F1 2018年シーズンを振り返ります。
【関連記事】F1 2017、F1 2018 新車発表、F1 2018 コースガイド
表を見ても明らかなように、2018年シーズンの第10戦まではハミルトンとベッテルの戦いは非常に熾烈でした。前半戦に関しては、メルセデスよりフェラーリの方がマシンは優秀で、戦略面でメルセデスがなんとか食らいついていた印象が強いくらいです。
上位(トップ3チーム)の中では2位を7回も獲得しているボッタスが、何故か未勝利に終わりましたが、原因は1年を通じてタイヤの使い方に問題があった様に思います。
今年個人的に印象深かったのは、リカルドのモナコ制覇とライコネンの勝利です。特にライコネンはかなり久々の勝利でしたし、来年からザウバーに移籍するのでキャリア最後の勝利となる可能性が高く、かなり感動してしまいました。
中団勢では、ルノーとザウバーの躍進が目に付きます。特にルノーは気づけば2人共コンスタントに良いポジションでゴールしていました。ザウバーに関しては、間違いなく来年からフェラーリをドライブするルクレールの頑張りによるところです。
ホンダと決別したマクラーレンは、シーズン序盤にポイントを稼いだ(ほぼアロンソ)おかげでコンストラクターズ6位となりましたが、後半はほぼテールエンダーに沈んでいったので遅いイメージしか残っていません。
そのホンダとタッグを組んだトロ・ロッソは、新人ドライバー2人体制で後半戦は来年を見据えた開発期間に充てられたこともあり、かなり残念な結果となりました。
個人的に最も注目したのは、リカルドのリタイヤ回数(8回)です。印象としてはほぼ全てがPU絡みだったように思いますし、相方のフェルスタッペンと比較するとかなり運が悪かったとも言えると思います。
逆に、メルセデス勢は2人のドライバー合わせてもたった2回のリタイヤなので、ここが他のチームとの大きな違いと言えるのではないでしょうか。
今年はシーズン途中でドライバー交代が発生しなかった稀有な年となりましたが、データ的にはボッタス、ハートレー、バンドーン、エリクソンの4名がチームメイトと比較して遅いと言えます。
レッドブル勢の2台は予選順位から大きく上げていますが、これはペナルティなど戦略的な問題で予選順位が下がっている事が多いためです。上位3チームは、予選最下位でもトップ6でゴールできる程、中団とは競争力が段違いなのでこういったデータになりました。
チームとしては、ウィリアムズが年間を通じて圧倒的に遅く、トロ・ロッソも中団というには物足りない数字だと思います。やはりフォースインディア、ルノー、ハースの3チームが中団の核と言え、それぞれのチームの得意不得意によって他のチームが上がったり下がったりする構図でした。
【一覧】
※以下、文中で触れている各データの数値は、F1公式ホームページを参考にしています。
開催日程 : 2018年03月23日~25日
2018年のF1は、おなじみオーストラリアから開幕です。各セッションのトップは、以下の様になりました。今年はメルセデス vs フェラーリの熱い戦いを見ることができそうです。
ホンダPUからルノ-PUへスイッチしたマクラーレンは、それが功を奏したのかオーストラリアGPでは2014年以来のポイントを獲得しましたが、中団争いは今年も激しそうです。
開幕戦という事もあり幾つかトラブルも見られたものの、後半は膠着状態が続いたので、比較的退屈なレースだった印象です。開催日程 : 2018年04月06日~08日
開催日程 : 2018年04月13日~15日
競争力でトップ2チームからやや遅れを取るレッドブルのリカルドが、大逆転勝利を収めました。対して開幕3戦で優勝できなかったメルセデスは、ちょっと気になります。
中団勢の争いは、ルノ-、ハース、マクラーレン、フォースインディアあたりが接戦で、ウィリアムズとザウバーが厳しいのかなという印象です。トロロッソ・ホンダに関しては、ここまでのところ好不調が激しすぎる上に、ドライバーも未成熟なので評価が非常に難しいと感じます。
開催日程 : 2018年04月27日~29日
風と街というだけあって、かなりシビアなコンディションだったGPです。メルセデスがようやく今シーズン初勝利を挙げ、役者が揃いました。
レース再開後、ベッテルがミスにより後退し、メルセデスが1-2体制を整えたと思った次の瞬間にボッタスの右リアタイヤがバ-ストするなど、波乱万丈の展開となりました。最終的にはペレスが3位表彰台、ルクレールが6位、ストロールが8位を確保するという、予測不能な結果となりました。
それにしても、メルセデス・フェラーリ・レッドブル以外のチームが表彰台に乗ると、違和感しかありません。それだけここ最近はこの3チームが強すぎるという事でしょう。開催日程 : 2018年05月11日~13日
ハミルトンが41回目のポールトゥウィンで2連勝。明らかに流れはフェラーリからメルセデスへと移っています。
開催日程 : 2018年05月24日~27日
現在のモナコ・マイスターと言えば、間違いなくリカルドだと思います。一昨年はチームのミスにより勝利を逃しましたが、今年その忘れ物を全セッショントップという形で回収できました。
開催日程 : 2018年06月08日~10日
FPの時点ではフェルスタッペンが完全に持っていくかと思いましたが、予選・決勝はベッテルが圧倒的でした。フェラーリはここからまた波に乗れるでしょうか。
開催日程 : 2018年06月22日~24日
28年ぶりとなるポール・リカールは、風が強く、風向きが変わるターン6で苦戦するドライバー・マシンが多く見られました。また、基本的にはストップ&ゴー的な性格のサーキットなので、PU性能がかなり大きなウエイトを占めた印象です。
メルセデスはここでPUをアップデートしてきており、その成果が出たレースとなりました。
開催日程 : 2018年06月29日~07月01日
メルセデスのダブルリタイヤもあり、チームの母国GPで見事フェルスタッペンが勝利しました。
開催日程 : 2018年07月06日~08日
開催日程 : 2018年07月20日~22日
不安定な天候が結果を左右したスリリングなレースでした。ドライのクリーンなレースも面白いですが、不確定要素があるレースもまた魅力的です。
開催日程 : 2018年07月27日~29日
開催日程 : 2018年08月24日~26日
開催日程 : 2018年08月31日~09月02日
開催日程 : 2018年09月14日~16日
開催日程 : 2018年09月28日~30日
開催日程 : 2018年10月05日~07日
開催日程 : 2018年10月20日~22日
開催日程 : 2018年10月27日~29日
開催日程 : 2018年11月09日~11日
開催日程 : 2018年11月23日~25日
【関連記事】F1 2017、F1 2018 新車発表、F1 2018 コースガイド
F1 2018年シーズン
表を見ても明らかなように、2018年シーズンの第10戦まではハミルトンとベッテルの戦いは非常に熾烈でした。前半戦に関しては、メルセデスよりフェラーリの方がマシンは優秀で、戦略面でメルセデスがなんとか食らいついていた印象が強いくらいです。
上位(トップ3チーム)の中では2位を7回も獲得しているボッタスが、何故か未勝利に終わりましたが、原因は1年を通じてタイヤの使い方に問題があった様に思います。
今年個人的に印象深かったのは、リカルドのモナコ制覇とライコネンの勝利です。特にライコネンはかなり久々の勝利でしたし、来年からザウバーに移籍するのでキャリア最後の勝利となる可能性が高く、かなり感動してしまいました。
中団勢では、ルノーとザウバーの躍進が目に付きます。特にルノーは気づけば2人共コンスタントに良いポジションでゴールしていました。ザウバーに関しては、間違いなく来年からフェラーリをドライブするルクレールの頑張りによるところです。
