Google Pixel3に機種変更しました。
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Google Pixel3は、登場以来特にカメラの性能で話題をさらっています。もう一回り大きなXLもありますが、評判の良いカメラ性能を見たい(だけ?)ので、素のPixel3にしました。
様々な理由から、Xperia XZ Premium Dual(G8142)もmineo SIMにて使用を継続しており、Google Pixel3は主に電話応答と嫁さんのとの連絡、そして幾つかの仕事用アプリに限定して使用します。つまり、これまで避け続けてきた2台持ちをする事にしたのですが、おそらく数カ月後にはDual SIM対応のXperiaを新調すると思うので、それまでの期間限定となる見込みです。
Google謹製のスマートフォンは、私が日本で初めて手にしたスマートフォンであるGalaxy Nexus(Samsungとの共同開発)以来で、ドコモで購入してもドコモの型番が無い機種は初めての経験となります。
また、AQUOS ZETA以降は(主に価格面の問題により)決してその時の最先端とは言えないスマートフォンを使ってきたのですが、久々の時代の最先端に追いつきました。
単純にスペックだけを見ると、Google Pixel3はSoC以外Xperia XZ Premiumと差は無く、他のメーカーのフラッグシップと比べると物足りない印象です。
Googleの意図としては、おそらくハードウェアでは無く革新的なソフトウェアで勝負するという事なのでしょうが、他社のフラッグシップ機とそう変わらない値段なので、正直なところハードウェアもそれなりに頑張って欲しかったと思います。
ただ、本体を見ると、iPhoneと同様に3.5mmヘッドホンジャックが無く、SDカードを挿すところも無いので、基本はワイヤレスとクラウドという考え方の基づいた設計ですが、これまでのスマートフォンに慣れている人や高齢者には取っ付きにくい仕様だとも言えます。
本体のデザインは、いかにもGoogleらしいシンプルなものです。Google製品は全体的な生活に溶け込むようなイメージがありますが、Pixel3も同じコンセプトだと感じます。
では、SIMを挿して初期設定を行います。昔は初期設定とデータ移行で四苦八苦していた記憶がありますが、今は画面の指示通りに進めば何も苦労する事無く環境を移行できます。逆に、私のようにそれまで使っていたスマートフォンを併用する場合は、注意して進める必要があります。
それでもPixel3を他社のフラッグシップスマートフォンと比較すると、画面上下黒い部分の面積が大きいと感じるので、技術的にはもう少し小さく軽くできたのではないかと思います。
また、これは物凄く個人的な事情ですが、久々の国内仕様なので懐かしのおサイフケータイ機能を使ってGoogle Payを利用してみると、やっぱり便利だなと感じました。
ただ、これも個人的な想いですが、海外版ではFelicaがない代わりにeSIMに対応しているので、選択肢としてグローバル版をGoogle直販で扱って欲しかったとも思います。
Pixel3は、2~3年前のiPhoneがFelica有/eSIM無と同じ状態ですが、すでにiPhoneはFelicaとeSIM両方に対応しているので、次のPixelでは追いつくと予想しています。
ところが、特に下調べもせずPixel3を買い、初期設定を終えて何を消そうか(何が消せるか)とプリインストールアプリを見ると、ドコモ謹製のアプリがありません。あまりに無さすぎるので、幾つか自分でインストールしました。
それどころか、Google謹製のアプリも必要最小限しかプリインストールされておらず、日常的にGoogleのサービスを利用している人なら、かなりの数を追加でインストールする必要があると思います。
しかし、AIによる画像処理という全く新しい手法により、先行してPixel3を手に入れた知り合いによると画素数という言葉を過去のモノにしたらしいのですが、実際はどうでしょうか。
下の写真は、ほぼ同じ時間に同じ場所で同じ対象をiPhoneX(左)とGoogle Pixel3(右)で撮ったものです。
どちらのスマートフォンも純正アプリを立ち上げて、何も設定せずそのまま撮影した画像です。但し、ブログにアップする過程で圧縮されているので、あくまで雰囲気の違いになります。
双方で何枚か撮りましたが、iPhone Xの方が明るい写真です。とは言え、Pixel3自体で見るとここまで暗くならないので、Pixel3単体で完結するならば問題に感じないでしょう。
Pixel3で使い勝手が良いと感じたのは、ポートレートモードです。iPhone XやXperia XZ Premiumでも背景ぼかしは存在しますが、使いやすさという点ではPixel3に軍配が上がります。
まずは、普段持ち歩いているXperia XZ Premium Dual(G8142)のプレミアムおまかせオートにして撮影しました。
次にPixel3のカメラモードで撮影しました。色味もかなり違いますが、総じてXperiaよりも明るく写っているのがわかります。
最後にPixel3の夜景モードです。夜景モードは、カメラを起動すると「その他」の項目の中にありますが、周囲が暗いと画面に「夜景モードを試す」とポップアップ表示されるので簡単に切り替える事ができます。
今回は暗所と言っても街灯が比較的多い場所で、違いがわかりにくい条件でしたが、Pixel3の夜景モードは確かにかなり明るく写ります。これならば人物を写しても顔が認識出来るのではないでしょうか。
カラーは、カーボン・インディゴ・フォグ・ピンクの4種類から選択でき、個人的にはかなりオシャレだと思います。私は白い本体に合うピンクを選択しましたが、男性が持っても違和感の無い色です。
