遅ればせながらF1 2018年シーズンの全コースガイドを更新します。
【関連記事】F1 2018 新車発表
【一覧】
※以下、文中で触れている各データの数値は、F1公式ホームページを参考にしています。
開催日程 : 2018年03月23日~25日
タイヤへの負担が低いサーキットで、昨年は最も柔らかいタイヤでもかなりの周回を走行する事ができました。フロントタイヤにきついサーキット(フロントリミテッド)と言われますが、レース中はフロントタイヤの温度が下がる事でグリップが落ち、アンダーステア傾向が強くなりズルっと滑る事が理由だと思います。
2018年はF1史上初めてDRSゾーンが3箇所設定されましたが、オーバーテイクは非常に困難な事に変わりはなく、基本戦略はトラックポジションをいかにキープするかです。
レース内容は単調になりがちですが、各チームの競争力が初めて白日の下に晒される開幕戦であるが故に思ってもいない結果を目にする事があります。
【追記180406】
開催日程 : 2018年04月06日~08日
多くのオーバーテイクが期待できるサーキットです。ポイントとしては、ターン1・4・11・14になりますが他のコーナーでも仕掛ける事が可能です。
リアタイヤにきつい(リアリミテッド)サーキットで、決勝のみならず予選でもタイヤの使い方によって結果が左右される事があります。
これにより戦略にも幅が生まれ、タイヤを温存しながら走りピットストップの回数を減らして上位に入賞するケースも散見されます。そのため、レース中は各チームの戦略を想像しながら見ると非常に楽しいサーキットの1つです。
3本の長いストレートがあるので、2018年仕様のPUの実力が見えるでしょう。メインストレートのDRSゾーンが100m延長されたことで、よりPUの実力差によるオーバーテイクが発生しやすくなりました。
開催日程 : 2018年04月13日~15日
上海の「上」の字を表現しているサーキットです。ターン1~4・11~13の様に回り込むコーナーや、ターン8の様に高速コーナーもあるのでフロントリミテッドタイプのサーキットになります。特に左フロントタイヤへの負担が過大で、グレイニングに悩まされるドライバーも多くなるでしょう。
オーバーテイクポイントは、ターン1~4と14になります。特に14はビックポイントですが、ターン12からの流れが決まらないと抜ききるまでには至りません。
上海は路面温度に影響するほど大気汚染が酷いので、硬い方のタイヤは苦労するチームも出てくると思います。また、バーレーンに続いて長いストレートがあるので、PUの実力差がより鮮明になるでしょう。
開催日程 : 2018年04月27日~29日
基本的に90度コーナーと約2kmのストレートで構成されている市街地サーキットです。タイヤ云々よりPUがどれだけ優れているかで勝負が決まると言っても過言ではありません。
全チーム高速仕様のボディワークでダウンフォースが少ない状態ですが、あまりダウンフォースを削るとリアタイヤを痛めて余計なピットストップを行う羽目になります。ここでは、どの車のメカニカルグリップが優れているかがハッキリするでしょう。
コース幅の狭い市街地サーキットなので、クラッシュによってセーフティカーが導入される事もしばしばあります。昨年はクラッシュなどの影響もあり、2時間レースでした。
開催日程 : 2018年05月11日~13日
シーズン前テストでも使用され、ヨーロッパラウンド初戦という事もありほぼ全てのチームが1回目の大規模なアップデートを持ち込みます。そのため、競争力の差が少ない中団では勢力図が変化する事も考えられます。
タイヤへの負担も大きく、PUの性能も重要であるため総合力が試させるサーキットと言えます。個人的に、毎年このサーキットのセクター3のタイムを見てドライバーの力量や車の性能などを推し量っています。
スタートから1コーナーまでが長く、決勝スタート時の順位変動が大きい傾向にあるのでそこに注目しても面白いかもしれません。
開催日程 : 2018年05月24日~27日
とにかく予選順位とトラックポジションが大切で、むしろそれ以外は無いと言って良いでしょう。市街地サーキットで必ずと言って良いほどクラッシュによるセーフティカーないしVSCが導入されるので、そのタイミングでピットストップを行う事が基本戦略になります。
展開が単調になる事が多く、オーバーテイクもほぼ皆無なのでテレビで観戦するレースの中では最も退屈です。
開催日程 : 2018年06月08日~10日
