先日関西に行った際、ジャガーをレンタルしてきました。
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今回の旅のお供はジャガー

昨年末に東京にてレンジローバー・イヴォークをレンタルし、たまに高級車に乗るのも楽しいことを覚えた私は、先週末関西に行くタイミングで再び高級車に乗ろうとタイムズカーレンタルのホームページをチェックしました。

再び運良く「【50%OFF】ジャガー・ランドローバー冬春ドライブキャンペーン」(2019年5月末迄)が実施されており、1人旅なのを良いことに「ジャガー XE R-SPORT 2.0D」をレンタルする事にしました。
家族連れの場合、レンタルする車はミニバンかSUVに限定されてしまうので、貴重な1人旅では普段乗らないセダンやスポーツタイプに乗りたくなります。

しかし、予約からしばらく経ったある日にタイムズカーレンタルから、レンタル予定の車が事故で大破した事により代替機が用意されるとの連絡を受けました。但し、連絡を受けた時点では代替機が何かという案内は無く、そのまま当日を迎えました。

代替機もジャガーだった

やはり今回の旅のお供はジャガー

利用日前日にタイムズカーレンタルから届いた確認メールには、車種名がジャガーXE R-SPORT 2.0Dと記載されていたので、大破後に新規に導入され代替機では無いのだと思いました。
当日、仕事を終えて千歳からボーイング777-200に乗って伊丹へ行き、タイムズカーレンタル大阪空港北店の迎えの車に乗って店に行くと、用意されていたのは20インチホイールを履いた「ジャガー XE S 3.0」でした。
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レンタルしたジャガー XE S 3.0の概要

図らずも予定していた車よりグレードが高い車になりましたが、今回借りた車は、平成30年6月に登録された走行約8,800kmのジャガー XE S 3.0(CBA-JA3VA)で、水冷V型6気筒3,000ccにスーパーチャージャー(306PS)を搭載し、340馬力・45.9kg・mのトルクを発生するスポーツタイプのジャガーXEとなります。

大きさは全長4,680mm、全幅1,850mm、全高1,415mmで車重が1,710kgです。日本車ではスカイライン
クラウンくらいをイメージしていましたが、全長はそれらよりやや短いようです。幅は多くの日本車より広いですが、最近アルファードに乗り換えた私にはそれほど大きいとは感じませんでした。

レンタルしたジャガー XE S 3.0の外装

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まさに羊の皮を被った狼という表現がピッタリだなと感じますが、外見は本当に普通のスポーツセダンにしか見えません。
フロント及びサイドの見た目は、この車がオプションの20インチホイールを装着しているので少しスポーティに見えますが、標準の18インチタイヤであれば300psオーバーの車とはとても思えないでしょう。
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また、リアに関してもマフラーがやけに目立つ2本出しである以外は、余計な空力デバイスなどが無い無いとても温和なデザインだと思います。

個人的にこの車の見た目はかなり良いと感じます。いや、これまでに見たことのあるスポーツセダンの中で、3本の指に入るほど好きなデザインです。

レンタルしたジャガー XE S 3.0の内装

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スポーツセダンなので主に運転席周りが気になるポイントですが、スポーティさがあまり出すぎず大人なデザインはとても好感が持てます。
それでも280km/hまで刻まれた速度計や握りやすい形状のステアリングなど随所に走りを感じさせる部分があり、ナビやシフトノブ(セレクター)などはレンジローバーイヴォークとの共通点が多く感じられるものの、全体的にうまくまとまっていると感じました。

但し、パドルシフトなど幾つかのパーツは、車両本体価格で800万円以上という高級車とは思えないチープさがあり、細かい部分まで考えられている同価格帯の外国車とは質感に一歩劣るのは事実です。
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前席はセミバケット形状で、前後上下だけでは無くホールド性も電動で変更できるなどスポーツドライビングに適したポジションが得られます。
身長が180cm以上ある私でも楽に運転ができる様にセッティングでき、着座すると車に囲まれている感覚を強く覚えます。これにより、車体本来の大きさより一回り小さい車に乗っている感覚になり、よりスポーティな車を運転している様に感じました。
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後席は、私が丁度よい運転姿勢を作ってもなお足元に余裕がありました。ルーフ形状の影響でヘッドクリアランスに余裕はありませんが、不快では無く包まれ感があります。
但し、後席に3人着座する事は可能ではあるものの、シート形状を見ると2人に最適化されているようなので、実際は4人乗りの車だと言えるでしょう。
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荷室はセダンにしては必要十分の容量を持っています。トランクを開けたとき、ボディの大きさに対してとても広いと感じました。