ケースを装着してもサイズはそこまで変わる様には感じず、全く違和感はありません。またケースの重量が軽いので、ケースを装着してもなおXperia XZ Premium Dual(G8142)より明らかに軽いと感じます。
裏面の指紋認証やカメラ、サイドのスイッチ類なども全く不安なく使用できます。Pixel3のカメラは残念ながら1mmほど出っ張っているので、何かしらのケースに入れた方が傷がつかずに良いでしょう。
また、側面の電源ボタン(オレンジ色)のすぐ隣にある音量ボタンは、ケースを装着するとかなり固くなるのでグッと押し込む必要があります。個人的には誤操作の防止につながるので、この点は大歓迎でした。
ただ、布だけに装着して約1週間くらいすると手垢などにより汚れが目立つようになりました。本体を保護する事が目的のケースなので、汚れても本来の目的は果たせるのですが、あまり気持ちの良いものではありません。
公式サイトではPixel ケースのファブリック部分の汚れを落とす方法が紹介されていますが、毎月の様に洗うのはあまりに面倒なので、きっと真っ黒くなるまで放置される事でしょう。
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・Samsung Galaxy S6 (SC-05G)
・Sony Xperia XZ Premium Dual (G8142)
機種変更の理由
ここ2年程はSIMフリースマートフォンを使う夢を見続けていましたが、気づけば最後にドコモでGalaxy S6に機種変更してから3年弱が経過しており、なんとなく勢いで2018年のド年末にドコモからリリースされているGoogle Pixel3に機種変更を行いました。Google Pixel3は、登場以来特にカメラの性能で話題をさらっています。もう一回り大きなXLもありますが、評判の良いカメラ性能を見たい(だけ?)ので、素のPixel3にしました。
様々な理由から、Xperia XZ Premium Dual(G8142)もmineo SIMにて使用を継続しており、Google Pixel3は主に電話応答と嫁さんのとの連絡、そして幾つかの仕事用アプリに限定して使用します。つまり、これまで避け続けてきた2台持ちをする事にしたのですが、おそらく数カ月後にはDual SIM対応のXperiaを新調すると思うので、それまでの期間限定となる見込みです。
Google謹製のスマートフォンは、私が日本で初めて手にしたスマートフォンであるGalaxy Nexus(Samsungとの共同開発)以来で、ドコモで購入してもドコモの型番が無い機種は初めての経験となります。
また、AQUOS ZETA以降は(主に価格面の問題により)決してその時の最先端とは言えないスマートフォンを使ってきたのですが、久々の時代の最先端に追いつきました。
前評判の高いGoogle Pixel3はどうか!?
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Google Pixel3
Googleの意図としては、おそらくハードウェアでは無く革新的なソフトウェアで勝負するという事なのでしょうが、他社のフラッグシップ機とそう変わらない値段なので、正直なところハードウェアもそれなりに頑張って欲しかったと思います。
Google Pixel3 開封の儀
箱を開けてみると、Pixel3本体と充実した付属品が入っていました。最近のこういった機器で、ここまで同封品が充実しているのはあまり無いような気がします。- USB Type-C(両端がType-C)ケーブル
- USB-PD対応AC
- USB-Cイヤホン
- USB-C - 3.5mmヘッドホンジャック変換アダプタ
- 既存のUSBをType-Cに変換するアダプタ
ただ、本体を見ると、iPhoneと同様に3.5mmヘッドホンジャックが無く、SDカードを挿すところも無いので、基本はワイヤレスとクラウドという考え方の基づいた設計ですが、これまでのスマートフォンに慣れている人や高齢者には取っ付きにくい仕様だとも言えます。
本体のデザインは、いかにもGoogleらしいシンプルなものです。Google製品は全体的な生活に溶け込むようなイメージがありますが、Pixel3も同じコンセプトだと感じます。
では、SIMを挿して初期設定を行います。昔は初期設定とデータ移行で四苦八苦していた記憶がありますが、今は画面の指示通りに進めば何も苦労する事無く環境を移行できます。逆に、私のようにそれまで使っていたスマートフォンを併用する場合は、注意して進める必要があります。
Xperia XZ Premium Dual(G8142)との比較
引き続きメインの1つとして使用し続けるXperiaとPixel3を比較すると、サイズが一回り小さくなって40g以上も軽量なのにも関わらず、ディスプレイサイズが同じ5.5型となっています。それでもPixel3を他社のフラッグシップスマートフォンと比較すると、画面上下黒い部分の面積が大きいと感じるので、技術的にはもう少し小さく軽くできたのではないかと思います。
また、これは物凄く個人的な事情ですが、久々の国内仕様なので懐かしのおサイフケータイ機能を使ってGoogle Payを利用してみると、やっぱり便利だなと感じました。
ただ、これも個人的な想いですが、海外版ではFelicaがない代わりにeSIMに対応しているので、選択肢としてグローバル版をGoogle直販で扱って欲しかったとも思います。
Pixel3は、2~3年前のiPhoneがFelica有/eSIM無と同じ状態ですが、すでにiPhoneはFelicaとeSIM両方に対応しているので、次のPixelでは追いつくと予想しています。
Felicaに加え、eSIM+SIMのDSDSが実現できれば一気にiPhoneの牙城を崩す機体になると思います。
ドコモ謹製アプリが入っていない!?
