とある理由(コレ)により、MVNOを利用する事にしました。

MVNO

MVNO(Mobile Virtual Network Operator)と言っても一般的には馴染みが薄いと思いますが、要は通信事業者の形態の1つで、自前の基地局設備を保有せずに他社から通信インフラを借りてサービスを提供する事業形態の事です。

ざっくりと言えば、キャリア(ドコモ、ソフトバンク、au)に対して回線使用料を払い、顧客に対して通信サービスを行います。MVNOは、キャリアの料金と比較すると格段に安い事が特徴です。

MVNOに加入してやりたいこと

単刀直入に言えば携帯電話に支払う金額をグッと下げたいのですが、事情によりドコモを解約できないので、通信のみMVNOとしDual SIMのスマートフォンを使用する事が目的です。
つまり、通話用SIMは現在のドコモのまま(カケ・ホーダイ)で通信用SIMをMVNOにする事で、少しでもトータルの料金を下げたいと思っています。

ところで、日本ではまだ馴染みのないDual SIMですが、1台の端末で任意にネットワークを切り替えられたり、2つのネットワークをスタンバイしておいて使い分ける事が可能で、海外では割と普及していますので将来的には日本国内でも1つの選択肢になるのではないでしょうか。

たくさんありすぎるMVNOから選ぶ

MVNOに加入するにあたり色々と調べたところ、想像以上にMVNO事業に参入している会社があり、競争が激しく多くの格安プランが存在するものの、3GBのプラン(データ通信のみ)は大体900円前後が相場で横並び状態なので、細かなサービスの違いと実効速度の違いで選ぶしかありません。

インターネットで検索すると、各社がご紹介サービスなどをやっている関係もあって、主要なMVNOは軒並み高評価でオススメされています。
そうなるとインターネットでの評判はあまりアテになりませんが、約30社のプランを全て比較検討するのは時間がかかり難しいので、友人やMVNOの速度比較を掲載しているサイトなどをアテにして数社に絞り込みましたが、
  • UQ mobileは、実効速度は魅力であるもののauの回線網なのでOUT
  • 楽天モバイルは、楽天市場をあまり利用しない為魅力に欠ける
  • エキサイトモバイルの従量制課金もありだが、通信速度制限に引っかかりやすい
など決め手に欠ける状態でしたし、北海道の隅々まで仕事で飛び回る事があるため回線網はドコモを使用しているMVNOのみから選定すると、最終的には数多いMVNO事業者の中でもサービスの面でバランスが良く評判も良いmineoという結論に至りました。

mineoについて詳しく

mineo

mineoの特徴は、
  1. いつでも解約金無料で解約する事が可能(最低利用期間が無い)
  2. パケットをシェアしたりプレゼントするシステムを実装
  3. 直近3日間における通信量による通信速度制限がない(Dプラン)
  4. 任意に通信速度を制限すると、データ容量を消費しない(mineoスイッチ)
の4点だと個人的には思いますが、肝心の通信速度に関しては、検証サイトを見る限り他のMVNOの比較しても比較的速い部類でしたので、普段普通の使用するには全く問題ないでしょう。

想定している使い方や希望的観測

MVNOの通信速度は、特に通勤時間帯と昼については非常に遅いことが話題となる事が多いと思います。その点、私の場合は他の方々と通勤時間が異なっていたり、ランチ時間にスマートフォンをあまり触ることが無いのでネックにはならないでしょう。
また、自宅内もしくは会社内にいる間は、基本的にWiFiを利用して通信しているため、回線速度に関してはあまり頓着していません。

Amazon Musicアプリなど割とデータ容量を食うアプリを利用している私にとっては、特に直近3日間における通信量による通信速度制限が無いということは魅力的です。
それ以上に、仮に音楽ストリーモングサービスが制限された通信速度で使用できるならば、私の通信の多くは低速(200kbps)でも充分な程度のものなので、契約ギガ数をかなり絞ることができるのではないかと考えています。

ちなみに、月額料金ではどのMVNO事業者も横並びで比較にならないので、料金を重視している方でもどのサービスが自分に合っているかという目で見たほうが良いと思います。

mineo加入へのステップ

mineoへの加入はとても簡単で、
 ① http://mineo.jp/にアクセスし右上の「お申込みはこちら!」をクリック
 ② 新規申込の場合、中段左側の「お申込み手続きへ」をクリック
 ③ STEP1~5の5ステップで所要時間は約10分程度
  ▶ Amazonなどから購入すると事務手数料(3,240円)が実質無料

私は、ドコモ回線網を使用する「Dプラン」、データ通信のみの「シングルタイプ」、既存SIMにSMS機能があるため「SMSは無し」、通信量は「3GB」、端末は別途用意するため「SIMカードのみ」(SIMカードの形状は現行機種ならnanoSIMがほとんど) といった具合です。

オプションで様々なサービスが用意されているので、必要に応じて加入が必要です。但し、私の様な使い方ですとオプションを選択する必要はありません。

STEP5から進むと仮申込みの受付が完了し、URLが記載されたメールが届きますのでクリックするとサービスの申し込みが完了します。
私は先程手続きが完了し、SIMの到着まで1週間程度みたいなので楽しみです。これでDual SIM機で使用する通信SIMの確保ができました。


▼後日談▼


(Last Editing Date : 2019 / 07 / 24)