【随時更新】201014_第14戦~第17戦までの情報を更新
新型コロナウイルス感染症の蔓延により、F1 2020年シーズンは当初の予定から大幅に変更されて開催される事となりました。
3月の時点で確定していた日程からガラリと変わってしまった事、また後日当初予定との比較が可能である様に、例外的ではありますが下記リンクの記事は残した状態で、再度2020年シーズンについての記事を作成する事にしました。

▼F1 2020年シーズン 当初予定(コロナ関連の追記有)▼


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F1 2020年シーズン 全XXGP一覧

【一覧】
※以下、文中で触れている各データの数値は、F1公式ホームページを参考にしています。
※公式アナウンスに沿って情報を追加していきます。
※Rd.1~Rd.8(2020年6月2日発表)については、無観客での開催となります。
※Rd.1~Rd.8に関する詳細は、公式サイト(英語)をご参照ください。

Formula 1 Rolex Grosser Preis von Osterreich

rusterrreich
(出典 : Formula 1Austria
開催日程 : 2020年07月03日~05日
開催場所 : オーストリア シュピールベルグ
コース名 : Red Bull Ring
走行距離 : 4.318 km ✕ 71 周 = 306.452 km
見た目は4本のストレートを繋いだだけで非常に簡単そうなサーキットですが、高低差が大きく路面には凹凸があるので実際の印象は難しいようです。
PUの性能差が大きく影響する上に、高速コーナーが多いので高い空力性能とスタビリティも求められるサーキットです。

オーバーテイクポイントは、3コーナーと9コーナーです。DRSが3本のストレートで使用できるため、かなりエキサイティングなオーバーテイクが見られるでしょう。

Formula 1 Pirelli Grosser Preis der Steiermark

rusterrreich
(出典 : Formula 1Austria
開催日程 : 2020年07月10日~12日(日本時間23日00:10レーススタート)
開催場所 : オーストリア シュピールベルグ
コース名 : Red Bull Ring
走行距離 : 4.318 km ✕ 71 周 = 306.452 km
第1戦と同じくレッドブルリンクで開催される第2戦は、第1戦から得られたデータを基に、各チームがいかにマシンを適正化させてきたかが見どころです。

Formula 1 Aramco Magyar Nagydij

hungaroring
(出典 : Formula 1Hungary
開催日程 : 2020年07月17日~19日
開催場所 : ハンガリ- ブタペスト
コース名 : Hungaroring
走行距離 : 4.381 km ✕ 70 周 = 306.630 km
よく壁のないモナコと形容されるようにコーナー多いレイアウトにも関わらずコース幅が狭いため、1・2コーナーを除いてオーバーテイクがほぼ不可能であり、退屈な展開が多い印象です。
オーバーテイクが難しいだけにセーフティカーやVSC導入後のリスタート時に勝負をかけるドライバーもいますが、ほとんどの場合成功する事はありません。

このサーキットは何よりも予選順位とトラックポジションが大切で、上位勢にとってはトラフィックの処理が問題となります。特に予選でトラフィックにハマると、上位勢でもかなり下位に沈むことがしばじは起こります。

ストレートが短いこともあってダウンフォースを多めにセッティングし、単純にコーナーが多いためにタイヤに関しては特に横方向の負荷が高くなります。

Formula 1 Pirelli British Grand Prix

briten
(出典 : Formula 1Great Britain
開催日程 : 2020年07月31日~08月02日
開催場所 : イギリス ノーサンプトンシャー、バッキンガムシャー
コース名 : Silverstone Circuit
走行距離 : 5.891 km ✕ 52 周 = 306.198 km
1950年にF1世界選手権が誕生し、その開幕の地として選ばれたのがシルバーストンです。高速コーナーが多いためにタイヤへの負荷が高く、このサーキットを代表するマゴッツ、ベケッツ、チャペルと続く高速コーナーを速く走るにはエアロダイナミクスが重要です。
ただ、ターン1・2、先に書いたマゴッツ~チャペルを含むターン7~13は、現代F1にとってコーナーというよりほぼ全開区間なので、高速コーナーという表現はそのうち消えるかもしれません。

長い間F1が開催されているサーキットだけに、全てのチームがかなりのデータを含む揃えており、何が起こる可能性は極端に低いグランプリです。

Emirates Formula 1 70th Anniversary Grand Prix

briten
(出典 : Formula 1Great Britain
開催日程 : 2020年08月07日~09日
開催場所 : イギリス ノーサンプトンシャー、バッキンガムシャー
コース名 : Silverstone Circuit
走行距離 : 5.891 km ✕ 52 周 = 306.198 km
第1戦・第2戦のレッドブルリンク連戦と同様、第4戦と第5戦はシルバーストンでの連戦となります。ここシルバーストンにおいては、すでに豊富な知見を基にセッティングされたマシンですが、連戦によってそれが更に研ぎ澄まされる事を期待しています。

