おしゃれすぎるホットプレートを買いました。

我が家にホットプレートがない

と嫁からメールが来ました。

当然以前から気づいてはいましたが、確かに我が家にはホットプレートがありません。そして、これまでホットプレートが無いことで何か問題に感じる事は無かったように思います。

と言うのも、これまでは室内で焼肉などをすると、空気清浄機をフル稼働させても臭いが充満してしまうので、基本的にはキッチンで調理するようにしてもらっていました。
また、どうしても食卓で調理をしつつ食べる場合でも、卓上IH+フライパンで事が足りていたので、(主に)焼肉専用機となるホットプレートが必要だとは思いません。

ただ、息子も大きくなってきて、家族でホットプレートを囲むというのも悪くないと思い、メールが来てすぐにヨドバシ.comにアクセスしてみました。

どの製品にするか考えてみた

ホットプレートと言えば、私の実家にもあるような下の画像の様な商品をイメージします。おそらくほぼすべての人が同じイメージを共有できるでしょう。

象印 ホットプレート 3.5枚タイプ やきやき 焼肉+たこ焼き+平面 ダークブラウン EA-GV35AM-TD
象印マホービン(ZOJIRUSHI)
2018-07-21



中には、上で貼っているタイプの様に、付属アタッチメントによって様々な料理が可能な製品もあるので、どういった機能が欲しいかなど考えながら見ていると、プリンセス テーブルグリルピュアという製品に目を奪われました。
プリンセス テーブルグリルピュア(103030)
ヨドバシ.comで検索していて偶然見つけたプリンセス テーブルグリルピュアという製品について、早速得意げに嫁さんにメールをすると、なんと嫁さんは元々このホットプレートをテレビか何かで見て欲しいと思ったとの事でした。

欲しいモノがあるなら相談してくれればと思うのですが、どうやら価格がやや高いので悩んでいたようです。まぁ、たしかに単機能のホットプレートとしては割高ではあります。

早速注文してみました

白いホットプレートが届いた

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嫁さんからの返信メールを見て即座に注文し、それからこの製品についてネットで検索してみると、このテーブルグリル ピュアというホットプレートは、以前から結構話題となっていたようです。

SONY製品には敏感な私ですが、白物家電は守備範囲外という事と流行にそれほど敏感ではないので全く知りませんでしたが、確かに見た目のインパクトは100%。
さらにプリンセスというメーカーも初見でしたが、1994年にオランダで設立された会社らしく2014年に日本に本格的な進出を果たした新興メーカーのようです。

それにしても、箱に描かれている製品を見てもまるでホットプレートだとは思えません。そして、気になるのは(おそらく一般的なご家庭と同じ)我が家の主な使い道である「焼肉」ではなく、もっとオシャレな焼き物が描かれている点です。

出てきたのは、おしゃれすぎるホットプレート

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届いた焼肉用の肉を焼く為に購入したホットプレートなので、届いてすぐですが早速開封して使用してみることにしました。全くインスタ映えしない感じの写真ですが、常識を覆す白いプレートと竹製の土台は、確かに魅せる家電としては最高な製品だと思います。

このホットプレートの機能は、単純にプレートが熱くなるだけですが、そのシンプルさ故に操作もダイヤルで温度を調整するだけとなっています。

ちなみに、使用前にはプレートに油を塗る必要があるとの事で、念入りに手入れを行ったからいよいよ実戦投入です。

早速焼肉をやってみました

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何も考えず焼肉をし始めて気になったのは、ある程度高温になったら運転が停止してしまい、かなり温度が低下しないと運転が再開しない事です。連続して加熱できる時間も1時間という事なので、大人数での焼肉パーティなどで使うには使い勝手が悪いかもしれません。

加えて、写真でもわかるように、プレート自体の面積はそれほど大きいものではありません。従って、我が家の様に3人家族ならまだ良いのですが、それ以上の人数となると、もう少し大きなサイズのホットプレートが欲しくなると思います。

