【UPDATE】210224_更新

私個人の考えとして「見た目が美しいマシンは速い」という考えがあります。


レギュレーションの変更点

本来であれば、2021年はレギュレーションに大幅な変更がある予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い2022年に延期されました。
2021年に関しては、F1史上初めて基本的に前年型のシャシーが持ち越される形となり、大幅なレギュレーションの変更はありません。

但し、ボディワーク(つまり外側)とパワーユニットは新規開発が許可されており、開発が凍結されているパーツに関してもトークン(最大2)を使用して開発することが可能です。トークンをすべて使用した場合、おおよそマシンの半分を新車にすることができるようです。

その他、抑えておくべきポイントは下記の様に幾つかあります。
  • コストキャップ(予算制限の導入)
  • 前年コンストラクターズ順位に応じた空力テスト制限
  • 他チームの模倣が制限
  • 昨年メルセデスが搭載していたDASの禁止
  • マシンのダウンフォース低減のため、フロア形状が変更
  • マシンのダウンフォース低減のため、リアブレーキダクトのウイングレット制限拡大
  • マシンのダウンフォース低減のため、ディフューザー形状の制限拡大
  • マシンの最低乾燥重量が、752kg(2020年比+6kg)に増加
  • パワ-ユニットの最低重量が、150kg(2020年比+5kg)に増加
  • タイヤコンパウンドの変更
  • タイヤは各週末ハード2セット、ミディアム3セット、ソフト8セットが支給
2021年のF1は基本的に2020年の延長と言って良く、おそらく勢力図が大きく変わることはありません。また、多くのチームが2022年の大幅なレギュレーション改訂に向けて動き出すため、今年の車へリソースをあまり振り分けることは無いと考えており、そういった意味からも序盤の勢力図が終盤に大きく変わるという事も期待できない状況です。

F1 2021年シーズン 新車発表

※掲載順は、昨年のコンストラクターズ選手権の順位となっています。

Mercedes-AMG Petronas Formula One Team

メルセデス時代は、もう1年続く予感

新車発表 : 3月2日予定

【ドライバー】
 44 : Lewis Hamilton(2020年ドライバーズランキング1位)
 77 : Valtteri Bottas(2020年ドライバーズランキング2位)

Red Bull Racing

ペレスの加入でメルセデスと戦えるチャンスが増えるか

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(出典 : Twitter @redbullracing

何よりもアルファタウリ同様に、リアウイングにあるHONDAの文字が泣かせます。レッドブル・ホンダラストイヤーにかける意気込みを感じますし、日本人として本当に嬉しく思います。

今年はフェルスタッペンに加えて、ペレスという現役F1ドライバーの中でも成熟したドライバーがドライブする事になり、メルセデスに対して2台で挑める可能性が高くなりました。

見た目でわかる範囲では、リア部分で開発が進められた印象です。具体的にはリアサスペンションのレイアウトが大きく変更されており、フロア形状の変更に伴って最適化されたと思います。また、エンジンカウル部にあるHONDAのロゴが、昨年と比較して特にHとOの部分の見え方がかなり異なります。
【ドライバー】
 33 : Max Verstappen(2020年ドライバーズランキング3位)
 11 : Sergio Perez(2020年ドライバーズランキング4位)

McLaren F1 Team

トップ3に食い込んだ2020年の勢いを持続できるか

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(出典 : Twitter @McLarenF1

2020年から2021年に向けて、パワ-ユニットをルノーからメルセデスにスイッチする大変更を行いました。2021年は車両開発に大きな制限がありますが、マクラーレンはトークンを使用してマシンのリア周りを最適化させてきている事から、マクラーレンに限ってはほぼ新車と言って良いと思います。

ただ、言い換えれば、マクラーレンMCL35Mは今年大きな伸びしろの無いマシンですが、メルセデスPUへの適合が上手く行っていれば、序盤に多くのポイントを稼ぐことは可能だと思います。

上の写真ではわかりませんが、フロア関係のレギュレーションの変更によりリアタイヤの前部分の形状はかなりスッキリした印象です。また、メルセデス製PUに変更したことで熱問題がだいぶ楽になったのか、エンジンカウルやサイドポンツーンは昨年より絞られています。

