誕生日に素敵なものを頂きました。

毎年恒例の誕生日プレゼント交換

理由はすでに忘れましたが、数年前に突如として始まった誕生日が1日違いの友人とのプレゼント交換において、今年はRICOH THETA Sという変態カメラを頂きました。実は私のこのカメラが発売した当時、購入しようかかなり悩んだので正直に嬉しいプレゼントです。
IMG_20170201_154102_523
まぁ、男同士で何をしているんだという感じですが、10年以上の付き合いでお互い手の内を知りすぎている中、毎年面白いものをプレゼントするのはとても頭を使う作業です。
予算やカテゴリに縛りが全く無いノーヒントである上に、実用的だけどありふれておらず、使いそうで持って無いモノというのは意外に無いと毎年悩みます。

ちなみに、今年のこちらからのプレゼントはホビー用ドローンでしたが、すでに来年以降のプレゼントを何にするかワクワクしながらネットサーフィンをしています。

届いてすぐに開封してみた

RICOH THETA S

20170201_211316
RICOH THETA Sは、おそらく大多数の人にとって絶対に自分の為に購入する事はない360°撮影が可能なカメラです。

上の写真だとわかりませんが、THETA Sは本体の前後に半球形レンズ(円周魚眼レンズ)とイメージセンサーを持ち、それぞれが周囲180度撮影可能です。そして、前後180度ずつの画像をカメラ内で1枚に合成するので、出力される画像は360度の全天球写真となります。

THETA Sの画像サイズは5376×2688ピクセル(約1400万画素相当)で、レビュ-などを見ると前世代の機種よりかなり性能が上がっています。ただ、最低限のクオリティさえ確保されていれば、画素数やF値を細かく記載する意味は全くない変態カメラに変わりはありません。

使い道は模索中ですが、やはり大人数や自然の中でというのがスタンダードな使い方でしょうか。スマートフォンとの接続が大前提で、ちょっと変わり種というところではSONY DSC-QX10と似てるのかなと思います。

試しに持ち歩いて撮影してみた印象

20170201_211332
THETA Sを日常の中で積極的に使うシーンはありませんが、とりあえず使ってみるために持ち歩いてみると、本体の大きさ(高さ130mm、幅44mm)や重さ(125g)はそれほど気になりませんでした。

カメラ本体には電源、シャッター、Wi-Fi、静止画/動画切り替えの4つのボタンしか無く、全ての設定はスマートフォンにRICOH THETAアプリをインストールして行います。
そのため、カメラを持ち出す前にスマートフォンにアプリを入れ、諸設定等々を全て終えている必要があります。

撮影時のTHETA Sとスマートフォンの接続は的確で素早く、撮影した画像の転送速度もかなり速く感じるので、SONY製品の様に接続がブツブツ途切れてストレスになるといった事は皆無でした。

実際に撮影してみると、全天球なのでTHETAを持っている自分自身が写り込んでしまう事を除けば、画質は期待以上に綺麗ですし、かなり面白い絵が撮れます。
Susukino Ice World 2017 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA


何に使うべきか...を考えると使えない??

THETA Sを持ち歩きながら何を撮影しようか考えながら歩きましたが、私の想像力が足りないせいか全く全天球である事の強みを生かせそうにありません。
撮影した画像は昼でも夜でも非常に綺麗で素晴らしいのですが、どういった被写体に対して使うべきかはかなり悩みます。

実際、SNSへの投稿やこのブログに貼り付ける以外に使い道が全く浮かびませんし、後々加工をする事を考えるとどうしても普通のカメラで撮影してしまいます。
RICOHのホームページでは、THETAの活用方法が紹介されていますが、自分がその場面で使うかと言えばどうでしょうか。

とりあえず、今は色々試している段階で、アイデアと撮影環境次第では今まで撮れなかった絵が撮れる事は間違いないですし、想像もしていなかった様な使い方もあるかと思います。

【追記1906】

記事公開から約2年半が経過しましたが、ほぼ同じ期間THETA Sを使用していません。結局、私にはTHETA Sを使い切るだけの柔軟な思考が無く、色々試しましたが活用する機会はありませんでした。
ただ、今回この記事をEditingするにあたり、もう一度THETA Sを取り出して息子を撮影したりなど色々遊んでみたいと感じたので、たまに全天球画像がブログで使われる事になると思います。

ちなみに、現在のTHETAのラインナップは、
  • THETA Z1(2019年5月発売)
  • THETA V(2017年9月発売)
  • THETA SC(2016年10月発売)
  • THETA S(2015年10月発売)
の4種(THETA m15は公式ストアで取り扱い無し)となっており、2019年の今THETAを買うなら、迷うこと無くTHETA Vでしょう。
THETA Z1の性能はかなり魅力的ですが、一般の人が使い道がある程度限定されるカメラに10万円を超える価格を出す事は稀だと思います。


(Last Editing Date : 2019 / 06 / 28)