ホンダと決別したマクラーレンは、シーズン序盤にポイントを稼いだ(ほぼアロンソ)おかげでコンストラクターズ6位となりましたが、後半はほぼテールエンダーに沈んでいったので遅いイメージしか残っていません。
そのホンダとタッグを組んだトロ・ロッソは、新人ドライバー2人体制で後半戦は来年を見据えた開発期間に充てられたこともあり、かなり残念な結果となりました。
F1 2018年シーズン 詳細
※個人まとめ
個人的に最も注目したのは、リカルドのリタイヤ回数(8回)です。印象としてはほぼ全てがPU絡みだったように思いますし、相方のフェルスタッペンと比較するとかなり運が悪かったとも言えると思います。
逆に、メルセデス勢は2人のドライバー合わせてもたった2回のリタイヤなので、ここが他のチームとの大きな違いと言えるのではないでしょうか。
今年はシーズン途中でドライバー交代が発生しなかった稀有な年となりましたが、データ的にはボッタス、ハートレー、バンドーン、エリクソンの4名がチームメイトと比較して遅いと言えます。
レッドブル勢の2台は予選順位から大きく上げていますが、これはペナルティなど戦略的な問題で予選順位が下がっている事が多いためです。上位3チームは、予選最下位でもトップ6でゴールできる程、中団とは競争力が段違いなのでこういったデータになりました。
チームとしては、ウィリアムズが年間を通じて圧倒的に遅く、トロ・ロッソも中団というには物足りない数字だと思います。やはりフォースインディア、ルノー、ハースの3チームが中団の核と言え、それぞれのチームの得意不得意によって他のチームが上がったり下がったりする構図でした。
F1 2018年シーズン 全21GP一覧
【一覧】
- Rd.01 FORMULA 1 2018 ROLEX AUSTRALIAN GRAND PRIX
- Rd.02 FORMULA 1 2018 GULF AIR BAHRAIN GRAND PRIX
- Rd.03 FORMULA 1 2018 HEINEKEN CHINESE GRAND PRIX
- Rd.04 FORMULA 1 2018 AZERBAIJAN GRAND PRIX
- Rd.05 FORMULA 1 GRAN PREMIO DE ESPAÑA 2018
- Rd.06 FORMULA 1 GRAND PRIX DE MONACO 2018
- Rd.07 FORMULA 1 HEINEKEN GRAND PRIX DU CANADA 2018
- Rd.08 FORMULA 1 GRAND PRIX DE FRANCE 2018
- Rd.09 FORMULA 1 GROSSER PREIS VON ÖSTERREICH 2018
- Rd.10 FORMULA 1 2018 ROLEX BRITISH GRAND PRIX
- Rd.11 FORMULA 1 GROSSER PREIS VON DEUTSCHLAND 2018
- Rd.12 FORMULA 1 MAGYAR NAGYDÍJ 2018
- Rd.13 FORMULA 1 2018 BELGIAN GRAND PRIX
- Rd.14 FORMULA 1 GRAN PREMIO HEINEKEN D'ITALIA 2018
- Rd.15 FORMULA 1 2018 SINGAPORE GRAND PRIX
- Rd.16 FORMULA 1 2018 VTB RUSSIAN GRAND PRIX
- Rd.17 FORMULA 1 2018 JAPANESE GRAND PRIX
- Rd.18 FORMULA 1 2018 UNITED STATES GRAND PRIX
- Rd.19 FORMULA 1 GRAN PREMIO DE MÉXICO 2018
- Rd.20 FORMULA 1 GRANDE PRÊMIO HEINEKEN DO BRASIL 2018
- Rd.21 FORMULA 1 2018 ETIHAD AIRWAYS ABU DHABI GRAND PRIX
※以下、文中で触れている各データの数値は、F1公式ホームページを参考にしています。FORMULA 1 2018 ROLEX AUSTRALIAN GRAND PRIX
開催日程 : 2018年03月23日~25日
開催場所 : オーストラリア メルボルン
コース名 : MELBOURNE GRAND PRIX CIRCUIT(アルバートパーク・サーキット)
走行距離 : 5.303 km ✕ 58 周 = 307.574 km
2018年のF1は、おなじみオーストラリアから開幕です。各セッションのトップは、以下の様になりました。今年はメルセデス vs フェラーリの熱い戦いを見ることができそうです。- FP1 : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:24.026、メルセデス)
- FP2 : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:23.931、メルセデス)
- FP3 : セバスチャン・ベッテル(ウエット▶ドライ、1:26.067、フェラーリ)
- Q : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:21.164(Q3)、メルセデス)
- R : セバスチャン・ベッテル(ドライ、1:29:33.283、フェラーリ)
ホンダPUからルノ-PUへスイッチしたマクラーレンは、それが功を奏したのかオーストラリアGPでは2014年以来のポイントを獲得しましたが、中団争いは今年も激しそうです。
開幕戦という事もあり幾つかトラブルも見られたものの、後半は膠着状態が続いたので、比較的退屈なレースだった印象です。
FORMULA 1 2018 GULF AIR BAHRAIN GRAND PRIX
開催日程 : 2018年04月06日~08日
開催場所 : バーレーン サキール
コース名 : BAHRAIN INTERNATIONAL CIRCUIT
走行距離 : 5.421 km ✕ 57 周 = 308.238 km
フェラーリの2連勝により、今年のF1はかなり楽しくなりそうな予感がします。また、トロロッソ・ホンダのガスリーがレースで4位と、ホンダPUにとって嬉しい結果をもたらしました。
レッドブルの2台とライコネンのリタイヤにより上位勢が崩れたおかげもあり、トロロッソ・ホンダのガスリーが4位という素晴らしい結果を手にしました。今年のホンダPUは、少なくても他車と戦える性能をマシンに与えているようです。
- FP1 : ダニエル・リカルド(ドライ、1:31.060、レッドブル)
- FP2 : キミ・ライコネン(ドライ、1:29.817、フェラーリ)
- FP3 : キミ・ライコネン(ドライ、1:29.868、フェラーリ)
- Q : セバスチャン・ベッテル(ドライ、1:27.958(Q3)、フェラーリ)
- R : セバスチャン・ベッテル(ドライ、1:32:01.940、フェラーリ)
レッドブルの2台とライコネンのリタイヤにより上位勢が崩れたおかげもあり、トロロッソ・ホンダのガスリーが4位という素晴らしい結果を手にしました。今年のホンダPUは、少なくても他車と戦える性能をマシンに与えているようです。
FORMULA 1 2018 HEINEKEN CHINESE GRAND PRIX
開催日程 : 2018年04月13日~15日
開催場所 : 中国 上海
コース名 : SHANGHAI INTERNATIONAL CIRCUIT
走行距離 : 5.451 km ✕ 56 周 = 305.066 km
競争力でトップ2チームからやや遅れを取るレッドブルのリカルドが、大逆転勝利を収めました。対して開幕3戦で優勝できなかったメルセデスは、ちょっと気になります。- FP1 : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:33.999、メルセデス)