モナコとは対象的で高速タイプの市街地サーキット(※厳密には公園内周回路)です。雰囲気はオーストラリアGPに似ていますが、よりダウンフォースを削る方向のセッティングになります。
ストップ&ゴーの繰り返しで、かつダウンフォースが少ない状態でターン1や13の様なハードブレーキングをしなければならないコーナーがあるので、ブレーキング時のスタビリティが重要になります。また、トラクションのかかり具合やPUのセッティングなども重要です。
現地観戦をした事があるサーキットですが、ここはスリが多いので行かれる方は気をつけて下さい。あと、本当に英語が通じない(フランス語圏のため)事があるので簡単な辞書程度は持っていくことをオススメします。
開催日程 : 2018年06月22日~24日
10年ぶりに復活するフランスGPは、1990年以来28年ぶりとなるポール・リカールでの開催となります。近年ではピレリのテスト用サ-キットとしても使用されていることからも、スペインと同様に総合力が試されると思います。
タイヤに優しい路面との事ですが、久々の開催となるのでFP1と2できちんとテストできるかが鍵となるでしょう。ターン11~15はタイヤの管理が難しそうだと感じます。
オーバーテイクポイントとしては、ターン1・8あたりだと思います。
開催日程 : 2018年06月29日~07月01日
見た目は4本のストレートを繋いだだけで非常に簡単そうなサーキットですが、高低差が大きく路面には凹凸があるので実際の印象は難しいようです。
PUの性能差が大きく影響する上に、ターン6以降は全て高速コーナーなのでスタビリティも求められるサーキットです。
開催日程 : 2018年07月06日~08日
1950年にF1世界選手権が誕生し、その開幕の地として選ばれたのがシルバーストンです。高速コーナーが多いためにタイヤへの負荷が高く、エアロダイナミクスが重要なサ-キットです。
ターン1・2・7~13は高速コーナーというよりほぼ全開なので、高速コーナーという表現はそのうち消えるかもしれません。
開催日程 : 2018年07月20日~22日
2000年代に行われた改修にコースが大きく変更され、超高速サーキットから中高速サーキットへ大きな変貌を遂げました。
特にサーキットの後半部分はリアのトラクション性能が求められますが、気温が高くなるとタイヤにとって非常に負荷が大きくなります。
開催日程 : 2018年07月27日~29日
開催日程 : 2018年08月24日~26日
開催日程 : 2018年08月31日~09月02日
開催日程 : 2018年09月14日~16日
開催日程 : 2018年09月28日~30日
開催日程 : 2018年10月05日~07日
開催日程 : 2018年10月20日~22日
開催日程 : 2018年10月27日~29日
開催日程 : 2018年11月09日~11日
開催日程 : 2018年11月23日~25日
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F1 2018年シーズン 全21GP一覧
【一覧】
- Rd.01 FORMULA 1 2018 ROLEX AUSTRALIAN GRAND PRIX
- Rd.02 FORMULA 1 2018 GULF AIR BAHRAIN GRAND PRIX
- Rd.03 FORMULA 1 2018 HEINEKEN CHINESE GRAND PRIX
- Rd.04 FORMULA 1 2018 AZERBAIJAN GRAND PRIX
- Rd.05 FORMULA 1 GRAN PREMIO DE ESPAÑA 2018
- Rd.06 FORMULA 1 GRAND PRIX DE MONACO 2018
- Rd.07 FORMULA 1 HEINEKEN GRAND PRIX DU CANADA 2018
- Rd.08 FORMULA 1 GRAND PRIX DE FRANCE 2018
- Rd.09 FORMULA 1 GROSSER PREIS VON ÖSTERREICH 2018
- Rd.10 FORMULA 1 2018 ROLEX BRITISH GRAND PRIX
- Rd.11 FORMULA 1 GROSSER PREIS VON DEUTSCHLAND 2018
- Rd.12 FORMULA 1 MAGYAR NAGYDÍJ 2018
- Rd.13 FORMULA 1 2018 BELGIAN GRAND PRIX