私がDual SIM機を使う夢を見始めたのは、DSDSによって通信料金を下げる事が主な目的でしたが、理由の中の1つには何を買っても消せないドコモのプリインストールアプリが満載でウザいという事も有りました。ところが、特に下調べもせずPixel3を買い、初期設定を終えて何を消そうか(何が消せるか)とプリインストールアプリを見ると、ドコモ謹製のアプリがありません。あまりに無さすぎるので、幾つか自分でインストールしました。
それどころか、Google謹製のアプリも必要最小限しかプリインストールされておらず、日常的にGoogleのサービスを利用している人なら、かなりの数を追加でインストールする必要があると思います。
Google Pixel3のカメラ性能
最近のフラッグシップスマートフォンには、リアカメラが2台以上搭載されるのが流行りです。Pixel3は、ワイドアングルで自撮りができるようにフロントカメラは2台搭載されていますが、リアは1台のみ。しかも、画素数だけを見るとXperia XZ Premiumはおろか、数年前の他のスマートフォンにも劣ります。しかし、AIによる画像処理という全く新しい手法により、先行してPixel3を手に入れた知り合いによると画素数という言葉を過去のモノにしたらしいのですが、実際はどうでしょうか。
下の写真は、ほぼ同じ時間に同じ場所で同じ対象をiPhoneX(左)とGoogle Pixel3(右)で撮ったものです。
(左 : iPhone X 右 : Google Pixel3)
どちらのスマートフォンも純正アプリを立ち上げて、何も設定せずそのまま撮影した画像です。但し、ブログにアップする過程で圧縮されているので、あくまで雰囲気の違いになります。
双方で何枚か撮りましたが、iPhone Xの方が明るい写真です。とは言え、Pixel3自体で見るとここまで暗くならないので、Pixel3単体で完結するならば問題に感じないでしょう。
Pixel3で使い勝手が良いと感じたのは、ポートレートモードです。iPhone XやXperia XZ Premiumでも背景ぼかしは存在しますが、使いやすさという点ではPixel3に軍配が上がります。
前評判の高い「夜景モード」はどうか
大きな期待を抱いてPixel3のカメラですが、軽く触った程度では前評判ほどの良さはわかりませんでした。Pixel3は、暗所で特に強さを発揮するようなので試してみましょう。まずは、普段持ち歩いているXperia XZ Premium Dual(G8142)のプレミアムおまかせオートにして撮影しました。
次にPixel3のカメラモードで撮影しました。色味もかなり違いますが、総じてXperiaよりも明るく写っているのがわかります。
最後にPixel3の夜景モードです。夜景モードは、カメラを起動すると「その他」の項目の中にありますが、周囲が暗いと画面に「夜景モードを試す」とポップアップ表示されるので簡単に切り替える事ができます。
今回は暗所と言っても街灯が比較的多い場所で、違いがわかりにくい条件でしたが、Pixel3の夜景モードは確かにかなり明るく写ります。これならば人物を写しても顔が認識出来るのではないでしょうか。
様々なサイトで検証されている通り、他のスマートフォンと比較して顕著な差が出たのが、夜景の撮影です。見ての通り「夜景モード」を使えば、光源があまり無い場所でもかなり明るい写真を撮ることができます。
暗い場所で明るい写真を撮る場合、一般的にはISO感度を上げますが、ISO感度を上げすぎるとノイズが目立ち画質が著しく劣化します。しかし、Pixel3はそのようなノイズが無く、細かい部分まできちんと描写できています。
確かにここまで描写ができるのであれば、コストをかけてカメラを2台搭載する意味は無い様に感じます。それどころか、Pixel3を皮切りにこれまでの画素数やカメラの台数といったわかりやすい戦いから、ソフトウェアの勝負に入っていくのではないかと思わせてくれます。
むしろ、この技術はコンパクトデジカメにも応用されるべきで、デジタルカメラで写真を撮るという行為全体の方向性を変える可能性を秘めているのではないでしょうか。
他社のハイエンドやフラッグシップスマートフォンと比較して、突出して良い部分はカメラの夜景モードだけですが、他の部分でも性能面で劣ると感じる事はほぼありません。
