【UPDATE_0323】情報更新
見た目が美しいマシンは速い。第一印象は割と大切だと思います。
【関連記事】F1 2019 新車発表F1 2019 コースガイドF1 2019

レギュレーションの変更点

今年は、レギュレーションの変更がほぼありません。
  • チェッカーフラッグが復活
  • ペナルティの内容緩和
  • 夜間の作業禁止時間が9時間に微増
  • 開催数が22戦となった事で、MGU-Kの年間使用制限基数が3基に緩和
  • 燃料タンク外に保管して良い燃料が0.25Lとなり、流量測定センサ-が2個に増加
  • ブレーキダクトがリスティド・パーツに入り、他社からの購入が禁止された
  • 視認性向上のため、カーナンバーをシャークフィンに掲示
  • プレシーズンテストが、計6日間に短縮(従来は計8日間)
  • プレシーズンテストにおいて、ガレージ前に衝立の設置が禁止
なお、今年からF1のフリ-走行に出走する事で、スーパーライセンスポイントが獲得できる事になリマした。これにより、今年は幾つかのチームがフリ-走行で若手を起用してくると思われます。

コロナウイルスの影響

世界的に拡大するコロナウイルスの影響で、すでに第4戦中国GPの延期は決定しています。F1に関連するところでは、特に中国、日本、イタリアでの感染者が多く確認されており、フェラーリ、アルファタウリ、ホンダの各陣営には少なくない影響が出る可能性があります。

そのため、あるチームがF1開催国に入国ができない場合、非チャンピオンシップイベントとして開催されるなど何らかの対応が必要な場面が出てくるかもしれません。

2020年のグランプリの開催情報については、コースガイドの方で更新しています。

 

F1 2020年シーズン 新車発表

【一覧】
※以下、文中で触れている各データの数値は、F1公式ホームページを参考にしています。
※掲載順は、昨年のコンストラクターズ選手権の順位となっています。

MERCEDES-AMG PETRONAS FORMULA ONE TEAM(公式、F1公式)

追われるメルセデスだが、今年も連覇を達成するのか。

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2014年に大幅なレギュレーション改定があって以降、6連覇を達成しているメルセデスは大規模な規則改定がない今年もチャンピョン最有力です。

2月10日に新たな大型スポンサ-ロゴが掲載された、2020年仕様のカラーリングを公開。2月14日に前人未到の7連覇に向けた2020年型マシンの走行風景及び画像が公開されました。

2020年型マシン「Mercedes-AMG F1 W11 EQ Performance」のPU周りは相当コンパクトに仕上がっているようで、目についたのは驚異的と言えるほど絞られたサイドポンツーン以降のリア周りと、大型のシャークフィンです。
リアの絞り込みは、サイドポットの開口部下に衝撃吸収構造を持ってくる手法を採ってきたことが大きなポイントとなっているようです。
昨年は熱に苦しんだグランプリもあったと記憶していますが、少し大型化されたように見えるインダクションポットで対応しているのでしょうか。

走行風景の画像を見ると、ノーズ形状は昨年型から引き続きスリムタイプで、フロントウイングはややアウトウォッシュ型という昨年最終型とほぼ変更がありません。ハージボードやサイドポット周辺のウイング類の造形も、昨年最終型とあまり変わらないように見えます。

メルセデスは一貫してローレーキコンセプトを採用し、安定してダウンフォースを稼ぎ出すため、基本的にはドラッグが大きい車となります。そのため、後述の「DAS」をなどトリッキーな機構を採用する必要や、空力の最適化をより慎重に行う必要があります。

バルセロナテスト①まとめ_200219~0221

メルセデスにしては珍しく、テスト初日から速さを見せました。
2日目には「DAS」と呼ばれる走行中にトー角を調整できる斬新なステアリングシステムの存在が明らかになりましたが、最後は電気系トラブルを抱えて早めに走行を切り上げることになりました。
3日目は、ボッタスがコースレコードのコンマ3秒落ちという驚異的なタイムを計測し、今年もメルセデスの圧勝かと開幕前から絶望しています。

ところで、「DAS」に関してですが、2020年は合法で2021年からは違法になる見通しだそうで、このシステムがどう今年の成績に影響するか楽しみです。また、レッドブルによれば、DASにより0.2秒/周ほど稼げているようです。

ただ、メルセデス製PUに一抹の不安があった事も事実で、信頼性確保が最優先課題となるでしょう。

Day1 : 1'17.313(79、C3、ボッタス)
Day1 : 1'16.976(94、C2、ハミルトン)※最速
Day2 : 1'18.387(106、C1、ハミルトン)
Day2 : 1'19.307(77、C2、ボッタス)※電気系トラブル
Day3 : 1'15.732(65、C5、ボッタス)※最速
Day3 : 1'16.516(73、C5、ハミルトン)