- Rd.14 FORMULA 1 GRAN PREMIO HEINEKEN D'ITALIA 2018
- Rd.15 FORMULA 1 2018 SINGAPORE GRAND PRIX
- Rd.16 FORMULA 1 2018 VTB RUSSIAN GRAND PRIX
- Rd.17 FORMULA 1 2018 JAPANESE GRAND PRIX
- Rd.18 FORMULA 1 2018 UNITED STATES GRAND PRIX
- Rd.19 FORMULA 1 GRAN PREMIO DE MÉXICO 2018
- Rd.20 FORMULA 1 GRANDE PRÊMIO HEINEKEN DO BRASIL 2018
- Rd.21 FORMULA 1 2018 ETIHAD AIRWAYS ABU DHABI GRAND PRIX
※以下、文中で触れている各データの数値は、F1公式ホームページを参考にしています。FORMULA 1 2018 ROLEX AUSTRALIAN GRAND PRIX
開催日程 : 2018年03月23日~25日
開催場所 : オーストラリア メルボルン
コース名 : MELBOURNE GRAND PRIX CIRCUIT(アルバートパーク・サーキット)
走行距離 : 5.303 km ✕ 58 周 = 307.574 km
タイヤへの負担が低いサーキットで、昨年は最も柔らかいタイヤでもかなりの周回を走行する事ができました。フロントタイヤにきついサーキット(フロントリミテッド)と言われますが、レース中はフロントタイヤの温度が下がる事でグリップが落ち、アンダーステア傾向が強くなりズルっと滑る事が理由だと思います。2018年はF1史上初めてDRSゾーンが3箇所設定されましたが、オーバーテイクは非常に困難な事に変わりはなく、基本戦略はトラックポジションをいかにキープするかです。
レース内容は単調になりがちですが、各チームの競争力が初めて白日の下に晒される開幕戦であるが故に思ってもいない結果を目にする事があります。
【追記180406】
3つ目のDRSゾーンを設けましたが、その効果はほぼ見られませんでした。
FORMULA 1 2018 GULF AIR BAHRAIN GRAND PRIX
開催日程 : 2018年04月06日~08日
開催場所 : バーレーン サキール
コース名 : BAHRAIN INTERNATIONAL CIRCUIT
走行距離 : 5.421 km ✕ 57 周 = 308.238 km
多くのオーバーテイクが期待できるサーキットです。ポイントとしては、ターン1・4・11・14になりますが他のコーナーでも仕掛ける事が可能です。リアタイヤにきつい(リアリミテッド)サーキットで、決勝のみならず予選でもタイヤの使い方によって結果が左右される事があります。
これにより戦略にも幅が生まれ、タイヤを温存しながら走りピットストップの回数を減らして上位に入賞するケースも散見されます。そのため、レース中は各チームの戦略を想像しながら見ると非常に楽しいサーキットの1つです。
3本の長いストレートがあるので、2018年仕様のPUの実力が見えるでしょう。メインストレートのDRSゾーンが100m延長されたことで、よりPUの実力差によるオーバーテイクが発生しやすくなりました。
FORMULA 1 2018 HEINEKEN CHINESE GRAND PRIX
開催日程 : 2018年04月13日~15日
開催場所 : 中国 上海
コース名 : SHANGHAI INTERNATIONAL CIRCUIT
走行距離 : 5.451 km ✕ 56 周 = 305.066 km
上海の「上」の字を表現しているサーキットです。ターン1~4・11~13の様に回り込むコーナーや、ターン8の様に高速コーナーもあるのでフロントリミテッドタイプのサーキットになります。特に左フロントタイヤへの負担が過大で、グレイニングに悩まされるドライバーも多くなるでしょう。オーバーテイクポイントは、ターン1~4と14になります。特に14はビックポイントですが、ターン12からの流れが決まらないと抜ききるまでには至りません。
上海は路面温度に影響するほど大気汚染が酷いので、硬い方のタイヤは苦労するチームも出てくると思います。また、バーレーンに続いて長いストレートがあるので、PUの実力差がより鮮明になるでしょう。
FORMULA 1 2018 AZERBAIJAN GRAND PRIX
(出典 : Formula 1、AZERBAIJAN)
