愛車が「アルファードハイブリッド G Fパッケージ」になりました。
【関連記事】トヨタ アルファード(DAA-AYH30W)を契約してきた

Hello, Goodbye

私が大好きなTHE  BEATLESの楽曲「Hello, Goodbye」がリリースされた直後、ポール・マッカートニーはとあるインタビューにて
The answer to everything is simple. It's a song about everything and nothing. If you have black you have to have white. That's the amazing thing about life.
と言っています。車の入れ替えは私にとってまさに「全てと無」であり、人生で2回目の出来事ですが嬉しさと寂しさが半々という微妙な感情を抱きます。
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我が人生1台目は2002年式 CR-V(LA-RD5)を10年間約28万km乗り、それが故障したことで2台目として2012年式 CR-V(DBA-RM4)を7年間約13万km乗りました。
そして、家族環境の変化が予定される中で3台目となる2015年式 アルファードハイブリッド(DAA-AYH30W)となりました。
今後何年間アルファードハイブリッドに乗ることになるのかわかりませんが、大事にしていきたいと思います。

新愛車は超豪華装備付き

アルファードハイブリッド(DAA-AYH30W)

私が購入した2015年式のアルファードハイブリッドは、いわゆる30系と言われる現行前期仕様です。グレードは「G Fパッケージ」で、新車時の車両本体価格は5,356,800円という私にとっては【超】が付く高級車です。
まぁ、そんな【超】高級車を新車で買えるほどの甲斐性は無く、関連記事で記載したようにたまたま見つけた走行37,000kmの中古車が私の新しい愛車です。

アルファードハイブリッドの概要

トヨタというか日本のミニバンの中でも最高峰として名高いのが、アルファード / ヴェルファイアです。30系が発表された当時、「ライバルはもはやミニバンではなく、国内外の高級サルーン」と言われただけあって、確かに高級セダンに引けを取らない豪華さがあります。

アルファードは、いわゆるLLクラスミニバンというカテゴリに属し、「全長×全幅×全高 = 4915×1850×1895mm」と日本国内で乗るにはギリギリだと感じるほど大きな車体です。
おかげさまで、車内は「室内長×室内幅×室内高 = 3210×1590×1400mm」とその気になれば何でも積めそうなほどの数値ですが、後述する2列目シートの関係でバカみたいに荷物が積載できるわけではありません。
車体が大きい分、重量も2,180kgと余裕の2トン超えです。嫁車ラパンが800kg程度だったと思いますから、道路に対するダメージを考えれば税金の差は充分に納得できます。

ハイブリッドの場合、搭載される内燃機関は2,493ccで112kW(152PS)/5,700rpm、206Nm(21.0kg-m)/4,400~4,800rpmを発生する「2AR-FXE」を搭載しています。
それにフロントには105kW(143PS)、270Nm(27.5kg-m)を発生する2JMモーターと、リアには50kW(68PS)、139Nm(14.2kg-m)を発生する2FMモーターが搭載されています。

カタログに記載されているJC08モード燃費が18.4km/Lなので、実際の燃費はおおよそ12~13km/Lだと想定されます。燃料タンクが65Lもあるので、満タンで800km前後は走行できると思います。

超豪華フル装備の愛車アルファードハイブリッド

中古車なので元々付いている装備などによって価格は大きく異なると思いますが、何故かこのアルファードハイブリッドは超フル装備なのに下のグレードの車と価格的に大差がありませんでした。
おそらく、理由としてはこの車の前オーナーが宗教法人(お寺さん)だった事で、ガリバーの買取価格が安かったのではないかと邪推しているところです。

愛車アルファードハイブリッドに装着されている主な装備は、
  • T-Connect SDナビゲーションシステム
  • JBLプレミアムサウンドシステム
  • パノラミックビューモニター
  • 12.1型リヤシートエンターテインメントシステム
  • ETC2.0ユニット(ビルトイン)・ナビ連動タイプ(光ビーコン機能付)
  • ツインムーンルーフ
  • スペアタイヤ(応急用タイヤ)
  • 寒冷地仕様(熱線式ウインドシールドデアイサー+PTCヒーターなど)
  • IR(赤外線)カットフィルム(リヤサイド・バックガラス)(スモーク)
  • MODELLISTA製ミラーガーニッシュ
  • MODELLISTA製サイドスカート
  • MODELLISTA製リアスカート
  • 社外品レーダー探知機
などなど、現行型のアルファードハイブリッドで試しにオンライン見積もりをすると総額で軽く700万円を超えてくるほどの価格になるものでした。

アルファードハイブリッドの外装

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息子には、いまだに虫みたいと言われるフロントマスクですが、30前期のアルファード/ヴェルファイアの中では最も大人しいデザインです。個人的にも、押し出しは強いものの嫌悪感を抱くほどのデザインではありません。
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サイドとリアはモデリスタ製のエアロが装着されている事で、ややスポーティな印象です。ノーマルだと結構寂しい感じなので、このサイド・リアスカートはマストアイテムだと思います。
しかし、雪がかなり積もった日は、エアロを壊さない為にも何があってもこの車に乗らない様にした方が良いかもしれません。

