86/BRZ Raceを初観戦してきました。
北海道に居住する今でも私一人であれば過密日程にはなるもののレースの度に本州に飛んで観戦が可能ですが、今年に入り車好きが加速した息子(3歳)になんとかモータースポーツの凄さを体験させるためには、資金的な問題と1日余計に休みを取る必要があり現実的ではないので、まずは北海道内で何かしらのレースイベントを観戦させたいと色々探していました。
北海道においてモータースポーツを観戦する機会が乏しい理由は、単純に東京・大阪といった大都市圏からの距離が遠く大きなイベントを誘致しづらい地理的環境に加え、現在では(舗装路の)サーキット自体がほぼ無いに等しい状況があるためです。
ところが、2009年にそれまでの運営会社であった十勝モーターパークが自己破産し、MSF㈱が施設を取得する前後から上記のようなトップカテゴリのレースとは無縁となりました。
私の幼少期は十勝インターナショナルサーキット(当時)があったので、北海道内のモータースポーツももう少し華やかだった思い出があります。
私は幼少期にここでカートを走らせた経験があるので、息子も本人が乗りたいと言えばやらせてみたいとは思いますが、そのためにはモータースポーツ現地観戦の機会を増やさなければなりません。
その後、2016年に北海道レーシングパークとして再々オープンをしていましたが、残念ながら翌年閉鎖される事となりました。
地元の隣町白老町にあるサーキットですが、基本的に走行会の様なイベントが多く、内輪で楽しむ感じにあまり魅力を感じなかったので、私は閉鎖まで一度も訪れたことがありません。
そんな中、ふと十勝スピードウェイのホームページを見るとTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race の第6・7戦が8月19日に開催される事を発見しました。
今回十勝スピードウェイで行われる86/BRZ Raceは、ざっくり第6戦が午前中、第7戦が午後といったタイムテーブルで進行するらしいので、平日とほぼ同じ時間に起床して11時前には到着しました。
ちなみに、十勝スピードウェイ行われる今回のレースは観戦無料で、ピット裏にも自由に出入りができるようです。ただ、86/BRZ Raceや十勝スピードウェイのホームページに詳細な情報が無かったので、ここまで到達するのが一苦労でした。【子連れで行くレース観戦】
ワンメイクレースなのでかなり限定的な改造範囲なので、基本的にはドライバ-の腕が勝負の肝になります。ただ、重箱の隅をつつくセッティングが必要なので、その辺はレース観戦経験が豊富で技術的な知識がある玄人向けの楽しみとなっています。
メインスタンドに到着すると全車グリッドに着いた所でした。息子は、大好きな86がカラフルなレーシングカーとなって眼の前にたくさんいる状況に、大興奮の様子でした。
メインスタンドにいると場内アナウンスが全く聞き取れなかったので、レース展開は目で見える範囲のものしかわかりませんでしたし、そもそも今回息子に直感的な楽しさを知ってもらおうと思っていたので、情報を集める作業は放棄しました。
(息子にとっては)猛スピードで走る車達は本当に魅力的に写ったようで、レースはあっという間に終わってしまいました。
十勝スピードウェイ公式サイトには特に記載が無いため、かなりウロウロするハメになり、不審者の様になっていたかと思いますが、初めての経験なので仕方ありません。
このエリアは、息子よりも私の方が楽しめました。元々車好きですし、ドライバーの中には脇阪寿一選手の様に過去全日本クラスに参戦していた時に応援していた方も多く、現役のGTドライバーも多くいるのでレース好きにはたまらない空間です。
当日は関連イベントに参加する方々の86/BRZや、幾つかのショップのデモカーなどピット裏には多くの車が展示されていたり、トイレを借りようと入った建物にはレーシングカーが展示されていたりとレースが無い時間帯も楽しむことができました。
「まだレースを見たい」と泣く息子を説得するのは至難の業でしたが、中札内村にある道の駅で少し遊ぶと機嫌を良くしてくれたので平和に自宅まで帰ることが出来ました。