開催日程 : 2018年04月27日~29日
開催場所 : アゼルバイジャン バグー
コース名 : BAKU CITY CIRCUIT
走行距離 : 6.003 km ✕ 51 周 = 306.049 km
基本的に90度コーナーと約2kmのストレートで構成されている市街地サーキットです。タイヤ云々よりPUがどれだけ優れているかで勝負が決まると言っても過言ではありません。全チーム高速仕様のボディワークでダウンフォースが少ない状態ですが、あまりダウンフォースを削るとリアタイヤを痛めて余計なピットストップを行う羽目になります。ここでは、どの車のメカニカルグリップが優れているかがハッキリするでしょう。
コース幅の狭い市街地サーキットなので、クラッシュによってセーフティカーが導入される事もしばしばあります。昨年はクラッシュなどの影響もあり、2時間レースでした。
FORMULA 1 GRAN PREMIO DE ESPAÑA 2018
開催日程 : 2018年05月11日~13日
開催場所 : スペイン バルセロナ
コース名 : CIRCUIT DE BARCELONA-CATALUNYA
走行距離 : 4.655 km ✕ 66 周 = 307.104 km
シーズン前テストでも使用され、ヨーロッパラウンド初戦という事もありほぼ全てのチームが1回目の大規模なアップデートを持ち込みます。そのため、競争力の差が少ない中団では勢力図が変化する事も考えられます。タイヤへの負担も大きく、PUの性能も重要であるため総合力が試させるサーキットと言えます。個人的に、毎年このサーキットのセクター3のタイムを見てドライバーの力量や車の性能などを推し量っています。
スタートから1コーナーまでが長く、決勝スタート時の順位変動が大きい傾向にあるのでそこに注目しても面白いかもしれません。
FORMULA 1 GRAND PRIX DE MONACO 2018
開催日程 : 2018年05月24日~27日
開催場所 : モナコ モンテカルロ
コース名 : CIRCUIT DE MONACO
走行距離 : 3.337 km ✕ 78 周 = 260.286 km
とにかく予選順位とトラックポジションが大切で、むしろそれ以外は無いと言って良いでしょう。市街地サーキットで必ずと言って良いほどクラッシュによるセーフティカーないしVSCが導入されるので、そのタイミングでピットストップを行う事が基本戦略になります。展開が単調になる事が多く、オーバーテイクもほぼ皆無なのでテレビで観戦するレースの中では最も退屈です。
FORMULA 1 HEINEKEN GRAND PRIX DU CANADA 2018
開催日程 : 2018年06月08日~10日
開催場所 : カナダ モントリオール
コース名 : CIRCUIT GILLES-VILLENEUVE
走行距離 : 4.361 km ✕ 70 周 = 305.270 km
モナコとは対象的で高速タイプの市街地サーキット(※厳密には公園内周回路)です。雰囲気はオーストラリアGPに似ていますが、よりダウンフォースを削る方向のセッティングになります。ストップ&ゴーの繰り返しで、かつダウンフォースが少ない状態でターン1や13の様なハードブレーキングをしなければならないコーナーがあるので、ブレーキング時のスタビリティが重要になります。また、トラクションのかかり具合やPUのセッティングなども重要です。
現地観戦をした事があるサーキットですが、ここはスリが多いので行かれる方は気をつけて下さい。あと、本当に英語が通じない(フランス語圏のため)事があるので簡単な辞書程度は持っていくことをオススメします。
FORMULA 1 GRAND PRIX DE FRANCE 2018
開催日程 : 2018年06月22日~24日
開催場所 : フランス ル・キャステレ
コース名 : CIRCUIT PAUL RICARD
走行距離 : 5.842 km ✕ 53 周 = 310.633 km
10年ぶりに復活するフランスGPは、1990年以来28年ぶりとなるポール・リカールでの開催となります。近年ではピレリのテスト用サ-キットとしても使用されていることからも、スペインと同様に総合力が試されると思います。タイヤに優しい路面との事ですが、久々の開催となるのでFP1と2できちんとテストできるかが鍵となるでしょう。ターン11~15はタイヤの管理が難しそうだと感じます。
オーバーテイクポイントとしては、ターン1・8あたりだと思います。
FORMULA 1 GROSSER PREIS VON ÖSTERREICH 2018
