実は数年に渡って毎月日赤に寄付をしてます。

銀色有功章をいただきました

この度、日本赤十字社より銀色有功章をいただきました。事の発端や経緯は後述しますが、ざっくり書くとここ数年、毎月一定額を日本赤十字社に寄付しており、その累計額が銀色有功章表彰の規定に達したようです。
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表彰制度自体を知らなかった

日本赤十字社に寄付をし始めてから割とすぐ、唐突に特別社員証が送られてきたり、毎年幾ら寄付したかの証明ハガキは届いていたものの、少額という事もあって普段日本赤十字社に寄付をし続けているという感覚はあまりありません。
元々表彰されたくて寄付したわけではなく、日本赤十字社の活動を応援したい気持ちで始めたため、義援金的なモノでは無くあくまで活動資金を会費的感覚で払っているに過ぎないという感じです。

3~4ヶ月前だったと思いますが、突然日本赤十字社 札幌市地区本部から私の携帯に電話が入りました。「表彰の対象者となりましたが記念品はいりますか?」という内容でしたが、あまり理解していない私はなんとなく「よろしくお願いいたします。」と返答し、「記念品が届いたらまた連絡します。」と言われました。

そんなことも忘れた頃、再び日本赤十字社 札幌市地区本部より「記念品が届きました。」と連絡をいただき、わざわざ持ってきてもらうのも気が引けるので、札幌市役所内にある地区本部に取りに行きました。
それが冒頭の写真の銀色有功章(盾の下にバッヂも入っていました)なのですが、まさかこんなに立派な記念品とは知らず、いただいた時には本当に驚きました。(特別社員証みたいな感じだと思っていたので、この豪華さは予想外。)

ちなみに、寄付だけでは無く献血でも同様の表彰制度があるそうです。銀色有功章の盾を貰ってから表彰制度を調べて、初めて知りました。

日本赤十字社に寄付をし始めたキッカケ

私は博愛主義者でも友愛の精神の持ち主でもありませんし、日頃募金をしたり寄付をする事はほとんどありませんが、日本赤十字社の活動を応援したいと思ったキッカケは「東日本大震災」です。

2011年3月11日、金曜日だったので会社でパソコンに向かっており、そろそろそタバコ休憩かなという感じだった14時46分頃、揺れました。パソコンで地震の情報を集める中で、東北のあの凄まじい光景を目にしました。
地域の警察・消防・救急、自衛隊、他国の軍隊、そして日本赤十字社など様々な組織・団体が地震発生直後から様々な活動をされており、その姿をテレビやインターネットを通じて眺めていました。

地震発生から1~2ヶ月経った頃でしょうか、まだまだ復興への足がかりすら見えていない中で、未曾有の災害に対していかに自分が無力であるかを感じていました。
しかし、おそらくテレビ番組か何かを見て、ふと可能な限りの支援を継続的にする事が東日本大震災そして今後日本で発生するあらゆる災害に対する自分なりの協力なのだろうと思うようになりました。

それからしばらくの間は、どこに寄付をするか考えましたが、やはり日本赤十字社だろうと。一度きりの寄付では無く、無理の無い範囲で手軽に毎月寄付できる点でも私のニーズにマッチしていました。

自分に対する偽善だが、社会貢献している気になれる

先程「日本赤十字社の活動を応援したい気持ちで始めたため、義援金的なモノでは無くあくまで活動資金を会費的感覚で払っているに過ぎない」と書きましたし本心ではありますが、寄付し続けている理由の中にはおそらく「無意識な自分への偽善」は確かにあると思います。

日本赤十字社への寄付をしている事は、銀色有功章をいただく以前は嫁さんに言ったことがあるくらいで、誰かに自慢する事はありませんでした。銀色有功章の盾があまりに豪華なので、ちょっと面白くなって仲の良い友人たちのグループチャットに画像を送りましたが、あくまでネタ扱いです。
(個人的にはここまで豪華な記念品が必要か、大いに疑問ではあります。)

故に、日本赤十字社へ寄付をしている事を他に対する偽善として使った事はこれまでありませんが、毎年届く寄付額の証明ハガキを見て「俺って偉い」的な気持ちになっていたのは事実なので、実際は自己満足的な行為に過ぎないのは明白です。

まぁ、客観的に見ればそんな自己満足的行為、しかも月2,000円という少額で何を偉そうに銀色有功章なんて貰っているんだ??と思いますが、回り回ってどこかで活用・貢献されているのであれば、結果として意味はあるのかなとも思っています。

ちなみに、皆さんも是非という気持ちは微塵もありません。価値観は人それぞれですし、寄付をしたからと言って何がどうなるわけでもありません。
私自身は、きっとある程度の年齢まではこれまでと同様に毎月2,000円を日本赤十字社に寄付し続け、毎年寄付額証明ハガキを見て「俺って偉い」と思うと思います。さらに、金色有功章の記念品だってシレッといただくでしょう。そんなもんです。

ただ、何故か毎日それなりの人数が当ブログに辿り着いていただいており、その中の1人でも共感していただけると嬉しいと思いますし、それが目的でこの記事を書きました。