息子が超高級車を手に入れました。

ジジが急に買うと言い出した「電動カー」

GW前のとある週末、久々に実家に行くと何処で何を聞いてきたのかジジが開口一番「電動カーを買いに行こう」と言い出しました。
いきなりの事に私は頭の中が「???」で、息子も電動カーを理解しておらず「いらない」と言っていたのですが、なんだかんだと結局トイザらスに出向きました。

思い起こせば、確かに以前ジジババを連れてトイザらスに行った際、電動カーを見て息子が欲しそうにしていました。息子も2歳後半となり、電動カー程度ならおそらく操作は可能でしょうが、ジジの行動力・購買力には毎回驚かされます。

早速トイザらスで試乗会

トイザらスのホームページで電動乗用カーを検索すると、自動車タイプは10件程度ヒットするのですが、実店舗ではそのうちの半数程度が在庫として置いてありました。

息子は比較的体格が大きいので、大きめの電動乗用カーでもアクセルに足が届くようです。4種類が全て高級車でどれも見た目がカッコ良いので、彼はこれまで見たことが無いくらい真剣に考えています。

息子が目の前にある電動カーのうち、どれが良いだろうかとずっと迷っていたので、その迷っている4種類を全て試乗させる事にしました。
それにしても、電動乗用カーはどれもこれもバカでかく、屋内使用はまず考えられません。屋外にしても基本的に敷地内、ないし車の来ない路地程度でしか楽しむことができなさそうですが、そんな事ができるのは少なくても郊外~田舎でしょう。
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選んだのはフェラーリF12

私はなんとなく最初から息子はフェラーリを選ぶだろうなと思っていましたが、案の定息子はフェラーリを選択しました。デザインというよりは、派手な赤色が心に刺さったようです。
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今回購入したのは、「トイザらス AVIGO 電動乗用 フェラーリF12」という製品で、トイザらス限定の玩具のようです。AVIGOという玩具メーカーはあまり馴染みがありませんが、どうやら中国のTsan Ching Ltd.という会社が製造し、トイザらスがAVIGOブランドとして輸入・販売しているものだそうです。

お値段は約3万円と玩具として高いですが、約15万円もする電動乗用カーも存在するくらいですから同種製品の中では安価な部類と言えるのでしょうか。

対象年齢は3~8歳と表示されていますが、おそらく5歳くらいになると自転車などよりスピードの出る乗り物を愛用しているはずですし、そもそも小さくて乗れなくなると思います。
また、北海道の場合は降雪などで約半年間は外で遊べませんし、電動カーは実家に置いておく予定なので、元々1~2年しか使わない玩具ですが使用回数は多くても10回とかそのくらいでしょう。
私自身は非常にコストパフォーマンスが悪い玩具だと思いますが、まぁ今回は私が買うわけではないので黙って見ておく事にします。

使用可能時間は、約半日充電して1時間程度の走行が可能と驚くほどに燃費?電費?が悪い車です。6Vの充電式バッテリーが搭載されているようですが、使用頻度が高ければ後々容量が大きく高性能なバッテリーに交換する必要があるかもしれません。

フェラーリF12の組み立て

フェラーリと言えば、細部に至るまで手作業で製造されている(そして割と良く壊れる)事で有名ですが、我が家にも専属のクラフトマン(私)がいるので早速組み立てていきましょう。

と言っても本体にハンドル・シート・タイヤを取り付けるだけですが、本体重量が15kgくらいあるので1人で作業するのは割と大変です。
ハンドルやシートといったパーツの作りが甘いと感じましたが、海外製玩具にありがちなネジ穴が大きくズレているという事も無く、重さ以外はそれほど苦労せず取り付けができました。
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あとはタイヤを取り付けるだけですが、F1のタイヤ交換シーンが好きな息子は、とにかく自分でやりたそうにしていたので一緒に作業を楽しむ事にしました。最近、いろんな事を自分でやりたがるのは良い傾向ですが、危ない事も危ないとは理解していないので注意が必要です。

息子はLEGOやラジコンのタイヤ交換で遊んでいる事もあり、何をしたら良いかきちんと理解しているので、比較的スムーズにタイヤを取り付ける事ができました。
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組立作業を開始して約30分で完成しましたが、説明書によると最初は半日以上充電をしてから使用する事と記載してあるので、実際に動かせるのは翌日となります。

それでも待ちきれない息子は、まだ動かせない車に乗って「ブーン」と言いながら妄想ドライビングをしばらく楽しんでいました。
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待ちに待った始動の時!

一夜明けて朝からソワソワしている息子ですが、先に幾つか用事を済ませる必要があり、昼過ぎにようやくエンジンを始動させる事ができました。

玩具とは言えきちんとキーがあり、挿して回すと「ブォォーン」と音が出ます。これが中々迫力のあるサウンドで、子どもでなくても気分が盛り上がる仕掛けです。それからシフトレバーで前進・後退を選択し、アクセルを踏むと動き出します。

ダッシュボードにはライトのON/OFFなど色々なボタンがありますが、電気系統のトラブルで一部が動かなかったので、後日調整を行います。海外製玩具は、本当にこういったマイナートラブルが付き物なので面倒な印象しかありません。
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息子にアクセル、ブレーキ、シフトレバーの説明をすると1回で理解していました。驚きましたが、蓋分私が運転しているのをよく観察しているので、元々なんとなくは知っていたよです。
実際に運転させてみると、乗り始めてすぐは数回壁に当たったりはしたものの、その後は普通に運転する事ができていました。

2歳後半で電動カーをほぼ完璧に運転できるのですから、自動車の免許取得年齢の下限はもう少し引き下げても良いのではないかとすら思います。
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このフェラーリは、3.5mmイヤホンジャックでiPodなどを接続して音楽を流しながら動かす事もできるので、大好きなカーズ3のサントラを聴きながら楽しそうに運転する息子。

MAX時速2kmと非常に遅いものの、何かあると大変なのでビッタリ横にくっついて遊びましたが、危険を感じる様な場面はありませんでした。
本来であれば車の来ない広大な駐車場でもあれば良いのですが、そこまでフェラーリを運ぶのが大変なので遊ぶ場所については今後の課題です。

追記1 結構遊び倒した夏

北海道ではすでに夏の終わりを感じる9月になりましたが、この夏は息子のフェラーリF12が想像以上に活躍してくれました。
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電動カーを実家に置いていたおかけで、週末が近づくと息子が意気揚々と実家に行くと言い出すことが繰り返され、結果としてほぼ毎週の様に行っていましたから、ある意味ジジババの作戦は成功したと言えるでしょう。

雨が続いて乗れなかった時もありましたが、金曜日の夜にババが充電をし、土曜日の昼頃から電動カーが動き出す週末が定番化した2018年の夏となりました。
また、雨でも実家ならば屋内で運転できるくらいのスペースはあるので、狭いところでの車庫入れや縦列駐車など、およそ教習所でやるような項目はほぼ全て練習してクリアしたと思います。

当初はそれほど使用する機会はないと思っていましたが、とりあえず今年は相当遊んだので良かったなと思います。しかし、息子の成長スピードが思ったよりも早く、すでに電動カーが小さそうなので来年はもう乗れないかな.....


(Last Editing Date : 2018 / 09 / 02)