開催日程 : 2018年06月29日~07月01日
開催場所 : オーストリア シュピールベルグ
コース名 : RED BULL RING
走行距離 : 4.318 km ✕ 71 周 = 306.452 km
見た目は4本のストレートを繋いだだけで非常に簡単そうなサーキットですが、高低差が大きく路面には凹凸があるので実際の印象は難しいようです。PUの性能差が大きく影響する上に、ターン6以降は全て高速コーナーなのでスタビリティも求められるサーキットです。
FORMULA 1 2018 ROLEX BRITISH GRAND PRIX
(出典 : Formula 1、Great Britain)
開催日程 : 2018年07月06日~08日
開催場所 : イギリス ノーサンプトンシャー、バッキンガムシャー
コース名 : SILVERSTONE CIRCUIT
走行距離 : 5.891 km ✕ 52 周 = 306.198 km
1950年にF1世界選手権が誕生し、その開幕の地として選ばれたのがシルバーストンです。高速コーナーが多いためにタイヤへの負荷が高く、エアロダイナミクスが重要なサ-キットです。ターン1・2・7~13は高速コーナーというよりほぼ全開なので、高速コーナーという表現はそのうち消えるかもしれません。
FORMULA 1 GROSSER PREIS VON DEUTSCHLAND 2018
開催日程 : 2018年07月20日~22日
開催場所 : ドイツ ホッケンハイム
コース名 : HOCKENHEIMRING
走行距離 : 4.574 km ✕ 67 周 = 306.458 km
2000年代に行われた改修にコースが大きく変更され、超高速サーキットから中高速サーキットへ大きな変貌を遂げました。特にサーキットの後半部分はリアのトラクション性能が求められますが、気温が高くなるとタイヤにとって非常に負荷が大きくなります。
FORMULA 1 MAGYAR NAGYDÍJ 2018
開催日程 : 2018年07月27日~29日
開催場所 : ハンガリ- ブタペスト
コース名 : HUNGARORING
走行距離 : 4.381 km ✕ 70 周 = 306.630 km
よく壁のないモナコと形容されるようにコーナー多いレイアウトにも関わらずコース幅が狭いため、1・2コーナーを除いてオーバーテイクがほぼ不可能であるため退屈な展開が多い印象です。
ダウンフォースが多めにセッティングする事もありますが、単純にコーナーが多くタイヤに関しては特に横方向の負荷が高くなります。
オーバーテイクが難しいだけにセーフティカーやVSC導入後のリスタート時に勝負をかけるドライバーもいますが、ほとんどの場合成功する事はありません。
オーバーテイクが難しいだけにセーフティカーやVSC導入後のリスタート時に勝負をかけるドライバーもいますが、ほとんどの場合成功する事はありません。
FORMULA 1 2018 BELGIAN GRAND PRIX
開催日程 : 2018年08月24日~26日
開催場所 : ベルギ- スパ、フランコルシャン
コース名 : CIRCUIT DE SPA-FRANCORCHAMPS
走行距離 : 7.004 km ✕ 44 周 = 308.052 km
オー・ルージュ(2コーナー)を見てわかるように、高低差が非常に大きなサーキットです。低速~高速まであらゆるタイプのコーナーがあるので、マシンの総合力が試されます。
このサーキットの特徴の1つが、「スパ・ウェザー」と呼ばれる急変する天候にあります。コース全長が長い為、サーキットの一部だけが濡れてしまう事もしばしばあり、タイヤ選択によるドラマが生まれやすい場所です。
オーバーテイクポイントは、ターン5・6・18となります。昔とは違いオー・ルージュをはじめ幾つかのコーナーは全開で駆け抜けるので、タイヤへの負荷も高くなります。
約1か月の夏休みを挟んで開催される為、各チーム大規模なアップデートを投入してきます。また、PUに関してもアップデートされたものが投入されると思われる為、各チームの競争力にやや変動が見られる可能性があります。
このサーキットの特徴の1つが、「スパ・ウェザー」と呼ばれる急変する天候にあります。コース全長が長い為、サーキットの一部だけが濡れてしまう事もしばしばあり、タイヤ選択によるドラマが生まれやすい場所です。
オーバーテイクポイントは、ターン5・6・18となります。昔とは違いオー・ルージュをはじめ幾つかのコーナーは全開で駆け抜けるので、タイヤへの負荷も高くなります。