- FP2 : ルイス・ハミルトン(ドライ▶ウエット、1:33.482、メルセデス)
- FP3 : セバスチャン・ベッテル(ドライ、1:33.018、フェラーリ)
- Q : セバスチャン・ベッテル(ドライ、1:31.385(Q3)、フェラーリ)
- R : ダニエル・リカルド(ドライ、1:35:36.380、レッドブル)
中団勢の争いは、ルノ-、ハース、マクラーレン、フォースインディアあたりが接戦で、ウィリアムズとザウバーが厳しいのかなという印象です。トロロッソ・ホンダに関しては、ここまでのところ好不調が激しすぎる上に、ドライバーも未成熟なので評価が非常に難しいと感じます。
FORMULA 1 2018 AZERBAIJAN GRAND PRIX
(出典 : Formula 1、AZERBAIJAN)
開催日程 : 2018年04月27日~29日
開催場所 : アゼルバイジャン バグー
コース名 : BAKU CITY CIRCUIT
走行距離 : 6.003 km ✕ 51 周 = 306.049 km
風と街というだけあって、かなりシビアなコンディションだったGPです。メルセデスがようやく今シーズン初勝利を挙げ、役者が揃いました。- FP1 : バルテリ・ボッタス(ドライ、1:44.242、メルセデス)
- FP2 : ダニエル・リカルド(ドライ、1:42.795、レッドブル)
- FP3 : セバスチャン・ベッテル(ドライ、1:43.091、フェラーリ)
- Q : セバスチャン・ベッテル(ドライ、1:41.498(Q3)、フェラーリ)
- R : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:43:44.291、メルセデス)
レース再開後、ベッテルがミスにより後退し、メルセデスが1-2体制を整えたと思った次の瞬間にボッタスの右リアタイヤがバ-ストするなど、波乱万丈の展開となりました。最終的にはペレスが3位表彰台、ルクレールが6位、ストロールが8位を確保するという、予測不能な結果となりました。
それにしても、メルセデス・フェラーリ・レッドブル以外のチームが表彰台に乗ると、違和感しかありません。それだけここ最近はこの3チームが強すぎるという事でしょう。
FORMULA 1 GRAN PREMIO DE ESPAÑA 2018
開催日程 : 2018年05月11日~13日
開催場所 : スペイン バルセロナ
コース名 : CIRCUIT DE BARCELONA-CATALUNYA
走行距離 : 4.655 km ✕ 66 周 = 307.104 km
ハミルトンが41回目のポールトゥウィンで2連勝。明らかに流れはフェラーリからメルセデスへと移っています。- FP1 : バルテリ・ボッタス(ドライ、1:18.148、メルセデス)
- FP2 : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:18.259、メルセデス)
- FP3 : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:17.281、メルセデス)
- Q : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:16.173(Q3)、メルセデス)
- R : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:35:29.972、メルセデス)
スタート直後にグロージャンが単独スピンを喫し、コースを横切った際にヒュルケンベルグとガスリーが突っ込んでSCが導入されました。
その後は抜きにくいサーキット特性もあり、膠着状態が続きます。一時雨が報告されて波乱を期待したものの、結局はドライのまま最後まであまり動きが無く終わりました。
アクシデントやトラブルでリタイヤが多かったGPですが、新人のルクレールがしっかり10位に入ってポイントを獲得しているあたり、今後の活躍がとても楽しみです。
その後は抜きにくいサーキット特性もあり、膠着状態が続きます。一時雨が報告されて波乱を期待したものの、結局はドライのまま最後まであまり動きが無く終わりました。
アクシデントやトラブルでリタイヤが多かったGPですが、新人のルクレールがしっかり10位に入ってポイントを獲得しているあたり、今後の活躍がとても楽しみです。
FORMULA 1 GRAND PRIX DE MONACO 2018
開催日程 : 2018年05月24日~27日
開催場所 : モナコ モンテカルロ
コース名 : CIRCUIT DE MONACO
走行距離 : 3.337 km ✕ 78 周 = 260.286 km
現在のモナコ・マイスターと言えば、間違いなくリカルドだと思います。一昨年はチームのミスにより勝利を逃しましたが、今年その忘れ物を全セッショントップという形で回収できました。- FP1 : ダニエル・リカルド(ドライ、1:12.126、レッドブル)
- FP2 : ダニエル・リカルド(ドライ、1:11.841、レッドブル)
- FP3 : ダニエル・リカルド(ドライ、1:11.786、レッドブル)
- Q : ダニエル・リカルド(ドライ、1:10.810(Q3)、レッドブル)
- R : ダニエル・リカルド(ドライ、1:42:54.807、レッドブル)
結果だけ見ればリカルドの完勝と言えますが、実際はLap28以降ERSが使用できないトラブルにより、180馬力少ないマシンでの辛勝でした。予選順位とトラックポジションが最も大切なGPである、モナコならではの光景と言えるでしょう。
リカルドは自身初のポールトゥウィンで、レッドブル250戦目の節目を勝利で祝うことができました。レッドブルは節目に強く、100戦目・150戦目も勝利を飾っています。
今年のモナコは久々(2009年以来)にSCが出ないGPとなりました。SCが出る事を想定した戦略を採用するチームもあったかと思いますが、今年波乱が無く、個人的には平凡なモナコGP(=つまらない)でした。
リカルドは自身初のポールトゥウィンで、レッドブル250戦目の節目を勝利で祝うことができました。レッドブルは節目に強く、100戦目・150戦目も勝利を飾っています。
今年のモナコは久々(2009年以来)にSCが出ないGPとなりました。SCが出る事を想定した戦略を採用するチームもあったかと思いますが、今年波乱が無く、個人的には平凡なモナコGP(=つまらない)でした。
FORMULA 1 HEINEKEN GRAND PRIX DU CANADA 2018
開催日程 : 2018年06月08日~10日
開催場所 : カナダ モントリオール
コース名 : CIRCUIT GILLES-VILLENEUVE
走行距離 : 4.361 km ✕ 70 周 = 305.270 km
FPの時点ではフェルスタッペンが完全に持っていくかと思いましたが、予選・決勝はベッテルが圧倒的でした。フェラーリはここからまた波に乗れるでしょうか。- FP1 : マックス・フェルスタッペン(ドライ、1:13.320、レッドブル)
- FP2 : マックス・フェルスタッペン(ドライ、1:12.198、レッドブル)
- FP3 : マックス・フェルスタッペン(ドライ、1:11.599、レッドブル)
- Q : セバスチャン・ベッテル(ドライ、1:10.764(Q3)、フェラーリ)
- R : セバスチャン・ベッテル(ドライ、1:28:31.377、フェラーリ)
高速なモナコとも言えるカナダですが、1周目からSCが導入されました。レース再開後は幾つかのオーバーテイクがあってものの単調で、上位勢ではリカルドがハミルトンのオーバーカットに成功(Lap17)したあたりが見どころだったでしょうか。
ベッテルは、自身50勝目を記録しました。F1で50勝を挙げているのは、プロスト、シューマッハ、ハミルトンとベッテルの4人のみです。
