地元の議員は知っているけど、今住んでいる所の議員は知らないものですね。

個人的な統一地方選挙の投票先

個人的に自民党政権の政権運営に「概ね」満足しているし、他に選択肢がありません。国政レベルでは政党色が全面に出るので投票先がわかりやすいのですが、これが市町村レベルになると極端に難しくなりますし、与党系が推している札幌市長候補の政策が全然響かないので多少迷っています。

さらに問題は道議と市議です。平日昼間は仕事で居住している場所の選挙区とは別の選挙区におり、帰宅時間が選挙運動終了時間とそう変わらないので、選挙カーに出会うことが全くなくポスタ-などを見ても「これ誰?」状態です。
地方選挙は選挙運動期間が短く、週末でも選挙カーをあまり見かけることがないので、現在居住している場所の選挙事情が全くわかりません。

という事で、馴染み深い地元の選挙結果を考察します

苫小牧の統一地方選挙結果 ー道議編ー

今回は定数3、投票率54.11%の選挙でした。現職が全員当選。そら共産党が相手なら、そうだよなという結果でした。
  1. 遠藤 連 (自民) 現職 24,262票
  2. 沖田 清志 (民主) 現職 21,009票
  3. 安藤 邦夫 (公明) 現職 16,492票
  4. 松橋 千春 (共産) 新人 12,796票
2011年の苫小牧市議会議員選挙(投票率52.608%)と比較すると、
  1. 自民系 23,814票 → 24,262票 = ほぼ自民の支持者を固める
  2. 民主系 26,845票 → 21,009票 = 党勢を表す結果
  3. 公明党 12,144票 → 16,492票 = 自民党支持者の一部からの得票は確実
  4. 共産党 7,931票 → 12,796票 = やっぱり躍進??
昨年の苫小牧市長選挙(投票率39.270%)と比較すると、
  1. 自民・公明 35,937票 → 40,754票 = 投票率の違いを鑑みると妥当?
  2. 共産党 17,837票 → 12,796票 = 市長選では民主左派も入れたか
さらに、昨年の衆議院議員選挙(投票率55.193%)と比較すると
  1. 自民・公明 30,501票 → 40,754票 = 衆議院議員選挙での体たらくぶりが露呈
  2. 民主党 26,511票 → 21,009票 = 候補者の違いですかね?
  3. 共産党 12,438票 → 12,796票 = ピッタリ
直近の苫小牧市における各勢力の基本的な政治的勢力図が見えてきました。
投票率はこの先上昇傾向になるとも思えませんし、かといって急激に低下するとも思えませんので、今後数年内の選挙では以下の勢力図がベースとなるのではないかと思います。

自民党 24,000票、民主党 20,000票、公明党 12,000票、共産党 12,000票
※投票率が50~55%程度の時。当然投票率によって上下する。

共産党はちょっと多めに見積もっていますが、公明党の基礎票と共産党の基礎票はほぼ同数と見ていいでしょう。つまり、自民党の一部が公明党支援に入らない限り、公明党は共産党の後塵を拝する可能性が捨てきれません。
自民党と民主党に関しては、基礎票でかなり僅差ですが、鳩山ショック以降は自民党が上回っていると思います。昨年くらいから民主党も盛り返してはきていますが、それでも追いついていないと見ています。

苫小牧の統一地方選挙結果 ー市議編ー

後半戦に行われた苫小牧市議会議員選挙についてです。前半戦の投票率が54%程度だったので、後半戦もそのくらいかと思っていましたが、実際は投票率48.989%でした。 定数28、候補者は30人という選挙でした。

