友人の誘いでKITAKAZE ROCK FESに初参戦してきました。
会場は札幌の市街地にあるKRAPS HALLとBESSIE HALLの2箇所(徒歩2~3分の距離感)で、総勢10バンドが集結する中々規模の大きなイベントです。
あまり詳しくはないのですが、どうやら昨年から開催されているイベントだそうで、札幌でこのようなイベントを開催するのは本当に苦労が多いと推察します。
北海道に戻って来て感じた事は、どの様なエンターテイメントでも東京・大阪と比較すれば主に物理的距離による金銭面の問題が壁となり、中々見たいモノ・人が来ないという現実でした。
ですから、NOISEMAKERが汗をかいて道外から大物バンドを連れてきてくれる事の意味や意義というのは、北海道に住んでいるライブ好き達や次世代のロックキッズにとってかなり大きいものだと思います。
日曜開催だったので昼過ぎまでは息子や友人と遊び、友人と別れるのが寂しそうな息子を(どうせ今日泊まるんだからと)説得し、我々は会場であるKRAPS HALL上の駐車場に車を停め、どのバンドを見るかを会議します。
私は激しい音楽をギターで演奏するのは好きですが、ダイブで頭を蹴られたくない想いが強いためライブで見ることはあまり得手としておらず、故に地元のバンドであってもそれほど馴染みがありません。
逆に友人は激しい音楽をライブで見るのが大好きなタイプで、色々なバンドの事を知っているため、基本的に友人の奨めるバンドを中心に見ることとなりました。
今回我々が絶対に見ると決めたバンドは、
個人的には最近よく話題に上るCVLTEを見たい気持ちもありましたが、このイベントの後すぐに見る機会があったのでパスしました。ROACHの後、夕飯休憩として1時間半程空白の時間を作っていますが、早めに食べれれば再参戦することとします。
彼らの音楽は一種のクロスオーバー(ミクスチャーロック??)で、ラウドロックとヒップホップを混ぜ合わせたような感じですが、ライブにおいては何より見ていてステージが楽しいバンドという印象です。今回は明らかにいつもより気合が入っていたものの、相変わらず楽しそうにプレイする姿は、見ているこちらを笑顔にさせてくれます。
楽曲はかなりガチャガチャしていますが、前回同様きちんと抑えるところは抑えた演奏をしていたように思います。まぁ、彼らのスタイルでは上手い下手というよりいかに情熱的かなので、あのテンションでどこまで突っ切れるかだけが気になるポイントです。何気に彼らのライブは年に1回どこかで見ているので、おそらくまた見る機会はあるでしょう。
沖縄らしいサウンドを文章で表現する事は難しいのですが、日本国民であれば必ず感覚的に理解できる沖縄らしさ(琉球音階??)がベースにあり、その上にハードコアやラウドロックといったジャンルが乗っている印象です。
会場のノリに(かなり?)不満だったのか、再三再四「俺らは黙って見るバンドじゃない」的な煽りが入りますが、徐々にフロアもヒートアップして最終的にはかなりのお祭り騒ぎになります。
個人的にはバンド主導でお祭り騒ぎを煽るのは良いと思いますし、フロアはNO MATTERのときより節度があったので迷惑と感じるほどのモノではなく、逆に自然にしっかりとエリア分けされていたので今回はあまり気にならずにライブを楽しむことができました。
現在は東京を中心に活動をしているようなので、北海道でのライブは中々望めないと思います(これこそがこのフェスの意味)が、是非近い内にもう一度見たいと思います。
さすがだと感じたのは、音。それぞれの楽器の音の粒が立っているというか、ハードなのにきちんと体に届くので自然とノリが良くなります。フロア全体がすでに出来上がっている状態ではありましたが、ヘヴィさの中にある繊細な部分によって熱狂が加速されたようでした。
ただ、正直なところ私のテンションがかなり上がってしまったため、ライブの詳細は全く覚えていません。悪い意味では無く、とても楽しかったという記憶しか残りませんでした。
私がTOTAL FATを知ったのは、おそらく私が海外から帰ってすぐくらいの時、久々に手にとったギターマガジンで今年10月に脱退が決まっているギタリストのKuboty氏のインタビュ-が掲載されていたのがキッカケです。
個人的にKuboty氏は日本国内においては最高峰のギタリストの1人だと思っていますので、今回のライブでは当然Kuboty氏側の3列目くらいに陣取ってライブを楽しみました。
じっくりと聞かせてもらいましたが、曲の中にやはりKuboty氏のハードロックやヘヴィメタル的で模範のようなフレーズが乗っかると、バンド全体の爽快感がブーストされる感じがしました。
せっかくなので最後の方は他のお客さんと結構騒ぎましたが、やはりあまりヘヴィに寄っていない方が聴く分には自分の趣向により合っていると感じたライブでした。
大トリでこのイベントの主催者であるNOISEMAKERですが、私自身はおそらく初見です。物凄くどこかで一度見ている気はしているのですが、ブログの過去記事を漁っても出てこないので多分初見なのでしょう(記憶の中では確実に一度見ているのだけど....)。
