高級キーボードは確かに高級なだけはあります。ハード面ではね。
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動作不良に陥った会社用キーボード

最近はパソコンの前に張り付く事が少なくなったとは言え、ディスプレイ、マウス、キーボードといったパソコンを操作する上で直に触れるモノに関しては、自分自身のパフォーマンスを最大化するためにも、気に入った製品にしておく事は重要だと考えています。

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でも書いていますが、私の職場は比較的自由度が高く、自分が使いたいパソコン周辺機器を会社に持ち込んで使用する事が可能です。
業務に必要なモノであれば会社に言えば購入してくれるのですが、自宅と会社を行き来させたりもするので、そういった物品に関しては自腹で購入する事にしています。

そんなモノの1つに、ここ数年使い続けて来たLogicool K360(リンクはK360R)というキーボードがあるのですが、残念ながら高い確率でキー全体の左側1/3がほぼ反応しない状態となりました。
実勢価格3,000円程度の安いキーボードでしたが、慣れてしまえばこれ以上使いやすいキーボードは無いのではないかと思うくらい、必要にして充分な製品だったと思います。
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会社用キーボード後継機の調達

持ち込んだK360が故障した所で、会社で支給されるデスクトップパソコンに付属するキーボードを使用すれば業務の継続に特段問題はありません。
ただ、よくある普通のキーボード(メンブレン / スライダ式)で、キーストロークが異様に長いことなどから、作業効率は著しく悪化してしまいます。

また、自分のデスクで仕事をしているだけなら有線タイプのキーボードで良いものの、ノートパソコンを用いた社内会議の際には、ワイヤレスキーボードだと会議に持参して、ノートパソコンから離れて操作が可能となるので、地味ですが出来ないと困る事が結構あります。

会社にてワイヤレスキーボードを使う利点は自腹でキーボードを持ち込む程度にはあるので、壊れたK360の後継機を購入しなければなりません。
条件はあまりありませんが、これまで通りロジクール製品、テンキー付、ワイヤレス(Unifying対応)、電池寿命が長いもしくは充電式はクリアしていて欲しいところです。

どうせ買うならコレでしょう

Logicool CRAFT KX1000s

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Logicool MX Master 2S(MX2100sGR)を会社と自宅で日常的に使用してフラッグシップの良さを噛み締めているので、Logicool CRAFT KX1000sの発売時に次のキーボードはコレかなと漠然と思っていました。

10年以上ロジクール製品を使い続けている中で、現行製品ではMX Master 2Sがマウスの1つの到達点、そしてCRAFTがキーボードの1つの到達点と言えるでしょう。

詳しくは後ほど記載しますが、CRAFTにはクリエイティブ入力ダイヤル「CROWN(クラウン)」という10種類以上のクリエイティブ系やオフィス系のソフトウェアの機能を操作することができる物理ダイヤルが搭載されています。
フラッグシップ機でありながら、こういった新しい考え方を搭載してくるあたり、最近のロジクールは中々攻めているなと感じさせてくれますし、魅力的なポイントでもあります。

シックな見た目のCRAFT

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箱を開けると、CRAFT本体、充電ケーブル(USB Type-C)、Unifying レシーバー、説明書・保証書が入っています。

茶色い背景のせいでわかりづらいですが、CRAFT本体はどんな職場環境でも馴染むシックで高級感のあるデザインです。逆に派手なタイプが好きならば、選択肢に入らないでしょう。

本体上部にはCROWN(左上のダイヤル)とlogiというロゴがあるだけで、余計で安っぽいボタンも無く、オフィスで使用するには最適です。
マット調なので強い光源の下でも派手に光る事は無く、キーやそれ以外の部分も手触りがとてもよくできています。ただ、1年も使っているとテカってきそうな質感ではあります。

Windowsマシンに慣れていると、特に最下段のキー配列はかなり特殊です。これはAdobeのソフトを使用する人の多くがApple製マシンを使用する事から、双方に対応しようとした妥協の結果の様に見えます。このあたりは実際に使用して問題が無いか、あったとしても慣れで克服できるレベルなのかをチェックしたいと思います。

見た目にはとても華奢に見えますが、意外にもこれまで使用していたK360から約倍増となる960gのズシッと重たい筐体です。
ただ、CRAFTは基本的に持ち運ばないキーボードなので、重さはデメリットではなく、重いことによって荒々しくダダダダッとタイピングしても変に動いたりしないというメリットになります。

USB Type-C端子を介した充電式

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CRAFTは乾電池駆動ではなく、バッテリーを搭載しています。使用状況によりますが、公式HPによるとバッテリーはフル充電で1週間程度持つようです。私の充電サイクルは、木曜日に退勤する時に充電ケーブルを差し込み、金曜日の朝に外すようにしています。

これまでのところ、バッテリー容量に関して問題に感じる事はありません。バッテリー残量が少なくなると、パソコン側に充電を促すメッセージが表示され、本体右上が赤く光るので気づかない事は無いでしょう。

