ヨーロッパ旅行 その1 の続きです。

2014年8月31日(日)ロンドン - リヴァプール

昨日は「日本▶(飛行機)▶フランス▶(車・Le Shuttle)▶イギリス」と大移動をしてようやく辿り着き、私も嫁も死んだように眠ることができました。そのお陰もあってか、朝8時頃に目覚めても全く時差ボケを感じることもなく、いよいよ新婚旅行がスタートするなという気持ちになりました。

午前9時に「Hilton London HEATHROW Airport Terminal 5」を出発。この日は、私が大好きなTHE BEATLESの故郷であるLiverpoolに向かいます。
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昨夜にフランスからイギリスに入り右側通行から日本と同じ左側通行に変わったものの、意外と違和感は無く順調に進みます。事前に調べていたわけではありませんが、高速道路では日本の様なサービスエリアがけっこうな頻度であったため、トイレやドリンク・お菓子類の補給など特に困ることなく移動が可能でした。

やや勝手が違うと感じたのはガソリンスタンドで、基本的にセルフ式しか無く、お金は給油後に併設されている建物まで払いに行きます。日本だと給油機で支払いができるので便利ですが、防犯上の理由なのかそういった給油機を備えたガソリンスタンドは皆無でした。

更に勝手が違うのが高速道路の料金所。係員がいるところ、カードのところ、フランスだと日本でいうETCレーンもありました。
イギリスとフランスの高速道路ですが、イギリスは基本的に無料でフランスは日本と比べてやや安い印象です。高速道路料金が無料または安いのは旅行者にとって素晴らしいことです。
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残念というか、ここまでの行程で痛感したのは高速道路という比較的近代的な道路を走行する限り、景色は日本と大きく違いは無い事です。

基本的に高速道路は街中では無く郊外を通過するので、イメージにあるヨーロッパらしい雰囲気はほぼ見ることはありません。
看板の言語・色は違うものの、日本車を含めて馴染み深い車が多く走行している事も影響して海外にいるという感覚はあまりありませんでした。

ロンドン郊外のホテルから約330km走行してLiverpoolに到着しました。本当に小さい頃からの夢が叶った瞬間でしたし、人生で一番と言っていいくらい嬉しかったです。
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まずは、比較的郊外に位置するStrawberry Fieldを訪問。THE BEATLES関連の場所は落書きが凄いのですぐわかりました。
周辺に駐車場の雰囲気は感じられず(少なくても至近距離には無い)、門の前に3台くらい停車可能なスペースはあるものの、現地ツア-らしきバスなど次から次に人が来るのであまりゆっくりもできません。
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元々タイトな行程ですし、Strawberry Fieldは門以外特に見るべきモノも無いので10分程度で満足しました。それでも割と静寂な場所にあるので、自然と「Strawberry Fields Forever」を口ずさみながらの見学となり、ファンとしてはこの上なく幸せでした。

次はここから約2.5kmの場所にあるPanny Laneへ。もう本当に楽しいとしか言えません。
歌詞にも出てくるお店はまだ健在のようですし、出来ることなら時間をかけて歩いて見て回りたいのですが、なにせまたしても駐車場を見つけられず割と狭い道路なのに路上駐車で観光をしていたので、記念写真を撮って少し町並みを堪能する程度でした。
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Penny Laneから本日のホテルまで約7kmです。

これまでずっと高速道路を走行してきたので、ようやくヨーロッパらしくなった街並みの雰囲気を感じつつ、初めての街中運転・慣れないロータリー交差点・意外の多い車達ととても緊張感があり、運転していても全く疲れることはありませんでした。

リヴァプールは約45万人程度の人口(石川県金沢市くらい?)だったと思いますが、都会でも無ければ田舎でも無い感じがちょうど良いと感じます。
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本日の宿は、リヴァプールの街のド真ん中にあるTHE BEATLESがテーマの「Hard Day's Night Hotel」です。
出国前にホテルにメールで駐車場の位置を確認しておいたので、迷うこと無くホテルから歩いて5分くらいの場所にあるショッピングモール(Liverpool ONE)直結のQparkに車を停めました。

