先日苫小牧市で行われた全国初の届け出挙式が話題となりました。

届け出挙式とは?

届け出挙式とは、婚姻届の提出とセットで市役所内でプチ挙式を行う簡易挙式サービスです。一定の条件を満たせば誰でも利用でき、「ゼクシィ」を発行している㈱リクルートマーケティングパートナーズとのコラボという事もあり、サービス利用者の費用負担はゼロです。

近年結婚式(披露宴含)を執り行わず、入籍届のみで済ませるカップルが多くなったと言われています。再婚される方などはあまり挙式・披露宴を行わないそうですし、私自身も結婚式は非常に面倒だと思いました。
それでも、人生において大きなイベントの1つである結婚は、たとえ何回目だろうと思い出に残るものであると思うのでこういった行政サービスが提供される意味は大きいと感じます。

全国初の届け出挙式

2017年2月14日に苫小牧市で婚姻届を提出した40代のカップルが全国初の事例となりました。初回であり市長が立会人となった事からかなりユニークな取り組みとして話題となり、Yahoo!ニュースのトップにもなりました。

実はこの全国初の届け出挙式を行った方が知り合いでした。奥さんがサプライズで仕掛けたそうで、旦那さんはかなり驚いたみたいです。

そもそも、なぜ苫小牧市がゼクシィと組んで全国初の届け出挙式という取り組みを開始したのかを取り上げている所がないのですが、ゼクシィの担当者の中に苫小牧出身者がおり人と人との繋がりの中で実現したようです。

全国的な広がりを見せるか

全国的にも同様の取り組みが徐々に開始されるらしく、三重県鈴鹿市では3月22日に実施予定ですし、東京都足立区でも苫小牧と同様のスキームで実施するとのことです。

ヨーロッパやアメリカでは割とよくある行政サービスだそうですが、日本ではまだこれからです。全国的にニーズはあると思うので、結婚式の新しい形として定着してくれれば良いと思います。

ただ、何事にも文句を言う方々に言わせると「民業圧迫」や「この事業に何人の役人が関わっているのか」という声などが聞こえてきます。
しかし、このサービスはそもそも挙式をあげる予定のない方をターゲットとしている為、民間の結婚式場などに与えるダメージはほぼ無いと思います。
また、この事業はゼクシィを発刊する㈱リクルートマーケティングパートナーズが主体的に動いており、役所は広報と場所の提供を担っているだけなので、役所の負担が大きいとは言い難いです。

この事業の場合、自治体にとっては予算がほぼかからないので実現し易く、市民にとっては思い出を作れる機会ができ、ゼクシィとしては自社の宣伝に繋がるという構図になっています。
市民全体に大きな影響ある施策ではありませんが、痒いところに手が届く行政サービスの積み重ねが良い地域を作っていくと思います。そういった観点からもこの事業はとても成功した事例ではないでしょうか。