② MOTOR GAMES TV 86/BRZ Race 2018 Rd.6(Race7) 十勝スピードウェイ
③ Ch11:『寿一86レース車載映像』2018 86/BRZ Race Rd6 十勝 Race1 Final
④ Ch11:『寿一86レース車載映像』2018 86/BRZ Race Rd6 十勝 Race2 Final
息子にモータースポーツを体験させたい
私は大学入学以降~海外在住時代までは、F1、SUPER GT、WTCC、インディーカーなど毎年何かしらのレースを現地観戦していましたが、オンロードのモータースポーツがあまり盛んな印象が無い北海道においては、地元で開催されたWRC以外はモータースポーツを観戦する機会がありませんでした。北海道に居住する今でも私一人であれば過密日程にはなるもののレースの度に本州に飛んで観戦が可能ですが、今年に入り車好きが加速した息子(3歳)になんとかモータースポーツの凄さを体験させるためには、資金的な問題と1日余計に休みを取る必要があり現実的ではないので、まずは北海道内で何かしらのレースイベントを観戦させたいと色々探していました。
北海道のサーキット事情
色々探すといっても、北海道内のサーキットで行われるそこそこの規格のレース(要は走行会の様なものでは無いモノ)はそれほど多くありません。北海道においてモータースポーツを観戦する機会が乏しい理由は、単純に東京・大阪といった大都市圏からの距離が遠く大きなイベントを誘致しづらい地理的環境に加え、現在では(舗装路の)サーキット自体がほぼ無いに等しい状況があるためです。
十勝スピードウェイ
北海道で最も有名なサーキットは、十勝スピードウェイで異論は無いでしょう。北海道内唯一のFIA公認サーキットであり、これまで十勝24時間レース、JTCC、JGTC、全日本F3000など国内トップカテゴリのレースの開催経験もあります。ところが、2009年にそれまでの運営会社であった十勝モーターパークが自己破産し、MSF㈱が施設を取得する前後から上記のようなトップカテゴリのレースとは無縁となりました。
私の幼少期は十勝インターナショナルサーキット(当時)があったので、北海道内のモータースポーツももう少し華やかだった思い出があります。
新千歳モーターランド
北海道の空の玄関口新千歳空港のすぐ側にある新千歳モーターランドは、基本的にはレーシングカート場であり、過去にはWRCで特設ステージが設定された事がありましたが、普段は敷地内の一部でドリフトやジムカーナ等のイベントが行われている感じです。私は幼少期にここでカートを走らせた経験があるので、息子も本人が乗りたいと言えばやらせてみたいとは思いますが、そのためにはモータースポーツ現地観戦の機会を増やさなければなりません。
【閉鎖】白老カーランド(北海道レーシングパーク)
元々は1970年頃に北海道スピードウェイとしてオープンした古参でしたが、その後30年近く放置され、2002年に㈱白老カーランドによって再度オープンしましたが、2015年に再び閉鎖されました。その後、2016年に北海道レーシングパークとして再々オープンをしていましたが、残念ながら翌年閉鎖される事となりました。
地元の隣町白老町にあるサーキットですが、基本的に走行会の様なイベントが多く、内輪で楽しむ感じにあまり魅力を感じなかったので、私は閉鎖まで一度も訪れたことがありません。
【閉鎖】北海道スピードパーク
1985年に倶知安町にオープンした施設で、全日本クラスのレースを開催した経験はあるののの、2011年に閉鎖されました。北海道のモータースポーツ事情
現在北海道内では全日本格式のレース(4輪)はラリーイベント以外あまりありません。上記のサーキット事情からもわかる通り、舗装路のサーキットは十勝スピードウェイのイベント一覧を見るだけで道内の主要なレース情報を取得できるような状態です。そんな中、ふと十勝スピードウェイのホームページを見るとTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race の第6・7戦が8月19日に開催される事を発見しました。
86好きの息子に最適なレースを発見!!
