今回は一部で話題沸騰中の所謂安保法案について思う所を書いていきます。

反対デモはあまりにも見苦しい

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(C)AFP/Toru YAMANAKA〔AFPBB News〕

最近良く新聞などで報道されている所謂安保法案反対派の方々のデモは、心の底から見苦しく勉強不足のバカが騒いでる様にしか感じません。
小難しい話をする以前に、安保法案が可決されたり9条2項が廃止されると、日本人は即戦争を仕掛けると思っているのでしょうか?我々は戦闘民族か、と。

歴史的に見るとサイヤ人並に戦争していた時期もありました。WW2の中盤戦くらいまではイケイケドンドンでしたし、終盤戦では特攻隊や人間魚雷なんていう人権無視も甚だしい行為もありましたし、他国に侵略し戦争ですから迫害や虐殺もあったでしょう。だからと言って、我々はタガが外れたら即戦争するDNAを持っているとでも思っているのでしょうか?

私だって戦争になって徴兵だって言われたら、速攻で海外移住します。昔の人ほど根性があるわけでもなく、自分の命を投げ出してまで守りたいのは家族だけなので、正直有事の際に他人の命まで気にする余裕はないでしょう。

反面、今回の安保法案に対して様々な意見が出てくるのは、民主主義国家として正常な姿だと思います。安保法案に限らず、色々な意見をぶつけた上で最大公約数の国民が納得する法案は良いものだと思うので、左右関係無く声を上げる必要はあるでしょう。

ただ、今回のデモは言ってる内容があまりにも勉強不足で見苦しさしかありません。「何も知らないくせにデモ」「勉強する気もないのに批判」「雰囲気に流されてるだけ」「デモをファッションと考えてるバカ」は本当にどうしようもないとしか思いません。
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共産党や他の野党はパフォーマンスを止めろ

日本共産党の公式な党史には「憲法九条のもとでも、急迫不正の侵害から国をまもる権利をもつことを明記するよう提起しました。」と書かれてます。
ところが、日本共産党は90年台前半からは完全に護憲派に転じたことで、毎度の事ながら言ってた事を180度変えて、現在でも平気で屁理屈を言い続けています。

対して自民党は元々改憲政党です。55年体制の時の対立構図は「改憲・保守・安保護持」の自由民主党と「護憲・革新・反安保」の日本社会党の2大政党制だったのは国会議員ならずとも知っているはずです。つまり、もう半世紀以上前から自民党の基本スタンスは変わっていない事は明らかです。

今回の会期延長は安保法案を強行採決する事が前提ですし、参議院で審議が終わらなくても衆議院の2/3の賛成で採決されます。実際、安倍首相は去年の7月に解釈変更すると閣議決定し、その後12月の衆議院の解散総選挙で自民・公明の与党に強行採決ができるだけの議席数が与えられました。

共産党及びその支持者に日本国のシステムを理解している人が存在しているか疑問ですが、本来は安倍政権NOじゃなくて、日本人NOと言わなければならないのではと感じます。

安倍首相は「やると言った事をやってる」だけで、
  • 去年7月閣議で解釈変更を決定
    ▶ 12月に選挙で圧勝
    ▶ 国民の圧倒的な声により
    採決(可決)
この一連の流れに何か問題があるでしょうか。問題あると言う方は、民主主義国家に居を構えるのは無理なのではないでしょうか。
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▲なんで中央の人は笑っているんだろう?▲

少なくても安保法案に関しては、一連の流れの中で国民の審判を経てここまで来ているのは揺るぎない事実ですし、それが問題だと思う人は次の選挙で共産党なり社民党に投票すれば良いでしょう。
日本人は世界でもトップクラスのバランス感覚があるので、今回も安倍首相がやりすぎだと国民全体が感じたら次の参院選で自民党は大敗します。選挙ってそういうものです。

反対デモをやっている人に考えて欲しい

最近では憲法学者が安保法案は違憲だと言うので、サヨクが随分と調子に乗っていますが、学者の意見に流されて違憲だという人の大多数は日本国憲法や国連憲章などを全く読んでいないと思います。

「国際社会の一員としての日本」という立場を明確にしている日本国憲法は、個人的には結構素晴らしいと思っています。前文や9条1項は特に良い事が書かれています。しかし、9条2項は国際社会の中では問題で、厳密には国連憲章違反をしている可能性は以前より指摘されています。
【日本国憲法前文】
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
【憲法第9条】
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
○2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

【国連憲章第51条】
この憲章のいかなる規定も、国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、安全保障理事会が国債の平和及び安全の維持に必要な措置をとるまでの間、個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない。この自衛権の行使に当って加盟国がとった措置は、直ちに安全保障理事会に報告しなければならない。また、この措置は、安全保障理事会が国債の平和及び安全の維持または回復のために必要と認める行動をいつでもとるこの憲章に基く機能及び責任に対しては、いかなる影響も及ぼすものではない

日本国憲法は、どう読んでも戦争や戦力は放棄してるし、自国民を守る為の戦いすら認められていません。前文に謳われている通り、国際社会の一員であり国連に加盟している日本が、自国の主権を侵害される事態に陥った場合でも、絶対に戦う事は許されません。

そういう憲法です。おかしいと思いませんか?