ドライバーはレース巧者のリカルドが加入し、若いノリスと共にかなり強力なラインナップを形成しています。
【ドライバー】
 3 : Daniel Ricciardo(2020年ドライバーズランキング5位)
 4 : Lando Norris(2020年ドライバーズランキング9位)

Aston Martin Cognizant Formula One Team

レーシングポイントからチーム名称が変更。さらなる飛躍を目指す。

新車発表 : 3月3日予定

【ドライバー】
 5 : Sebastian Vettel(2020年ドライバーズランキング13位)
 18 : Lance Stroll(2020年ドライバーズランキング11位)

Alpine F1 Team

ルノーからアルピーヌへ名称を変え、心機一転高みを目指せるか

新車発表 : 3月2日予定

【ドライバー】
 14 : Fernando Alonso(3年ぶりにF1へ復帰)
 31 : Esteban Ocon(2020年ドライバーズランキング12位)

Scuderia Ferrari Mission Winnow

失意の2020年からの逆転劇を狙う

新車発表 : 3月10日予定

【ドライバー】
 16 : Charles Leclerc(2020年ドライバーズランキング8位)
 55 : Carlos Sainz(2020年ドライバーズランキング6位)

Scuderia AlphaTauri Honda

角田加入で日本でも大注目。ホンダワークスラストイヤーに華を添えるか。

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(出典 : Twitter @AlphaTauriF1)

新規開発の2トークンをフロントノーズに当てたアルファタウリですが、それだけではなく、フロントサスペンションなどマシンのフロント側はほぼ新車になったと考えて良いでしょう。

2020年はガスリーが優勝を遂げるなど非常に印象的な活躍が散見されましたが、今年もその再現が見られる可能性はあると思います。

何より、久々の日本人ドライバーである角田の活躍を期待せずにはいられません。また、ホンダワークスとしては最後の年となりますが、ホンダ製PU「RA621H」には2022年に投入予定だった仕様を入れ込んでいるようで、メルセデスとの差をどこまで詰められるか楽しみです。

また、今年のマシンには昨年以上に随所に「HONDA」ロゴが掲載されており、本当に粋なことをしてくれるチームだなと思いました。

なお、今年限りでホンダは撤退することになりますが、来年以降はホンダの知的財産を用いてレッドブルが開発を続けていくことが発表されています。
【ドライバー】
 10 : Pierre Gasly(2020年ドライバーズランキング10位)
 22 : Yuki Tsunoda(2020年 FIA-F2 ドライバーズランキング3位)

Alfa Romeo Racing ORLEN

フェラーリ同様失意の2020年。今年は中団で戦いたい。

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(出典 : Twitter @alfaromeoracing)

昨年は、フェラ-リ製PUの不出来に加えてマシンのパフォーマンスも今ひとつだったアルファロメオは、アルファタウリ同様トークンを2つ使用してフロントウイングを開発してきました。

レギュレーションの変更によってフロアが変わっている分、フロントを変えてバランスを取り直す必要があるのでしょう。パッと見た限りでは、昨年よりフロア下に送り込む空気量を増やしたい思惑を感じました。

しかし、アルファロメオに関しては、近年競争力が拮抗している中団での戦いとなるため、エアロはもちろんですがフェラーリ製PUの出来によってかなり結果が左右される事になると思います。

ちなみに、個人的には今年のアルファロメオのカラーリングは、とても素晴らしいと思います。
【ドライバー】
 7 : Kimi Raikkonen(2020年ドライバーズランキング16位)
 99 : Antonio Giovinazzi(2020年 ドライバーズランキング17位)

Haas F1 Team

PU性能も車体性能も足りな過ぎた2020年。もう一度輝きを見たい。

新車発表 : TBA

【ドライバー】
 47 : Mick Schumacher(2020年 FIA-F2 ドライバーズランキング1位)
 9 : Nikita Mazepin(2020年 FIA-F2 ドライバーズランキング5位)

Williams Racing

新生Williams。過去の栄光を取り戻す一歩となるか。

新車発表 : 3月5日予定

【ドライバー】
 63 : George Russel(2020年 ドライバーズランキング18位)
 6 : Nicholas Latifi(2020年 ドライバーズランキング21位)

(Last Editing Date : 2021 / 02 / 24)