Formula 1 Aramco Gran Premio de Espana

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(出典 : Formula 1Spain
開催日程 : 2020年08月14日~16日
開催場所 : スペイン バルセロナ
コース名 : Circuit de Barcelona-Catalunya
走行距離 : 4.655 km ✕ 66 周 = 307.104 km
例年シーズン前テストでも使用され、ほぼ全てのチームが1回目の大規模なアップデートを持ち込むサーキットですが、今年はその様相が一変しました。

タイヤへの負担も大きく、PUの性能も重要であるため総合力が試されるサーキットです。セクター1~2は空力が重要で、ダウンフォース発生量が多いセッティングとなっています。個人的に、毎年高いメカニカルグリップが求められるセクター3のタイムを見てドライバーの力量や車の性能などを推し量っています。

スタートから1コーナーまでが長く、決勝スタート時の順位変動が大きい傾向にあるのでそこに注目しても面白いかもしれません。

Formula 1 Rolex Belgian Grand Prix

belgian
(出典 : Formula 1Belgium
開催日程 : 2020年08月28日~30日
開催場所 : ベルギ- スパ、フランコルシャン
コース名 : Circuit de Spa-Francorchamps
走行距離 : 7.004 km ✕ 44 周 = 308.052 km
現代F1では突出して長い1周7kmのコースは、このサーキットの特徴の1つである「スパ・ウェザー」と呼ばれる急変する天候の影響によって、サーキットの一部だけが濡れていても他の部分ではドライといった事がしばしば発生し、タイヤ選択によるドラマが生まれやすい場所です。

現代F1では、全開率が約8割と驚異的な割合となり、平均時速は240km/hという超高速サーキットです。よって、何よりもパワーが出ていることが絶対条件となります。
また、高低差が非常に大きく、低速~高速まであらゆるタイプのコーナーがあるので、マシンの総合力も試されます。

オーバーテイクポイントは、ターン5・6・18となります。昔とは違いオー・ルージュをはじめ幾つかのコーナーは全開で駆け抜けるので、タイヤへの負荷も高くなります。

Formula 1 Gran Premio Heineken d'Italia


italy
(出典 : Formula 1Italy
開催日程 : 2020年09月04日~06日
開催場所 : イタリア モンツァ
コース名 : Autodromo Nazionale Monza
走行距離 : 5.793 km ✕ 53 周 = 306.720 km
今年は見ることが出来ませんが、フェラーリの地元という事もあり、毎年ティフォシ(フェラーリの熱狂的なファン)が大挙して押し寄せるサーキットです。

4本のストレ-トをつなげた形からもわかるように、スパに続いてカレンダ-の中でも屈指の高速サーキットです。各チームは、モンツァ専用のエアロダイナミクスを開発・搭載してくるので、とても楽しみです。

オーバーテイクポイントは1コーナーで、とても見ごたえがあります。但し、ポールポジションから優勝する確率がかなり高いサーキットでもあり、実はオーバーテイクはほぼ1コーナーのみなので予選順位とトラックポジションが重要となります。

超レスダウンフォースとなるためタイヤへの負担が大きく、ダウンフォースに頼らないメカニカルグリップの優劣がハッキリと現れます。さらに、ストップ&ゴーの繰り返しとなるため、PUの性能差も如実に出てきます。

FORMULA 1 GRAN PREMIO DELLA TOSCANA FERRARI 1000 2020 Mugello

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(出典 : Formula 1Mugello
開催日程 : 2020年09月11日~13日
開催場所 : イタリア ムジェロ
コース名 : Autodromo Internazionale del Mugello
走行距離 : 5.245 km ✕ 59 周 = 309.455 km
第2戦FP1開始時に、2020年第9戦・第10戦の情報が公開されました。そのうち第9戦については、フェラーリの世界選手権参戦1000レースを記念して、フェラーリが所有するムジェロとなります。

Moto GPファンならお馴染みのムジェロですが、F1は初開催となります。当然フェラーリには大きなアドバンテージがあるものの、これまでのF1に対するフェラーリの貢献を考えれば納得せざるを得ないでしょう。

