ヨーロッパ旅行その1、その2、その3、その4、その5、その6の続きです。
2014年9月5日(金)モンサンミッシェル - パリ
「Le Relais Saint Michel」の朝は、カーテンを開けると朝靄のかかったモン・サン・ミッシェルがあるという非現実的で素敵な景色と共に目覚める事ができました。スッキリと晴れているモン・サン・ミッシェルをすでに見ているので、朝霧がかかるモン・サン・ミッシェルはより幻想的な雰囲気を感じる事ができました。前日も天気が悪ければこんな気持にはならなかったでしょうが.....
もし、モン・サン・ミッシェルに行かれる予定の方は、客室数もそれほど多くは無さそうですし、予約サイトを感じる見る限り非常に人気があるので難しいかもしれませんが、絶対にこのホテルに泊まる事をオススメします。
ご飯も美味く、良い気分でこの旅のスタートでありゴールであるパリに向かいます。
当初計画では、途中でル・マンに寄ることを考えていました。何かイベントをやっているわけではないのですが、モータースポーツ好きとしては是非訪れて見たい場所でした。
ただ、熟慮の結果、パリでの時間を最大限にするために全く寄り道せずに約400kmを走破し、新婚旅行最後のホテルである「Hotel La Villa des Artisites」へ。
パリでは渋滞が予想されるので、A13では無く南方のA11を通るルートとしました。そのおかげかパリ市内に入るまで渋滞に悩まされる事が無く、市内に入ってからもそれほど交通量が多くありませんでした。
思いの外パリに着くのが早かったので、ピンズを買いにHard Rock Cafe Parisへ向かいました。ロンドン以来の大都市で、パリはスリなどの犯罪が非常に多い印象だったのでかなり警戒していましたが、不意に体を当ててくる輩にも遭遇せず特に問題はありませんでした。
パリの地下鉄の券売機は、ロンドンと比較して非常にわかりやすくて良いと思いました。日本の券売機は日本人でもたまに戸惑う事があるので外国人はどう感じているのだろうと常々感じていますが、観光都市と謳うのであれば公共交通機関のわかりやすさは非常に大切だと思います。
無事にピンバッジを買い、他の観光名所には目もくれずすぐにホテルに戻りました。元々、パリに滞在する目的はただ1つでしたので、そのために私と嫁は全力のオシャレをします。といっても、私は千歳に着ていったスーツですが、1つの目的の為にスーツを持参するのは結構大変でした。
その目的地までは地下鉄と徒歩で移動です。
その目的地までは地下鉄と徒歩で移動です。
事前に友人から聞いて用意した「白い恋人」をシェフや従業員に渡し、笑顔の若手従業員がサービスのシャンパンを持ってきてくれ、コースもワインも全てお任せで「とにかく旨い物を寄こせ」とミシュラン星獲得店に似つかわしくない要求をし、途中でシェフが遊びに来てくれ、ビシッと酔っ払うほど飲んできました。
9~10品程の料理にそれぞれ適した(高そうな)ワイン、そしてチップと合わせて1人400EURくらいだったかな?だいぶサービスしてくれたようです。
【追記 2018/05/21】
現在友人は日本に戻ってきて働いているのでフランスに行く理由が無くなってしまいましたが、オーソドックスなフレンチを楽しみたい方にはオススメなレストランである事に変わりはありません。
そんなわけで、普通であれば観光に何日も要する大都市パリは、ハードロックカフェでピンズを購入し、友達の働いているレストランに行って飲むだけで終了しました。普通のツア-では考えられない時間の使い方ですが、これもフリーで旅をしている醍醐味の1つだと思います。
2014年9月6・7日(土・日)パリ - 日本
長かったようで短い新婚旅行も最終日です。昨夜は割りと遅くまで(大量の)ワインを飲んでいたので、今朝は起きれるか心配でしたがなんとか起床できました。いよいよ心の底から飽きている欧州式の朝食を食べましたが、嫁はもうムリだと言ってました。今回はイギリスとフランスの2カ国で毎日違う街・ホテルに宿泊しているものの、モン・サン・ミッシェル以外は全て同じ朝ご飯でした。本当にご飯と味噌汁が恋しくなります。