ちなみに、アルファードハイブリッドが「ここまで大きいのか!!」と視覚的に思ったシーンが下の写真です。後端がほぼ揃っている状態で、横に小型車と軽自動車が並んでいましたが、アルファードハイブリッドは頭1つどころではなく飛び出ていました。私が言うのも何ですが、ここまで大きいと邪魔ですよね。
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アルファードハイブリッドの内装

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内装、特に運転席周りに関しては古典的高級車の方程式でデザインされたと思うに充分なほど、普通の高級車然とした造りになっています。
例えば、プリウスや他のハイブリッド車では、シフトレバーなど比較的近未来を感じさせるデザイン上の仕掛けが存在しますが、アルファードハイブリッドでは左側のメーターが回転計の代わりにエネルギーモニターがある程度です。
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1列目は、まさに高級セダンです。私が嗜好するスポーティさは欠片もありませんが、ゆったりと移動するには最高です。
エアコンのスイッチ類がやや押しづらい位置に配置されており、シフトレバーの横にある小物入れはタバコくらいしか入りませんが、全体的に使いにくさは感じません。
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2列目に関しては、G Fパッケージにはエグゼクティブパワーシートが装備されており非常に豪華です。但し、これが最も悩んだ部分でもあり、子どもが小さい間は下のグレードに搭載されているリラックスキャプテンシートの方が良さそうだと今でも思っています。

最終的に2列目が豪華なこの仕様にしたのは、息子に関してはあと3年程度でチャイルドシート・ジュニアシートの使用義務が無くなるためです。現状に合わせるより、未来に合わせた、と。
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運転席から見るとこんな感じで、2列目のエグゼクティブパワーシートにはRECARO Start 07がギリギリ積載可能です。革シートにチャイルドシートを普通に乗せると跡が付きそうなので、背と下に布を敷いて運用しています。
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ツインムーンルーフは、北海道がまだ寒い時期であるため今の所ほぼ全閉です。リアエンターテイメントシステムについても、まだ遠出をしていないので活用されておりません。
iPadからHDMI変換ケーブルを用いてリアエンターテイメントシステムに映像を映す事が可能なようなので、2~3時間以上かかる場所に行く際はかなり重宝するでしょう。

内装というか、このアルファードハイブリッドで最も気になるのは2列目以降の窓のスモークがあまりに濃く、夕方以降は左後方の視認性が最悪で左折するのに躊躇してしまいます
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3列目のニースペースを快適にした状態での荷室スペースは軽自動車並みですが、2列目・3列目のスライド幅が結構あるので、乗車人数・積載量・走行距離などの条件に合わせて細かく各々を最適化させる事が可能です。
我が家の場合では、アイスホッケーの防具やタイヤを積載する時以外で3列目を収納する事は無さそうです。

アルファードハイブリッドの走り心地

個人的にミニバンの走り心地にあまり良い思い出は無いのですが、ドライバーズカーでは無いので色々と目を瞑る事になりそうです。

30系アルファードハイブリッドが発売された時の記事を色々見返していると、ボディ剛性が強化され上質な乗り心地と優れた操縦安定性が実現し、風切り音すらも抑えて心地よい静粛性を実現していると表現されています。
確かに事前に想定していたよりボディ剛性は高いと感じますが、コーナーリング時にボディがワンテンポ遅れて捻られ、ミシッという音が聞こえます
元々開口部が大きいミニバンにボディ剛性を求める方が酷ですが、ボディ剛性は快適性や静粛性にも繋がってくるポイントなので、追々TRD製強化パーツを入れる事になるでしょう。

動力性能に関しては、2トンオーバーの車に大体3,000cc NAエンジンを搭載している感じです。ガソリンエンジンの最高峰が3.5Lという事は、本当は3.5Lが必要だと言う事なので、正直パワー感に満足する事はアルファードハイブリッドを手放すまで無いでしょう。
しかし、ハイブリッドの真骨頂は市街地での走行にあります。エンジンを停止したまま走行できる距離が思ったより長く、都市部では信号間をEV走行のみで乗り切れるので、本当に静かにスーッと移動する事が可能です。

意外だったのは、トヨタ式ハイブリッドでもエンジンの始動や停止の瞬間がとてもよくわかってしまう事でした。社用車でよく乗る現行プリウスほどではありませんが、振動と音は中々消しきれないものだと感じました。

前愛車CR-Vの行方

アルファードハイブリッド導入に当たって売却したCR-Vですが、2週間くらいしてカーセンサー.netから消えたので、きっと次のオーナーが見つかったのでしょう。
まだまだエンジンもミッションも元気ですし、内外装は年式・距離相応ですが、大切にされる事を心から祈っています。
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