300戦目となるアロンソは、残念ながらリタイヤ(Lap42)となりました。シーズンここまでは一定の成績を残しており、ルノーPUへの換装は一応の成功と言えると思います。
ベッテルは、自身50勝目を記録しました。F1で50勝を挙げているのは、プロスト、シューマッハ、ハミルトンとベッテルの4人のみです。
300戦目となるアロンソは、残念ながらリタイヤ(Lap42)となりました。シーズンここまでは一定の成績を残しており、ルノーPUへの換装は一応の成功と言えると思います。
FORMULA 1 GRAND PRIX DE FRANCE 2018
開催日程 : 2018年06月22日~24日
開催場所 : フランス ル・キャステレ
コース名 : CIRCUIT PAUL RICARD
走行距離 : 5.842 km ✕ 53 周 = 310.633 km
28年ぶりとなるポール・リカールは、風が強く、風向きが変わるターン6で苦戦するドライバー・マシンが多く見られました。また、基本的にはストップ&ゴー的な性格のサーキットなので、PU性能がかなり大きなウエイトを占めた印象です。メルセデスはここでPUをアップデートしてきており、その成果が出たレースとなりました。
- FP1 : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:32.231、メルセデス)
- FP2 : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:32.539、メルセデス)
- FP3 : バルテリ・ボッタス(ドライ▶ウェット、1:33.666、メルセデス)
- Q : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:30.029(Q3)、メルセデス)
- R : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:30:11.385、メルセデス)
スタート直後に2位ベッテルと3位ボッタスが接触し、共に緊急ピットインとベッテルが5秒ペナルティを受けた事でハミルトンの優勝が決まったようなものでした。
ハミルトンは久々開催のポール・リカールの勝利で、今年GPが行われる全てのサーキットで勝利した経験を持つドライバーとなりました。
フォースインディアが珍しくダブルリタイヤをした他、シーズンの序盤が終わるというのにFP~Rまでトラブルが結構発生している印象です。
それにしてもルクレールの実力は、本物の様な気がしてきました。ザウバーのマシンがここまでポイントを獲得できるとは思っていませんでしたが、良いドライバーが乗ればやはり下位チームでもそこそこ上に行ける事を証明していると思います。
ハミルトンは久々開催のポール・リカールの勝利で、今年GPが行われる全てのサーキットで勝利した経験を持つドライバーとなりました。
フォースインディアが珍しくダブルリタイヤをした他、シーズンの序盤が終わるというのにFP~Rまでトラブルが結構発生している印象です。
それにしてもルクレールの実力は、本物の様な気がしてきました。ザウバーのマシンがここまでポイントを獲得できるとは思っていませんでしたが、良いドライバーが乗ればやはり下位チームでもそこそこ上に行ける事を証明していると思います。
FORMULA 1 GROSSER PREIS VON ÖSTERREICH 2018
開催日程 : 2018年06月29日~07月01日
開催場所 : オーストリア シュピールベルグ
コース名 : RED BULL RING
走行距離 : 4.318 km ✕ 71 周 = 306.452 km
メルセデスのダブルリタイヤもあり、チームの母国GPで見事フェルスタッペンが勝利しました。- FP1 : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:04.839、メルセデス)
- FP2 : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:04.579、メルセデス)
- FP3 : セバスチャン・ベッテル(ドライ、1:04.070、フェラーリ)
- Q : バルテリ・ボッタス(ドライ、1:03.130(Q3)、メルセデス)
- R : マックス・フェルスタッペン(ドライ、1:21:56.024、レッドブル)
スタートで前に出たハミルトンがレースを支配している展開となりましたが、ボッタスがリタイヤ(Lap14)した事で出されたVSCのタイミングでピットインをしません。
対して、レッドブルやフェラーリはVSCのタイミングでピットに入り、1ストップ作戦で走り切る作戦を採ります。
チームの財政状況が危機的だと報じられているフォースインディアは、6位・7位と2台揃ってポイントを獲得し、存在感を見せつけました。
対して、レッドブルやフェラーリはVSCのタイミングでピットに入り、1ストップ作戦で走り切る作戦を採ります。
この時点で実質的にフェルスタッペンとリカルドのレッドブル1-2体制となりましたが、リカルドはタイヤが持たず2回目のピットインを敢行します。どのチーム・ドライバーも想像以上にタイヤへの負担が大きかったようで、各車酷いブリスターを抱えていました。
ハミルトンはPU関連のトラブルにより、2016年マレーシアGP以来のリタイヤとなりましたが、ここまでリタイヤが少ないメルセデスは単純に凄いと思います。
フェルスタッペンは自身4勝目となりましたが、そろそろポールポジションも獲得したいと思っているでしょう。チームの財政状況が危機的だと報じられているフォースインディアは、6位・7位と2台揃ってポイントを獲得し、存在感を見せつけました。
FORMULA 1 2018 ROLEX BRITISH GRAND PRIX
(出典 : Formula 1、Great Britain)
開催日程 : 2018年07月06日~08日
開催場所 : イギリス ノーサンプトンシャー、バッキンガムシャー
コース名 : SILVERSTONE CIRCUIT
走行距離 : 5.891 km ✕ 52 周 = 306.198 km
今年はここまでフェラーリ、メルセデス、レッドブルの3強の戦いが事前の想像よりも激しくなっています。F1史上初の3連戦の3戦目となったイギリスGPは熱い展開となり、見ていて面白いレースでした。
- FP1 : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:27.487、メルセデス)
- FP2 : セバスチャン・ベッテル(ドライ、1:27.552、フェラーリ)
- FP3 : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:26.722、メルセデス)
- Q : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:25.892(Q3)、メルセデス)
- R : セバスチャン・ベッテル(ドライ、1:27:29.784、フェラーリ)
スタートでハミルトンが後退し、直後にライコネンに当てられ17番手まで後退してしまいます。ハミルトンはLap11にはトップ6まで戻しますが、すでにトップのベッテルとは絶望的な差が開きました。
ルクレールはポイント圏内にいましたが、ピット時のタイヤ交換のミスによりリタイヤ。エリクソンもLap32にDRSが閉じず、ターン1で激しくクラッシュし、ザウバーはダブルリタイヤとなります。
ここでSCが入り、ベッテルがピットインしてタイヤ交換、対してメルセデスはステイアウトを選択しますが、Lap47にベッテルがボッタスをパスして再びトップに返り咲きました。
ルクレールはポイント圏内にいましたが、ピット時のタイヤ交換のミスによりリタイヤ。エリクソンもLap32にDRSが閉じず、ターン1で激しくクラッシュし、ザウバーはダブルリタイヤとなります。
