家庭用生ごみ減量乾燥機なるものを買いました。

何気なく見た幸運

今年の4月に入った頃から息子②の食べる量が少しずつ多くなって来た事に歩調を合わせ、我が家の生ごみの排出量も少しずつ増えてきました。

我が家の生ごみ排出量は、おそらく他の一般のご家庭と大差はありません。子どもの食べムラにより排出量が多かったり少なかったりしますが、極端に排出削減に気を使っているわけでもないので、週2回の燃えるゴミの日は(生ごみだけではありませんが)それなりに大きなゴミ袋が必要になります。

コンポスト的なものが欲しい

我が家にとって生ごみに関する最大の問題は、虫が発生することです。正直ごみの減量といっても分母はそれほど大きいとは思いませんし、悪臭といっても消臭スプレーなどで対応できる場合がほとんどですが、どうしても虫(特にコバエ)の発生は抑制できません。

北海道の場合短い夏場しか問題になることはありませんが、上記の様に生ごみの発生量が今後段階的に増えることが想定されることから、今年ないし来年あたりには何か根本的な対策が必要だと考えていました。

ちなみに、中古で購入した我が家には、現代の分譲マンションでは標準装備されている場合も多いディスポーザーがありません。そのため、通常生ごみが発生した場合には、水気を切ってビニール袋に入れて口をキツく縛ってゴミ袋に入れています。

そこで、根本的に対策として思いついたのが、コンポスト的なもの。家庭菜園をするわけではないのでコンポストではありませんが、要は生ごみを自宅で処理するモノを導入しようと考えました。

辿り着いたのは購入助成

生ごみ処理の機械をインターネットで検索して辿り着いたのが、島産業 パリパリキューブのホームページでした。辿り着いたパリパリキューブのホームページを見ていると、ふと「購入助成金制度を検索」というバナーが目に入り、試しにと思って居住地の資料を見るとなんと購入助成をしているらしいことがわかりました。
パリパリキューブ

私がパリパリキューブのホームページを見て購入助成を知ったのが4月13日、そして幸運な事に札幌市の令和3年度電動生ごみ処理機の購入助成がその翌日からの受付という事で、このタイミングを逃す手は無いと翌日すぐに申し込みを行いました。

※5月27日(木曜日)午前8時から、2次募集を実施する予定のようです。

届いた購入助成決定通知書

私はかなり早く動いたつもりでしたが、どうやら定員305名に対して240番目だったようです。ただ、なにはともあれ購入助成決定通知書が届いたことで、「税抜き本体価格の2分の1(千円未満切り捨て)、上限20,000円」が助成されることとなりました。
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なお、助成金申請の方法はホームページに記載の通りですが、自治体のホームページだけあって結構わかりづらいので、充分注意の上必要に応じて申請を行ってください。
また、コールセンターでも受付をしているようなので、インターネットだと不安だという方はコールセンターのご利用を推奨したいと思います。

さて、4月14日に申請し、4月21日に助成金の決定通知書を受け取りました。通知書を見ると5月12日までには機械を購入し、必要書類を添付して札幌市に送付する必要があるのであまり時間がありません。

パリパリキューを買ってきました

島産業 パリパリキュー

購入助成の申請を出して決定通知書が届くまでの間、家庭用生ごみ処理機についてインターネットで色々と調べてみましたが、思ったほど種類があるわけではなさそうです。

一番最初に目についたのは、パナソニック家庭用生ごみ処理機MS-N53XDです。性能的には間違いなくNo.1だと思いますし、非常にスタイリッシュで気に入りましたが、嫁さんと相談した結果筐体の大きさがネックとなり見送りました。

次にキッカケとなったパリパリキューブですが、これだと一度に処理できる量に不安がありました。ただ、同じ島産業からパリパリキューという上位機種?が出ている事を発見し、処理能力と値段のバランスが最も良いと感じたため、パリパリキューを筆頭候補に据えてヨドバシカメラ札幌店に見に行くことにしました。

