iPad Pro 11を買いました。先月26日から使っています。


iPad Pro(2020)発表後すぐにポチった

2月25日に公開した関連記事の最後に、「Apple信者の友人曰く、iPad Proはもうすぐ新型が出る頃」と記載し、「噂レベルでは、3月に出るのは「非5Gで非A14プロセッサ」となるようです」と記載しましたが、その通り3月18日にiPad Pro(2020)が発表されました。

これはもう「買え」と言われているようなモノだと勘違いした私は、悩む事無く発表翌日にAppleの公式サイトを開いて、気づけばポチっていました。

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私が購入したiPad Pro(2020)

今回私が購入したのは、「11インチiPad Pro Wi-Fi + Cellular 512GB - スペースグレイ」で、同時にAppleCare+ for iPad ProとApple Pencil(第2世代)を付けて、税込み180,510円となりました。
結果的にかなり性能が良いノートパソコンが購入できる金額、しかもこの段階ではケースすら購入しておらず、周辺機器を含めると最終的には20万円を超えるのは確実でしたが、バシッと注文してやりました。

ちなみに、iPad Pro(2020)は、従来のiPad Proと外観上の差異はほぼカメラ部のみで、私が購入した11インチモデルの他12.9インチも選択が可能です。

果たして、私が関連記事で記載した求める機能(以下4項目)は、購入したiPad Pro 11(2020)で実現されているのでしょうか。
  • 会議時にメモを簡単に作成可能
  • 持ち運びが苦にならない程度に小型軽量(1kg以下であれば◎)
  • Office系ソフトウェアが動く(触る機会は限定的)
  • プレゼンが可能(実際に使用する機会の有無は不明)
発売翌日に届いていました

iPad Pro 11(2020)

私がiPadを購入するのは2度目ですが、1台目は息子専用機となっているため、私がきちんと使うiPadはこれが初めてです。とは言え、VAIO Tap11やAmazon Fire HD8など、これまでタブレットまたはタブレット型PCを所有していた事もあるので、私の中では新しいモノという感じではありません。



なお、Apple Pencilは注文後すぐに先行して届き、iPad Pro本体は発表後すぐに注文したおかげで、3月26日に宅配ボックスに届いていました。箱を見る限り、程よい大きさで持ってみると思っていたよりかなり軽い気がします。
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何せ猫も杓子もApple製品を使っている現状において、iPad自体は全く珍しい物ではないですし、事前に11インチと12.9インチの比較のためにヨドバシカメラで2018年モデルを触っていたため、自分でも驚くほど淡々と開封し、やはりそれほど感動はありませんでしたが、まぁそれでも新しいガジェットを手にすると嬉しいものです。
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パッと見て物理ホームボタン(?)の無いデザインに違和感を感じますが、それは私がApple製品を所有していおらず最新機種のデザインに触れる機会がないためでしょう。あと、画面側から見る限り、デザイン上iPadである事はわかりづらいと思いました。

仕事でも使えるよう、色は地味なグレーとしました。背面は、中央のリンゴマークと特徴的なカメラが目立ちますが、ケースをつけたらデザインはあまり意味を成さないなと思いますし、ケースをつける前提のカメラの出っ張りはやはり気になります。
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iPad Pro 11(2020)のケースが.......売って無い

iPad Pro 11が届いた翌日、ケースと周辺機器を買いに意気揚々とヨドバシカメラ札幌店に行きました。圧倒的なシェアを誇るiPadやiPhoneに関しては、発売日にはすでに多くのメーカーから様々な関連製品が出ている印象があり、また、当初5月に発売される予定だったMagic Keyboardを購入するつもりだったため、本体を注文したときにわざわざ高い純正品を購入する必要は無いと考えていました。

ところが、いざヨドバシカメラに行くと、ケースなどの周辺機器はおろかiPad Pro本体すら入荷未定の状態で全く何もありません。焦った私は店員さんに確認するものの、3月27日の時点では残念ながらiPad Pro(2020)関連のケースはいつ入荷するのかわからないという回答でした。

さすがに真新しいiPad Pro 11を素の状態で持ち運ぶ気持ちにはならないので、仕方なくApple公式サイトで「Smart Keyboard Folio」を注文し、3月29日に届きました。
追々Magic Keyboardを導入するつもりでいましたが、やはりキーボードは必須だろうと言うことと、それ以外のケースがあまりにもダサいためついポチってしまいました。
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ただ、Magic Keyboardの発売が早まった(4月16日に発売済!!)今となっては、もう少し我慢すれば良かったなと思わずにはいられません。

iPad Pro 11(2020)用のSIMを調達する

Celler対応つまり通信用SIMカードに対応したモデルを購入したため、新たに通信用SIMを調達する必要があり、従前からスマートフォンで使用しているmineoにてSIMを追加購入しました。
iPad Pro 11を実際どの程度WiFiが無い環境下で使用するか不明だったため、とりあえず3GBと新サービスのパケット放題に加入しました。今後、使用量に合わせて最適なプランに変更したいと思います。



こちらも本体が届いてから手続きをし、4月2日に届きました。数日間はWiFiのみでしたが、その間に困った事は無かったので、実際のところ私の場合だとCellerモデルである必要はないのかもしれません。
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SIMの装着です。SONY製スマートフォンを愛用しているため、ピンを使ってSIMトレイを出す事に慣れておらず、最初はかなり戸惑いましたが「そういえば…」と思い出して無事にSIMを挿すことに成功しました。

iOS / ipad OSの需要が高いからか、mineo側も充分丁寧な説明資料を用意しており、SIMに同封されていた資料を見れば設定等々はかなり簡単に行えます。普段海外製スマートフォンにmineo SIMを挿している夢を見続けているので、初期設定ってこんなに簡単だっけと思いました。
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iPad Pro 11(2020)の本体が3月26日に届いてから、実際元々想定していた使い方ができるようになるまで約1週間かかりましたが、以後これまで毎日愛用しています。
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iPad Pro 11(2020)現在までの使い勝手など