「DAS」システムについて

バルセロナテスト①の2日目に導入した「DAS(ディアル・アクシス・ステアリング)」は、フロントタイヤのトー角をドライバーがステアリングを前後する事で可変するシステムです。
登場直後は違法性を指摘する声もありましたが、FIAにより合法かつ安全と見なされたことで、その効果が確認されれば確実に2020年のレースで使用される事になります。

現在言われているメリットをまとめると、
  • ストレートでトー0にする事で、空気抵抗を減らす
    (レーキ角が弱いためにウイングを立て気味のマシン特性への対応)
  • フロントタイヤをよりトーアウトにし、タイヤの熱入れを容易にする
    (レースではDASにトーインに振ることでタイヤの摩耗をコントロールする)
の2つですが、DASの詳細は不明であり、よってその効果も推測の域を出ません。水面下ではこのシステムにトライするチームもあると思いますが、すぐに模倣できるシステムでは無さそうです。

バルセロナテスト②まとめ_200226~0228

2日目は、ハミルトンがコース上で止まるアクシデントが発生しました。ターン5の立ち上がりでパワーを失ったようでターン6を通過してところで停止し、原因は油圧系の問題で予防措置としてPUをシャットダウンしたと説明していますが、メルセデスPUはここまで信頼性の面で少し不安な面があるので心配です。

速さという点では、テスト①とテスト②双方で全体ベストを記録し、今年もメルセデスを中心にストーリーが出来ていく展開となりそうです。

Day1 : 1'17.562(89、C2、ハミルトン)
Day1 : 1'18.100(90、C3、ボッタス)
Day2 : 1'17.985(47、C3、ボッタス)
Day2 : 1'22.425(14、C3、ハミルトン)※トラブル
Day3 : 1'16.196(79、C5、ボッタス)※トップタイム
Day3 : 1'16.410(90、C5、ハミルトン)

2020年シーズン展望

7年連続ダブルタイトルの獲得は、よほどの事がない限り確実だと思います。DASのような革新的なデバイスを搭載する強い志、PUもなんだかんだと最多距離を走行、と死角は無いように思います。

ただ、最速最強のメルセデスとは言え、昨年はPUの熱処理など毎年どこかしらに(相対的な)弱点があり、シーズン全体としてはレッドブルやフェラーリがその弱点を上手く突けるかという展開になると想像しています。
【ドライバー】
 44 : Lewis Hamilton(2019年チャンピョン)
 77 : Valtteri Bottas(2019年ドライバーズランキング2位)

SCUDERIA FERRARI MISSION WINNOW(公式、F1公式)

疑惑はあれど2019年ベストパワーPUはフェラーリ。メルセデス撃墜なるか。

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(出典 : Ferrari

ここ数年、チームとして機能不全なシーンを何度も見たフェラーリですが、2020年はタイトル奪取のために一致団結して前を見なければなりません。

フェラーリは、2月11日(現地時間)に2020年型マシン「SF1000」を発表しました。フェラーリは今季中にF1においての1000レース目を迎えることになり、それにちなんだ名称となりました。

マシンは2019年型の正常進化型に見えるものの、昨年はロードラッグコンセプトを採用したもののダウンフォース量が多く必要なサーキットで苦戦した事から、今年はダウンフォースを強めに設定した空力コンセプトになっているようです。発表された状態では、レーキ角が昨年までより極端につけられている事から、コンセプトに大きな変更があったことを示唆しています。

フロントに関しては、メルセデスの様な細ノーズを採用せず、アウトウォッシュ型のフロントウイングも含めて従来から継続したコンセプトとなっています。フロントサスペンションは刷新され、空気の流れをかなり意識している配置になりました。
インダクションポッドの形状も従来型の様な三角形で、側面には昔のマクラーレンが付けていたようなウイングが取り付けられています。
バージボードからサイドポット周りは、レッドブルタイプを採用してきました。サイドポットの開口部は引き続き高い位置にあり、その後方は極端に絞り込まれています。

全体的に昨年のフェラーリにレッドブルのエッセンスを注入したマシンという印象ですが、これは昨年フェラーリが持っていたストレートスピードとレッドブルのコーナリング特製をバランスされようという意図でしょう。

他車と比較してノーズが太いのが気になりますが、テスト及び開幕戦を見ないとどちらが正解かはわかりません。

バルセロナテスト①まとめ_200219~0221

テスト初日は、ベッテルが乗る予定でしたが体調不良によりルクレールの変更されています。
テスト全体を通じてかなり不安が高まっていますが、昨年はテストの好調を開幕以降に繋げられなかったフェラーリですから、今年は逆のパターンとなるでしょうか。

Day1 : 1'18.289(132、C3、ルクレール)
Day2 : 1'18.154(73、C4、ベッテル)
Day2 : 1'18.335(49、C3、ルクレール) 
Day3 : 1'18.384(100、C3、ベッテル)※PUトラブル

