虫取り体験のため、西岡公園に行ってきました。

西岡公園

西岡公園は、月寒川を堰き止めて作られ、旧西岡水源池を中心とする公園です。西岡水源池は、明治末期に歩兵第25連隊の軍用水道として誕生したモノで、以前公開した月寒公園と共に大日本帝国時代の遺物を流用したとも言えます。


市街地からは遠い分、自然がたくさん

西岡公園は、ざっくり言えば札幌ドームや羊ケ丘展望台から近い場所にあり、札幌市中心部から車で約20分程度の場所です。直近まで住宅街ではあるものの、どちらかと言えば郊外です。

また、公園と言えば子どもを遊ばせるための遊具がある公園をイメージしますが、西岡公園は自然と触れ合う場所という感じです。
園内マップ2020
(出典)西岡公園

このように一見子どもを連れて行くには微妙そうな、園内が必要最上限の整備に留められている公園ですが、反面豊かな自然に恵まれた環境には多種多様な動植物が生息しており、最近どうぶつの森に感化されて虫取りをしたくてしょうがない息子①を連れて行くには最適な場所です。

西岡公園で虫取り体験

(ほぼ)はじめての虫取り体験

私が子どもの頃は田舎に住んでいた事もあって、夏になるとアゲハチョウ、クワガタ、バッタやキリギリスなどをその辺の草むらで捕まえて遊んでいましたが、コンクリートに囲まれている都会だと中々そういった遊びができません。どうぶつの森ごっこをするためには、豊富な自然環境が絶対に必要です。
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広大な西岡公園を散策

豊富な自然を求めて西岡公園にやってきたものの、想像以上に豊富な自然がありました。ちょっとこれは4歳児にはスケールが大きすぎたと反省したものの、少し移動しただけで色々な種類の虫を捕まえたり(当然すぐにリリース)観察する事ができました。

また、西岡公園には旧西岡水源池取水塔という国の有形文化財があります。旧陸軍の軍用水道施設として作られたモノで、当時の名残を感じることができる貴重な施設です。
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広大すきだ西岡公園から近場の公園へ

午前中に西岡公園を散策していたものの、4歳児を連れている状態ではぜいぜい駐車場から取水塔あたりが限界です。多種多様な動植物が生息していますし、子ども達にわかりやすい虫も多くいたのですが、いかんせん狙いを絞るのが大変です。
私は幼少期に家のすぐ近くが山という田舎に住んでおり、元々豊富な自然の中だったので虫取りは日常の遊びの1つでした。言ってみれば、勝手に慣れていったのです。しかし、都会生まれ都会育ちの子どもは、自然の中でどうしたら良いのかわからないといった場面も見受けられ、環境要因の違いは大きいようです。

現状の息子①やお友達に関しては、西岡公園は自然を感じるという目的であれば最高の場所ですが、虫取りに遊びに行く目的だと、やや広すぎる(場が自由すぎる)ので少し違うなと思いました。
そこで、ランチを挟んでから近所の公園で虫取りの続きを行いました。虫の多さという点では、やはり街中の公園より郊外の西岡公園の方が圧倒的ですが、4歳児にとってはどっちでも良さそうな感じなので、クワガタを見つけに行くならまだしも、普通の虫取りのために無理して遠い公園に行く必要はありません。

息子①もお友達も無事にトンボやチョウチョを捕獲でき、ご満悦です。少し前までは虫を本当に嫌がっていた息子①ですが、どうぶつの森の効果によって率先して虫取りに行くのですから、ただのゲームとバカにできるものではありませんね。
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