実質的に、iPad Pro 11(2020)を約3週間あまり使用したところですが、思ったより活躍する場面が多く、特に仕事の面では大きな効果がありました。私が求める機能(以下4項目)に沿って、これまでの使用感を書いていきます。
  • 会議時にメモを簡単に作成可能
  • 持ち運びが苦にならない程度に小型軽量(1kg以下であれば◎)
  • Office系ソフトウェアが動く(触る機会は限定的)
  • プレゼンが可能(実際に使用する機会の有無は不明)

1. 会議時にメモを簡単に作成可能

最初の数分はApple謹製のメモアプリの使い方に戸惑いましたが、分かってしまえばメモ作成が本当に簡単になりました。
当然Smart Keyboard Folioをつけたままにしていますが、会議でメモを作成する際には100% Apple Pencilを使用して手書きメモとしています。私はタイピングがそこそこ速い方ではありますが、手書きの速さと柔軟性には到底及びません。

iPadでメモを作成すると必要に応じてすぐにメールなどで展開できたり、私自身がいつでも見返すことができるため、とても重宝しています。
また、メモアプリとApple Pencilを使って、息子①とお絵かきやゲームを楽しむようになり、コミュニケーションの幅が広くなりました。

2. 持ち運びが苦にならない程度に小型軽量

Smart Keyboard Folioをつけたまま仕事カバンに入れて持ち歩いていますが、iPad Pro 11(約468g)、11インチ用Smart Keyboard Folio(約295g)、Apple Pencil2(約21g)を合わても約784gなので、単純に以前よりカバンは重たくはなったものの気になるほどではありません。

また、手持ちの状態で使用していても、重たくでダルいなとは思いません。よくPDF資料を閲覧しながら歩き回っていますが、持ち運びが苦になるほどの大きさ・重さではありません。

3. Office系ソフトウェアが動く

Office 365の契約を持っているので、iPad Peo導入直後にWord、Excel、Power Pointの3つをインストールして少し触ってみました。確かに普段パソコンで使用している感覚とは大きく異なり、できないこともあったり違和感を感じることはありますが、外出先でデータを修正するといった用途には十分だと思います。

Office以外では、動画視聴や読書、またスケジュール管理や画像加工などスマートフォンに入れているお馴染みのアプリを一通り入れました。
ただ1点、私と嫁さんはTimeTreeでお互いのスケジュールを同期しているのですが、iPadには正式に対応していないのか、かなり見づらく使い勝手が悪いです。逆に言えば、それ以外は現在までのところ問題らしい問題はありません。

4. プレゼンが可能

この約3週間の間に一度プレゼンがあり、iPad Proを実戦投入しようと思っていたのですが、中々時間がなく事前テストを充分にできなかったためノートパソコンで行いました。
それでも、iPad Proをバックアップ機として持ち込むため、すでに持っていた周辺機器と組み合わせて1度だけプレゼンのテストをやってみましたが、そのときは懸念していたような配置が変になるといったトラブルも皆無で全く問題なく動作してくれました。

5. その他

インターネットでは11インチ用のSmart Keyboard Folioは使いづらいとよく目にしますが、少なくても平均より大きな手を持っている私でもそれほど使いづらいとは感じません。

約3週間の使用期間なので、まだ活躍の場は限定的ではありますが、当初思っていた以上にiPad Pro 11を使う場面は多くなりそうです。
現在までのところ、個人的にiPad Pro 11(2020)に対しては、タブレットというよりは完成度がかなり高くなったSONY VAIO Tap11だと感じます。


今後考えるべき事

iPad Pro 11(2020)を導入し、個人的には革命が起きたほど効率化が進みましたが、今後さらに色々考える必要がある問題も存在します。

リモートワークへの対応

実は、私の会社も今週から在宅勤務となっているのですが、会社側のリモートワーク体制が整っていないために本格的な在宅勤務ではないものの、仮にiPad Pro 11のみでリモートワークをする場合には周辺機器を幾つか準備をする必要があります。

ただ、在宅勤務(外出禁止)の場合だと、どう考えてもパソコンで作業する方が効率的なので、少なくても将来的に外出規制が緩和される段階までは考えなくて良いでしょう。

Magic Keyboardへの移行時期について

先程も書いたように、当初はキーボードなしのケースを購入し、5月発売のMagic Keyboardまで我慢する予定でした。しかし、色々あって結局キーボード付きケースを購入したことから、当初導入予定だったMagic Keyboardをどうするかは、正直悩みどころです。

私が買ってしまったSmart Keyboard Folioと同様、いわゆるキーボード付きケースの部類ですが、大きくはトラックパッドの搭載、フローティングデザイン、バックライト付きフルサイズキーなどかなり進化しています。
個人的には、USB-Cパススルー充電端子という、iPad本体側のUSB-C端子では無く、Magic Keyboard側の端子で充電しながら使える機能は画期的だと思います。

しかしながら、導入に際して最大の障壁となるのは、11インチiPad Pro用で税別31,800円という価格です。正直、いまこの価格を肯定できるほどの進化かと言われると、微妙としか言えません。