iPhoneと同様にメーカーの色が無いのでシンプルで誰でも使いやすく、Android陣営として最高の対iPhone機種だと言えるでしょう。
ここまで色々書いてきましたが、Google Pixel3は本当にオススメできるスマートフォンです。例えば、私の母は私と同時に機種変更したAQUOS ZETA(SH-01G)を今でも利用していますが、機種変更をするならばPixel3かPixel3 XLにするでしょう。
携帯キャリア謹製のアプリがプリインストールされておらず、Google謹製以外の余計な機能が全く無い素の状態のAndroidは、老後に入った私の親世代のスマートフォンに丁度良いと思います。
先行するApple iPhoneに対して、GoogleがPixel3で追撃を開始したことで、今後はAIの爆発的な普及拡大など益々スマートフォンが面白くなっていくと感じます。
暗い場所で明るい写真を撮る場合、一般的にはISO感度を上げますが、ISO感度を上げすぎるとノイズが目立ち画質が著しく劣化します。しかし、Pixel3はそのようなノイズが無く、細かい部分まできちんと描写できています。
確かにここまで描写ができるのであれば、コストをかけてカメラを2台搭載する意味は無い様に感じます。それどころか、Pixel3を皮切りにこれまでの画素数やカメラの台数といったわかりやすい戦いから、ソフトウェアの勝負に入っていくのではないかと思わせてくれます。
むしろ、この技術はコンパクトデジカメにも応用されるべきで、デジタルカメラで写真を撮るという行為全体の方向性を変える可能性を秘めているのではないでしょうか。
Google Pixel3を使ってみて
Google Pixel3を一言で言い表すと、よくまとまとまっているスマートフォンだと思います。他社のハイエンドやフラッグシップスマートフォンと比較して、突出して良い部分はカメラの夜景モードだけですが、他の部分でも性能面で劣ると感じる事はほぼありません。
iPhoneと同様にメーカーの色が無いのでシンプルで誰でも使いやすく、Android陣営として最高の対iPhone機種だと言えるでしょう。
ここまで色々書いてきましたが、Google Pixel3は本当にオススメできるスマートフォンです。例えば、私の母は私と同時に機種変更したAQUOS ZETA(SH-01G)を今でも利用していますが、機種変更をするならばPixel3かPixel3 XLにするでしょう。
携帯キャリア謹製のアプリがプリインストールされておらず、Google謹製以外の余計な機能が全く無い素の状態のAndroidは、老後に入った私の親世代のスマートフォンに丁度良いと思います。
先行するApple iPhoneに対して、GoogleがPixel3で追撃を開始したことで、今後はAIの爆発的な普及拡大など益々スマートフォンが面白くなっていくと感じます。
Google Pixel3 Case
機種変更と同時にGoogleストアで純正ケースを購入しました。スマートフォンとしては珍しいファブリック素材(要は布)で、純正だけあって完全にフィットします。カラーは、カーボン・インディゴ・フォグ・ピンクの4種類から選択でき、個人的にはかなりオシャレだと思います。私は白い本体に合うピンクを選択しましたが、男性が持っても違和感の無い色です。
ケースを装着してもサイズはそこまで変わる様には感じず、全く違和感はありません。またケースの重量が軽いので、ケースを装着してもなおXperia XZ Premium Dual(G8142)より明らかに軽いと感じます。
裏面の指紋認証やカメラ、サイドのスイッチ類なども全く不安なく使用できます。Pixel3のカメラは残念ながら1mmほど出っ張っているので、何かしらのケースに入れた方が傷がつかずに良いでしょう。
また、側面の電源ボタン(オレンジ色)のすぐ隣にある音量ボタンは、ケースを装着するとかなり固くなるのでグッと押し込む必要があります。個人的には誤操作の防止につながるので、この点は大歓迎でした。
ただ、布だけに装着して約1週間くらいすると手垢などにより汚れが目立つようになりました。本体を保護する事が目的のケースなので、汚れても本来の目的は果たせるのですが、あまり気持ちの良いものではありません。
公式サイトではPixel ケースのファブリック部分の汚れを落とす方法が紹介されていますが、毎月の様に洗うのはあまりに面倒なので、きっと真っ黒くなるまで放置される事でしょう。