苫小牧市議会議員選挙の場合、当落のボーダーは得票率が大体2%ちょっととなります。得票率が2.5%を超えていたら確実に当選と見ていいと思います。
  1. 金沢 俊 (自民系・緑風) 現職 3,640票 5.294%
  2. 板谷 良久 (自民系・緑風) 現職 3,321票 4.830%
  3. 牧田 俊之 (民主系・改フ) 新人 3,059票 4.449% トヨタ自動車北海道(株)社員
  4. 首藤 孝治 (民主系・改フ) 新人 2,995票 4.356% 王子製紙(株)社員
  5. 矢野 誠 (民主系・改フ) 現職 2,937票 4.272%
  6. 岩田 薫 (民主系) 新人 2,912票 4.236%
  7. 矢嶋 翼 (自民系・緑風) 現職 2,764票 4.020%
  8. 小山 征三 (民主系) 現職 2,639票 3.838%
  9. 大西 厚子 (公明党) 新人 2,590票 3.767%
  10. 宇多 春美 (自民系・緑風) 現職 2,561票 3.725%
  11. 小野寺 幸恵 (共産党) 現職 2,455票 3.570%
  12. 工藤 良一 (共産党) 新人 2,402票 3.494%
  13. 松井 雅宏 (民主系・改フ) 現職 2,324票 3.380%
  14. 岩田 典一 (自民系・緑風) 現職 2,299票 3.344%
  15. 木村 司 (自民系・緑風) 現職 2,279票 3.315%
  16. 越川 慶一 (民主系・改フ) 現職 2,275票 3.309% 北海道電力(株)社員
  17. 池田 謙次 (公明党) 現職 2,265票 3.294%
  18. 渡辺 満  (共産党) 現職 2,237票 3.254%
  19. 神山 哲太郎 (公明党) 現職 2,152票 3.130%
  20. 林 光仁 (公明党) 現職 2,133票 3.103%
  21. 松尾 省勝 (民主系) 現職 2,126票 3.092%
  22. 藤田 広美 (公明党) 現職 2,005票 2.916%
  23. 阿久津 修一 (自民系・緑風) 元職 1,873票 2.724%
  24. 西野 茂樹 (民主系) 現職 1,861票 2.707%
  25. 冨岡 隆 (共産党) 現職 1,818票 2.644%
  26. 桜井 忠 (自民系) 現職 1,732票 2.519%
  27. 谷川 芳一 (自民系) 現職 1,584票 2.304%
  28. 竹田 秀泰 (自民系・緑風) 現職 1,493票 2.172%  
  29. 後藤 節男 (民主系) 現職 860票 1.251%
  30. 宅美 圭輔 (無所属) 新人 275票 0.400%
※小数点以下の票数は、四捨五入
※○○系については過去の所属会派や支援団体などにより独断と偏見によって記載

地方議会ですので政党色を前面に出している候補が少数であるため、所属会派や支援団体などによって自民系・民主系といったような分け方をしています。

それぞれの獲得議席と、落選議員も含めた得票を見てみると
  • 自民系 10議席 23,546票
  • 民主系 09議席 23,988票(当選議員のみだと23,128票)
  • 公明党 05議席 11,145票
  • 共産党 04議席 08,912票
  • 無所属 00議席 00,275票
2011年の苫小牧市議会議員選挙(投票率52.608%)と比較すると
  • 自民系 23,814票 → 23,536票 = 投票率を考えると支持を伸ばす
  • 民主系 26,845票 → 23,988票 = 組合系の堅い支持にも関わらず落とす
  • 公明党 12,144票 → 11,145票 = 想定どおり
  • 共産党 07,931票 → 08,912票 = 思ったより伸びなかった
道議編で投票率が50~55%程度なら

自民党 24,000票、民主党 20,000票、公明党 12,000票、共産党 12,000票


と書きましたが、市議会議員選挙では一部政党に関係なく、お付き合いで投票するパターンもあるため、多少の乖離があったものと思います。
ただ、最近の共産党の躍進ぶりは、やはり民主左派系や無党派層の一部を取り込んでいたことがわかりました。共産党自体の基礎票は、8,000~9,000票なのでしょう。

自民党 24,000票、民主党 23,000票、公明党 12,000票、共産党 9,000票

とした方が正しいのかもしれません。いずれにせよ、地方議会選挙と国政選挙では票の読み方が全く違うわけですし、あくまで目安の数字になります。

苫小牧の市政を考えた場合、自公で過半数の15議席(定数28)獲得はかなり大きい事だと思います。前回の2011年の結果では、自公でちょうど半分の15議席(定数30)でした。
苫小牧市は自民系の市長ですから、結構苦しい状態の議会運営が続いていたと想像できますが、今後3年間ほどは、思い切った改革や市政運営が可能となるでしょう。
特に、現市長の1・2期目は共産党にまで気を配った議会運営をしており、そのため諸問題の決定に時間がかかるケースが散見されていましたが、今後はそういう事もせずにスピード感を持った市政運営となるかもしれません。

但し、北海道に誘致されないと言われるIRの問題や、防災、交通、また全国的な課題である財政の問題など市政の場は生活に直結する問題を扱う為、これまで以上に議員はもちろん市民も議会を注視していく必要があると思います。


(Last Editing Date : 2018 / 06 / 14)