ヨーロッパ旅行その1その2その3の続きです。

2014年9月2日(火)オクスフォード - ロンドン

今回の新婚旅行で唯一の5スタ-ホテルである「Macdonald Randolph Hotel」で迎えた朝は、やや疲れを残しつつも割と快適な朝となりました。さすが☆☆☆☆☆だけあって従業員対応・内装・食事、そしてホテル自体のどれをとっても満足できるホテルでした。

実は、このホテルに大切なジャケットを忘れて後日国際郵便で日本に郵送してもらったのですが、その代金が引き落とされた形跡はありません。
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今日は約90km先のロンドンが最終目的地ですが、その前にこの旅で嫁がどうしても行きたいと言っていた「Waner Bros. Studio Tour The Making of Hally Potter」に寄る予定です。
最近USJにもハリーポッターのアトラクションができましたが、こちらはワーナーの撮影所の片隅にあり、本物のセットなどが置いてあるという本格派です。

移動距離は短くとも予定は詰まっているので、午前8時半にホテルを出発しました。ホテルマンが車を取りに行っている間、アメリカからの団体さんと話しをしたのですが、なんと3週間かけてイギリス全土をまわっているんだとか。その辺、時間の使い方が日本人の感覚とは違い羨ましく思いました。

1時間程度で最初の目的地に辿り着きましたが、駐車場が分かりづらくワーナーの撮影所内部の駐車場に間違って侵入してしまいましたが、警備員に制止される事も無く撮影所内部に入ってしまったので、車で行く方は注意が必要です。
ここはわざわざ日本でチケットを予約しておいたので、エントランス前にある自動発券機でチケットを発券するだけでしたが、朝一なのにけっこう観光客がいました。

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エントランスに入った時点で(当たり前ですが)ハリーポッターワールド全開です。嫁の様にこの映画が好きな人なら、このエントランスに入るだけでも相当満足するだろうなと感じましたが、私は1作目しか見た記憶が無いので正直よくわかりません。
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このスタジオツアーの前フリとして行ったはずのオクスフォードでは、残念ながら時間切れにより撮影場所として使われたクライストチャーチの内部を見る事ができなかったのですが、今回それもちゃんとセットとして組んであり見ることができました。

倉庫の様な大きな空間には、映画で使われたセットが展示されてあり嫁は興奮しっぱなしです。映画産業が盛んなアメリカならこういった施設も理解できるのですが、イギリスでこのような大規模な施設が運営されているのは少し驚きです。
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ハリー・ポッターをよく知らない私がセットの中で最も素晴らしいと感じたのは、横丁のような場所でした。私くらいだとこんなシーンを見た記憶があるなぁ程度ですが、嫁はかなり感動したようです。

ここは他の観光客にも非常に人気が高く、多くの人が足を停めて思い思いのアングルで写真を撮ったりしていたのが印象的でした。
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また、屋外にも幾つかのセットがあり、映画に出てくるバタービールが飲める場所もありました。味は微妙でしたが、ここに来たら記念として飲むべきでしょう。

実際に撮影で使用した城の模型はかなりの大きさと精巧さで、ほぼ映画を知らない人でも見ると驚くと思います。こういったモノの製作にはどの程度の金額と時間がかかるのだろうと、ちょっと違う視点で見ていたのですが、それにしてもこの規模の巨大ジオラマは見る者を圧倒します。
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この施設まではロンドンからのツアーバスもあるみたいなので、ハリポタ好きなら行くべき場所の1つだと思います。丸1日必要な規模では無いですし、ロンドン市街地からでも割と近いので気軽に訪れる事ができます。

但し、買い物のしすぎには注意してください。
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我々はなんだかんだ朝から昼まで3時間ほど楽しんで、いよいよロンドン市内に向かいます。高速道路主体で約30km程度なのですぐに到着したのですが、市街地が近づくにつれ段々と車も多くなってくるので注意が必要です。
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本日の宿は「Hilton London Euston」ですが、車でこのホテルまで行く為の問題点は特定のエリア内に入るとお金を払わなければならないCongestion Chargeというシステムが存在する事です。

このシステムの存在は地球の歩き方で把握はしていたモノの、宿泊するホテルがこのシステムのエリア内にあり支払いがオンライン限定である事は調べていませんでした。
現地の看板を見てこのシステムの範囲内に入った事はわかったので、Googleなどで支払い方法を調べてトライしてみたのですが、どうしても上手く行かず最終的にコンシェルジュにお願いしました。
コンシェルジュも何故か支払いにだいぶ苦戦していたのですが、なんとか支払う事ができ安心しました。これは旅行前にきちんと確認するべきでした。
【追記 2018/05/16】
このシステムについては、「Whisky★Daisky★☆ 初めての海外生活奮闘記 in London」さんに詳しく書かれていますので、ロンドンをレンタカ-で走行する機会がある方は見ておいた方が良いと思います。
ロンドン市内は地下鉄が発達しているので、レンタカーの場合はもう少し違う地下鉄駅近くのホテルにした方が良いかもしれません。東京でも同様の事が言えますが、中心部では適正な価格の駐車場を探すのが非常に大変です。そんなこんなで疲れたので1時間ほどホテルで休憩する事にしました。