パリパリキューを買ってきました

家族全員でヨドバシカメラに並ぶ生ごみ処理機を前に色々と議論をし、結果的にやはりサイズ感と性能と値段のバランスが最も良いパリパリキューを購入しました。

パリパリキューはおおよそ5万円ですが、助成金によって実質3万円で購入できる事を考えると、かなりお得な気持ちになります。
そう言えば、パリパリキューのこの色は我が家で購入したのが最後の在庫だったらしく、ヨドバシカメラの店員さん曰く我が家が購入したその日に数台売れたそうなので、助成金効果を肌で感じました。
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帰宅後、早速開封。筐体には電源とモードボタンしかなく、使い方は説明書を見るまでもありません。
直感的に使用できるのは、キッチン家電にはマストな機能です。さすがに、iFデザインアワード2020を受賞しているだけのことはあると思いました。

ちなみに、予約とは3時間後スタート予約の事で、任意の時間で動かす設定はできません。夕食後の深夜帯に使用される想定だと思いますが、我が家ではそれがベストマッチするものの、多様化する現代においてどうなのかはわかりません。
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なお、購入後に必要な作業は脱臭フィルターの装着だけです。こういった機器が活躍するキッチンを主戦場とする奥様方は、おおよそ機械に強くない場合が多いので余計な事を色々しなくて良いのは素晴らしいポイントです。
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パリパリキューをキッチンの設置しました

今回パリパリキューを選定した大きな要因の1つは、嫁さんからの強いプッシュがあったことです。基本的に私はキッチンに関して口を出すことはしていないので、嫁さんが気に入ったものであれば何でも良かったのですが、本人はかなり気に入っているようなので良かったです。
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サイズ的にも我が家の狭いキッチンをそれほど圧迫する事無く設置できましたし、ちょうどポットを処分したあとだったのでそこにピッタリとハマりました。
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本格稼働前に実験をしてみた

パリパリキューに限らず、生ごみ減量乾燥機にはランニングコストがかかります。定期的に交換するフィルターや毎回使用する水切りネット(100円均一に付属品と同サイズの物がありました)もそうですが、意外に大きいのは電気代です。

パリパリキューの場合、仕様を見ると最小16円・最大45円の電気代がかかるようです。つまり、年間では5,760円~16,200円の電気代となり、おそらく12~13,000円程度に落ち着くものと考えられます。
ただ、我が家の場合は生ごみに虫が発生する春の終わりから秋の終わりくらいまで使用するつもりなので、年間の電気代はおおよそ7~8,000円程度に収まるのではないかと思っています。

さて、我が家にとってはじめての生ごみ減量乾燥機なので、早速その実力を試してみることにしました。今回は水分含有量が多いスイカの皮で実験する事にし、乾燥にかかる時間も気にしてみました。

結果的に、下の写真の通り生ごみの減量効果は非常に大きいことがわかりました。乾燥後のスイカの皮は本当にパリパリしていて、水分が全く感じられなかったので、虫対策としてはこれ以上無い対策になると思います。
なお、処理時間は、就寝前にスイッチを入れて起床してもまた動いており、結局9~10時間程度はかかったと思います。気にしていた運転音はそれほど大きく無く、これなら夕食後すぐに電源を入れてもうるさくてテレビの音が聞こえないということは無さそうです。
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本格稼働時には、付属のバスケットに水切りネットを被せ、三角コーナーとして使用します。生ごみがある程度たまったら水気を切れ、受け皿に乗せ、本体に入れて電源を入れる感じのようです。
見たところバスケットと受け皿は洗いやすそうなので、メンテナンスにかかる手間はそれほど大きくないのではないかと思っています。

また、脱臭フィルターは4~9ヶ月で交換となっていますが、我が家では春~秋にのみ使用するので毎年交換していくイメージをしています。ただ、脱臭フィルターの在庫が安定していないように感じるので、交換する場合はかなり前もって用意をしなければならないかもしれません。