ここでSCが入り、ベッテルがピットインしてタイヤ交換、対してメルセデスはステイアウトを選択しますが、Lap47にベッテルがボッタスをパスして再びトップに返り咲きました。
FORMULA 1 GROSSER PREIS VON DEUTSCHLAND 2018
開催日程 : 2018年07月20日~22日
開催場所 : ドイツ ホッケンハイム
コース名 : HOCKENHEIMRING
走行距離 : 4.574 km ✕ 67 周 = 306.458 km
不安定な天候が結果を左右したスリリングなレースでした。ドライのクリーンなレースも面白いですが、不確定要素があるレースもまた魅力的です。- FP1 : ダニエル・リカルド(ドライ、1:13.525、レッドブル)
- FP2 : マックス・フェルスタッペン(ドライ、1:13.085、レッドブル)
- FP3 : シャルル・ルクレール(ウェット、1:34.577、ザウバー)
- Q : セバスチャン・ベッテル(ドライ、1:11.212(Q3)、フェラーリ)
- R : ルイス・ハミルトン(ドライ▶ウェット、1:32:29.845、メルセデス)
スタート時点で天候の悪化が予想されており、「いつ」それが来るかが焦点となりましたが、早々に(Lap2)ライコネンから雨だとの無線が入りました。
予選時のギアボックストラブルで14番グリットスタートとなったハミルトンは、順調にポジションを回復しLap14には5番手まで上がりますが、トップまで行くには厳しい展開です。
また、最後列からのスタートとなったリカルドは、ハミルトンとは対象的に中盤(Lap29)でトラブルによりリタイヤとなりました。リカルドにとってはフラストレーションが溜まる事が多いシーズンになそうです。
終盤に入っていく頃、セクタ-2だけ雨が降り、何台かがインターミディエイトまたはフルウェットへとタイヤを交換します。しかし、彼らの想定より降る事はなく、再びドライタイヤへと履き替えます。
バタバタした印象の中、ベッテルがコースオフしクラッシュ(Lap52)し、SCが導入されます。SC導入中にトップのボッタスがピットインするものの、ミスにより3番手に後退。その後、トップだったライコネンがタイヤ交換を済ませ、気づけばハミルトンがトップに立ちます。
予選時のギアボックストラブルで14番グリットスタートとなったハミルトンは、順調にポジションを回復しLap14には5番手まで上がりますが、トップまで行くには厳しい展開です。
また、最後列からのスタートとなったリカルドは、ハミルトンとは対象的に中盤(Lap29)でトラブルによりリタイヤとなりました。リカルドにとってはフラストレーションが溜まる事が多いシーズンになそうです。
終盤に入っていく頃、セクタ-2だけ雨が降り、何台かがインターミディエイトまたはフルウェットへとタイヤを交換します。しかし、彼らの想定より降る事はなく、再びドライタイヤへと履き替えます。
バタバタした印象の中、ベッテルがコースオフしクラッシュ(Lap52)し、SCが導入されます。SC導入中にトップのボッタスがピットインするものの、ミスにより3番手に後退。その後、トップだったライコネンがタイヤ交換を済ませ、気づけばハミルトンがトップに立ちます。
コース上には雨がまだ降っている中で、ドライタイヤとウェットタイヤの交換によって順位がかなり変動する忙しい展開となりますが、トップは変わらずハミルトンが自身44勝目を挙げました。
FORMULA 1 MAGYAR NAGYDÍJ 2018
開催日程 : 2018年07月27日~29日
開催場所 : ハンガリ- ブタペスト
コース名 : HUNGARORING
走行距離 : 4.381 km ✕ 70 周 = 306.630 km
シーズン序盤は少し不安のあったメルセデスですが、ここにきてハミルトンがだいぶ取り返している印象です。また、フェラーリはこれまでのところドライバー・チーム共にミス等が目立つ印象です。今回も、ライコネンのドリンクボトルが繋がっていないミスがありました。
- FP1 : ダニエル・リカルド(ドライ、1:17.613、レッドブル)
- FP2 : セバスチャン・ベッテル(ドライ、1:16.834、フェラーリ)
- FP3 : セバスチャン・ベッテル(ドライ、1:16.170、フェラーリ)
- Q : ルイス・ハミルトン(ウェット、1:35.958(Q3)、メルセデス)
- R : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:37:16.427、メルセデス)
スタート直後に後方でクラッシュが発生し、ルクレールがストップしました。今シーズン、彼の活躍が楽しみの1つだけに勿体無いと感じます。
レッドブルはPUのパワ-の無さ、信頼性の無さに相当苦労しています。今回もフェルスタッペンがストップ(Lap6)しましたが、まともなPUを積めばそれなりに速いのでルノーには頑張って欲しいところです。
レース自体は淡々と進んでおり、ハミルトンの独走体制が続きます。そんな中、最終盤にはボッタスがベッテルに抜かれる際に接触し、リカルドに抜かれる際も接触するといった様にミサイルぶりを発揮しました。タイヤが辛かったとは言え、F1ドライバーらしからぬ接触で、彼の苦悩が見える気がしました。
トロロッソ・ホンダのガスリーが6位入賞、またハースやマクラーレンもポイントを獲得するなど、中団勢は相変わらず接戦です。マシンが少し合っているか、少し幸運に恵まれたかといった本当に小さな違いでポイント圏内か最下位に近いところまで落ちるかというシーズンになっている感じです。
レッドブルはPUのパワ-の無さ、信頼性の無さに相当苦労しています。今回もフェルスタッペンがストップ(Lap6)しましたが、まともなPUを積めばそれなりに速いのでルノーには頑張って欲しいところです。
レース自体は淡々と進んでおり、ハミルトンの独走体制が続きます。そんな中、最終盤にはボッタスがベッテルに抜かれる際に接触し、リカルドに抜かれる際も接触するといった様にミサイルぶりを発揮しました。タイヤが辛かったとは言え、F1ドライバーらしからぬ接触で、彼の苦悩が見える気がしました。
トロロッソ・ホンダのガスリーが6位入賞、またハースやマクラーレンもポイントを獲得するなど、中団勢は相変わらず接戦です。マシンが少し合っているか、少し幸運に恵まれたかといった本当に小さな違いでポイント圏内か最下位に近いところまで落ちるかというシーズンになっている感じです。
FORMULA 1 2018 BELGIAN GRAND PRIX
開催日程 : 2018年08月24日~26日
開催場所 : ベルギ- スパ、フランコルシャン
コース名 : CIRCUIT DE SPA-FRANCORCHAMPS
走行距離 : 7.004 km ✕ 44 周 = 308.052 km
約1ヶ月のサマーブレイクの間、来年に関してリカルド(ルノー移籍)、アロンソ(引退)、サインツ(マクラーレン移籍)、ガスリー(レッドブル昇格)など様々なニュースが飛び込んできました。
また、フォースインディアのオーナーが代わり、レーシングポイントフォースインディアとなる事が発表されました。新チームとして扱われるため、今シーズンここまで稼いだコンストラクターズ59ポイントは0に戻ります。(※ドライバーズポイントはそのまま)
2018年も後半戦に入りましたが、フェラーリが勝てばメルセデスも勝つという流れで、チャンピオンシップの行方もまだまだわからない状況が続いています。
また、フォースインディアのオーナーが代わり、レーシングポイントフォースインディアとなる事が発表されました。新チームとして扱われるため、今シーズンここまで稼いだコンストラクターズ59ポイントは0に戻ります。(※ドライバーズポイントはそのまま)