ムジェロは1kmを超えるメインストレート、そしてそれを挟む形で存在するヘアピンが勝負所となると思います。

FORMULA 1 VTB RUSSIAN GRAND PRIX 2020

russia
(出典 : Formula 1Russia
開催日程 : 2020年09月25日~27日
開催場所 : ロシア ソチ
コース名 : SOCHI AUTODROM
走行距離 : 5.848 km ✕ 53 周 = 309.745 km
2014年のソチオリンピックの跡地を利用して作られたサーキットで、市街地サーキットの様な雰囲気が漂います。半公道サーキットなので、コンクリートウォールに囲まれていますが、コース幅が広いのでそれほどクラッシュが多発する印象はありません。

サーキット全体として中高速の様々なコーナーがあり、特にターン3の形状は独創的です。基本的にはストップ&ゴータイプに分類され、トラクション性能とブレーキング・スタビリティが重要です。
ダウンフォースも割と強く、路面の摩擦係数が低いためタイヤへの負担はそれほど大きくありません。逆にタイヤを機能させるのが難しいという意味でフロントリミテッドだと言えるでしょう。

このサーキットの問題は、オーバーテイクが極端に少ない事です。今年はどうかわかりませんが、これまではテレビ観戦者にとってかなり退屈なレース展開でした。

FORMULA 1 ARAMCO GROSSER PREIS DER EIFEL

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(出典 : Formula 1Germany
開催日程 : 2020年10月09日~11日
開催場所 : ドイツ
コース名 : Nurburgring
走行距離 : 5.148 km ✕ 60 周 = 308.617 km
2013年以来のニュルブルクリンクでのF1開催です。ニュルブルクリンクと言えば、全長約20kmのノルトシュライフェが有名ですが、F1が開催されるのは1980年代に完成し以後幾度か改修されたGPコースです。

現時点(8月26日)のF1公式サイトからは読み取れませんでしたが、おそらくDRSはターン11後~ターン13まで、ターン15後からターン1までだと思います。

久々の開催なので詳細は忘れましたが、自然に囲まれたサーキットで、かつ高低差が大きいのが特徴です。また、2007年の様に天候が急激に変化する事もあります。

あくまで私の記憶の中のニュルブルクリンク GPコースですが、テクニカルなサーキットに分類されるでしょう。高いレベルのダウンフォースを稼ぐセッティングとなると思います。
コーナーは速度域や性格が異なるものが多く、急なバンク角が付いているためコーナリング速度が高かったと思います。とは言え、タイヤに対するストレスはそれほど大きくありません。
ヘビーブレーキングが必要な場所が多く、ライン取りにも選択肢があるので、中々楽しいレースが見られるかもしれません。

FORMULA 1 HEINEKEN PORTUGUESE GRAND PRIX

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(出典 : Formula 1Portugal
開催日程 : 2020年10月23日~25日
開催場所 : ポルトガル
コース名 : Autódromo Internacional do Algarve
走行距離 : 4.653 km ✕ 66 周 = 306.826 km
ポルトガルでのF1開催は、1996年以来です。1984年~1995年まで開催されたポルトガルGPは、エストリルサーキットだったため、アルガルベでは初開催となります。ポルトガルGPと言えば、1995年に片山右京が大クラッシュした記憶が残っています。

私自身は、The Grand TourというAmazon プライムビデオの番組でこのサーキットの一部を映像見たことがある程度なので、全く知識がありません。

パッと見た印象では、1~3コーナー、5コーナー、13コーナー~バックストレートと勝負できそうな雰囲気に見えます。サイドバイサイドの攻防があれば面白いな、という印象です。

FORMULA 1 EMIRATES GRAN PREMIO DELL'EMILIA ROMAGNA

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(出典 : Formula 1Italy Imora
開催日程 : 2020年10月31日~11月01日
開催場所 : イタリア
コース名 : AUTODROMO ENZO E DINO FERRARI
走行距離 : 4.909 km ✕ 63 周 = 309.049 km
舞台はイタリアへ戻ります。2006年以来のイモラでのF1開催は、2日間のイベントとなります。そのため、フリー走行が1回だけで予選・決勝が行われる変則的な日程が予定されています。

イモラと聞くと、どうしても思い出すのがアイルトン・セナです。以前は超高速コーナーです、現在はシケインになったタンブレロですが、まだ幼かった私の脳裏には当時のタンブレロの姿が鮮明に焼き付いています。

さて、イモラはいわゆるストップ・アンド・ゴータイプで、短い直線とシケインで構成されたサーキットです。ただ、2007年以降にティルケ監修により全面改修されており、2006年当時とは印象が異なるかもしれません。

