【UPDATE_1902】ページ下部の更新情報について追記
ようやく手にしたGPD Pocket2を約1ヶ月間使ってみた感想です。
【関連記事】Indiegogoで「GPD Pocket2」を購入

GPD Pocket2とは...??

関連記事で記載していることのまとめになりますが、GPD Pocket2とはIndiegogoというクラウドファウンディングサイトで発売された、Windows10搭載の超小型ノートPCです。

仕事でも大いに役立ったSONY VAIO Tap11が不慮の事故で逝去した事で、自宅で使うにも丁度よいWindows10搭載のモバイルノートPCを1台手元に置きたい欲求が強まっていた中で、個人的には完璧だと思えGPD Pocket2が出たため、つい購入してしまいました。

今年7月末に投資(購入)してから約3ヶ月、10月31日にようやく実物を手にすることができ、約1ヶ月間様々な場面で使用してみたので、使い勝手や当初の想定との違い等々含めて記録していこうと思います。

GPD Pocket2がこの手に!

実物を見ると本当に小さく感じます

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599ドルで購入した安価なPCである割に、高級感を感じされる箱に入って届いたので、少々驚きました。最近の中華メーカーは、品質が安定しつつデザインも欧米製品並でありながら、圧倒的な価格優位性を誇っており、特に欧米圏ではものすごい勢いで勢力を拡大しているのも頷けます。

開封すると、本体・ケーブル・ACアダプタ・説明書と必要最低限の内容物がはいっていました。GPD Pocket2は、手のひらサイズに近い「181×131mm」ほどの筐体に7インチ液晶を搭載したPCなので、昔使っていたのザウルスという電子手帳に近いと感じました。
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ザウルス全盛期の事を知っている人がどのくらいいるのかは不明ですが、少なくても一定以上の年齢に達していないとPDAという言葉の意味はわからないでしょう。

GPD Pocket2の最も大きな特徴は、その圧倒的な小ささの中にIntel Core m3-7Y30、8GBメモリ、128GBストレージとある程度の性能が詰め込まれている点にあり、必要十分な性能をいつでもどこでも使用できます。
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投資(購入)前後の想定に対して

関連記事でGPD Pocket2を「買い」だと思った主な理由を、4点挙げていました。ボタンをポチッと押す前後に想定していた事に対して、約1ヶ月使用してどうだったのかを検証したいと思います。

① 圧倒的な価格優位性

GPD Pocket2には絶対的な競争相手はあまりいないと思いますが、性能的にはSurfaceやMacBook、最新のPCではSONY VAIO A12あたりが考えられます。しかし、必要な性能に対する価格という点では、599ドルに対抗できる製品はありません。

ただ、実際にGPD Pocket2を自宅や仕事で使うに当たり、Office 365の購入は必至だと感じたので追って契約しています。年間で約13,000円の出費となるので、数年使用し続けるのであればトータルとして上記の製品が買えるくらいの価格にはなるでしょう。

② 圧倒的なコンパクトさと必要十分な性能

コンパクトさについては、ここまでの記事に記載の通りです。実機を手にすると思っていたよりもコンパクトで、仕事用カバンにスッと入りますし、打合せ時も相手に威圧感を与えることなくPCを使用できると感じています。

何よりもPCを持ち出す事に抵抗が無くなり、憧れのノマドスタイルを気軽に体験できる事は、個人的には非常に大きな変換点となりました。
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自宅内での簡易的な作業、仕事先でのメモ、プレゼンの発表など購入時に想定していた使い方を一通りやってみましたが、性能が足りないと感じる場面は皆無でした。
フォトショップやイラストレータを使用して簡易的な作業ができれば120点ですが、この前のアップデートで推奨要件が上がったのでちょっと難しいような気がします。(未確認)

③ ビジネスシーンに最適な構成

Windows10が搭載されている事は大前提でしたが、やはり従来の環境と同じである事は正義以外の何者でもありません。Apple社製品も使用はしていますが、やはり仕事でWindowsを使っている以上は個人でもWindowsを使用する意義は大きいと思います。

筐体が小さい割に電池持ちもプレゼン1本は充分にこなす事ができますし、USB TypeA端子が2つあるので、基本的には本体のみ持ち歩いていれば困ることはありません。
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(出典 : Indiegogo GPD Pocket2

④ 安心感を生むType-Cの存在

利用シーンを考えると、少なくてもディスプレイへの出力ポートが必要です。GPD Pocket2は通常USB Type-C端子にて充電を行いますが、このポートはPD/DP対応であるため、適当なUSBハブがあれば充電をしながら映像を出力する事が可能です。

私の場合はHDMI端子とPD端子があればOKと用途がハッキリしていたので、Anker 3-in-1 プレミアム USB-Cハブを購入しました。
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用途を限定した理由は幾つかありますが、備えされば憂い無しの魅力を拭い去ったのは、やはりコンパクトさの追求によるものです。GPD Pocket2と一緒に持つ運ぶ機会の多い周辺機器は、目的意識をしっかり持って選択する必要があります。
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対して、GPD Pocket2用のモバイルバッテリーは、コンセントが無い場所で長時間作業が出来る環境が欲しかったため、RAVPOWERRP-PB058という26,800mAhという巨大な容量を持つ物を購入しました。

ここまでのバッテリー必要な場面は非常に限られていますが、その限られた機会に使えない事が非常に問題となるので、GPD Pocket2本体と同じくらいの大きさで500mlペットボトルの様に重たくても仕方ありません。
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GPD Pocket2 更新情報

11月13日に届いたUPDATE#32までは関連記事にて更新していましたが、それ以降の更新についてはこちらの方で更新していきます。

2019年以降は、重要な更新があった場合のみ記載を追加していきます。

UPDATE#39_181229

GPD XD Plus(ゲーム用ミニPC)の紹介

UPDATE#38_181221

GPD Pocket2用のキーボードステッカー(日本語)の紹介です。同時に日本語用のファームウェアも公開されました。私も普段は日本語打ちですし、GPD Pocket2のキーボードはやや特殊である為に、何割かの人には必須アイテムかもしれません。

UPDATE#37_181219

UPDATE#36にも記載があった、新しいバ-ジョンのBIOSについてのお知らせが届きました。

UPDATE#36_181218

GPD Pocket2の新たなファームウェアが公開されました。

UPDATE#35_181213

GPD Pocket2の廉価版である、GPD Pocket 2 Amber blackがIndiegogoに登場しました。性能的には本当に基本的な作業しかできないと思いますが、$435(定価$552)でUMPCを買える意味は大きいと思います。出荷は来年の1月中旬となるようです。
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UPDATE#34_181205

もし手元にあるGPD Pocket2がうまく起動できなくても、BIOSのアップデートで修正が可能です。特に問題が無い場合は、アップデートは不要。との案内が届きました。

UPDATE#33_181124

今後発売されるGPD Pocket2に搭載されるCPUは、Intel Core m3-8100Y(私のはIntel Core m3-7Y30)となります。CPUの世代が上がるという事は性能は当然上がりますが、価格も若干上がっています。
ベンチマーク性能的には20%程度の向上が見られるそうですが、一般的にGPD Pocket2を買った人がこのPCで処理すると思われる程度の作業ならば、どちらのCPUでも大きな差は無いと思います。
少しでも性能が高い方が良いの思うのであれば、旧型の在庫が解消された頃か公式サイトからの購入をお勧めしますが、新型CPUの方が若干バッテリーを食うようなので、バッテリー容量も増加して欲しかったと思います。


(Last Editing Date : 2019 / 02 / 20)