テスト期間中に発生したPUトラブルについては、大きな問題ではないと報道されています。もっとも、走行時間が制限されたのは事実であり、メルセデスに対してアドバンテージが見られない状況では痛かったトラブルでした。
ただ、意図的に低いレベルのエンジンモードで走行していたようで、逆に言えば限界レベルの挙動をまだテストしていないとすれば、希望の光はまだ消えていないとも言えます。

バルセロナテスト②まとめ_200226~0228

2日目にこれまでとは違ってタイムを出してきたフェラーリですが、メルセデスのベストタイムと比較すると1秒以上遅いタイムです。ただ、これを鵜呑みにする事はできず、おそらくフェラーリは1秒を隠し持っている(三味線を弾いている)と考えるのが妥当だと思います。

しかし、ダウンフォースを維持しつつ空力効率の向上を目指した新しいリアウイングが投入された背景を考えると、ハイレーキとなった事で全体のバランス取りに苦慮しており、PUの絶対的なパワーも足りていないと思われる事から、苦戦はしている印象です。

Day1 : 1'18.113(84、C3、ベッテル)
Day1 : 1'18.244(80、C3、ルクレール)
Day2 : 1'16.841(145、C5、ベッテル)※トップタイム
Day3 : 1'16.360(181、C5、ルクレール)※最長

コロナウイルスの影響

3月5日にピレリと共同で実施される予定だった2021年用18インチタイヤのテストは、コロナウイルスの影響により延期となりました。

2020年シーズン展望

昨年の中盤から終盤にかけてフェラーリがPU関連で得ていたアドバンテージは、FIAとの話し合いによってかなりグレーな決着をする事になりました。
ただ、少なくてもFIAの調査によって、今年については昨年見たような明らかなアドバンテージは無いと考えるのが妥当でしょう。

さて、今年のフェラーリはテストでPUの出力を落としていたとされるため、完全に三味線を弾いていたようです。弱気なコメントも、何か裏があるように思えてなりません。
素直に見れば、現状では3番手のフェラーリですが、昨年とは逆のサプライズを期待しています。
【ドライバー】
   5 : Sebastian Vettel(2019年ドライバーズランキング5位)
 16 : Charles Leclerc(2019年ドライバーズランキング4位)

ASTON MARTIN RED BULL RACING(公式、F1公式)

ある意味2019年最も驚きを提供してくれたレッドブル。ホンダとのコラボ2年目はいかに。

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(出典 : Twitter @redbullracing

ホンダPUを搭載して戦う2年目の2020年シーズンは、言い訳のできない真剣勝負の年となります。

2月12日に発表され、シェイクダウンが行われた新車「RB16」は、基本的なコンセプトはRB15の正常進化型ですが、主に昨年苦労したフロント周りに変化が見られます。
ノーズ形状がメルセデスの様に極端なスリムノーズとなり、ノーズ横に後方に向かう気流を制御するウイングが付きました。ところで、ノーズ先端の鼻みたいな造形は何を意味しているのでしょう。フロントウイングはアウトウォッシュ型ではなく、昨年の後半戦で使用されていた従来型に近い形状です。

気になるのはノーズ形状が大きく変わった影響か、フロントサスペンションのアッパーアームの取り付け位置などジオメトリが、昨年と比べて大きく後退または変更されている点です。
また、リアサスペンションのジオメトリも大きく変更されています。サスペンションに関しては前後共結構変わっているのが、ちょっと気になる部分です。

バージボードからサイドポット前のウイングは、昨年型から少し変わっている様に見えますが、コンセプトは同一でしょう。ポットウイングやミラーなども、ほぼ同一に見えます。

リアカウルを見ると上方が大きめなのでラジエターは今年も上にあるのでしょう。フェラーリなどと違い、リアカウルの上を細くするよりサイドポットを絞る事を優先させています。
サイドポットの形状は、後半部分がスッと落とされるような感じになり、かなりスリムに完全に新しくなりました。系統としてはメルセデスに近づいたような気がします。

正常進化型とは言え、細部を見るとかなり攻めた開発をしてきた印象のレッドブルです。

バルセロナテスト①まとめ_200219~0221

フェルスタッペンは、初日最多周回を走破しました。信頼性については今年も安心して良さそうですが、午後に2回スピンしていたのでリアがプアなのかもしれません。
2日目は、PUの載せ替えが発生しましたが、確認の結果問題は無かったとの事で安心しました。
ドライバ-からは昨年よりかなり良いというコメントが聞かれますし、どうにかメルセデスに近づいて欲しいものです。

Day1 : 1'17.516(168、C3、フェルスタッペン)※最長
Day2 : 1'17.912(134、C2、アルボン)
Day3 : 1'17.636(86、C2、フェルスタッペン)
Day3 : 1'18.154(83、C2、アルボン)

