【UPDATE 18.10】現行機種について追記(現行機種チェック②)を行いました。
プリンタを買い替えました。

プリンタの不調が悩ましい

2010年頃に購入した「EPSON EP-803AW」が、昨年からデータが欠損したまま印刷されたり、複数の写真を印刷しようとすると必ず失敗するなど徐々に調子が悪くなっていました。
そして、今年の年賀状を印刷する時点ではかなり動作が不安定となり、ついにWiFiの機能不全により無線による印刷ができなくなりました。

我が家では普段パソコンを使用する部屋とは違う部屋にプリンタを使用設置していますが、息子が誕生して以降は自宅でL判に印刷する機会が非常に増え、紙とインクを無駄にすると経済的負担がかなり増大するので、WiFiが酷く不調となって以降は都度プリンタのところに行ってケーブルを繋げる必要がありました。

印刷というプリンタの基本機能に問題は無いのですが、今まで無線だったものが有線になるとこうも面倒になるのかと痛感し、来年用の年賀状を作成する前にプリンタの買い替えを決意しました。

で、何を買えばよいのかわからないので

何も考えず後継機種を購入しました

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プリンタに関して特にこだわりも無いので、今回は比較検討など面倒な事はせず、単純に後継機種である「EPSON EP-807AW」を購入しました。

但し、購入したプリンタは昨年9月に発売された型落ち品です。毎年この時期になると新製品が発売されるプリンタ業界ですが、数世代おきに革新的なコンセプトが投入される反面1世代の差はたかが知れているので、プリンタを購入する時は安くなっているこの時期に型落ち品を狙うと良いでしょう。

このクラスのプリンタに関しては、どのメーカーも本体は比較的安いもののインク代がバカ高いので、この程度の機能なら本体は5,000円くらいで良いのにといつも思います。
エプソンと競合になるのは、キヤノンとブラザ-ですが筐体の大きさはほぼ横並びです。印刷の質や得意分野には違いがありますが、比較しなければどれも綺麗だと感じるでしょう。
ランニングコストに関しても大差は無く、エプソンとキヤノンは販売台数が多いので安い他社製インクの種類が豊富ではあるものの、年賀状やL判の印刷では純正インクの使用を推奨します。

EPSON EP-803AW と EP-807AW の比較

型番からすると4世代の差があるので、807は相応に進化しています。確か805あたりで大きなステップを踏んだと記憶しており、そこから2世代経過しているので熟成も進んでいるはずです。

803との最も大きな違いは本体のサイズで、807はもう置き場所に困らないと思うほど小型化されました。小型化の恩恵により、プリンタ専用スペースをわざわざ作る必要がなくリビングにも置いておけるようになりました。
【追記1807 - 設置場所】
現在でもこのプリンタは我が家で活躍中で、リビングにあるデレビ台に置いてあります。小型化によりこのような場所にも置けるようになりましたが、欲を言えば奥行きを2cm程詰めるか電源などの位置を変更してほしいと思います。

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時代が進んで無線接続がメジャーとなったため、USBケーブルは同封されていませんでした。USBケーブル自体の価格はたかが知れている上に、WiFi接続のみだと不安で有線接続をしたいというニーズは確実に残っているのでケーブルは是非同封してほしいと思います。

操作系は、タッチパネルがメインとなりすっきりとしたデザインになりました。本体サイズの小型化に伴ってボタンを集約した形で、個人的には非常に好感の持てるデザインですが、年配の方にはやや取っ付きにくいかもしれません。

サイズ感で4世代の差は感じたものの、性能的には803から807で向上している部分は少ないと思います。803を使っていて印刷に関する性能面で不満はありませんでしたが、諸元から見る主な進化のポイントとしては、
  • 消費電力 23 ▶ 20 (W)
  • 外形寸法 446×385×150 ▶ 390×341×141 (mm)
  • 本体重量 9.0 ▶ 6.9 (kg)
  • 印刷コスト 20.8 ▶ 19.9 (円、L判・写真用紙<光沢>、50インクと80Lで比較)
ここから見ても、インターフェイスの変更や最も重要である小型化に力を注いでいるようです。807にして最も良くなったのは、本体が小さくなって排出トレイが自動で出てくる事でした。

【追記1807】現行機種をチェック

2018年7月現在でラインナップにある機種の中で、EP-807の後継はEP-880となっています。型番が変わり世代差がわかりづらくなっていますが、1世代前のEP-879で大きな変更があったようです。

最も大きな変化(807対比)は、再び外形寸法にあるようです。
  • 外形寸法 390×341×141 ▶ 349×340×142 (mm)
この変更が実現できた背景は使用インクの変更にあるので、手元にインクが残っている状態での買い替えは大きな無駄を生むことになります。
また、880ではインク・用紙コストが20.6円(L判・写真用紙<光沢>、80Lとクマノミ増量で比較)と不経済になっており、現在使用しているプリンタが特に不調で無ければ積極的に買い換える必要は見当たりません。

現在では印刷コストを抑えるエコタンクを搭載したEW-M770Tや低インクコストモデルのEP-30VAがラインナップに加わっています。双方とも本体価格が高価であるため、ランニングコストで回収するのは結構大変そうです。

【追記1810】現行機種をチェック②

2018年10月現在でラインナップにある機種の中で、EP-807の後継はEP-881となっています。7月の時点で紹介したEP-880から進化しましたが、見た目は変わっていません。
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(出典 : EPSON

好みの問題ですが、個人的には相変わらずデザインは素晴らしいと思います。天板がベージュのモデルなんかは、リビングに置いても良さそうです。

EP-880からEP-881の唯一と言っていい変化は、対応インクがKUI(クマノミ)からKAM(カメ)に変わった事です。対応インクの性能を見てみると、KAMはKUIに対して印刷可能枚数が少し減ってしまっていますが、その分価格も僅かに下がっています。
今回の対応インクの変更は、明らかに社外品インク対策で、ユーザーの事を考えた変更では無いのが非常に残念です。

使い勝手は、スマホとの連携がQRコード経由と簡単になったようですが、スマホからの印刷であればCANONから発売されているスマホ専用ミニフォトプリンター iNSPiCの方が面白そうです。

大体プリンタは毎年新しい製品が発売されていますが、大半は販売価格を上げたいが為の新製品です。そろそろ同じ製品なのに型番を変えて、まるで新製品の様に売り出すのは止めて欲しいと思います。


(Last Editing Date : 2018 / 10 / 23)