日本に戻る飛行機の出発時間は現地時間21:10発のANA NH216便だったので、ほぼ丸1日特に何もしないのは勿体無いと思い、午前中は当初計画に無かったルーブル美術館を見ることにしました。
ル-ブル美術館にした理由は、ホテルから空港までの道中からさほど離れていない事と駐車場が完備されており、著名な観光地だったからです。
ル-ブル美術館は、とにかく広い美術館なのでまともに見たら数日・数週間かかると言われているそうです。確かに様々なテーマに沿って多くの展示物があるので、興味があるものだけ見てもかなりの時間を要するでしょう。
元々美術や芸術といったものに対する素養が無い我々は、超が付くほど有名な美術・芸術品と自分たちが絶対にわかる「どうぶつの森」に出てくるモノしか見てきませんでした。
我々にとっては、それだけでも満足です。結局、所要時間3時間くらいでルーブル美術館を堪能仕切ってしまいました。おそらく、趣向がよほど変化しない限りもう一生行くことはないでしょう。
二人共たいして興味のないルーブル美術館を後にして、まだ昼ではあったものの特にやることもないので、早めにCDGへ向かいました。
早めに行動する理由は、飛行機には絶対に遅れられないというプレッシャーと渋滞が酷いという先入観によって時間を気にしてイライラするのが嫌だからです。
実際、ルーブルからシャンゼリゼを通り高速を抜けて行ったのですが、車がとても多くて大変だったので早めに出て正解だったかもしれません。
こちらでもレンタカーは満タン返しと決まっているそうですが、CDGの近くにはガソリンスタンドがあまりないので注意が必要です。
私は車を借りる際にHertzで教えてくれたガソリンスタンドを利用しましたが、この給油所が最も空港に近い場所のようです。
無事CDGに着き、レンタカーを返すべくHertzに向かいました。CDGに車で入るのは全くはじめての経験ですが、きちんと看板があり、少なくても関西国際空港よりはレンタカー返却場所への順路はわかりやすいと思いました。
指定の場所に車を置き、Hertzの受付で鍵を返却します。基本的なシステムは日本国内でレンタカーを利用する場合と同様なので、あまり困ることはありませんでした。
それからは何も無いCDGの中でひたすら飛行機の時間まで待っていました。ANAのカウンターは常設ではないので、中に入る事もできないですし、カフェでまったりするしかありませんでした。
空港内には所々に休憩できるスペースがあり、そこで写真整理などをしていたので、割りと時間が過ぎるのが早かったのが救いです。
時間が来たので中に入って免税店でちょっと買い物をして、ANA NH216便 CDG発 HND着に搭乗。帰りの機内食も楽しみました。
帰りは私も映画を4本も見ていたので、気づいたら日本上空でした。欧州便も北米便も千歳からの直行便はほぼ無いので、北海道の横をかすめて東京発着となりますがいつも無駄な移動距離だと感じます。仕方のない事ですが、千歳発着の海外直行便が増えていく事を期待せずにはいられません。
日本に着いたらすでに翌7日の16時です。19時発のANA NH77便 HND発で20時半に北の大地に到着しました。
旅行で体力をだいぶ削られていた上に、復路だと後の事をあまり考えないので千歳に到着する頃にはフラフラでした。
新婚旅行ということで、本当に贅沢な旅をすることが出来ました。なんだかんだで100万円以上は余裕でかかってますが、ツアーで行くことがないであろう場所にも行けたし、何より車だからこそこのように楽しい旅ができたのだと思います。
次は、アメリカかカナダあたりに行ってレンタカーを借りようかなと思ってます(笑)
(Last Editing Date : 2018 / 05 / 21)