毎年恒例のプレゼント交換ですが、今年は実用品が届きました。
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毎年恒例のプレゼント交換

今年も友人とのプレゼント交換を終えました。昨年、私から友人に送ったギターは現在オブジェとして飾られているようなので、嫌がらせの様に今年はベースかドラムセットでも送りつけようかと思ったのですが、さすがに友人の嫁さんにキレられそうなので自重しました。

そんなこんな、毎年年末くらいになると何を送りつけるか悩むのですが、今年は料理男子である友人の為に、超実用的な筋トレも出来る鍋として有名であるストウブ(Staub)の鍋を送りました。
送りつけた直後に実際に使ってみたらしく、普通に使えると言っていたので、ガス台からはみ出すほどの大きなサイズを送りつければ良かったと後悔しています。

さて、今年私が貰ったのは....

HONDA LiB-AID E500

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昨年9月の北海道胆振東部地震で大規模な停電を経験して以来、HONDA LiB-AID E500の様な比較的容量の大きな蓄電池(要はバカでかい携帯用充電器)を買おうと考えていたので、まさにベストなタイミングでした。
また、こういった大容量の蓄電池は災害時だけでは無くキャンプなどでも役に立つので、本当に実用的な製品をいただきました。

ちなみに、ホンダは車やバイクだけではなく、カセットガスを用いた発電機EU9iGB(エネポ)など、防災に限らずアウトドアでも活躍しそうな製品もラインナップされています。

早速開封してみた

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今回いただいたのは、車のアクセサリーソケットから充電が可能な充電器が同梱された「E500 JN1」で、お値段はなんと86,400円(税込)もします。

私が購入しようと考えていたAnker PowerHouse(434Wh / 120,600mAh ポータブル電源)が49,800円(記事作成時)なので、さすがホンダ製と言うしかありませんし、さすが超大手企業で働いているやつは違うな、と。

開封した直後に感想は「小さい!!」。全長266mm、全幅182mm、全高248という大きさは、アウトドアのために持ち出すには非常に適したサイズです。形もスクエアなので、車に積載するときも邪魔になりづらいと思います。
ただ、小さくても充電式リチウムイオン電池が詰まった本体の重量は5.3kgもあるので、持つとそれなりにズシッと来ます。
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HONDA LiB-AID E500のサイズはかなり小さく、デザインはかなりオシャレです。ちなみに、このデザインは1965年発売のホンダ製携帯発電機E300がモチーフとなっており、伝統を感じます。

アウトレットは、コンセントが2口とUSBが2口付いており、もちろんパソコンやスマートフォンなど電気の質に影響を受けやすい機器も使用可能なので、災害時やアウトドアにおいて困ることは無いでしょう。
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裏側は排熱の為のスリット?があるだけで、特に何か機能があるわけではありません。デザインも中央部にHONDAロゴがあるだけですが、表面・裏面のどちらを向けて置いておいても良いなと感じました。
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電池容量377Whをフル充電するには約6時間かかるので、使用する日時・目的がハッキリしている場合は前夜に充電をしなければなりません。

377Whで何ができるのかと言えば、
  • 卓上LED照明(12W)約10~14時間
  • 電気毛布(55W)約4時間
  • 電気ポット(1L、430W)約3回沸騰
  • スマートフォン(5W)約20回充電
  • ノートPC(65W)約4回充電
  • 石油ファンヒーター(390W)約2.5~4時間
昨年の大停電時は情報を入手できるスマートフォンの電池が最も重要だったので、20回も充電できるならば数日間は安心です。ちなみに、電子レンジなど消費電力が500W以上の電化製品は使用できないため、注意が必要です。

実際の利用シーンはどうなるか

実際のこのサイズの蓄電池が必要なシーンは、日常の中ではほぼありません。我が家の場合でもおそらくそうで、別に無くても良いけどあるけど便利くらいの物だと思いますが、最大限活用するためにどういった活用方法があるか考えてみます。

最も活躍するのはアウトドア

我が家はエセアウトドア派ですし、息子もまだ小さいので、キャンプといってもかなり設備の整ったキャンプ場にしか行きません。
しかし、設備の整ったキャンプ場とは言え、電源が取れるテントサイトはほぼ無いかあっても高いので、スマートフォンの充電や照明など様々な電化製品が利用できるようになる蓄電池は、エセアウトドア派を自認する我々にとって自然の中に文明を持ち込む事ができる魔法の道具となります。

また、可能か不可能かは別として、ミニアンプを持ち込めばエレキギターの演奏も可能です。お友達の家でBBQをする時など、この蓄電池があれば様々な可能性が広がります。

長距離移動時の電源確保

車で長距離移動(400~500kmはよくある)をする際、車内で問題になるのが電源問題です。最近の車は2列目にもUSBコンセントが付いている事も多いそうですが、今の私の車は運転席近くにアクセサリーソケットが1つあるだけなので、4~5時間も走っていると私・嫁さん・息子iPadのどれかは電池が無くなりそうになっています。

ただ蓄電池があれば、後部座席の2人(嫁さんと息子)はそこから電源を確保できるので、アクセサリーソケット争奪戦は勃発しなくなるでしょう。

子どもの学芸会や運動会などの撮影

昨年、息子の運動会に行った時に感じたのは、予備バッテリーの必要性でした。来年度年少組になる息子ですが、来年度以降は出場する競技も増えるため、バッテリー切れの危険は一層高まります。
しかし、この蓄電池を持ち込めば他学年の競技の最中にバッテリーの充電が可能となるため、普段は絶対に使用しない予備バッテリーに余計な投資をしなくて良さそうです。

DIYで出来る事が増える

我が家はマンションなので、DIYで何を作るにしても騒音問題は真っ先に気にしなければなりません。元々DIYが好きなので電気ノコギリなども所有していますが、実際家の中で使用するにはうるさすぎるので活躍の場がありません。
しかし、蓄電池があれば近くに人がいない場所で作業が出来るので、あまり騒音などを気にせずに材料の加工が可能となります。

例えば、私の実家には外にコンセントが無いため、蓄電池と工具を実家に持ち込んで実家の庭で材料を加工する事ができます。今度DIYで棚か何かを制作する事があれば、そのスタイルで青空のもと心ゆくまで素材を加工したいと思います。

万が一の時のために

昨年の北海道胆振東部地震に端を発する大停電の様な事態が再び起きては困りますが、つい数日前にも胆振東部地方で最大震度6弱という地震が発生し、災害はいつ何時発生するかわからないと改めて感じました。
また、北海道に居住しているとあまり実感はありませんが、本州では台風による停電などは充分に想定されるべきリスクです。
北海道胆振東部地震のあの停電の中で過ごした経験から、災害時に電気があるという安心はかなり優先順位が高い項目の1つだと思います。