バルセロナテスト②まとめ_200226~0228

初日午前中にサスペンショントラブルがあり、走行時間が大幅に制限されました。また、テスト終了5分前にはフェルスタッペンがターン10でスピンしてストップしましたが、これについての理由は定かではありません。ホンダからはPUは問題なく作動したとコメントが出ているので、ガス欠など他の理由によるものと思われます。
2日目もフェルスタッペンがスピンをしましたが、彼はテスト中によくクルクル回る印象があるので、あまり心配はしていません。それよりも、レッドブルはここまで徹底的にタイムを出してきておらず、爪を隠したまま開幕戦に突入するかもしれません。

今回のテストでは新しいフロントウイングをはじめ、様々な空力パーツのアップデートが施されました。特にバージボードは、形状がメルセデスタイプに変更されたのは興味深い点です。

Day1 : 1'17.347(84、C3、フェルスタッペン)
Day1 : 1'17.550(29、C2、アルボン)※サスペンショントラブル
Day2 : 1'17.738(31、C2、フェルスタッペン)
Day2 : 1'18.393(61、C2、アルボン)
Day3 : 1'16.269(79、C5、フェルスタッペン)
Day3 : 1'17.803(59、C3、アルボン)

2020年シーズン展望

フェラーリとの違い、割と強気なコメントが出ているレッドブルですが、メルセデスに追いついているかは疑問です。
テストで最速タイムを出す必要は無く、実際テスト②の最終日にフェルスタッペンが記録した最速タイムは、フィニッシュ直前に急ブレーキをかけてタイムを操作したため、我々には真のパフォーマンスが見えていない状況です。

ホンダPUは、性能も信頼性も向上しているようですが、レースではどうでしょうか。テストであまり好調だと、思わぬ落とし穴がありそうで怖いですね。

現状では2番手に位置していると見るのが適当でしょうが、トップとの差が昨年と比較して広がっているのか縮まっているのか。個人的には、差は広がっている気がするのですが.....
【ドライバー】
 33 : Max Verstappen(2019年ドライバーズランキング3位)
 23 : 
Alexander Albon(2019年ドライバーズランキング8位)
チーム名一覧

MCLAREN F1 TEAM(公式、F1公式)

ワークス超えを果たした2019年シーズン。今年はトップ3の一角に挑めるか。

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(出典 : McLaren

ホンダとのコラボ失敗を乗り越えた感のあるマクラーレンですが、勝負は今年。中団勢トップという位置から、トップ4と言われるまでなるか。

最初に発表された新車「MCL35」を見たとき、これは速そうだと感じました。ノーズ先端から後端にかけての処理と絞り込みは、昨年から大きく進化しました。但し、発表会仕様ではノーズ先端のエアインテークが廃止されるなどしており、レース仕様でも継続されるのか興味があります。

細いメルセデスタイプのノーズ、アウトウォッシュ型のフロントウイング、サイドポットの下やリアにかけての絞り込みなど、基本的には正常進化型なのでしょうがインプルーブを感じさせます。

フロント周りは、メルセデス、フェラーリ、レッドブルのいわゆる3強の良いところをそれぞれ採用している印象です。どうもホイールベースがやや短くなっているという話もあるので、メルセデスの様に中低速コーナー対策でしょうか。
ただ、カスタマーチームの悲しさというか、比較してしまうとリアカウルはトップ3チームと比べるとかなり大きく見えます。

まぁ、何よりジェースム・キーが取りまとめた車なので、期待値は結構高くなります。ルノーPUの信頼性が確保されていれば、かなり良い線まで行くのではないでしょうか。

バルセロナテスト①まとめ_200219~0221

テストでは、信頼性の高さを見せました。まだ速さを見せるテストメニューには取り組んでいないようですし、どの程度の競争力があるか楽しみです。

Day1 : 1'17.842(161、C3、サインツ)
Day2 : 1'18.474(137、C3、ノリス)
Day3 : 1'18.273(76、C2、サインツ)
Day3 : 1'18.454(49、C3、ノリス)※トラブル

バルセロナテスト②まとめ_200226~0228

Day1 : 1'18.221(46、C3、サインツ)
Day1 : 1'18.826(57、C2、ノリス)
Day2 : 1'17.573(113、C3、ノリス)
Day3 : 1'16.820(163、C4、サインツ)

2020年シーズン展望

中団勢トップを狙うには、充分な競争力を有していそうです。但し、テストでは一発の速さを最後まで隠してきたため、中々判断が難しいところです。

ただ、個人的には、マクラーレンのレースペースがとても良いので、レーシングポイントとマクラーレンが4番手チームの座を争うと見ています。
むしろ、ドライバーラインナップの差によってマクラーレンが今年も4番手を獲得する可能性は高いとも言えると思います。
【ドライバー】
 55 : Carlos Sainz(2019年ドライバーズランキング6位)
   4 : Lando Norris(2019年ドライバーズランキング11位
チーム名一覧