2018年も後半戦に入りましたが、フェラーリが勝てばメルセデスも勝つという流れで、チャンピオンシップの行方もまだまだわからない状況が続いています。
- FP1 : セバスチャン・ベッテル(ドライ、1:44.358、フェラーリ)
- FP2 : キミ・ライコネン(ドライ、1:43.355、フェラーリ)
- FP3 : セバスチャン・ベッテル(ドライ、1:42.661、フェラーリ)
- Q : ルイス・ハミルトン(ドライ▶ウェット、1:58.179(Q3)、メルセデス)
- R : セバスチャン・ベッテル(ドライ、1:23:34.476、フェラーリ)
スタート直後に多重クラッシュが発生し、SCが導入されました。上位勢ではリカルドやライコネンがダメージを食らいました。
幾つかの車はリアタイヤのブリスターに苦しんでおり、タイヤの持ちによってレースが左右されそうな気がします。
ただ、全般的にはスタート直後の混乱以外、特に波乱も無く淡々とレースが展開されました。最近は面白いレースが続いていましたが、今回は比較的単調だったように思います。
ベッテルの勝利によって、なんとなくハミルトンに傾いていた流れが戻るとすれば、ここからのチャンピオンシップ争いがより面白くなりそうです。
ちなみに、新チームとして0から出発する事になったフォースインディアですが、18ポイントを獲得して最下位から脱出しました。
幾つかの車はリアタイヤのブリスターに苦しんでおり、タイヤの持ちによってレースが左右されそうな気がします。
ただ、全般的にはスタート直後の混乱以外、特に波乱も無く淡々とレースが展開されました。最近は面白いレースが続いていましたが、今回は比較的単調だったように思います。
ベッテルの勝利によって、なんとなくハミルトンに傾いていた流れが戻るとすれば、ここからのチャンピオンシップ争いがより面白くなりそうです。
ちなみに、新チームとして0から出発する事になったフォースインディアですが、18ポイントを獲得して最下位から脱出しました。
FORMULA 1 GRAN PREMIO HEINEKEN D'ITALIA 2018
開催日程 : 2018年08月31日~09月02日
開催場所 : イタリア モンツァ
コース名 : AUTODROMO NAZIONALE MONZA
走行距離 : 5.793 km ✕ 53 周 = 306.720 km
予選でフロントローを独占した地元・フェラーリでしたが、レースはハミルトンに持っていかれました。熱狂的なフェラーリファン(ティフォージ)が多いイタリアでの勝利は、ハミルトンにとってかなり大きなものになりました。
- FP1 : セルジオ・ペレス(ウェット、1:34.000、フォースインディア)
- FP2 : セバスチャン・ベッテル(ドライ、1:21.105、フェラーリ)
- FP3 : セバスチャン・ベッテル(ドライ、1:20.509、フェラーリ)
- Q : キミ・ライコネン(ドライ、1:19.119(Q3)、フェラーリ)
- R : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:16:54.484、メルセデス)
スタート直後に2番手を走行するベッテルにハミルトンが仕掛けた際、ベッテルが接触しフロントウイングを壊し、大きく後退しました。フェラーリ1-2の期待が大きかった今年のイタリアGPは、1周目にして夢と消えたと言えます。後方ではハートレーがクラッシュし、SCが導入されました。
レースが再開されて(Lap4)すぐにハミルトンがライコネンを抜いてトップに立つものの、ライコネンも応戦し、再びライコネンがトップに立ちます。
トップのライコネンが先にピットストップ(Lap21)を行いましたが、ハミルトンはオーバーカットに失敗して順位は変わりません。
しかし、ハミルトンはその後(Lap45)、タイヤに苦しむライコネンを抜いてトップに立ち、徐々に差を広げて優勝しました。現地にいるティフォージの落胆は相当なものだったでしょう。
3番手を争うフェルスタッペンとボッタスが接触(Lap43)し、審議の結果フェルスタッペンに5秒ペナルティが与えられます。フェルスタッペンはもうそろそろ大人な態度を勉強する時期に来ていると思うのですが、攻撃的な姿勢は変わりません。
レースが再開されて(Lap4)すぐにハミルトンがライコネンを抜いてトップに立つものの、ライコネンも応戦し、再びライコネンがトップに立ちます。
トップのライコネンが先にピットストップ(Lap21)を行いましたが、ハミルトンはオーバーカットに失敗して順位は変わりません。
しかし、ハミルトンはその後(Lap45)、タイヤに苦しむライコネンを抜いてトップに立ち、徐々に差を広げて優勝しました。現地にいるティフォージの落胆は相当なものだったでしょう。
3番手を争うフェルスタッペンとボッタスが接触(Lap43)し、審議の結果フェルスタッペンに5秒ペナルティが与えられます。フェルスタッペンはもうそろそろ大人な態度を勉強する時期に来ていると思うのですが、攻撃的な姿勢は変わりません。
それにしても、リカルドはここ4戦で3回PU絡みのトラブルでリタイアしています。そろそろ彼の顔から笑顔が消えそうです。
FORMULA 1 2018 SINGAPORE GRAND PRIX
開催日程 : 2018年09月14日~16日
開催場所 : シンガポール
コース名 : MARINA BAY STREET CIRCUIT
走行距離 : 5.065 km ✕ 61 周 = 308.828 km
ハミルトンが尻上がりに調子を上げ、フェラーリ勢はどんどん元気が無くなっている印象です。アップデートの差7日、いつの間にか最速の車はフェラーリからメルセデスとなったようです。
- FP1 : ダニエル・リカルド(ドライ、1:39.711、レッドブル)
- FP2 : キミ・ライコネン(ドライ、1:38.710、フェラーリ)
- FP3 : セバスチャン・ベッテル(ドライ、1:38.054、フェラーリ)
- Q : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:36.015(Q3)、メルセデス)
- R : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:51:11.611、メルセデス)
SC導入率100%のシンガポールGPですが、今年も1周目からフォースインディアの同士討ちがあり導入されました。
抜けない市街地コースで、タイヤ交換のタイミングの違いによってアンダーカット・オーバーカットの可能性があるくらいなので、レース自体はとても淡々と進んでいきました。
中盤にはペレスがシロトキンに対し、明らかに故意に危険行為(幅寄せ)を行い、ドライブスルーペナルティが課せられました。その他、中団勢は何台かがペナルティを受ける展開となりましたが、このコースではある程度仕方ない事だとは思います。
抜けない市街地コースで、タイヤ交換のタイミングの違いによってアンダーカット・オーバーカットの可能性があるくらいなので、レース自体はとても淡々と進んでいきました。
中盤にはペレスがシロトキンに対し、明らかに故意に危険行為(幅寄せ)を行い、ドライブスルーペナルティが課せられました。その他、中団勢は何台かがペナルティを受ける展開となりましたが、このコースではある程度仕方ない事だとは思います。
FORMULA 1 2018 VTB RUSSIAN GRAND PRIX
開催日程 : 2018年09月28日~30日
開催場所 : ロシア ソチ
コース名 : SOCHI AUTODROM
走行距離 : 5.848 km ✕ 53 周 = 309.745 km
チームオーダーによってきっちりハミルトンを勝たせるあたり、シューマッハがいた頃のフェラーリを思い出します。そのくらい徹底しないとチャンピオンシップを勝つことはできないのです。
- FP1 : セバスチャン・ベッテル(ドライ、1:34.488、フェラーリ)