(ジャケット忘れたの気づいて慌て、結局ロクに休憩していませんでしたが....)
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さて、せっかくロンドンに来ているので色々観光しようと、ホテルを出て地下鉄でEuston Square駅からBaker Street駅へ向かいます。

歩いていると頻繁に2階建てバスやロンドンタクシーが通るので、本当にロンドンにいるんだなと変な所で納得してしまいました。ロンドンの街並みは大都市らしくモダンな印象ですが、随所に歴史的な雰囲気の建物もあり日本とは違った景観を楽しむことができます。
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Baker Streetと言えば、シャーロックホームズです。ベーカー街221Bには、The Sherlock Holmes Museumがあると地球の歩き方に書いていたので、行ってきました。

幼少期からシャーロックホームズの物語をよく読んでいたせいか、なんかシャーロックホームズって実在したんだなと感慨深いというか何というか、とてもリアルな感じでした。
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地下鉄駅を利用する際に気づいたのですが、ロンドン市民はエスカレーターを利用する際に右側に立つのがスタンダードみたいです。
最初は大阪流だなぁ程度に思っていたのですが、実は右に並ぶように指定されているので日本のなんとなく右や左とは少し違うようです。
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Baker Street駅からGreen Park駅に移動し、次の目的地へ向かいます。Green Parkは想像していたより広大で非常に綺麗なので印象的でした。

ロンドン市民憩いの場として定着しているようで、地元の人もかなり多かったのですが、都会のど真ん中にこういう空間があるのは本当に良いと思います。
東京で言うと皇居が該当しそうですが、市民が誰でも利用できる公園的な機能という意味では少し違いますね。
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公園を歩いて向かった先は、Hard Rock Cafe Londonです。
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これまで日本及び海外でも何気に行った先のHard Rock Cafeのピンバッチを集めているので、ここは絶対に行かなければならない場所リストの1つでした。

また、料理の評判が悪いイギリスにおいては、食事のクオリティが安定しているHard Rock Cafeが本当にお勧めです。我々もここでお酒を飲みつつランチを食べましたが、イギリスに来て初めて生野菜のサラダがメニューにあり、それがあまりにも美味しくて驚きました。

ちなみに、おそらくどの店舗でもあると思いますが、カクテルメニューには店舗名が記載されたグラスがプレゼントで貰えるモノがあるので、バッグのスペースに余裕がある方にはオススメします。
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ここからはロンドン市内をブラブラと観光していきますが、著名な観光スポットまでそれほど遠くなく、地下鉄を使うと景色が楽しめず勿体無いので歩いて散策しました。

昼間のロンドンは人も非常に多く活気があるので、治安に関する不安はありませんでした。ただ日本人観光客は狙われやすいので、最低限の備えは必要です。
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1駅分ではあるものの、それなりの距離を歩いてビッグベンに到着しました。思ってたより大きく、思ってたより綺麗でした。なんか、やっぱりビッグベンはロンドンの象徴的存在なんだなと、意味も無く納得するほどの圧倒感があります。
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それからビッグベンの斜め向かい(川の対岸)にある、嫁がどうしても乗りたいというロンドン・アイという有名な観覧車に向かいます。このエリアはさすがに観光客だらけで、観光客向けの店や案内が豊富にありました。
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ロンドン・アイに到着すると平日にも関わらず、観光客が乗車券を購入するのに結構な列を作っていましたが、私はFlexi Fast Track Ticketというチケットをネットで事前購入していたので列を横目に優先的に乗ることができました。

上から見ると東京と比較してロンドンはやっぱり田舎っぽい気がしますが、そこがまた良いですね。天候が良ければこのようにロンドンを一望する事ができるので、この観覧車には是非乗るべきだと思います。
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ロンドン・アイから降りたらもう夕暮れ。次は、私が行きたかったロンドン橋です。
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んん?ロンドン橋......違う、コレじゃない。

と思って橋の上に行ってみると「あ・り・ま・し・た!!!」。私が小さい頃からロンドン橋だと思い続けていた橋をついに発見したのです。そうそう、コレです、コレ。
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なんでずっとロンドン橋だと思っていたのかわかりませんが、この橋の正式名前はTOWER BRIDGEと言うそうです。いや、ほんとかれこれ20年くらいは違う名前で覚えてました。
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2時間くらい橋を見て満足し、London Bridge駅からKing's Cross駅に移動。King's Cross駅には、9 3/4 Platformというポッターに関するモノがあり、嫁がどうしても行きたいというので寄ることにしました。閉店時間ギリッギリにショップに寄ることもできたので、嫁大満足。旦那、安堵。
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この日はKing's Cross駅にて観光を終了しました。駅から歩いてホテルに戻る途中、たまたまいた警官に道を確認したら「カメラぶら下げてたら危ないから気をつけてね!」と言われました。特別危険な感じはしなかったですが、夜になると強盗が多くなるので日本の感覚でいると危ないようです。
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ほぼ半日のロンドン観光でしたが、要所は巡れたので良かったなと思います。細かく見ればもっともっとあるのでしょうが、それはまた今度のお楽しみです。
【続き】ヨーロッパ旅行 その5



(Last Editing Date : 2018 / 05 / 16)