今回、この車に乗ってみて走りに関係しない部分で最も良いと感じた点は「音」です。
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借りたXEには、イギリスを代表するオーディオブランドであるメリディアンのサウンドシステムが付いていました。室内をよく観察するといたる所にスピーカーが配置されており、まさにスピーカーに囲まれているような状態でした。
私のアルファードにはJBLのサウンドシステムが搭載されていますが、低音が全く出ないアルファードより格段に良いサウンドシステムだと感じます。

XEの評価リストと総合評価

今回は約300km程度で、一般道と高速道路を半々程度走行しました。京都市内はほぼ渋滞にハマっており、燃費的には厳しい部分が有りました。

いいねヽ(=´▽`=)ノ
  • 内外装の見た目は完全に私好み
  • 始動と加速時の乾いた排気音
  • 使い切れないほどの馬力とトルクで、快走路ではとても楽
  • 20インチタイヤでもゴツゴツした印象はほとんど無い
  • 渋滞にハマっても8.06km/h(満タン法)の燃費は立派
う~ん (´・ω・`)
  • フロントタイヤの接地感がやや乏しい
  • 実際の車体幅と運転感覚にかなりの差がある
  • アイドリングストップが作動する際のショックが大きい
  • 少しアクセルを踏んだだけで強烈に加速するので、渋滞は辛い
  • 車両本体価格ほどの高級感は感じられない
走りまで含めた感想としては、この車の最大のトピックであるエンジンの高回転を楽しむよりは、余裕のあるトルクで低回転を維持してまったりと流す車だなという印象です。

少なくても日本国内においてサーキット以外で340馬力を活用できる場面はありませんが、ちょっとアクセルを踏めば刺激的で素晴らしい排気音を堪能できるので、日常を少しだけ華やかにさせてくれるでしょう。
惜しむらくは(たまたまかもしれませんが)高速域でハンドルからフロントタイヤの接地感が充分に伝わらない様に感じる事ですが、中低速域ではエンジンやステアリングのレスポンスが良いおかげでスポーティな走行を楽しむ事が可能です。

直接の競合は、アウディS4やBMW M3あたりだと思いますが、普通の人が普通の生活の中で使うにはこのXE Sはそれらと同等以上のバリューがあると感じました。
また、中古市場に目を向けると3年落ち走行8,000kmのXE Sが430万円程度で売っていたので、少し余裕のある20~30代の方には最適なのではないかと思います。

ネガティブな点も無いわけではないですが、久々にそういった部分を全て見て見ぬふりをして乗っても満足する車でした。

今回関西で宿泊したホテル

今回の関西旅行は1人旅で特に何かあったわけでも無いので記事化しませんが、自分自身の忘備録の為に宿泊したホテルについては書いておこうと思います。

【1泊目】御所西 京都平安ホテル

とある目的の為に場所優先で選んだ御所西 京都平安ホテルです。ロビーは豪華で庭園は素晴らしかったですが、部屋はビジネスホテル仕様で設備は改修が必要なほど古く感じました。
また、コンビニエンスストアまで徒歩10分程度かかり、御所以外どこへ行くにも不便な立地であるため、強い目的が無い限り選択肢に入らないホテルだと思います。
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【2泊目】ホテルボストンプラザ草津

焼鳥・串カツ ちょっと壱杯(馴染みの店)で飲むため、2泊目はボストンプラザ草津に泊まりました。JR草津駅から徒歩すぐという好立地故に、いつも混雑している印象があるホテルです。
部屋は通常のビジネスホテル仕様よりランクが高く、設備もしっかりしていますが、価格的にはそこまで高くありません。今後滋賀県に宿泊する際は、いつも利用していたエストピアホテルではなくボストンプラザを優先的に検索したいと思いました。
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そう言えば、まだ雪の降る北海道から関西に行ったわけですが、すでに見頃のピークを迎えていた桜を見て妙にお得な気がしました。
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