- FP2 : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:33.385、メルセデス)
- FP3 : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:33.067、メルセデス)
- Q : バルテリ・ボッタス(ドライ、1:31.387(Q3)、メルセデス)
- R : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:27:25.181、メルセデス)
久々にクリーンなスタートを見た気がしますが、ガスリーが1人スピンをしています。どうやらブレーキにトラブルがあったようで、トロロッソ・ホンダは2台共ガレージに入りリタイヤ(Lap4)しました。
19番手スタートだったフェルスタッペンは、早々に(Lap8)5番手まで順位を上げてきました。トップ3チームは、再開からスタートしても数周でトップ10ないしトップ6に近いところまで上がってこれるというシーンを今年はよく目撃しています。いっそ、トップ3チームは予選無しで後方からスタートにすれば面白いんじゃないでしょうか。
19番手スタートだったフェルスタッペンは、早々に(Lap8)5番手まで順位を上げてきました。トップ3チームは、再開からスタートしても数周でトップ10ないしトップ6に近いところまで上がってこれるというシーンを今年はよく目撃しています。いっそ、トップ3チームは予選無しで後方からスタートにすれば面白いんじゃないでしょうか。
そんな事を考えるくらいには平凡なレース展開で、あまり刺激的な事はありませんでした。ただ、個人的に今年(いつの間にか)ものすごく応援しているルクレールが7位に入り、彼はすぐにでもトップチームでドライブするべきだと思いました。
FORMULA 1 2018 HONDA JAPANESE GRAND PRIX
開催日程 : 2018年10月05日~07日
開催場所 : 日本 鈴鹿市
コース名 : SUZUKA INTERNATIONAL RACING COURSE
走行距離 : 5.807 km ✕ 53 周 = 307.471 km
鈴鹿サーキットでの30回目のF1を記念して、HONDAがタイトルスポンサーとなった一戦は、ハミルトンの完全勝利に終わりました。今年のチャンピオンシップの行方は大方決した様です。
- FP1 : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:28.691、メルセデス)
- FP2 : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:28.217、メルセデス)
- FP3 : ルイス・ハミルトン(ドライ/ウェット、1:29.599、メルセデス)
- Q : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:27.760(Q3)、メルセデス)
- R : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:27:17.062、メルセデス)
オープニングラップの最終シケインでフェルスタッペンがコースオフし、戻ったところでライコネンに接触し5秒ペナルティを課せられます。また、マグヌッセンとルクレールの接触により、SCが導入されました。
レース再開(Lap8)後、ベッテルとフェルスタッペンが接触し、ベッテルはほぼ最後尾まで順位を落とします。これを見た瞬間、日本GPのみならず今年のチャンピオンシップ争いが大体終わったなと思いました。
盤石のレース展開でハミルトンが連勝し、メルセデスでの50回目の優勝となりました。ホンダのスペック3PUを積んだトロロッソですが、残念ながらホンダの母国GPでのポイント獲得はなりませんでした。
中団ではペレス、マグヌッセン、ヒュルケンベルグが53ポイントで並んでおり、コンストラクターズも合わせて激しい闘いが続いています。
レース再開(Lap8)後、ベッテルとフェルスタッペンが接触し、ベッテルはほぼ最後尾まで順位を落とします。これを見た瞬間、日本GPのみならず今年のチャンピオンシップ争いが大体終わったなと思いました。
盤石のレース展開でハミルトンが連勝し、メルセデスでの50回目の優勝となりました。ホンダのスペック3PUを積んだトロロッソですが、残念ながらホンダの母国GPでのポイント獲得はなりませんでした。
中団ではペレス、マグヌッセン、ヒュルケンベルグが53ポイントで並んでおり、コンストラクターズも合わせて激しい闘いが続いています。
FORMULA 1 2018 UNITED STATES GRAND PRIX
(出典 : Formula 1、United States)
開催日程 : 2018年10月20日~22日
開催場所 : アメリカ オースチン
コース名 : CIRCUIT OF THE AMERICAS
走行距離 : 5.513 km ✕ 56 周 = 308.405 km
ハミルトンがベッテルに8ポイント差をつけてゴールすればチャンピオンが決まる中、なんとキミ・ライコネンが113戦ぶりに勝利を飾りました。
- FP1 : ルイス・ハミルトン(ウェット、1:47.502、メルセデス)
- FP2 : ルイス・ハミルトン(ウェット、1:48.728、メルセデス)
- FP3 : セバスチャン・ベッテル(ドライ、1:33.797、フェラーリ)
- Q : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:32.237(Q3)、メルセデス)
- R : キミ・ライコネン(ドライ、1:34:18.643、フェラーリ)
スタートを決めたライコネンがホールショットを決めた後ろで、ベッテルがリカルドに接触してスピンを喫します。
また、後方でもクラッシュがあり、グロージャンとアロンソがリタイヤし、ストロールにドライブスルーペナルティが課せられました。
リカルドは今年何度目がわからないリタイヤ(Lap9)となり、怒りが爆発します。来年ルノーで戦うことに対して不安は無いのでしょうか。
また、後方でもクラッシュがあり、グロージャンとアロンソがリタイヤし、ストロールにドライブスルーペナルティが課せられました。
リカルドは今年何度目がわからないリタイヤ(Lap9)となり、怒りが爆発します。来年ルノーで戦うことに対して不安は無いのでしょうか。
途中タイヤに苦しんでいたハミルトンですが、ボッタスを交わして(Lap40)3番手に上がると、ライコネン▶フェルスタッペン▶ハミルトンのトップ3は数珠つなぎの接戦を繰り広げます。
フェルスタッペンとハミルトンがやり合った事もあり、最後までトップを譲らずライコネンが本当に久々、これまでパトレーゼが持っていた99戦ぶりを大きく更新する113戦ぶり優勝です。
初優勝から15年と212日が経ち、全盛期ほどの速さは無いと感じますが、まだ勝てるライコネンは本当に凄いドライバーです。
初優勝から15年と212日が経ち、全盛期ほどの速さは無いと感じますが、まだ勝てるライコネンは本当に凄いドライバーです。
FORMULA 1 GRAN PREMIO DE MÉXICO 2018
開催日程 : 2018年10月27日~29日
開催場所 : メキシコ メキシコシティ
コース名 : AUTÓDROMO HERMANOS RODRÍGUEZ
走行距離 : 4.304 km ✕ 71 周 = 305.354 km
ポールポジションを逃した他は完璧な週末を送ったのが、マックス・フェルスタッペンでした。ポールポジションを獲得した事がまだ無いので、予選後は相当悔しそうなのが印象的でした。
- FP1 : マックス・フェルスタッペン(ドライ、1:16.656、レッドブル)
- FP2 : マックス・フェルスタッペン(ドライ、1:16.720、レッドブル)
