BBQ開催時に決定した今年度のキャンプは、ひと味違いました。

「試練のキャンプ」計画

2年前の秩父別でのキャンプ()以降、事ある毎に巻き込んでいるA君一家とBBQを行った際、今年のキャンプ計画の概要が決定しました。
 

「試練のキャンプ」の概要

今年A君一家に新しいメンバーが増えた事もあり、当初は宿泊を伴うキャンプは諦めていました。ところが、様々な可能性を協議した結果、子ども達にはかなりのハードルとなるキャンプ計画が策定されることとなりました。

① 期間は「1泊2日」

今回は昨年の十勝()と違い、通常の土日を利用してのキャンプとしました。大きくは後述の理由によりますが、何も理由が無くても家族連れの連泊キャンプはかなりハードルが高い行為なので、ホッと一安心です。

② 場所は「オートリゾート 苫小牧アルテン」

今年のキャンプは、後述の理由により北海道内でも最大規模の高規格オートキャンプ場であるオートリゾート 苫小牧アルテンに決定しました。
BBQ開催時点でアルテンのホームページを見ると7月の全ての週末が満杯だったため、支笏湖周辺も考えましたが、念の為電話にて空き状況を確認すると問題なく予約する事ができました。

③ 夜は父子だけでの宿泊

A君一家の新しいメンバーへの負担を考え、私の嫁さんとA君のお母さん+新メンバーはテントに宿泊せず、アルテンからそれほど遠くない私の実家に宿泊する事としました。
つまり、息子とA君にとっては初めての母親がいないテント泊になり、今後のアウトドアレジャーの方向性を決める大切な試金石となりそうです。

息子にとってはほぼ初めてとなる母親がいない夜。さて、どうなるでしょうか。

それでは「試練のキャンプ」スタートです

素晴らしい1日となったキャンプ初日

キャンプ1週間前にA君が体調を崩し開催が危ぶまれる中でしたが、無事に当日昼過ぎに私の実家に集合し、アルテンから程近いビッグハウス 明徳店にて翌日までの食料を調達しました。アルテンでキャンプを行う場合、このビックハウスかスーパーセンタートライアル苫小牧店を利用する方が多いのではないでしょうか。
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食料を調達し、アルテンのセンターハウスでチェックインを済ませます。ちなみに、今回はセンターハウスにかなり近い「みずならサイト D(下図D)」を予約しておきました。
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サイトに到着するなり荷物を下ろし、早速テント他の設営を開始します。4歳前後の子ども2人は、競うようにお手伝いのために寄ってきて、おかげでいつもよりテント設営に時間がかかりましたが、こういう時は余程時間が無い場合を除いて出来る限り子どもにやらせるようにしています。
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テントとタープの設営、小物類の設営など途中車を入れ替えての大作業(双方の家庭から用品を入れ替えて持ち込んでいるため)でしたが、おおよそ1時間くらいで全てを終えました。今回は黄色いテントに虫が寄ることもなかったので、無駄な時間もあまり無く設営ができました。

子ども達は楽しい思い出しかないテントが建つと、早々に中に入って遊び始めます。WAONA6の居住空間は、他のツールームテントと比較しても広いほうなので、子ども3人が遊び回るにも充分なスペースがあります。
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ちなみに、テントの設営が終わってお手伝いに飽きた子ども達は、センターハウス横の広場(サイトから目の届く範囲!)で勝手に遊んでいました。こういうシーンはキャンプに来なければ中々見られないだけに、来てよかったなと思います。
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今回は、子ども達が自発的に遊んでいる間は、大人達もあえて一定の距離を取る様にしていました。これまでは「こういう遊びもあるよ」と大人が誘導する事が多かったのですが、もうそういう時期も過ぎ、次々に自分たちがやりたい遊びをしているのを見ると、随分と成長したなと改めて感じます。
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豊富な遊び場とまったりBBQ

テントの設営が終わってから子ども達のお世話を嫁さん達がしている間、成人男性組は一生懸命BBQの準備を進めます。子ども達が遊んでいる間に準備をしたので手早く進みましたが、それでもすでに時間は17時近くなり、お腹を空かせた子どもと大人がサイトに戻ってきたのでBBQタイムです。
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1時間くらいゆっくりとBBQを楽しんでいると、お腹が満たされた子ども達が遊びに行きたいと騒ぎ始めたので、センターハウスからゆのみの湯方面の途中にある「あそんで池」まで子ども達が入れ替わりで隊長となり冒険に行ってきました。
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1時間ほどキャンプ場内を冒険し、再びお腹が空いたという子ども達を引き連れてサイトに戻り、焼きマシュマロなどをして夜になるのを待ちます。
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待ちに待った花火大会

オートリゾート苫小牧アルテンは、場内に花火コーナーが設営されています。子ども達にとってキャンプの楽しみの1つは間違いなく花火だと思いますが、こうやってきちんと場所が明示されているのは利用者にとってもわかりやすくて有り難いところです。
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花火コーナーはそれほど大きくなく、打ち上げや地面に置くタイプの花火は禁止されているものの、3歳や4歳にとっては充分なほど楽しむことが出来ました。
ただ、我々の花火が尽きる頃には物凄い人が花火コーナーに集まってきていたので、もう少し範囲が広がるともっと良いかなと感じました。

子ども達に襲いかかる最大の試練...?