約1か月の夏休みを挟んで開催される為、各チーム大規模なアップデートを投入してきます。また、PUに関してもアップデートされたものが投入されると思われる為、各チームの競争力にやや変動が見られる可能性があります。
FORMULA 1 GRAN PREMIO HEINEKEN D'ITALIA 2018
開催日程 : 2018年08月31日~09月02日
開催場所 : イタリア モンツァ
コース名 : AUTODROMO NAZIONALE MONZA
走行距離 : 5.793 km ✕ 53 周 = 306.720 km
フェラーリの地元という事もあり、毎年ティフォシ(フェラーリの熱狂的なファン)が大挙して押し寄せるサーキットです。
4本のストレ-トをつなげた形からもわかるように、カレンダ-の中でも屈指の高速サーキットです。そのため、モンツァ専用のエアロダイナミクスを開発・搭載してくるチームも多く、特に1コーナーでのオーバーテイクは見ごたえがあります。
但し、超レスダウンフォースとなるためタイヤへの負担が大きく、ダウンフォースに頼らないメカニカルグリップの優劣がハッキリと現れてしまいます。また、ストップ&ゴーの繰り返しとなるため、PUの性能差も如実に出てきます。
4本のストレ-トをつなげた形からもわかるように、カレンダ-の中でも屈指の高速サーキットです。そのため、モンツァ専用のエアロダイナミクスを開発・搭載してくるチームも多く、特に1コーナーでのオーバーテイクは見ごたえがあります。
但し、超レスダウンフォースとなるためタイヤへの負担が大きく、ダウンフォースに頼らないメカニカルグリップの優劣がハッキリと現れてしまいます。また、ストップ&ゴーの繰り返しとなるため、PUの性能差も如実に出てきます。
FORMULA 1 2018 SINGAPORE GRAND PRIX
開催日程 : 2018年09月14日~16日
開催場所 : シンガポール
コース名 : MARINA BAY STREET CIRCUIT
走行距離 : 5.065 km ✕ 61 周 = 308.828 km
F1で初めてナイトレースを開催した市街地サーキットです。低速コーナーが中心となる為、ブレーキングスタビリティとPUの加速性能が重要です。市街地サーキットなのでタイヤのタレ等に起因するペースの大きな違いが無ければ追い抜きは難しいサーキットです。
コンクリートウォールに囲まれた区間が多く、ミス=クラッシュとなるためセーフティカーやVSCの導入率が非常に高いため、それを見越した戦略も必要です。
タイヤへの負担は小さく、燃料の消費に伴ってラップタイムは上がっていく傾向にあります。但し、リアタイヤのオーバーヒートには注意が必要です。
コンクリートウォールに囲まれた区間が多く、ミス=クラッシュとなるためセーフティカーやVSCの導入率が非常に高いため、それを見越した戦略も必要です。
タイヤへの負担は小さく、燃料の消費に伴ってラップタイムは上がっていく傾向にあります。但し、リアタイヤのオーバーヒートには注意が必要です。
FORMULA 1 2018 VTB RUSSIAN GRAND PRIX
開催日程 : 2018年09月28日~30日
開催場所 : ロシア ソチ
コース名 : SOCHI AUTODROM
走行距離 : 5.848 km ✕ 53 周 = 309.745 km
2014年のソチオリンピックの跡地を利用して作られたサーキットで、市街地サーキットの様な雰囲気が漂います。但しコース前半から中盤にかけては、中高速の様々なコーナーもあります。
ダウンフォースも割と強く、路面の摩擦係数が低いためタイヤへの負担はそれほど大きくありません。逆にタイヤを機能させるのが難しいという意味でフロントリミテッドだと言えるでしょう。
ダウンフォースも割と強く、路面の摩擦係数が低いためタイヤへの負担はそれほど大きくありません。逆にタイヤを機能させるのが難しいという意味でフロントリミテッドだと言えるでしょう。
FORMULA 1 2018 JAPANESE GRAND PRIX
開催日程 : 2018年10月05日~07日
開催場所 : 日本 鈴鹿市
コース名 : SUZUKA INTERNATIONAL RACING COURSE
走行距離 : 5.807 km ✕ 53 周 = 307.471 km
世界でも屈指のテクニカルコースとして知られる鈴鹿は、高速区間と低・中・高速と様々な要素が絡み合ったコーナーがあり、マシンの総合力が試されるサーキットの1つです。