正直、一般的な認知度はまだそれほど無いと思いますが、ライブハウスなどに行く人や新しいモノに敏感な人々にとっては、地元札幌を代表するバンドなので見ている方も気合が入っている方々が多くいました。
CRYSTAL LAKE▶TOTAL FATからの流れなので、かなりハードルが高い状態でライブを見ましたが、クオリティ面では決して引けを取らないライブだったと思います。
久々にステージとフロア全体がガッチリ一体化したライブを見た気がしますし、来年の同フェスはもちろんのこと、彼らのワンマン公演などもチェックしたいと思いました。
息子は来れば一緒に遊んでくれる友人の事が大好きで、何なら彼女とコミュニケーションが取りたくて英語勉強熱が冷めない(私との会話は9割方英語のため?)のではないかと思っています。
友人が来るなりドハマり中のポケモンを一生懸命説明しますが、さすがポケモンだけあって米国でもかなり人気があるらしく、第3世代くらいまでは良く知っているようでした。ただ、ポケモンの名前が日本語と英語でかなり異なるため、二人の会話を聞いていても全く噛み合っておらず面白かったです。
ライブ翌日も息子は朝早く起きて、早速ポケモン話に花を咲かせていました。数ヶ月に一度くらいですが、こうやって文化的背景が違う子と過ごす事は息子にとって本当に有意義な時間だと思います。
KITAKAZE ROCK FES. 2019
KITAKAZE ROCK FES. は、NOISEMAKERという北海道発のバンドが「北海道を代表する大きなフェスにしたい」という思いを込め主催するサーキットライブイベントです。会場は札幌の市街地にあるKRAPS HALLとBESSIE HALLの2箇所(徒歩2~3分の距離感)で、総勢10バンドが集結する中々規模の大きなイベントです。
あまり詳しくはないのですが、どうやら昨年から開催されているイベントだそうで、札幌でこのようなイベントを開催するのは本当に苦労が多いと推察します。
北海道に戻って来て感じた事は、どの様なエンターテイメントでも東京・大阪と比較すれば主に物理的距離による金銭面の問題が壁となり、中々見たいモノ・人が来ないという現実でした。
ですから、NOISEMAKERが汗をかいて道外から大物バンドを連れてきてくれる事の意味や意義というのは、北海道に住んでいるライブ好き達や次世代のロックキッズにとってかなり大きいものだと思います。
どのバンドを見るか、それはかなりの問題だ
(出典 : NOISEMAKER)
日曜開催だったので昼過ぎまでは息子や友人と遊び、友人と別れるのが寂しそうな息子を(どうせ今日泊まるんだからと)説得し、我々は会場であるKRAPS HALL上の駐車場に車を停め、どのバンドを見るかを会議します。
私は激しい音楽をギターで演奏するのは好きですが、ダイブで頭を蹴られたくない想いが強いためライブで見ることはあまり得手としておらず、故に地元のバンドであってもそれほど馴染みがありません。
逆に友人は激しい音楽をライブで見るのが大好きなタイプで、色々なバンドの事を知っているため、基本的に友人の奨めるバンドを中心に見ることとなりました。
今回我々が絶対に見ると決めたバンドは、
- 17:00- HANABOBI
- 18:00- ROACH
- 20:00- CRYSTAL LAKE
- 20:30- TOTAL FAT
- 21:00- NOISEMAKER
個人的には最近よく話題に上るCVLTEを見たい気持ちもありましたが、このイベントの後すぐに見る機会があったのでパスしました。ROACHの後、夕飯休憩として1時間半程空白の時間を作っていますが、早めに食べれれば再参戦することとします。
HANABOBI(HP、Twitter、YouTube)
今回で3回目となるHANABOBI(①・②)です。今回のイベントでは、いわゆるオープニングアクトという扱いでした。彼らの音楽は一種のクロスオーバー(ミクスチャーロック??)で、ラウドロックとヒップホップを混ぜ合わせたような感じですが、ライブにおいては何より見ていてステージが楽しいバンドという印象です。今回は明らかにいつもより気合が入っていたものの、相変わらず楽しそうにプレイする姿は、見ているこちらを笑顔にさせてくれます。
楽曲はかなりガチャガチャしていますが、前回同様きちんと抑えるところは抑えた演奏をしていたように思います。まぁ、彼らのスタイルでは上手い下手というよりいかに情熱的かなので、あのテンションでどこまで突っ切れるかだけが気になるポイントです。
ROACH(HP、Twitter)
日本の最南端沖縄発のバンドです。私は完全にやられました。沖縄らしさを充分に感じさせるサウンドと、Vo.の素晴らしいキャラクター、そして絶対的な自信を感じるステージでした。沖縄らしいサウンドを文章で表現する事は難しいのですが、日本国民であれば必ず感覚的に理解できる沖縄らしさ(琉球音階??)がベースにあり、その上にハードコアやラウドロックといったジャンルが乗っている印象です。