RENAULT DP WORLD F1 TEAM(公式、F1公式)

今年飛躍が無ければチーム存続の危機となりそうな予感。

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(出典 : Twitter @RenaultF1Team

信頼性の問題がついてまわるルノーですが、今年は背水の陣で臨まなければならない1年です。マクラーレンに破れ、鳴かず飛ばずで終わるわけにはいきません。

2月12日発表会自体は行われたものの、そこに実車が登場することはありませんでした。フェイクカーを用意するお金が勿体無いといった話を見ましたが、ならばなぜ人を呼んでわざわざ会を開いたのか疑問であり、開発がかなり遅れていると邪推されても仕方ないと感じます。

2月17日に新車「R.S.20」のシェイクダウンは完了しているものの、2月19日から始まったバルセロナテストにおいても、正式なマシン発表会はされていません。シェイクダウン時にはカラーリング施されていたマシンも、テストではブラック塗装になっています。

マシン全体を詳細に見ていない段階ですが、ノーズが細いメルセデスタイプとなり、全体的な空力パツケージを変えてきたのではないかと思います。
昨年から引き続きレーキ角が強くつけられており、フロント周りのエアロに大きな変更を施したことで、エアロ効率をどこまで引き上げられたのでしょうか。

ルノーについては、空力と共にPUの信頼性問題が付いて回ります。ピークパフォーマンスより信頼性に重きをおいた開発をするべきだと思いますが、攻撃的なコメントを発しているあたり、今年もよく壊れそうだなと思っています。

開幕戦オーストラリアGPを前に、今期仕様のカラーリングと新しいタイトルスポンサ-を発表しました。

バルセロナテスト①まとめ_200219~0221

テスト前に想定していたより、良い位置にいそうです。

Day1 : 1'18.004(62、C3、オコン)
Day1 : 1'17.873(56、C2、リカルド)
Day2 : 1'17.749(41、C3、リカルド)
Day2 : 1'18.557(52、C2、オコン)
Day3 : 1'17.102(76、C4、オコン)
Day3 : 1'17.574(93、C4、リカルド)※トラブル

バルセロナテスト②まとめ_200226~0228

ルノーもレッドブル同様、爪を隠している状態です。車自体の出来は良いと思うのですが、レーシングポイントと比べると苦しい戦いになるかもしれません。
最終日に記録したタイムは、ほぼ性能を使い切っているといったコメントもあり、想定していたタイムとそれほど乖離もしていないので、この辺が実力かと思います。

Day1 : 1'18.214(53、C2、リカルド)
Day1 : 1'21.542(54、C2、オコン)
Day2 : 1'18.013(37、C4、オコン)
Day2 : 1'18.395(59、C3、リカルド)
Day3 : 1'16.276(65、C5、リカルド)
Day3 : 1'16.433(75、C5、オコン)

2020年シーズン展望

中団勢トップを争うチームの1つであることは、間違いありません。テスト開始までひた隠しにしたマシンは、特にフロント周りのコンセプトを大きく変更してきましたが、特に序盤戦においてそこから引き出されるパフォーマンスは限定的であると思います。

タイムを見ると、充分中団勢上位で争える速さはあります。PUに関しても、一定程度の信頼性はあるでしょう。ドライバー陣も期待が持てますし、パッケージ全体としてはコンスタントにポイントを獲得し続ける事は容易であると思います。
【ドライバー】
   3 : Daniel Ricciardo(2019年ドライバーズランキング9位)
 31 : Esteban Ocon(2019年は、メルセデスのリザーブ兼テストドライバー)
チーム名一覧

SCUDERIA ALPHA TAURI HONDA(公式、F1公式)

表彰台2回と大成功の2019年シーズンの好調を、2020年も維持できるか。

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(出典 : Twitter @AlphaTauriF1

昨年までトロロッソとして活動してきたチームが、今年はアルファタウリと改名しました。アルファタウリとは、レッドブルが2016年から展開するファッションブランドだそうです。

2月15日、新生アルファタウリの1号車「AT01」が発表されました。個人的には、仮にこの車が遅くてもウェアは欲しいと思わせるデザインと配色です。

さて、マシンで目を引いたのは、フロントウイングがレッドブルと異なるアウトウォッシュ型になっている事です。アウトウォッシュ型となっている事で、ノーズの太さを含めてどちらかと言えばフェラーリ寄りの考え方なのかと思いましたが、単に昨年型レッドブルが移植されているようです。
今季型のホンダPUに適応するため、レッドブル同様サイドポットからリアにかけての絞り込みはかなり進み、昨年のマシンから大きく進化したポイントと言えます。

