人生で初めてiPadを購入しました。

子ども用のタブレットが欲しい

子どもにスマートフォンやタブレットを渡す事について賛否両論あるかとは思いますが、個人的に幼少期から最新機器に積極的に触れる事は決してネガティブなことでは無いと思います。
特に2020年から小学校においてプログラミング教育が必修化されると言われている中では、少なくてもこういった電子機器に早い時期から触れておく事は重要だと思います。

もちろんiPadを与えたからといって即プログラミング教育には繋がりませんが、知育アプリや子ども向け無料ゲームアプリも充実しており、ちょっとした時間を楽しみながら潰すには最適な方法です。
さらに、Amazon プライムビデオを利用して本体にアニメ映画などをダウンロードしておくと、遠出をする際にも車内で騒ぐことがないだろうと思いました。

ちょうど良いタブレットは中々無い

現在、我が家にはAmazon Fire HD8というタブレットがありますが、残念ながら使いたいアプリが使えないなどの制約があり、また息子に触らせると知らないうちに間違って何かを購入してしまう危険性があるので新規に購入する事にしました。

ただ、タブレット市場の近況は低迷しており、魅力的な商品が非常に少ないと言わざるを得ません。そもそも販売中の機種が少なく、Amazonで販売されている中華系メーカーも含めて様々な選択肢を考えましたが、結局は手に入れやすく価格が安くなったiPadを選定しました。

タブレットの王様、iPadの実力はいかに

安さが魅力の新型iPad(2017年モデル)

DSC_0155
パソコンやタブレットに限らず、多くの工業製品はモデルチェンジをするとスペックが向上し、新機能が追加され、結果的に価格が上昇しますが、今回のiPad(2017)は筐体の薄型化・軽量化を頑張りすぎず、ディスプレイの品質をやや落とすことで価格を抑えるというこれまでのAppleの戦略とは少し異なったiPadとなりました。

iPad(2017)は過去最良のiPadだと思う

おそらくは近年Appleが力を入れている教育分野を想定し、性能を追わず導入しやすい価格を追求した2017年モデルのiPadは、価格を抑えるためにスペックを低くく抑えていると言っても、CPUはiPhone 6sが搭載していたA9チップ、ディスプレイは2048×1536の9.7型Retinaなので、実用上問題になる事はありません。

私にとっては初めてのiPadなのでよくわかりませんが、一般的なiPadの用途と言えば、せいぜい動画視聴やWEBを見る程度だと思います。故に、iPadの性能をフルに使用している人はほぼいないと思いますし、それであればこの純然たる廉価版iPadで全く問題ありません。

4万円を切る価格は、新たにiPadが欲しい人のみならず、これまで旧世代のiPadを使用し続けてきた人にとってもかなり大きなインパクトを与えると思います。
グラフィックを仕事や趣味としている人はどのみちPro以外に選択肢は無いですし、それ以外の圧倒的大多数の人はこのiPad(2017)で満足できるはずです。

私はこれまで頑なにiPadを敬遠し続けていましたが、新型iPad(2017)を見てこれなら!!と思いました。iPadが新型になる度に買い替えてきた人にとっては魅力的では無いと思いますが、私の様に初めてiPadを購入する、または久々に買い換えるという人にとっては非常に魅力的なモデルになっていると思います。
【追記_iPad(2018)に関して】
iPad(2017、第5世代)の発売から約1年が経ち、iPad(2018、第6世代)が発売されました。iPad(2018)は、Apple Pencilに対応し、CPUなど内部が順当にアップデートされた上で価格が据え置かれたモデルとなりました。過去最良のiPadの座は、間違いなくiPad(2018)でしょう。

iPadで何をしたいのか

新型iPad(2017)を購入するにあたり、改めてiPadで何をしたいかを考えてみました。大抵のApple製品に共通しますが、通信方法と容量の違いによって価格がかなり変動するので、適切なモデルを選択する作業はかなり重要だと言えます。
  • プログラミング学習の為の基礎知識を自然に身に着けさせたい
  • 子ども向けのゲームアプリ、知育アプリを導入したい
  • 外出用にAmazon プライムビデオを数本ダウンロードしたい
大まかにはこの3点をiPadの導入によって実現させたいので、基本的には家の中で完結するものの、容量は必要なので「WiFi 128GBモデル」を購入しました。

子どもの学習能力は異常だと思う

実際に息子に与えてみると、以前からスマートフォンを勝手に触っていたせいもあってすぐに使い方をマスターしました。大半はYouTubeを見て、たまに知育アプリで遊ぶ感じです。
YouTubeはこれまでもAmazon Fire TVを介してテレビで見ていたのですが、まだ自分で操作ができないのでiPadは彼にとって救世主のようです。
DSC_0361
それにしても、1歳8ヶ月の子どもが簡単な説明だけでiPadを使い、間もなく勝手にYouTubeを開いて目的の動画を見ているというのは結構衝撃的でした。

冒頭にも書いたように、子どもにタブレットを渡す事について賛否両論あるかとは思いますが、運用する際に色々と工夫はしています。
  • 連続使用時間は1時間程度が目安(特に動画視聴)
  • ご飯の時などは使用禁止
  • 「iPadにバイバイしてね」と言うと消すお約束
こんなに面白い物が目の前にあると我慢できないのが子どもですが、仮に上記のお約束が守られない事があれば、嫁さんとの打ち合わせによってiPadが隠される事が決定しています。

嫁さんはオムツ交換や駄々をこねた時などにiPadを使ってなだめたいそうですが、私としてはその使い方はどうなんだろうと疑問に思うものの、仕方ないかなと諦めています。

年齢を重ねるに従って少しずつプログラミング関連などのアプリを入れていきますが、当面はまず慣れる事と理解する事を目的として自由に触らせたいと思います。

【追記】2017年8月現在の様子

原則1日1時間までで、「iPadにバイバイしてね」と言うと消すお約束は守られているものの、iPadを持たせると長時間静かにしてくれるので、むしろ私や嫁さんが息子に持てせておきたいと思う場面が多々あります。

実際、私がいない昼間には、息子が1時間以上iPadを使用していても、家事を片付けてしまいたい嫁さんが黙認する事もあるようです。
また、iPadの使用目的が99%YouTube閲覧となっており、息子はYouTubeの(私には理解不能な)楽しさにハマっています。
DSC_0413
すでに当初の目的とは大きく乖離した使用実態となっているため、iPadの運用方針の再考が必要な時期ですが、前途の様に静寂の時間を作り出す事ができる魔法の機械であるため、その効用を知った今では使用停止の判断はしづらい状況でもあります。

ただ、今後しばらくは1日1時間という使用時間の厳格化を柱に、嫁さんと共にやや厳し目な運用を心がけなければならないと思います。
こうなることはある程度想定をしていましたが、この年齢であってもiPadやYouTubeの魅力に取りつかれることを確認しました。2歳前後でiPadの導入を考えている方がいらっしゃれば、この辺の事を考慮に入れたルール作りをしっかりする必要があると思います。
IMG_6201


(Last Editing Date : 2020 / 03 / 16)