会場のノリに(かなり?)不満だったのか、再三再四「俺らは黙って見るバンドじゃない」的な煽りが入りますが、徐々にフロアもヒートアップして最終的にはかなりのお祭り騒ぎになります。
個人的にはバンド主導でお祭り騒ぎを煽るのは良いと思いますし、フロアはNO MATTERのときより節度があったので迷惑と感じるほどのモノではなく、逆に自然にしっかりとエリア分けされていたので今回はあまり気にならずにライブを楽しむことができました。
現在は東京を中心に活動をしているようなので、北海道でのライブは中々望めないと思います(これこそがこのフェスの意味)が、是非近い内にもう一度見たいと思います。
CRYSTAL LAKE(HP、Twitter)
私自身名前だけは聞いたことがあったのですが、かなり有名なバンドだそうです。以前ライブを見てことがあるcoldrainやCrossfaithと同様に、すでに海外でも勝負をしているCrystal Lakeは個人的な印象としてよりハードコア(ヘヴィ側)だと感じました。さすがだと感じたのは、音。それぞれの楽器の音の粒が立っているというか、ハードなのにきちんと体に届くので自然とノリが良くなります。フロア全体がすでに出来上がっている状態ではありましたが、ヘヴィさの中にある繊細な部分によって熱狂が加速されたようでした。
ただ、正直なところ私のテンションがかなり上がってしまったため、ライブの詳細は全く覚えていません。悪い意味では無く、とても楽しかったという記憶しか残りませんでした。
TOTAL FAT(HP、Twitter)
これまでライブを見たことは無かったのですが、楽曲はよく聴いていたバントです。ざっくりとですが、オフスプリングやグリーンディの様な少し懐かしいパンクでしょうか。なんとなくアメリカ西海岸なイメージというか、ゴキゲンな曲調が印象的です。私がTOTAL FATを知ったのは、おそらく私が海外から帰ってすぐくらいの時、久々に手にとったギターマガジンで今年10月に脱退が決まっているギタリストのKuboty氏のインタビュ-が掲載されていたのがキッカケです。
個人的にKuboty氏は日本国内においては最高峰のギタリストの1人だと思っていますので、今回のライブでは当然Kuboty氏側の3列目くらいに陣取ってライブを楽しみました。
じっくりと聞かせてもらいましたが、曲の中にやはりKuboty氏のハードロックやヘヴィメタル的で模範のようなフレーズが乗っかると、バンド全体の爽快感がブーストされる感じがしました。
せっかくなので最後の方は他のお客さんと結構騒ぎましたが、やはりあまりヘヴィに寄っていない方が聴く分には自分の趣向により合っていると感じたライブでした。
NOISEMAKER(HP、Twitter)
TOTAL FATが終わりダッシュでKRAPS HALLに移動しますが、すでにライブはスタートしておりフロアはパンパンです。大トリでこのイベントの主催者であるNOISEMAKERですが、私自身はおそらく初見です。物凄くどこかで一度見ている気はしているのですが、ブログの過去記事を漁っても出てこないので多分初見なのでしょう(記憶の中では確実に一度見ているのだけど....)。
正直、一般的な認知度はまだそれほど無いと思いますが、ライブハウスなどに行く人や新しいモノに敏感な人々にとっては、地元札幌を代表するバンドなので見ている方も気合が入っている方々が多くいました。
CRYSTAL LAKE▶TOTAL FATからの流れなので、かなりハードルが高い状態でライブを見ましたが、クオリティ面では決して引けを取らないライブだったと思います。
久々にステージとフロア全体がガッチリ一体化したライブを見た気がしますし、来年の同フェスはもちろんのこと、彼らのワンマン公演などもチェックしたいと思いました。
仲良し米国人女子が来て喜ぶ息子
今回のNOISEMAKER presents KITAKAZE ROCK FES. 2019への参戦は、友人から私に参戦のお誘いが来たことがキッカケだったので、いつもの様に気軽に泊まりに来てもらいました。息子は来れば一緒に遊んでくれる友人の事が大好きで、何なら彼女とコミュニケーションが取りたくて英語勉強熱が冷めない(私との会話は9割方英語のため?)のではないかと思っています。
友人が来るなりドハマり中のポケモンを一生懸命説明しますが、さすがポケモンだけあって米国でもかなり人気があるらしく、第3世代くらいまでは良く知っているようでした。ただ、ポケモンの名前が日本語と英語でかなり異なるため、二人の会話を聞いていても全く噛み合っておらず面白かったです。
ライブ翌日も息子は朝早く起きて、早速ポケモン話に花を咲かせていました。数ヶ月に一度くらいですが、こうやって文化的背景が違う子と過ごす事は息子にとって本当に有意義な時間だと思います。