極端に言えば、このマシンは昨年型のレッドブルのフロントサスペンションやリアエンドを骨格とし、アルファタウリが空力を最適化したモノとも言えます。中団勢の中でどのようなポジションとなるのか楽しみです。

私個人としては、ホンダのロゴが別格の扱いを受けている事に非常に感銘を受けました。一昨年、トロロッソ・ホンダのウェアを購入した私ですが、今年はトヨタに乗りながらアルファタウリ・ホンダのウェアやグッズを身に纏っている事でしょう。

バルセロナテスト①まとめ_200219~0221

初日はコースインするまで作業が長くかかり、ソフトウェアが原因と思われるマイナートラブルがあったものの、最終的には100周以上を走破する事ができました。
2日目、3日目も順調に周回を重ねており、速さはまだ見せてはいないものの、前提となる信頼性は高いようです。

Day1 : 1'17.842(116、C3、クビアト)※マイナートラブル
Day2 : 1'18.121(147、C3、ガスリー)
Day3 : 1'17.427(62、C4、クビアト)
Day3 : 1'17.783(59、C4、ガスリ-)

バルセロナテスト②まとめ_200226~0228

初日午前中にトラブルがあり、走行時間が大幅に制限されました。レッドブル同様、クビアトもセッション終了間際にストップしましたが、こちらもガス欠などの理由だと思われます。
2日目にパフォーマンスランを行いましたが、もう少しタイムを稼がないと中団上位争いは難しいのかなと感じます。

Day1 : 1'17.491(60、C3、クビアト)
Day1 : 1'17.540(25、C4、ガスリー)※パイプが緩むトラブル
Day2 : 1'17.066(139、C5、ガスリー)
Day3 : 1'16.914(160、C4、クビアト)

2020年シーズン展望

事前の期待値を大きく下回ったのが、アルファタウリです。基本的には一昨年、昨年、今年のレッドブルマシンを組み合わせ、そこに最新のホンダPUを載せているため、極端に遅い事を想像できませんが、テストではその速さが見えませんでした。

中団勢トップに挑むのは難しく、ポイント圏内をかけて最後の最後まで熾烈に戦うレースが続きそうに思います。
【ドライバー】
 26 : Daniil Kvyat(2019年ドライバーズランキング13位)
 10 : Pierre Gasly(2019年ドライバーズランキング7位)
チーム名一覧

BWT Racing Point F1 Team(公式、F1公式)

資金難から回復した昨年は「開発の年」、と言われる活躍ができるか。

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(出典 : Twitter @RacingPointF1

ある意味買収前のチームの負の遺産を使った昨年と違い、今年はまとまった資金で開発がされているハズなので、結構期待できるのではないでしょうか。

2月17日に今年のカラーリングが発表されました。新車自体は、テストにてお披露目されるようです。このチームは、資金的には随分と楽になったと思われ、2021年からはアクトンマーチンの名前を冠すると噂されています。このような事から、タイトルスポンサーがBWTに変更になっていますが、大きな影響は無いと思われます。

バルセロナテストでお目見えした新車「RP20」は、あらゆる部分で昨年型のメルセデスをコピーしてきました。フロントウイング、ノーズ、前後サスペンション、インダクショッンポッド、サイドポット、サイドポンツーンなどは、昨年のメルセデスのままと言っても良いほど酷似しており、ある意味潔い開発がされてきたと思います。
ただ、コンセプトをコピ-するのは簡単な作業では無く、その性能を引き出すには非常に多くの苦労が伴います。

私なんかは、ホンダF1マシンを丸々コピ-したスーパーアグリ SA07を思い出しましたが、今年レーシングポイントはかなり良い戦いができるのでは無いでしょうか。
F1界に新たなるBチームが誕生した事になりますが、すでにハースとアルファロメオはフェラーリ、アルファタウリはレッドブルのそれぞれBチームとして機能しており、F1のレギュレーション上問題の無い範囲と思われるので、純粋に活躍を楽しみにしたいと思います。

バルセロナテスト①まとめ_200219~0221

昨年型メルセデスはやはり速く、すでに昨年のスペインGPでペレスが予選で記録したタイムより0.5秒も上回っています。「ピンクメルセデス」とペレスのコンビは、今年のF1を面白くしてくれる組み合わせになりそうです。

Day1 : 1'17.375(58、C3、ペレス)
Day1 : 1'18.282(52、C2、ストロール)
Day2 : 1'17.347(145、C3、ペレス)
Day3 : 1'17.338(116、C4、ストロール)※センサートラブル

バルセロナテスト②まとめ_200226~0228

今回のテストも安定して速いピンクメルセデスですが、C3タイヤでC5を履くアルファタウリと遜色ないタイムを叩き出している事から、トップ3に次ぐ位置は確保したと感じました。