例えば、某国が突然東京に攻め入ったとしたら、戦争反対だろうが何だろうが平等に殺されます。憲法を書いてある通りに読めば、日本国としては黙って見てる以外に選択肢は無い事になっています。

そういう憲法だからです。どう考えてもおかしいですよね??

憲法制定時の日本政府は、「日本は自衛権を保有するが、その行使はできない」と考えていました。有事の際には、国連軍が日本を守ることが想定されていたからです。ご存知の通り、日本国憲法は改正される事無く現在まで続いており、本来であれば当初のこの解釈が正である筈です。

米ソ冷戦時代に突入し、「日本は自衛権を保有し、それは日米安保等の武力によらざる自衛権である」と解釈を変更しました。ソ連という明らかに敵となり得る存在が近くにいるわけですから、必然的な変遷であると思いますが、すでに当初の解釈からは大幅にズレが生じています。

その後、朝鮮戦争を経て1954年には「日本は自衛権を保有している為、個別的自衛権は行使できる」と解釈を再び変更し、自衛のための必要最小限の武力を行使する事は認められているとして自衛隊を発足させました。
日本国憲法に照らせば、この時点で完全にアウトです。自衛の為だろうが国対国は国際紛争となるので、それを解決するために武力を行使することはできません。

ざっくりと言えばこのような経緯により現在まで自衛隊が存在します。世界有数の最新兵器と武力を誇り、アメリカ以外ならどの国が相手でも割りと良い勝負をするであろう自衛隊です。自衛隊は明らかに強大な戦力であり、9条2項で放棄した戦力以外何者でもありません

憲法学者が安保法案に関して違憲と言っているというより、そもそも自衛隊が違憲であるという事については私もそう思います。日本国憲法を素直に読めば、研究なんてしなくても自衛隊は違憲の存在です。しかし、デモや安保法案反対のサヨクは、自衛隊が違憲だとはあまり言いません。

デモをやってる人に考えてほしいのですが、あなた方は色々とゴチャゴチャと言う前に
  • 違憲である自衛隊を容認しない
  • 大規模災害に遭っても、違憲である自衛隊には絶対に世話にならない
  • 違憲である自衛隊が作ったいかなるモノも利用しない
  • 違憲の自衛隊の代わりに我々が戦う
くらい言わなければ一般人に対する説得力は皆無です。4つ目については言い換えれば自衛隊に代わる何かを示す必要があるという意味ですが、サヨクの方々から具体案が示された例を私は知りません。
みんな自衛隊が必要だと頭ではわかってるのでしょうし、違憲だろうが何だろうが日本という国家を守るには自衛隊の存在が不可欠であると知ってるのではないでしょうか。
また、仮に自衛隊は違憲であると声を大きくすれば、おそらく多くの人が憲法改正への流れを後押しすることになるでしょう。これがサヨクや左系マスコミが自衛隊を違憲だと断じない大きな理由です。

そういった状況にあるのが、憲法9条であり日本に安保です。非常にわかりづらいので、憲法を改正して、9条2項を撤廃し、自衛隊なんて言わずに軍隊と言いましょうということです。安倍首相は最初からそのつもりだし、最終的に矛盾を是正する為にはコレしかないのです。

その前段として、「国際平和支援法案」と「平和安全法制整備法案」という所謂安保法案があり、
  • 集団的自衛権を認める
  • 自衛隊の活動範囲や使用できる武器の制限を拡大する
  • 有事の際に自衛隊派遣までのロスタイムを短くする
  • 在外邦人の救出や他国艦隊の防護を可能にする
  • 武器使用の基準を緩和する
  • 処罰規定を追加する
といったことをまずやろうというわけです。これに反対するのは中国、韓国、ロシアといった明らかに日本と一戦交える可能性がある国しかありません。
細かい部分で議論が必要なところはあるけれど、大枠では自衛隊の存在自体に反対でなければ、安保法案は反対する理由が見当たらないシンプルなものなのです。


(Last Editing Date : 2018 / 06 / 22)