肝心の焼き具合は、謳い文句通り「外はこんがり。中はジューシー。」です。プレートの温まり自体はかなり早く、ほぼムラなく全体が熱くなります。
また、一般的なホットプレートと比較して出る煙の量が少ないので、空気清浄機をフル稼働すると思ったほど臭いも気になりませんでした。
但し、これについてはこれまで家でホットプレートを用いた焼肉をした事が無く、要は比較対象が無いので相対的な判断ではありません。あくまで、そう感じただけです。

物凄く油が飛び跳ねて汚れる

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油分の多い肉を焼いたせいかもしれませんが、このホットプレート最大の欠点は、写真のようにプレートの外に油がかなり飛び散ることにあります。

我が家のテーブルは大きさが可変するタイプですが、大体プレートから15cm程は油が飛び散って来るので、テーブルを最大サイズにしてかつ真ん中にプレートを設置する必要がありました。
当初はそれほど油が飛び散る事を想定しておらず、私や息子に比較的近い場所に置きながら焼いていましたが、下手をすると火傷の危険性もあるので、食事中にプレートを移動しました。

一応製品としては油の処理について考えられており、プレート全体が中央に向かって傾斜していることで、中央に開いた穴から余分な油が落ちるような設計になっているはずですが、実際は角度が足りないために油が落ちていかないのでそれほど効果的ではありません。

使用後のプレート自体のお手入れは、サッと拭く程度と非常に簡単ですが、そもそもこのプレートで焼肉をやるとプレートの周りの掃除だけでかなりの手間がかかります。そういった意味でも焼肉には全く不向きなプレートだと思いました。

インターネットで見られる活用法は非現実的

このホットプレートは見た目がオシャレなおかげで、インターネット上には数多くのオシャレな写真を見ることができます。
しかし、見た目がオシャレだからと言って、ホットプレートをテーブルの中心に常に置きっぱなしにするのは、食卓テーブルとリビングテーブルが別々であるご家庭も含めて、単純に邪魔なので論外です。

このホットプレートのプレート部を大皿として使用する方もいるようですが、3人家族でこの大きさの皿が必要な事はほぼありません。パーティなどでは活躍するかもしれませんが、あえてこのプレートを使う必要も感じられません。

このホットプレートでは魚を焼いたり色々な料理ができますが、ホットプレートを使用する時の大半は焼肉ないしそれに類する料理でしょう。しかしすでに記載した油ハネの問題があるので、ホットプレートをイメージ通りのホットプレートとして普通に使いたい方は、わざわざこの製品を購入する意味は皆無だと思います。

【後日談】

【追記_1911】

購入から2年ほど経過したホットプレートは、後日談でも書いたように現在でも頻度は稀ですが使用を続けています。

先日、何かの際に頂いたカタログギフトを焼き肉用のお肉に変換した嫁さんが、再度このホットプレートで焼き肉をしたいと言い出しました。
多少なりとも臭いが出る上に、後々の油ハネ処理がとても面倒なので乗り気ではありませんでしたが、空気清浄機2台をリビングに配備し、テーブルクロスをひいて準備完了です。
DSC00799
何度やっても油ハネで「アツッ!!」となりますし、使用後はテーブルクロスの掃除に多くの時間が取られますが、我が家にはこの1台しかホットプレートが無いので仕方ありません。
それでも、何度か使用しているうちに、出来るだけ油ハネを少なくするプレートの配置や肉の置き方を学び、現在ではテーブル面積を最小にして使用できるほど扱いに慣れました。

しかし、今回の焼肉の最中、跳ねた油が写真の様にそれなりに離れている息子の目の横に当たる事故が発生し、いよいよ買い替えを真剣に検討しています。

メーカーなどにコダワリは無いので、タイガー魔法瓶のホットプレート CRV-G300の様な普通のホットプレートを1台導入したいと考えています。
ただ、今最も気になるのは、IHデイリーホットプレート KZ-CX1です。別売りのプレートガードを使用すれば、子どもが不意にプレートを触ってしまう事も避けられます。
でも、形状的にPRINCESS テーブルグリルピュア以上に油ハネ問題が深刻になりそうなので、一度実機を見て判断したいと思います。


(Last Editing Date : 2019 / 11 / 05)