先月、初体験のかけっこ教室に行ってきました。

「かけっこ教室」とは

緊急事態宣言が発令される前、嫁さんが幼稚園のママ友から「かけっこ教室」というものを教えてもらい、息子①も興味があるようなので参加することになりました。

場所はアリオ札幌の1階ハーベストコートですが、緊急事態宣言が翌日から発令される事となり、急遽1階 屋外えんとつ広場へと変更になりました。

「かけっこ教室」の主催は石原塾

今回息子①が参加した「かけっこ教室」の主催は、石原塾という団体です。私も嫁さんも初耳の団体ですが、走る事に特化したスクールだそうです。
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スプリントスクールと言うそうですが、こういった類のスクールが存在していること自体かなり驚きました。しかも、年中児から入れるクラスもあり、親の熱心さが垣間見えます。

石原塾は関東圏がメインで、その他は北海道と愛知でスクールを開催しているようです。なお、北海道には合計5つのスクールが存在しており、それだけの需要があるのかと再度驚きました。
まぁ、確かに息子①は常に速く走りたいと言っており、私も常々できることならサポートしてあげたいとは思っていたので、そういった親の想いに対するアンサーの1つなのでしょうか。

「かけっこ教室」でやること

今回が初めてのかけっこ教室への参加なので、事前に内容をホームページで確認してみました。内容としては、正しい走り方や腕の振り方などかなり基礎的な事を部分的にコーチングしてくれるようです。

ただ、どういった内容であっても何も知らない息子①にはプラスしか無く、また今後何かスポーツをやるのであればスプリントはついてまわるものなので、何かしらヒントでもあればと思います。

実際に参加した様子

思っていたよりガチな「かけっこ教室」

年中児と年長児を対象とした今回の「かけっこ教室」ですが、初っ端からきちんと整列させ、ある意味昔からの体育会的な雰囲気に包まれます。「かけっこ教室」という言葉の響きから感じる優しい雰囲気では、決してありません。
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幸いなことに、息子①とお友達2人は幼稚園である程度しごかれている(軍隊幼稚園と影で言われるほど)事もあって、石原塾のノリに平然と対応ができていました。ただ、きちんと対応できている子は5人程度で、中にはコーチの言うことを全く理解できない子もおり、ちょっとしたカオスな場面もありました。

おそらく参加している子達(その親も含め)の大半は、「かけっこ教室」なのだから走るのだろうと考えていたと思いますが、実際はバランストレーニングなどかなり地味なトレーニングが主体でした。
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後半には3人ずつジャンブしたり、走ったりしていました。まぁ、3人ずつと言っても聴かない子が多く、この時間帯はほぼグチャグチャになってしまい、コーチのイライラが声からも伝わります。

親目線で感じたのは、おそらくこのコーチは小さな子どもの扱いには慣れていません。おそらく小学生以上がメインターゲットである石原塾なので仕方ない事かもしれませんが、幼稚園児を受け入れるのであればもう少し保育がわかる人材の確保は絶対条件になるでしょう。
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そんな中にあって、息子①とお友達2人、また彼らの前列の子達はコーチの指示をしっかり聞くことができる面子だったので、プログラム自体もその5~6人に合わせて粛々と進んでいきました。

言い換えれば他の子達は完全に置いていかれたので、厳しいというか、やはり幼児の扱いに慣れていない印象ですが、それだけ内容はガチだったとも言えます。
コーチングをずっと見ていましたが、たしかにスプリントを鍛える上で重要なポイントはしっかりと伝えていましたし、実際息子①は相当に感化されたようで「かけっこ教室」後も指導内容を思い出してはバランストレーニングなどを1人でやっています。
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石原塾は良いスクールだと思うが....

総じて幼児に不慣れであること、そして内容はしっかりとしていることは今回の「かけっこ教室」で理解することができました。

息子①にとっては上記した様にかなり充実した時間を過ごすことができたと思いますし、本人は実際のクラスも体験をしたいような事を言っていましたが、私と嫁さんの意見として少なくても近いうちに入れることは無いという事で一致しています。

1つ目、月会費が6,600円(諸々含めると約7,000円)と比較的高額であることがネックです。実際のクラスを見学したわけでは無いので偉そうなことは言えませんが、速く走るというニーズに対してのコストとしては過大だと感じます。

2つ目、そもそも現時点で速く走る必要性があまりありません。息子①は学年の中でも比較的足が速い方ですが、少なくても何かスポーツをやらない限り速く走る事が正義となるのは運動会のみです。

3つ目、これは札幌限定かもしれませんが、やはり幼児や低学年に対する接し方を理解しているコーチは必須だと思います。

大きくは上記の理由によって、現時点で石原塾への入会を検討することはありませんが、「かけっこ教室」の内容は非常に正論で素晴らしい物であった事も事実です。

「かけっこ教室」のあとのお楽しみタイム

息子①が「かけっこ教室」に参加している間、息子②は息子①の様子を見たり、広場をグルグルしたりして割と静かに時を過ごしてくれていました。
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そんな事もあって、息子①の「かけっこ教室」が終わった後は、ゲームセンターでお楽しみタイムとなりました。
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ちなみに、息子①はお友達とスーパーヘリコプターというアーケードゲームを2回連続楽しんでいました。初体験でしたが、2人の5歳児にはかなり刺さったようです。
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