先月開催された息子が行く幼稚園の運動会の観戦記です。
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息子、人生初の運動会に挑む

先月の中頃、息子が通う幼稚園の運動会が開催されました。今年は例年と場所が異なり、駐車場が確保できないという事で朝からタクシーに乗って会場に向かいました。また、平日開催だったので、私はビシッと有給休暇を取得しての観戦となりました。

気合を入れすぎたのか我が家が一番最初の到着となりましたが、開場時間の朝8時半を過ぎた頃には大勢の生徒・保護者でエントランスが溢れかえりました。
座席の確保の平等性を保つために、事前に各生徒には札が配られており、そこに記載の番号の順に整列します。ただ、誰も音頭を掛けないので列ができるまでには相当時間がかかりました。
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息子はあまり人の数が多いのでビクビクしていましたが、同じクラスの子達もいたので思っていたよりは平静を保てている雰囲気でした。

いざ、競技の時間!

幼稚園児全員による踊り

観覧席は各クラスこどにエリア分けがされており、自分の子どもの出番が近づくと保護者が待機場所に連れていく仕組みのようです。この辺の説明がいまいち無かったので、初参戦の我々はかなりバタバタしてしまいました。

運動会といっても息子は2歳児クラスに属しているので、出番はそれほど多くありません。ただ、初っ端に幼稚園児全員による出し物があったので、座席に着くや否や待機場所へ息子を連れていきます。
この日は嫁の体調が著しく悪く、おかげで私は観戦エリアと待機場所を何往復もするハメになりました。息子が属するクラスの観戦エリアは、待機場所から最も遠い場所だったので、私自身が運動会に参加しているかの如く体力を消費しました。
息子を待機場所に置き、再び観戦エリアに戻ってしばらくすると園児達が入場してきました。息子はすぐに私と嫁を見つけ、笑顔で入場してきます。
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それぞれの観戦エリアの前にそれぞれのクラスの子達が並び、いよいよ出し物が開始されるようです。2歳児クラス(多くはすでに3歳になっているようですが....)の子達も、これまでの練習の成果かきちんと整列して待機します。

自宅ではこういった団体行動を学ぶ機会は無いので、出来る限り早めに幼稚園に入れて良かったなと思うポイントの1つです。
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全園児が入場し、どことなく北朝鮮のマスゲームにも似た様な出し物が始まりました。規律を学ぶという点で、これはとても大きな効果を発揮すると思います。
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最初の出し物が終わり、待機場所にて息子を引き取ります。次の出番は幾つかのプログラムの後なので一旦自席に戻り、年少・年中・年長さん達による高度な出し物を観戦します。

少なくても彼らの出し物はきちんと統制されつつも、園児自身が楽しそうにしているのが印象的でした。自分が幼稚園児だった頃は、多分ここまできちんとできていなかったでしょう。

"トトロの音楽に乗せた踊り"と"かけっこ"

幾つかのプログラムを観戦した後は、再び息子を待機場所に連れていき、すぐに自席に戻ってメインとも言える「トトロに音楽に乗せた踊り」の為に出てくるのを待ちます。

しばし待っていると続々と2歳児クラスの子たちが出てきました。家では好き放題やっている息子ですが、こういった時はずいぶんと真面目なようで、きちんと整列をしている姿が印象的です。
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ここで2歳児クラスの保護者に対し、園側から観戦エリアの移動が可能だとのアナウンスが入り、保護者全員が移動を始めます。確かに割り当てられた観戦エリアからでは、会場中央で行われる演舞をきちんと見ることはできません。(もっと早く言え!! とは思った)

園児達が移動し終わるのが早いか、保護者達が移動し終えるのが早いかというタイミングで演舞が始まります。このプログラムは、息子自身が頑張って練習していると言っていたように、期待以上の完成度でとても驚きました。
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トトロのの出し物が終わると、一度先生のところに集合し、すぐに2歳児クラス全員によるかけっこが始まりました。1人だけ本格的な姿勢でスタートの合図を待つ息子ですが、これは元々かけっこには自信があるからでしょう。
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パイロンで作られたコースを10周くらい走っていましたが、息子自身がいつも私に教えてくれる通り、確かに息子はそれなりに足が速いようです。将来的にどうかはわかりませんが、「速い」という事は息子にとってとても大きな事なので、今はチヤホヤしてあげましょう。
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かけっこと匍匐前進みたいな事を長いことやっていましたが、先生の「集合!!」という声と共に園児達がワーッと先生の所に集まります。単純にこの2歳・3歳児は凄いなと感心しましたし、先程よりもより速いダッシュで先生のところに行く息子を見て、先生の事が本当に好きなんだなと感じました。
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この運動会で最も印象に残ったのは、息子は集合がかかる度に必ず先生の近くに行き、きちんと話を聞いて行動していた事です。息子が行く幼稚園はかなり体育会系だと評判ですが、その中でも息子は割と上手くやっているなと感じました。
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この写真を撮影した後、すぐに待機場所に向かいます。お昼前のこのプログラムで2歳児クラスが出場するプログラムは全て終了となるので、お帰りの会も見てきました。
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息子は随分と頑張っていたように感じたのでので、カルピスを買って飲ませましたが、息子自身も「どうだった?上手だった??」と出来栄えと速さには自信があったようです。
具合が悪くグダグダな嫁を迎えに観戦エリアに戻ると、息子は嫁に対してとても頑張った事を改めて報告していました。その顔は、本当にやりきったという清々しい笑顔です。
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運動会前の2週間くらいは、毎日お風呂で「トトロ」と「走った(かけっこ)」事を聞かされていたので、私自身もイメージを膨らませていましたが、想像よりずっとずっと凄かったです。まさか3歳児、というか息子がここまでやれるとは思っていませんでした。

未就園児と共に再度かけっこに参加

公式に参加するプログラムはすでに終わりましたが、エクストラとして来年2歳児クラスまたは年少クラスに入学予定の未就園児と共に、かけっこに参加しました。
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実は来年、年少さんに上がると同時に普段よく遊んでいる子が同じ幼稚園に入ってくるので、一緒にかけっこをすることにしたのです。

息子には友人をきちんとアシストしてあげなさいと言いましたが、いざスタートの号令が鳴り響くと全力で走り抜けて、宣言通りの一等賞をゲットしました。
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関連記事にある通り、今年の4月に幼稚園に入会した息子ですが、あれから約半年の間はかなり大きな成長を遂げています。

根本的な性格の部分はそう変わらなくても、やはり規律やルールを遵守するといった集団生活の中で醸成される部分については、幼稚園がきちんと種を蒔いてくれましたと感じています。

親の責任として子どもを躾ける事は気をつけながらやっているつもりですが、家庭では教えるのが中々難しいところを補完してくれる幼稚園の存在は、息子にとって本当に大きいと思います。
また、息子は幼稚園が凄く楽しいらしく、先生が優しいとか、逆立ちやブリッジに挑戦しているとか、同じクラスに好きな子ができたとか、そういった日々の事をいつも笑顔で語ってくれます。

年少さんになるまで残り数ヶ月、おそらく来年の3月や4月にはもっと大きく成長した姿を見せてくれるでしょう。