統一小学生テストに、5歳年長児の息子①が初挑戦しました。但し、挑戦したのは年長用ではなく、小学校1年生用のテストでした。

さて、全国統一小学生テストとは、毎年6月と11月に行われる日本最大の無料公開学力測定テストです。実は私はこういった類の事はせいぜい自分も受けたことがある北海道学力コンク-ルくらいしか知らなかったのですが、検索するとかなりメジャーなテストだとわかります。

全国統一小学生テストの意義

小学受験や中学受験という選択肢がほとんど無い(無かった)北海道では、皆さん全国統一小学生テストにどういう意味を感じているのかちょっと疑問に思っています。

そもそも我が家は、実のところそれほど教育パパ・ママというわけでは無く、息子①が小学生になった時を考えて毎日勉強する癖を付けさせる程度の事しかしていません。
つまり、元から受験云々を考えていたわけでは無く、あくまで小学生になるための準備ですから、今回の全国統一小学生テストに関してもその延長線くらいに考えています。

ちなみに、今回の全国統一小学生テストでは年長児用のテストを居住地近郊で受験できる場所が無く、小学校1年生用に飛び級受験する以外に無かったので、結果に関しては二の次でした。

なお、全国統一小学生テストの小学生1年生用の概要は
  • 国語と算数の2教科
  • テスト時間は、それぞれ30分ずつ
  • 配点は、それぞれ150点満点
個人的には、テスト結果に基づく分析レポ-トが楽しみでした。

全国統一小学生テストに向けた準備

期待値はそれほど高くないとは言え、さすがに勝算無くテストを受けさせるわけではありません。これまで息子①が積み上げてきた学習の成果は、私や嫁さんの想像を遥かに超えるレベルにあり、特に算数に関しては部分的に小2~小3レベルなので、ある程度の点数は取れると見込んでいました。
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また、今回の全国統一小学生テストはニスコパ-ソナルで受験しましたが、事前対策授業が無料で受講できるという事で息子①も喜んで参加してきました。

ちなみに、息子①自身は全国統一小学生テストに対してかなり燃えており、事前対策授業で貰った過去問を自宅でも解き直すなど、誰に似たのかなと思うほど真剣でした。
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全国統一小学生テストの結果

全国統一小学生テストの意外な結果

2021年6月6日、息子①は全国統一小学生テストを受験しました。これまで学校に通った経験の無い年長児が、朝の9時から30分のテストを2つやってくるだけでも凄いと思います。

受験後の息子①曰く、「算数は満点かもしれない!!!」「国語は半分くらい....」という感じで、やはり算数に関しては手応えはあったようです。
国語に関しては、ようやく小1の基礎的なワークブックが終わった段階なので、私や嫁さん的には0点で当たり前くらいに思っていました。

息子①、頭良いかもしれない

2021年6月18日、待ちに待った全国統一小学生テストの結果が届きました。息子①はかなりドキドキしているようですが、果たして。
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結果を見て私と嫁さんは、自分の目を疑いました。なんと算数は125点、国語も78点と想像以上の結果だったのです。
特に算数に関しては、北海道で393人受験した内の13位。全国でも13,170人中637位と年長児にしては望外の結果です。
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この結果を見て当の本人は、「なんで満点じゃなかったのだろう」と言って残念がっており、国語に関しては「もっと勉強して点数を上げたい」と向上心に燃えていました。

その姿を見てこれが全国統一小学生テストの意義かと思いましたが、親としてはこの熱量を上手に利用してあげる必要があります。

算数の詳細

150点中125点、偏差値64.1を叩き出した算数ですが、分析レポ-トを見てみるとやはり図形や文章題にまだ課題があるようです。
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図形や文章題といった思考力が必要な問題は、基本的に年齢に応じてできてくるようになるので、5歳の時点でできていない事は当然の結果だと思います。
ただ、息子①は前々から図形に関して苦手意識を持っているため、11月の全国統一小学生テストまでの間に楽しみながら図形を理解できるような工夫をしたいと思います。
文章題に関しては、ハイレベル問題集で色々とやっている中でも得手不得手の傾向は顕著に出ており、小学生になるまでの間に潰していければ良いなと考えています。

今回の全国統一小学生テストの結果を受けて、単純な計算などはこれまで通りどんどん進めていきますが、思考力を必要とする部分については小学1年生用のハイレベル問題集をもう一周やらせることにしました。
実は小学2年生用のハイレベル問題集に手を付けていたのですが、久々に私が息子①の勉強を見ている中で一部理解が追いついていないと感じる物があったので、やはり基礎の基礎をしっかりとやっておく方向に舵を切りました。

国語の詳細

150点中78点、惜しくも平均点に届かないくらいだった国語ですが、想定通り物語文以降はほぼ全滅していました。
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息子①は計算好きなので算数がだいぶ先行しているのですが、算数の文章題を解くために国語力が必要になって来たことで、割と最近後追いで小学1年生用のワークブックとハイレベル問題集を始めたばかりなので、この結果はむしろ驚くほど高得点だったと思います。

採点を見ると知識の面ではほぼ取りこぼしが無いので、基礎的な学習度合いは良いところにあると思います。思考力、つまり物語文を読んで回答する必要があるものは、ある程度慣れが必要な部分もあるので11月までには準備ができているでしょう。

ただ、30分という時間の中で全てを解くことは読むスピードの関係で中々難しいと思うまで、わからない部分は飛ばして次に行くというテクニックは身につける必要はあると思います。
時間さえあれば問題なく解ける事はわかっているので、音読させる事と読解力の向上を主眼に置いて少し対策を練ってみたいと思います。

本当に助けになった全国統一小学生テスト

息子①が全国統一小学生テストを受験してみてわかった事は、1つに本人のモチベーションを高める効果がかなり大きい事と、もう1つは分析レポートによって親が子の学習レベルを判断する事ができるということです。

受験前後の息子①の言動を見ると、確実に1つ成長した事がわかります。普段と異なるプレッシャ-に晒され、自宅では無い場所で時間制限があるハイレベルな問題を解く経験は、今後彼の人生でしばらく付き合うことになる「試験」という物に対してかなり活きてくると思います。
息子①は自分の点数を見た後、算数・国語共にもっと良い点数を取りたいとより勉強を頑張るようになりました。私なんかは5歳が毎朝勉強するだけでも偉業だと思いますが、自分の判断でより多くの難しい問題を解きたいと言う息子①を見て、本当に自分の子どもかなと思うくらいです。

全国統一小学生テストで満点を取ることが目標になるとそれはそれで問題ですが、その子に合った学習を進めていく中で、何が足りていないかを知るのには本当に良いツールだと感じます。
分析レポートも本当に詳細に記載されており、今後の学習のヒントを貰えるのは高学歴な人では無い私と嫁さんにとってかなり有り難いです。

まぁ、ただ色々とありますが、最も大切な事は、点数の良し悪しは別として、本人なりに経過も含めてベストを尽くした結果に対して最大限褒めてあげる事だと思います。
あと、一応無理だと思いながら「算数ないし国語で8割(120点)を超えたらご褒美」というラインを設定していたので、この結果を受けてポケモンセンタ-で散財させられたのは言うまでもありません。

さて、やる気にブーストがかかった息子①は、11月にどんな点数を取ってくるでしょうか。