- FP3 : マックス・フェルスタッペン(ドライ、1:16.284、レッドブル)
- Q : ダニエル・リカルド(ドライ、1:14.759(Q3)、レッドブル)
- R : マックス・フェルスタッペン(ドライ、1:38:28.851、レッドブル)
ポールポジションのリカルドがスタートで出遅れ、フェルスタッペンがホールショット、ハミルトンが2番手に浮上します。
多くのチーム・ドライバーがタイヤに苦しんでいた様子でしたが、その中でもメルセデスはかなり苦しかった印象です。対して、レッドブルがまるで水を得た魚の様に走っているのを見て、きちんとしたPUさえあれば....という思いを強くしました。
終盤、2番手を走行するリカルドのマシンから白煙が上がり、フェルスタッペンも心配になりましたが、それ以外特に何も無くフェルスタッペンが優勝。4位でゴールしたハミルトンが、5回目のワールドチャンピオンを決めました。
今年もあと2戦ですが、チャンピオンが決まったことで、ボッタスが勝たせてもらえるのかが気になります。少なくても2014年以来、メルセデスドライバーは双方とも各シーズン1勝はしているはずです。
多くのチーム・ドライバーがタイヤに苦しんでいた様子でしたが、その中でもメルセデスはかなり苦しかった印象です。対して、レッドブルがまるで水を得た魚の様に走っているのを見て、きちんとしたPUさえあれば....という思いを強くしました。
終盤、2番手を走行するリカルドのマシンから白煙が上がり、フェルスタッペンも心配になりましたが、それ以外特に何も無くフェルスタッペンが優勝。4位でゴールしたハミルトンが、5回目のワールドチャンピオンを決めました。
今年もあと2戦ですが、チャンピオンが決まったことで、ボッタスが勝たせてもらえるのかが気になります。少なくても2014年以来、メルセデスドライバーは双方とも各シーズン1勝はしているはずです。
FORMULA 1 GRANDE PRÊMIO HEINEKEN DO BRASIL 2018
開催日程 : 2018年11月09日~11日
開催場所 : ブラジル サンパウロ
コース名 : AUTÓDROMO JOSÉ CARLOS PACE
走行距離 : 4.309 km ✕ 71 周 = 305.909 km
フェルスタッペンの自滅(あえてそう書く)により、ハミルトンが今シーズン10勝目を挙げました。シーズン後半の怒涛の勢いはさすがです。
- FP1 : マックス・フェルスタッペン(ドライ、1:09.011、レッドブル)
- FP2 : バルテリ・ボッタス(ドライ、1:08.846、メルセデス)
- FP3 : セバスチャン・ベッテル(ドライ、1:07.948、フェラーリ)
- Q : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:07.281(Q3)、メルセデス)
- R : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:27:09.066、メルセデス)
スタートでメルセデスの1-2体制となり、その後にフェラーリの2台が続く展開となりました。しかし、フェルスタッペンがすぐに(Lap3~4)フェラーリ2台を抜き去り、3番手に浮上します。
メルセデス勢がタイヤに苦しむ中、フェルスタッペンはボッタスを抜き、トップハミルトンにも迫っていきます。ハミルトンがピットに入っている(Lap20)間、フェルスタッペンは頑張って逃げますが、結局ピット戦略でハミルトンを抜くことはできませんでした。
メルセデス勢がタイヤに苦しむ中、フェルスタッペンはボッタスを抜き、トップハミルトンにも迫っていきます。ハミルトンがピットに入っている(Lap20)間、フェルスタッペンは頑張って逃げますが、結局ピット戦略でハミルトンを抜くことはできませんでした。
しかし、そのすぐ後に(Lap40)フェルスタッペンはハミルトンを悠々オーバーテイクし、トップに浮上します。
周回遅れでもタイヤがフレッシュなオコンがフェルスタッペンをアンラップ(同一周回に戻す)しようとした際、軽く接触した影響で双方ともにスピンを喫し、ハミルトンが再びトップに返り咲きます。
結果的にオコンにペナルティが課せられましたが、確かにオコンの責任は重いものの、個人的にはフェルスタッペンはもっと慎重に行くべきだと思います。周回遅れでもタイヤがフレッシュなオコンがフェルスタッペンをアンラップ(同一周回に戻す)しようとした際、軽く接触した影響で双方ともにスピンを喫し、ハミルトンが再びトップに返り咲きます。
それにしても、2001年にヨス・フェルスタッペン(マックスの父)がラップリーダーだったモントーヤに、ここブラジルで特攻した因縁があるのでしょうか。ヨスは早々にお祓いに行ったほうが良いかもしれません。
結局、もう一度ハミルトンを抜き返す事はできず、ハミルトンが優勝しメルセデスのコンストラクターズチャンピオンが決定しました。
結局、もう一度ハミルトンを抜き返す事はできず、ハミルトンが優勝しメルセデスのコンストラクターズチャンピオンが決定しました。
FORMULA 1 2018 ETIHAD AIRWAYS ABU DHABI GRAND PRIX
開催日程 : 2018年11月23日~25日
開催場所 : アラブ首長国連邦 アブダビ
コース名 : YAS MARINA CIRCUIT
走行距離 : 5.554 km ✕ 55 周 = 305.355 km
長かった2018年シーズンは、ハミルトンが11勝目を挙げ終わりました。ハミルトンは、歴史上初めて獲得ポイントが400点以上をマークしたドライバーとなりました。
今回はPU関係のトラブルが多く出た印象で、年間3基というPUの使用数制限の過酷さを感じました。
今回はPU関係のトラブルが多く出た印象で、年間3基というPUの使用数制限の過酷さを感じました。
- FP1 : マックス・フェルスタッペン(ドライ、1:38.491、レッドブル)
- FP2 : バルテリ・ボッタス(ドライ、1:37.280、メルセデス)
- FP3 : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:37.176、メルセデス)
- Q : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:34.794(Q3)、メルセデス)
- R : ルイス・ハミルトン(ドライ、1:39:40.382、メルセデス)
アブダビで降水確率が40%と非常に珍しい状況で始まった最終戦は、2台のレッドブルがスタートに失敗し、ヒュルケンベルグのマシンがひっくり返る程のクラッシュが発生しSCが導入されるなど、非常に荒れた序盤の展開となりました。
SCが開けた翌週(Lap5)には、フェラーリでの最後のレースとなったライコネンがトラブルによりリタイヤし、VSC導入中にハミルトンなど何台かがタイヤ交換を完了しました。
基本的には1ストップ戦略だと考えられているので、得をする展開でピットストップをしたマシンは非常に賢明な判断だったと思います。
途中パラパラと雨があり波乱を期待させたものの、中盤以降は淡々としたレース展開となりました。レース後には、ハミルトン、ベッテル、アロンソの3人によるドーナッツターンが見られ、引退するアロンソがいかに偉大な存在であったかがわかるシーンでした。
SCが開けた翌週(Lap5)には、フェラーリでの最後のレースとなったライコネンがトラブルによりリタイヤし、VSC導入中にハミルトンなど何台かがタイヤ交換を完了しました。
基本的には1ストップ戦略だと考えられているので、得をする展開でピットストップをしたマシンは非常に賢明な判断だったと思います。
途中パラパラと雨があり波乱を期待させたものの、中盤以降は淡々としたレース展開となりました。レース後には、ハミルトン、ベッテル、アロンソの3人によるドーナッツターンが見られ、引退するアロンソがいかに偉大な存在であったかがわかるシーンでした。