特にセクタ-1はリズムに乗らないと速く走ることは不可能であり、ドライバ-からの評価も非常に高い部分です。
但し、オーバーテイクができるポイントが少なく、トラックポジションが重要なので単調な展開になる事もしばしばあり、テレビで観戦すると面白くないと感じる事があります。
チケットが異常に高いのですが、せっかくの日本開催ですので可能な方は現地での観戦をオススメします。私も近年は中々現地に行けていませんが、そろそろ息子と共に行こうかと画策中です。
特にセクタ-1はリズムに乗らないと速く走ることは不可能であり、ドライバ-からの評価も非常に高い部分です。
但し、オーバーテイクができるポイントが少なく、トラックポジションが重要なので単調な展開になる事もしばしばあり、テレビで観戦すると面白くないと感じる事があります。
チケットが異常に高いのですが、せっかくの日本開催ですので可能な方は現地での観戦をオススメします。私も近年は中々現地に行けていませんが、そろそろ息子と共に行こうかと画策中です。
FORMULA 1 2018 UNITED STATES GRAND PRIX
(出典 : Formula 1、United States)
開催日程 : 2018年10月20日~22日
開催場所 : アメリカ オースチン
コース名 : CIRCUIT OF THE AMERICAS
走行距離 : 5.513 km ✕ 56 周 = 308.405 km
通常とは逆の反時計回りで、高低差が大きい事が特徴です。テクニカルなサーキットで、特に序盤と15~19コーナーではタイヤに横方向の大きな負荷がかかります。
オーバーテイクポイントは、ターン1と12になります。セクター3は低速コーナーが多く、トラクション性能が求められます。
オーバーテイクポイントは、ターン1と12になります。セクター3は低速コーナーが多く、トラクション性能が求められます。
FORMULA 1 GRAN PREMIO DE MÉXICO 2018
開催日程 : 2018年10月27日~29日
開催場所 : メキシコ メキシコシティ
コース名 : AUTÓDROMO HERMANOS RODRÍGUEZ
走行距離 : 4.304 km ✕ 71 周 = 305.354 km
1965年にホンダF1が初優勝をしたサーキットとして有名です。ここは立地が標高2,300m程度と非常に高く、PUの性能やエアロダイナミクスに影響がありセッティングが難しいところです。FP1・2ではコースオフするマシンが多く、その難しさがわかるかと思います。
長いストレ-トがある為、オーバーテイクは比較的容易なタイプのサーキットとなります。
長いストレ-トがある為、オーバーテイクは比較的容易なタイプのサーキットとなります。
FORMULA 1 GRANDE PRÊMIO HEINEKEN DO BRASIL 2018
開催日程 : 2018年11月09日~11日
開催場所 : ブラジル サンパウロ
コース名 : AUTÓDROMO JOSÉ CARLOS PACE
走行距離 : 4.309 km ✕ 71 周 = 305.909 km
低速から高速とあらゆるコーナーがあり、マシンの総合力が試されるサーキットです。反時計回りである上に、高速コーナーが多くタイヤに関しては横方向にキツく、ドライバ-に関しては体力的にキツイと言われます。
サーキット云々より強盗などの犯罪がクローズアップされる事が多く、毎年の様にチーム関係者が被害に遭っている印象です。
サーキット云々より強盗などの犯罪がクローズアップされる事が多く、毎年の様にチーム関係者が被害に遭っている印象です。
FORMULA 1 2018 ETIHAD AIRWAYS ABU DHABI GRAND PRIX
開催日程 : 2018年11月23日~25日
開催場所 : アラブ首長国連邦 アブダビ
コース名 : YAS MARINA CIRCUIT
走行距離 : 5.554 km ✕ 55 周 = 305.355 km
市街地サーキットの特徴を強く持つサーキットです。また、夕方にスタートし日没を迎えて行くという点も通常のレ-スとは異なるため、非常に印象深いGPだと思います。
日没と共に路面温度が急速に低下するため、レ-ス用のセッティングは妥協が必要です。タイヤに関しては路面がスムースなので、特に問題になることはないでしょう。
日没と共に路面温度が急速に低下するため、レ-ス用のセッティングは妥協が必要です。タイヤに関しては路面がスムースなので、特に問題になることはないでしょう。