Day1 : 1'17.428(84、C3、ペレス)
Day1 : 1'17.787(43、C3、ストロール)
Day2 : 1'17.118(130、C3、ストロール)
Day3 : 1'16.634(154、C5、ペレス)※電気系トラブル

2020年シーズン展望

中団勢トップ最右翼は、昨年のチャンピオンマシンを模したピンクメルセデスで異論は無いでしょう。それも、ただ模倣したから速いというわけではなく、レーシングポイントは、自分たちのマシンとして扱うために昨年のメルセデスのアイデアとコンセプトをきちんと理解していると感じます。

一発の速さもレースペースも、中団勢トップの座をかけてマクラーレンやルノーと戦うレースが続くことになるでしょう。
唯一の弱点は、ペレスとストロールというドライバーラインナップです。いや、ストロールがそれほど速くない、とハッキリ書いたほうが良いでしょう。彼の成績によって、最終的にランキングが大きく左右されると思います。
【ドライバー】
 11 : Sergio Perez(2019年ドライバーズランキング10位)
 18 : Lance Stroll(2019年ドライバーズランキング15位)
チーム名一覧

ALFA ROMEO RACING ORLEN(公式、F1公式)

思いの外一貫して上位には来なかった昨年。今年は体制も整い、実力を発揮できるか。

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クビサをリザーブドライバーに迎えたことで、ポーランドの石油会社ORLENが共同タイトルスポンサーに就任しました。2019年は時折見せる速さと粘りが印象的でしたが、今年はそれを常時トップ10圏内で見ることができるでしょうか。

2月14日にバレンタインデーの特別塗装を施した車でシェイクダウンを行いました。フェラーリ同様ノーズが太く、フロントウイングは今年も極端なアウトウォッシュ型となっているようです。

バルセロナテストでは、今季仕様のカラーリングを纏った新車「C39」が発表されました。

バルセロナテスト①まとめ_200219~0221

2日目の最後にライコネンがストップし、赤旗が提示されましたが、これはガス欠によるものと思われます。全体を通じて信頼性の高さを見せていますが、2日目にライコネンが記録したトップタイムは、C5タイヤで記録したタイムとしては物足りません。

Day1 : 1'18.386(59、C3、クビサ)
Day1 : 1'20.096(79、C3、ジョビナッツィ)
Day2 : 1'17.091(134、C5、ライコネン)※最速
Day3 : 1'17.469(152、C5、ジョビナッツィ)※最長

バルセロナテスト②まとめ_200226~0228

初日クビサがトップタイムを叩き出したものの、バルセロナテスト①のライコネンが出したタイムと比較して同じタイヤで大きな差が無いため、この辺がアルファロメオの限界かもしれません。
ただ、昨年のスペインGPでライコネンが記録したタイム(1'17.788)から見るとかなり向上しており、中団争いの激化を感じさせます。

Day1 : 1'16.942(53、C5、クビサ)※最速
Day1 : 1'19.515(51、C3、ライコネン)
Day2 : 1'19.670(92、C3、ジョビナッツィ)
Day3 : 1'17.415(115、C5、ライコネン)

2020年シーズン展望

個人的に最も評価が難しいと感じたのが、アルファロメオです。昨年は中団トップを狙える位置にいたレースもありましたが、今年のテストではその勢いを感じません。

タイムだけを見ると、ウイリアムズやハースと最下位争いを展開する事が多くなるでしょう。中団勢の場合、あまり三味線を弾く意味もないので隠し持ったパフォーマンスはそれほど大きくないと思います。
【ドライバー】
   7 : Kimi Raikkonen(2019年ドライバーズランキング12位)
 99 : Antonio Giovinazzi(2019年ドライバーズランキング17位)
チーム名一覧

HAAS F1 TEAM(公式、F1公式)

苦戦を経験し学んだ2019年。今年はその教訓を活かすことができるのか。

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昨年はタイトルスポンサーの離脱や、レースになると何故か遅くなるマシンに手を焼き、ハッキリ言って散々なシーズンを過ごしたように思います。今年は予選の結果をレース結果に繋げられるマシンとなっているか、開発力に注目です。

2月19日に発表予定だった2020年型マシン「VF20」を、6日に「We couldn’t wait any longer… 」という事で突如発表しました。ただ、発表されたのはカラ-リングだけですが、心機一転となった印象です。

フェラーリ製のPUやそれに付随する機器、ギアボックス、サスペンションを搭載しているため、必然的にフェラーリ型のコンセプトを採用しています。
空力に関しては独自性も見えますが、ピーキーな特性をどこまでフラットにできるかが課題です。

バルセロナテスト①まとめ_200219~0221

タイム的には、どうもパッとしない様に見えるハースですが、コメントは結構ポジティブです。最終日には午前・午後ともにトラブルが発生し、走行時間が制限されることになりました。