楽しかった花火大会も終わり、汗を流しに来たキャンプ場に併設している温泉「ゆのみの湯」にて嫁さん達とA君の弟がいよいよ離れる時が来ました。わかってはいたものの、ここから先は初めての父子キャンプとなります。

しかし、想定より長く嫁さん達がいてくれたり、子ども達が疲れ切っていた事もあって、特に息子は文句1つ言わずに早々に寝てしまいました。結局息子は朝まで爆睡していましたし、どうやら息子にとって嫁さんがいない夜はさほど重大な事では無いようです。
A君は疲れすぎたのか、寝付くまで少しグズったり時折起きて泣いたりしたものの、事前に恐れていたほどの事はありませんでした。
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22時過ぎにはテント内も静まり返り、残った父親二人は焚き火を囲みながらビールを飲みつつ、子育てや仕事など色々な事を喋りました。社会人になってこういう時間は中々無かっただけに、私としては本当に楽しめた夜となりました。
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遊びまくった2日目

結局肩透かしを食らった感のある夜が過ぎ、1泊2日のキャンプも朝を迎えました。昨日はクタクタに疲れて朝まで爆睡した息子ですが、朝7時前にはしっかりと起き、まずはトイレに向かいます。
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A君は息子よりさらに早い時間に起きており、すでに朝食の準備が進んでいました。そこで私もサイトに戻るや否やニトリのスキレットを取り出して調理を開始するものの、子ども達がお腹が空いたと鳥の様に大合唱をするので大した物は作っていません。
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嫁さん達が再合流し、撤収の間遊びまくる子ども達

朝食を終え少しした後、私の実家に泊まっていた嫁さん達とA君の弟が合流シました。オートリゾート苫小牧アルテンのチェックアウト時間が11時とあと2時間ほどなので、男性陣はサイトの片付けと撤収、嫁さん達は子ども達の世話と分担を決めました。

子ども達は昨日私とキャンプ場をグルっと回ったので、勝手知ったる場所を嫁さん達を連れ回していたようです。
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一晩同じテントに過ごしたせいもあってか、昨日より確実に仲が良くなっている息子とA君は、川べりに座ってたわいもない話をしたりしていたそうです。4歳前後がここまで大人な姿を見せるのは驚きですが、どんな話をしていたのでしょうか。
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併設する「ゆのみの湯」で朝風呂と昼飯

子ども達が冒険に行ってくれていたおかげもあって、サイトでは撤収準備がかなりスムーズに進み、11時前には昨夜も来たキャンプ場に併設している温泉「ゆのみの湯」にて朝風呂に入り、ついでにレストランでランチを食べてゆっくり過ごしました。
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ゆのみの湯は、キャンプ場利用者に限り宿泊中(チェックアウト後含む)は一定額で何度でも入浴ができるので、今回の様に就寝前とチェックアウト後に入るのがベストでしょう。

緑ヶ丘公園に移動してヘトヘトになるまで遊ぶ

せっかく苫小牧に来ているので、ランチを食べた後は緑ヶ丘公園に寄って子ども達を遊ばせます。ここは、大きな滑り台や遊具があるので本格的に遊ぶときにはかなり良い公園だと思います。
一度私の実家に寄って、ダンボール片を幾つかゲットしたので、今日は安心してロングすべり台を楽しむことができます。まぁ、まさか10回も山登りをさせられるとは思いませんでしたが、息子も自力で登っていたので付いていくしかありませんでした。
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他にも遊具やボートなど、A君一家含め夕方までガッツリ遊んできました。子ども達も特に父親がいる中でこうやって思いっきり遊べる日は限られているので、終始テンションが高くとても楽しそうでした。
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こうして試練のキャンプも終わりを迎え、家に帰ります。息子にとっては、人生で初めて寝るときに横に母親がおらず、かつキャンプという非日常をグズる事もなく乗り切ることができました。
多分、「非日常」というのが逆に良かったのかなと思いますが、また一歩自立に向けて進めた印象が強く残ったキャンプとなりました。
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