さすがに中心部は人が多く、道があまり広く無いにも関わらず車は多いので運転には注意が必要です。
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このホテルはTHE BEATLESが好きなら一生に一度は泊まらないとダメです。私は部屋に入った瞬間に毎年来たいと思いましたが、宿泊料金はそれほど高くなくても交通費が高すぎるので、何かの記念で必ず再び訪れる事にします。

今回宿泊する部屋は「Beatles for Sale」というビートルズ4作目のアルバムをモチーフにしており、嫁が大好きなブラウン基調でシックな感じでとても良い雰囲気でした。
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シャンプーなどの備品のデザインもかなり凝っています。
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ホテルで一休みしてから早速リヴァプールの街を散策しました。といっても、ビートルズ観光のメインであるMathew Streetはホテルの真横という好立地なので、昼間はとりあえず軽く見るだけにしておきます。

ただ、実際この辺は見どころがありすぎて時間がかかるので、本来は2~3泊したいところです。今回は新婚旅行に無理矢理私の行きたいリヴァプールを入れ込んだので1泊だけですが、次回はここで1週間くらい過ごしたいです。
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グルっと見て回り、再度Mathew StreetとHarrington StreetにあるElennor Rigby Statueへ。ずっと車移動だったこともあり、ようやくヨーロッパ観光をしてるという気分になりました。

港町のリヴァプールは治安があまり良くないイメージがありますが、大勢の人がいる昼間の中心部は全く危険を感じることはありませんでした。
【海外で歩き回る際の注意点】
日本は世界の中でも非常に治安が良い国なので、比較的治安が良いとされる国・地域でも日本と同じ感覚で歩き回るのは危険です。あまり多額の現金を持ち歩かず、財布はポケットではなく盗まれないような工夫をして持ち歩くと良いでしょう。
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ひとしきり街中を歩いたあとは、港に移動しました。この写真は港の跡ですかね?よく調べないで現地に来ているので、よくわかりませんが新と旧が混ざる景色はとても印象深いものです。
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歩き回っているとALBERT DOCKと書いてあるので、おそらくそれが名称でしょう。 天気にもとても恵まれ、温度も調度良かったので、ここで景色を見ながらしばらくまったりしていました。
観光客ももちろん多いですが、地元の若者もけっこういて、キャッキャウフフしてるのを見ながら、嫁と二人であの子ども可愛いだのあの犬可愛いだと話をしていました。
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ただ、もう三十路ですから、海を見てまったりしてるだけではありません。通りがかった時に気になっていたすぐ側にあるPUBに入り、海を見ながら夕方からビールを飲んでしまいました。

海を見ながらのビール。最高です。
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ひとしきりビールを飲んでゆっくりしましたが、お腹も空いてきたので一度ホテルに戻って夕飯を食べに行くことにしました。イギリスの飯はマズイというのは世界の常識とされていますが、どうせなら美味いものを食いたいので、ホテルのフロントで
 
 私 : 「この辺で美味い飯食えるとこないか?」
 ホテル : 「ココとココ。どっちもイタリアンだけどね」
 私 : 「イギリスの郷土料理とか地元の味みたいなのないの?」
 ホテル : 「マズイよ! イタリアンおすすめだよ!!」
 私 : 「了解」

そりゃお勧めのとこ行きますけど、内心お前がイタリアン好きなだけだろとか思ってました。が、めちゃめちゃ美味かったです。
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食べたあとはまたMathew Streetを散策。薄暗くなり、観光客もかなり増えてきたように思います。大型ショッピングモールがあるので現地の人も普通に買い物に来ていますし、噴水では子どもたちが遊んでいたりとリヴァプールの日常を感じる事ができて本当に嬉しかったです。
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さて、それではリヴァプール(的に)最大のイベントであるThe Cavern Clubへ。
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ここではなんやかんやライブがやってたり、日本から来た人--!?みたいな問いかけに全力で応えたら他の日本人に話しかけられたり、他国の観光客のおばちゃん軍団に絡まれたり、若いにぃちゃんに絡まれたりと色々あり、物凄く楽しいひとときを過ごさせてもらいました。
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当然ビートルズに関連した展示の数々もあり、キャバーンクラブだけでもリヴァプールに来る価値はあります。
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こうしてリヴァプールの夜は更けていきました。
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【続き】ヨーロッパ旅行 その3



(Last Editing Date : 2018 / 05 / 15)