Day1 : 1'18.466(59、C3、マグヌッセン)
Day2 : 1'18.496(158、C3、グロージャン)※最長
Day3 : 1'18.380(48、C3、グロージャン)※水漏れ
Day3 : 1'19.709(4、C2、マグヌッセン)※ホイールスペーサー破損

バルセロナテスト②まとめ_200226~0228

Day1 : 1'18.670(107、C3、グロージャン)※最長
Day2 : 1'18.225(111、C3、マグヌッセン)
Day3 : 1'17.037(86、C4、グロージャン)
Day3 : 1'17.495(29、C4、マグヌッセン)※クラッチトラブル

2020年シーズン展望

ここも我々一般人が得られるデータだけでは、アルファロメオ同様中々パフォーマンスの判断が難しいチームです。昨年はレースペースに課題を抱えていたため、ピーク性能を落としてでもアベレージ性能を上げてきているのかな、とも感じます。

中団勢下位での戦いがベースとなるでしょうが、ウイリアムズやアルファロメオよりは前にいるといった感じでしょうか。
【ドライバー】
   8 : Romain Grosjean(2019年ドライバーズランキング18位)
 20 : Kevin Magnussen(2019年ドライバーズランキング16位)

ROKIT WILLIAMS RACING(公式、F1公式)

ウィリアムズはどうなるのか.....

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昨年も面白いくらい遅かったウィリアムズですが、個人的には今年も全く期待していません。

2月17日に発表された新車「FW43」は、あれだけ遅かったFW42の正常進化型と言われています。2021年に大きくレギュレーションが変更されることから、ある意味2020年を捨てたとも感じられます。

ノーズは非常にコンサバティブな造形で、フロントウイングはアウトウォッシュ型です。フロントエンドから中央部にかけては、今のところこれと言って気になる部分はありません。
目を引くのがサイドポット上面の下がり方とリアへの絞り込みで、まさにラジエターはココにありますと言わんばかりの形状です。ただ、リアカウルはエンジン周りが膨れていて、あまりスマートでは無い印象なので、サイドポットの小型化というトレンドの採用を優先し過ぎた感があります。
近年トレンドを追う開発を続け、見事に失敗し続けているウイリアムズですが、今年もそんな雰囲気が感じられる部分でもあります。

また、前後のサスペンション周りは、近年空力アイテムとして活用する部分ですが、今年もそういった細かい芸当は全く見られません。

昨年はハナからコケたウィリアムズですが、今年はテストに新車を間に合わせる事ができました。しかし、それが精一杯とも思えるほど細部の煮詰めが見当たらず、やはり2020年もあまり期待はできないかなと思います。

バルセロナテスト①まとめ_200219~0221

今年は初日からきちんとテストが出来た上、タイムを見る限り中団で戦える雰囲気を感じます。何より、昨年のマシンと比べるとコーナーリング時のステアリング修正量が少なくなっています。
最終日はメルセデスPUにトラブルが発生し、貴重な時間を失いました。ただ、今年は圧倒的なテールエンダーでは無さそうです。

Day1 : 1'18.168(73、C3、ラッセル)
Day1 : 1'18.386(59、C3、ラティフィ)
Day2 : 1'18.266(116、C3、ラッセル)
Day3 : 1'19.004(72、C3、ラティフィ)※PUトラブル

バルセロナテスト②まとめ_200226~0228

初日、ラティフィはPUトラブルのためマシンを止めました。前回のテストに続いてのPUトラブルなので、メルセデスPUの信頼性はまだ完全な段階とは言えないのでしょうか。
2日目は、PUトラブルによって失った時間を取り戻すべく精力的に走行したようです。今年はコンスタントにQ2に進み、幾つかのポイントが取れそうな雰囲気です。

Day1 : 1'18.300(48、C4、ラティフィ)※PUトラブル
Day1 : 1'18.535(59、C3、ラッセル)
Day2 : 1'17.313(160、C5、ラティフィ)※最長
Day3 : 1'16.871(146、C5、ラッセル)

2020年シーズン展望

今年もランキング最下位争いにはなるでしょうが、昨年ほど壊滅的な状況では無さそうです。レースペースには改善が見られるため、メルセデス製PUの信頼性が確保されれば、混乱や他車のミスに乗じてポイントを獲得する機会は増大するでしょう。

改善すべき点としては、予選で重要になる一発の速さとあと一歩の伸びが欲しいレースペースです。ただ先程も書いたように、昨年と違い前を走る車が遠すぎて見えないほどでは無いと思いますし、開発の進捗具合によってはサプライズがあるかもしれません。
【ドライバー】
 63 : George Russel(2019年ドライバーズランキング)
 -- : Nicholas Latifi(2019年は、FIA F2 ランキング2位)

(Last Editing Date : 2020 / 03 / 23)