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初観戦の86/BRZ Race
札幌市から更別村にある十勝スピードウェイまでは、車で約3時間かかります。札幌市からの遠さもこのサーキットが衰退した主な原因と1つだと思いますが、そう嘆いても仕方ありません。今回十勝スピードウェイで行われる86/BRZ Raceは、ざっくり第6戦が午前中、第7戦が午後といったタイムテーブルで進行するらしいので、平日とほぼ同じ時間に起床して11時前には到着しました。
ちなみに、十勝スピードウェイ行われる今回のレースは観戦無料で、ピット裏にも自由に出入りができるようです。ただ、86/BRZ Raceや十勝スピードウェイのホームページに詳細な情報が無かったので、ここまで到達するのが一苦労でした。
【子連れで行くレース観戦】
F1など大規模なイベントに行く場合は周到な準備が必要ですが、86/BRZレース程度の規模だとイオンに行くくらい気軽に訪れても問題はありません。特に、十勝の場合は観戦無料(駐車場代のみ)なのでハードルはかなり低いでしょう。
食べ物や飲み物も購入できますし、子連れだからと言って特に必要なのは子どもの着替え程度だと思います。
86/BRZ Race とは?
TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceは、2012年に発売された86/BRZによるスプリントレースで、2013年から開催されています。2015年以降はプロ向けとアマチュア向けのクラスに分けられ、ワンメイクレースとしては国内最大規模のレースとなります。ワンメイクレースなのでかなり限定的な改造範囲なので、基本的にはドライバ-の腕が勝負の肝になります。ただ、重箱の隅をつつくセッティングが必要なので、その辺はレース観戦経験が豊富で技術的な知識がある玄人向けの楽しみとなっています。
早速、2018年 第6戦を観戦する
到着して間もなく第6戦が開催されるようなので、ピット側からメインスタンドまで係員に道を聞きながら移動します。初めてのサーキットで、しかも裏側から入っているので勝手が全くわかりません。メインスタンドに到着すると全車グリッドに着いた所でした。息子は、大好きな86がカラフルなレーシングカーとなって眼の前にたくさんいる状況に、大興奮の様子でした。
メインスタンドにいると場内アナウンスが全く聞き取れなかったので、レース展開は目で見える範囲のものしかわかりませんでしたし、そもそも今回息子に直感的な楽しさを知ってもらおうと思っていたので、情報を集める作業は放棄しました。
(息子にとっては)猛スピードで走る車達は本当に魅力的に写ったようで、レースはあっという間に終わってしまいました。
※名ドライバー脇阪寿一選手も参戦していました。
ピット裏をウロウロする
86/BRZ Race公式サイトで得た数少ない事前情報の中に、パドック(ピット裏)で楽しもうというコーナーが有りました。格式の高いレースでは中々入る事ができないエリアですが、このレースでは基本的に開放されているようです。十勝スピードウェイ公式サイトには特に記載が無いため、かなりウロウロするハメになり、不審者の様になっていたかと思いますが、初めての経験なので仕方ありません。
このエリアは、息子よりも私の方が楽しめました。元々車好きですし、ドライバーの中には脇阪寿一選手の様に過去全日本クラスに参戦していた時に応援していた方も多く、現役のGTドライバーも多くいるのでレース好きにはたまらない空間です。
当日は関連イベントに参加する方々の86/BRZや、幾つかのショップのデモカーなどピット裏には多くの車が展示されていたり、トイレを借りようと入った建物にはレーシングカーが展示されていたりとレースが無い時間帯も楽しむことができました。
突然の降雨の為、第7戦観戦を諦めた
元々終日十勝スピードウェイでレースを観戦する予定でしたが、昼食後に突然天候が崩れてしまいました。雨対策をきちんとしていなかった事や自宅に帰るのにも3時間以上かかる事から、息子をなんとか説得して午後のレース観戦をなんとか諦めて帰ることにしました。「まだレースを見たい」と泣く息子を説得するのは至難の業でしたが、中札内村にある道の駅で少し遊ぶと機嫌を良くしてくれたので平和に自宅まで帰ることが出来ました。