充電にはスマートフォンと同じUSB Type-Cケーブルを利用しますが、MX Master 2Sの充電端子は旧世代のmicroUSBなので、一本化はできません。MX Masterの次期型がType-C端子を搭載してくれば、買い換える大きな動機になりそうです。

裏側はのっぺり。角度調整機構は無し。

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裏側中央部には、表のlogiと同様に目立たない色でCRAFTと印字されています。その他、各種認証マークが印字されていますが、裏側とは言え目立たない処理がされているところはフラッグシップ感満載で、所有する歓びを理解していると感じます。

注意していただきたいのは、シリアルナンバ-も目立たない色で小さく印字されている点です。印字位置は、写真奥側の一段上がっている部分の立ち上がり面ですが、これは言われないと絶対に気づかないと思います。

CRAFTには角度調整機能が無いものの、本体奥側が約1cm程度段差が付いているので、多くの人にとっては適切な角度になっていると思います。

Logicool CRAFT KX1000s の使用感

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CRAFTを購入してすぐ職場に持ち込み、2週間程使用しました。まだ慣れきっていないので評価は難しいのですが、良い点・悪い点など幾つか見えてきています。

それにしても、MX Master 2SとCRAFTを並べると、どちらもロジクール現行製品ラインナップのハイエンドだけあってデザインの親和性が素晴らしく、見ているだけで満足します。

CRAFTとパソコンの接続に関しては、Unifyingを介して行います。本来はMX Master 2Sと併せてBluetoothで接続したいところですが、会社支給のデスクトップパソコンのデバイスマネージャーにはBluetoothの項目が無いので仕方ありません。
とは言え、Unifyingも昔から使用していて(USB2.0に接続しなければならない等面倒ではあるが)割と信頼性があるシステムなので、大人しく機器を追加します。

CRAFTはMX Mater 2Sと同様、FLOW機能が搭載されており、同一LAN上にあるパソコンならカーソルの移動に合わせて認識する機器も変わります。
また、双方共LAN上にいないパソコンに対しては、ボタンを押すことで簡単に操作対象機器を切り替えることができるため、日常的に複数台のパソコンを使用する人なら一度使うとやめられません。

CRAFTの打鍵感など(K360との比較)

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K360と比較すると、意外にも本体の大きさはそう変わらず、CRAFTもコンパクトです。パッと見では、CRAFTのキーは上下左右ギュッと詰め込まれている様に感じます。

上の方でも書いていますが、Windowsの標準的なキー配列であるK360と比較すると、CRAFTは特殊な配列となっています。最下段にはcmdキーがあったり、Apple製品を使ったことが無い人は少し戸惑うかもしれませんが、多分そういう人を相手に設計していないでしょう。

個人的にキー配置は慣れの問題だと思っているので、あまり気になりません。キーボードを変える時はいつも一定期間は使いづらさを感じています。今回の場合は、最下段左のCTRLが小さくAdobe系ソフトを使う際に戸惑うことがありますが、他はあまり気になりませんでした。

CRAFTはK360と比較してキーとキーの間が狭いのですが、キートップが球形に凹んでいるので押し間違いはあまりありません。特にブラインドタッチだと、勝手にキー中央部に指が行くのはとても心強く感じます。

CRAFTのキーストロークは1.8mmと浅めで、K360よりだいぶ軽く打てる感覚です。打鍵感に関してはこだわりが人それぞれなので、あまりレビューを参考にしない方が良いと思いますが、手をなるべく動かさず、軽い力で入力するのが好みならCRAFTは向いているでしょう。

軽く打てると言ってもしっかり感はありますし、K360ではカシャカシャという音がうるさくないかと周囲に気を使っていましたが、CRAFTは荒々しくタイピングしても打音が軽く静かなので、オフィスで使うにあたって大きなメリットです。

せっかくのCROWNだが.....

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今回新機能として最も期待したCROWN(ダイヤルの様なモノ)は、タッチ・回転・押すという3つの動作によって、対応するアプリケーションごとにそれぞれ独自の機能を持たせることが出来ます。
動作はLogicool Optionsで設定が出来るのですが、該当するソフトで割り当てたい機能を選択する事が可能です。

しかし、今の所私のパソコンでは何をしていもLogocool Optionsが立ち上がらず、CROWNの設定が全くできない状況です。
また、Logicool Optionsで最上段のF1~F12に機能を割り当てる事ができるのですが、残念ながらこちらも使用する事ができないので標準状態のままとなっています。

MX Master以前は、Logicool Unifying ソフトウェアで機器の登録等を管理していましたが、私が持っているLogicool製品はLogicool Optionsに対応しているため、自宅デスクトップパソコンやノートパソコンは後者のソフトウェアを入れています。
会社のパソコンについても、MX Masterを導入した時にLogicool Optionsをインストールして、以後設定等はこのソフトウェアで行ってきました。
しかし、CRAFTの設定を行おうと久々にLogicool Optionsを起動しても、真っ暗な状態で何も表示されない窓が1つ出てくるだけとなってしまいました。

現在のところ有効な解決策が見つかっていませんので、色々とトライしてなんとか使えるようにし、CROWNの使用感を含めて記事を更新したいと思います。