FORMULA 1 DHL TURKISH GRAND PRIX 2020

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(出典 : Formula 1Turkey
開催日程 : 2020年11月13日~15日
開催場所 : トルコ
コース名 : Intercity Istanbul Park
走行距離 : 5.338 km ✕ 58 周 = 309.396 km 
2011年以来、9年ぶりのトルコGP復活となりました。2005年に開業したイスタンブール・パークは、近代F1コースの典型例であるティルケ・デザインのサーキットです。

平均速度が高く、数少ない反時計回りのサーキットには、ラグナ・セカのコークスクリューの様なターン1、モンツァのパラボリカを模したターン8、オー・ルージュっぽいターン11など随所に他のサーキットの名物が散りばめられている印象です。
特にターン8は、3つ(人によって4つと言う)のエイペックスで構成される高速コーナーであるため、マシンの空力性能がかなり問われる場所です。このコーナーの脱出速度が、続くターン9の攻防へと繋がるため、オーバーテイクのチャンスを作るためにも重要な場所となるでしょう。
最大のオーバーテイクポイントは、誰がどう見てもターン10から12までの全開区間とターン12へのブレーキング勝負です。

タイヤに関しては、フロントタイヤのマネジメントが重要です。ターン12から14の低速区間は、グレイニングを発生させやすいと何かで読んだ記憶があります。

FORMULA 1 GULF AIR BAHRAIN GRAND PRIX 2020

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(出典 : Formula 1、Bahrain)
開催日程 : 2020年11月27日~29日
開催場所 : バーレーン サキール
コース名 : Bahrain International Circuit
走行距離 : 5.412 km ✕ 57 周 = 308.238 km
元々のスケジュールでは、第2戦の開催地だったバーレーンでの開催です。

DRSが3箇所に設定されており、多くのオーバーテイクが期待できるサーキットです。ポイントとしては、ターン1・4・11・14になりますが他のコーナーでも仕掛ける事が可能です。

リアタイヤにきつい(リアリミテッド)サーキットで、決勝のみならず予選でもタイヤの使い方によって結果が左右される事があります。
これにより戦略にも幅が生まれ、タイヤを温存しながら走りピットストップの回数を減らして上位に入賞するケースも散見されます。そのため、レース中は各チームの戦略を想像しながら見ると非常に楽しいサーキットの1つです。
2019年は特にタイヤのデグラデーションが酷く、全体的にピット戦略で順位が変動しました。今年もマシンとタイヤの仕様が共通であるため、同様の傾向になると思われます。

FORMULA 1 ROLEX SAKHIR GRAND PRIX 2020

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(出典 : Formula 1、Bahrain)
開催日程 : 2020年12月04日~06日
開催場所 : バーレーン サキール
コース名 : Bahrain International Circuit
走行距離 : 3.543 km ✕ 87 周 = 307.995 km
2週連続でバーレーン開催となるものの、2戦目はコースレイアウトが変わります。国際的なレースでは使用された事が無いレイアウトで、なんとなくオーバルに近いイメージです。

コーナー数はたった11、1周の距離が約3.5km、極小のダウンフォースレベル、トウの取り合いといった内容がTwitterなどで話題となっていますが、個人的にはDRSトレイン状態になって、特に中盤以降はそれほどエキサイティングな追い抜きは発生しないのではないかと思います。

1周あたりのタイムは、予想では予選で55秒程度、決勝だと60秒程度だそうです。

FORMULA 1 ETIHAD AIRWAYS ABU DHABI GRAND PRIX 2020

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(出典 : Formula 1、Abu Dhabi)
開催日程 : 2020年12月11日~13日
開催場所 : アラブ首長国連邦 アブダビ
コース名 : Yas Marina Circuit
走行距離 : 5.554 km ✕ 55 周 = 305.355 km
市街地サーキットの特徴を強く持つサーキットです。また、夕方にスタートし日没を迎えて行くという点も通常のレ-スとは異なるため、情景的には非常に印象深いGPだと思います。
前半は約1.2kmの長いストレートがあるなど超高速サーキットですが、後半は直角コーナーが連続する区間もあるテクニカルサーキットで、マシンの総合力が必要なサーキットになっています。

日没と共に路面温度が急速に低下するため、レ-ス用のセッティングは妥協が必要です。タイヤに関しては路面がスムースなので、日没後の温度低下以外は特に問題になることはないでしょう。

2本の長いストレートがあるものの、オーバーテイクはあまり期待できません。テレビ観戦者にとってはとても退屈な展開となる事が多く、レース展開はあまり印象的ではありません。


(Last Editing Date : 2020 / 10 / 14)