早速インパクトドライバーに活躍の場が出来ました。

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嫁さんからの要望メール

先月末に義父が逝去し、その流れで嫁さんと息子達は1週間ほど嫁さんの実家で過ごすこととなりました。私は仕事の関係上、久々の独身生活を楽しんでいましたが、ある日嫁さんから緊急メールが届きました。
【嫁さんからの緊急メール】
夜中真ん中の布団側に居たはずの息子②が、ストーブ側に頭からゴン!って落ちた。朝、真ん中の布団とストーブ側の布団の間でうつ伏せに寝てたのを確認して、下に息子①置いて戻ったら、真ん中の布団の頭側の布団無いところで泣いてた。こっちは布団だから良いけど、家のベッドだとヤバくない?
要は、最近急激に動き回れるようになった息子②の寝相が悪く、高さ60cm弱ある自宅のベッドから落下する危険度がかなり高いという内容でした。

我が家にはベッドガードが無い

一般的に、子どもを寝かせる時はベビーベッドや、ベッドでも真ん中に寝かせて寝相が悪くても落下事故が置きないように配慮をします。

少なくても息子①が小さい時は、息子①を私と嫁さんの間に配置する事で、落下事故を防止できていました。また、我が家のベッドはセミタブルサイズを2発並べているため、息子②が誕生して以降現在までの間も、私と嫁さんの間に息子①と息子②を挟んで配置する事で、同様に落下を防止してきました。
そのため、我が家ではベッドガードを必要としなかったため、落下事故防止のための物理的な策(柵)は存在していません。

ところが、嫁さんからのメールを見ると、息子②は短時間で相当な距離を移動するようになったため、例えば息子達が就寝してからの片付け時間や、朝息子達が起きるまでの時間に嫁さんがベッドから離れる事が困難になっていると判断しました。
また、息子①の寝相の悪さにより、そろそろ私の嫁さんの間に息子達2人を挟めて寝ることへの限界も感じていました。
2020-03-05

必要なら買うか、いや作るか.....

私に与えられた時間は、嫁さんと息子達がいない数日間だけなので、早速インターネットで様々なベッドガードを検索してみると、介護用や育児用のベッドガードがかなりの数売っていることがわかりました。

ただ、その中でこれから到来するつかまり立ち期に対応できる高さ(マットレス上面から40~50cm程度)を確保できる製品を探すと、それほど数が多くありません。
その大きな要因は、我が家のマットレスが約30cm程度とかなり厚めのタイプであるため、製品自体の高さが60cm程度あっても、実質的にガードの機能を果たすマットレス上面からの高さが30cm程度しか無くなる事でした。
また、高さは妥協したとしても、1つあたりの幅が最大でも140cm程度の製品しか無く、ベッドの側面全てをカバ-するには2つ設置する事になり、検索で見つけた良さそうな製品だと1万円程度の出費を覚悟しなければなりません。

安全は大切だとは言え、おそらく半年程度しか使わないモノに1万円の出費はかなり痛いので、スッととブラウザを閉じ、奥の手であるDIYに頭を切り替えました。

仕方ない.....ベッドガードをDIYするか

ベッドガードをDIYする

我が家にある材料を安価見たとき、支柱となりそうな木の棒は確保できそうです。あとは、マットレスの下に挟める薄めの棒と、柵となる部分などがあれば簡単にできそうです。

メールが来た日の翌日、仕事をしっかり定時で切り上げてDCMホーマックに向かい、必要だと思われる材料を購入してきました。
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今回購入したのは、
  • パイン面取り材 910 ✕ 45 を2本(250円 ✕ 2)
  • 皿木ねじ(104円)
  • 4つ穴L字(151円 ✕ 4)
  • 桐すのこ(877円)
これで合計2,085円です。あとは、以前自宅の棚をDIYした際に使用していた、支柱を倉庫から2本持ってきました。
ちなみに、最初に書いておきますが、本当は皿ネジでは無く鍋ネジにするべきでした。L字金具が皿ネジに対応した加工がされていると思い込んでいた故の間違いで、購入前によく確認するべきでした。

DIY作業開始

今回は時間が無いので、あまり細かな部分まで詰めた製作はしません。とは言え、まずは大雑把に支柱の高さを確認するなど、最低限の事前確認は行います。
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ベッドガードという簡単なモノを作るだけなので、仕上がりイメージが明確で、支柱として必要な長さをパパッと棒に鉛筆で印を付けていきます。

次に、つけた印に沿ってノコギリで切ります。本当は電動工具を使いたいところですが、すでに19時を過ぎており、それほど面倒な大きさでもないので手動ノコギリで切りました。
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家にあった木材2本と、パイン面取り材2本をほぼ半分の長さに切りました。前者は実質的にガードとなる部分、後者はマットレスの下に挟み込む部材です。
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切った木材をL字型にするため、家にあったネジで接合します。材料同士の幅が違うので、まずは外側から1本仮止め的にネジを入れます。

いよいよ我が家の新しい武器であるインパクトドライバーを使用しましたが、感動するほどネジが簡単に入っていきました。作業効率が格段に向上した事を実感しましたが、やはり騒音は結構なモノで、これは19時を過ぎてから使う工具では無いなとも思いました。
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さすがにネジ1本では強度不足が明らかなので、内側にL字金具を取り付けて補強します。この時点でネジの種類の間違いに気づきましたが、買い直すのが面倒だったので、後述の簡易対策を施すことでお茶を濁すことにしました。
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この作業を4回繰り返し、ベッドガードの支柱となる部分が4本完成です。インパクトドライバーのおかげで、ここまで30分もかかっておらず、想定よりかなり早い進捗です。
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あとは支柱部に、すのこをビス止めします。こちらは、息子達が触った時に怪我をしないよう、家にあった平ネジで止めました。あと、角ばっている部分は最終的にサンドペーパーで軽く磨くなど、一応最低限の安全対策はしています。
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先程気付いた本当は鍋ネジを使う必要があるのに、皿ネジを買ってきちゃった問題への対策は、万能選手であるガムテープにより保護します。どうせ見えない部分で、マットレスに引っかかる事が無いようにするだけなので、ガムテープで充分です。
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1時間でベッドガードができました

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DIYと呼ぶには恥ずかしいレベルの工作ですが、自分たちの環境に合ったモノを安価に、そして短時間で用意できるのはDIYの良いところです。
大きな棚やテレビ台、またはプチリフォームみたいな物がDIYの全てではありません。今回の様に日常生活に寄り添うちょっとしたモノを作るのもDIYですし、むしろそういったモノをパッと作れると無駄な出費や時間を削減できたりします。

今回の場合、マットレス上面から約45cmほどの高さを確保しつつ、落下防止に充分な機能を持たせる事ができました。念の為、私が思いっきり寝返りをしてアタックしましたが、柵が動く事はありませんでした。

材料費は、約2,000円。家にあった材料の値段を考えても、1つあたり1,500円程度で出来ました。ハイタイプのベッドガードは、1つあたり4,000~6,000円程度はしていたので、節約という意味では満足度がかなり高い結果です。まぁ、細かい部分までちゃんとやると、もう少し材料費と時間がかかると思いますが。